2008年03月28日

ネクスト・ゲーム−前編−(Y)

暢気な日々

最近、我が家ではちょっとした「ショウタニ」ブームが沸き起こっている。
きっかけは、写楽家からいただいたショウタニのクッキーだった。
妻Mは、「今まで食べたクッキーで一番美味しい!」と言いながら、あっという間に平らげてしまった。
よっぽどお気に召したのだろう。
その後、ことあるごとに「あのクッキー美味しかった」という言葉を聞くようになった。
その食いつきっぷりは、まるで、ゴハンを食べ終えた後のフードボウルを延々と舐めまわすハルさんのようだ。

食後のワインを堪能中

しかし、私たちの住んでいるところからショウタニまでは、決して短くはない距離が横たわっている。
ただただ、ひたすらに、お菓子だけを求めて出かけるのは躊躇われるのだ。

そんな時、’つかしん’というショッピングモールの中に、ショウタニの支店が入っていることを知る。
ショッピングモールであれば、他に見てまわるところもあるだろうし、楽しそうだ。
そんなわけで、’つかしん’へ行き、お目当てのショウタニのお菓子を買い込む。

ロールケーキもバリ旨でした!

初めて訪れる’つかしん’は、モダンで落ち着いた雰囲気と下町の喧騒が入り乱れる不思議なスポットだった。
なにせ、同じ建物内に大きなスーパーマーケットが2軒入っているうえ、魚屋さんや八百屋さん(なんと八百屋さんも2軒!)、他にも豆腐屋さんなどが軒を連ねているのだ。
モダンで落ち着いた空間と雑多な雰囲気、どちらも大好きな私たちが、雪原に放たれたハルさんのように買い物を楽しんだことは言うまでもない。

楽しいわー!!

そして、’つかしん’にはペットショップもある。
ハルさんを家に置いてきた私たちであるが、犬飼いの性か、ペットショップを見かけると中に入らずにいられないカラダになっているため、迷うことなく中へと入る。
ここでは特に欲しいものが見つからず、何も買わなかったのだが、店内に貼ってある一枚のポスターに目が留まった。

そこには

「3月某日、つかしん内の広場でK9ゲームの体験会を行います。ふるってご参加を!」

と書いてあった。
たぶん。(←あやふやな記憶)

オヤツ!?

K9ゲームというのは、犬と飼い主が一緒にゲームへ参加することで、愛犬の資質を向上させるためのものらしい。
当日は、K9ゲームのうち、お座りゲームとダッシュゲームの2種類が開催され、午前中は初心者向け、午後は経験者向けのクラスに分かれているということだった。
お座りゲームに短距離走という至ってシンプルな競技内容、しかも初心者向けのクラスならば、ウチのハルさんでも参加できるんではないだろうか。
そう思った飼い主は体験会当日、ハルさんを連れて’つかしん’へと行ってみることにした。
ガーデンフィールズ秋の運動会以来、久しぶりのイベント参加となったハルさんである。
過去にはコースアウト伝説、様々なヘマをやらかしてきたハルさんであるが、その結果や如何に・・・・・・?

馬鹿にして!!

つづく。

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2008年03月26日

2度目の正直(Y)

2回目のTDSP

松葉蟹に但馬牛などなど。
前回前々回の記事で書いたとおり、但馬の旨いものでお腹を満たしたうえ、そら君やチコちゃんといった人懐っこくて素晴らしい犬たちとの逢瀬を楽しんできた飼い主たちである。

みんなありがとう!(←ポチたま風)

そんな浮気者一行が、ハルさんが一夜を過ごしたTDSPへ辿り着いた頃、辺りは夕焼けに包まれていた。

前回のお試しお預かりでは、再会した飼い主(M)にノーリアクションだったという噂のハルさんである。
今回は飼い主が二人とも揃っていることだし、きっと感動の再会シーンが繰り広げられると思ったのであるが・・・・・・。

期待を裏切るオンナ

このボボ犬、やはり今回もノーリアクションだった。
とはいえ、3秒ほどフリーズした後には飼い主だと気がついたらしく、嬉しそうに駆け寄ってきてくれた。
どうやら、ボボ犬は、オフにしていたスイッチを切り替えてから始動するまでしばらく時間がかかるらしい。
壊れかけのレディオか。

修理不能

さて、TDSPでのハルさんはどんな様子だったのだろうか。
早速、スタッフの方に聞いてみると、

「1時間くらいはヒュンヒュン鳴いていましたねー。
 あ、そういえば、飼い主さんが出て行った後を追って、
 飛び出してしまったんですよ」

――ああー。見てました。ばっちり見てました。

危うく、「笑わせてくれましたね!」と言いそうになるが、おかしな飼い主と思われても困るのでぐっと堪える。

「でもハルちゃん、1時間くらいすると落ち着いてきて、
外で他のワンちゃん達とも遊ぶようになりました。
ゴハンも全部食べてましたよ」

――トイレはどうでしたか?

「トイレは、大きいほうも小さいほうも普通にしてましたよ」

――それはよかったです

ことゴハンに関する限り、避妊手術の当日でさえボリボリと貪り食ったという伝説を持つハルさんのことだから何の心配もしていなかったのだが、他の犬と絡む余裕も出てきたようであるし、トイレも自然に出来ているようで一安心である。

この調子で慣れていってくれると、ゆくゆくは1週間くらいのお泊りでもストレスなく暮らせるかもしれない。

Mさんはフィンランドに行きたいらしいよ

そんな感慨を抱いていると、スタッフの方が私の胸元にぶら下がるカメラを見つめ、

「カメラお持ちでしたら、ハルちゃんが他のワンちゃんと一緒に遊んでいるところを撮ってみます?」

と言ってくださった。

もちろん、こんな有難い申し出を断る理由などない。
二つ返事でお願いすると、

「じゃあ、二匹ほど出してみましょうか。
さっきまでハルちゃんと遊んでいたんですよー!」

そんなわけで、イキのよさそうな二匹の犬が芝生広場に出てきた。
激しく遊びだす柴犬とボーダーコリー。
よほど仲がいいのか、ずっと転げまわって遊んでいる。

一瞬の休息を狙って撮影

しかし、ハルさんはそんな二匹など眼中にないかのように、飼い主二人の間を嬉しそうに走り回るだけであった。

アヒャーッ

何だかカメラのシャッターも切りづらい。

「あら?おかしいですね〜?」

「じゃあ、このコも」
「では、あのコも出してみましょう」

ふと気が付けば、辺りにはたくさんの犬が戯れていた。
みんな人懐っこいので、私たちにも擦り寄ってきてくれる。

わふわふわふ〜。

ハルさんそっちのけで犬たちと戯れる。
もはやこうなると、写真など撮っている場合ではない。
特にシャンプー直後のバーニーズのふわふわした毛は最高級の手触りでいつまでも撫でていたくなる。

はて?
一体何をしに来たのだろうか?
ふと、我に返った頃、飼い主に置いてけぼりを食らった格好になったハルさんがようやく他の犬と絡みだした。

立ちふさがってみたりしてみる

とはいえ、ラブラブな二匹の間に割って入れるだけの気合と根性がハルさんに備わっているはずもなく、二匹の後を追いかけてみたり、狩られる雰囲気を味わってみたりするのが関の山である。

狩るふりをしてみたりしてみる

けれども、ハルさんがTDSPでイキイキと過ごしていることは十分に察せられたのは収穫だった。
TDSPから帰る際のハルさんの表情は、ドッグランから帰るときのそれと似ていたような気がする。

楽しかったような気がする

ハルさんはTDSPの環境にだいぶ慣れたようであるし、私たちも他の犬たちとイチャつける(←ココ重要)こともあり、次回は抜け毛祭りのピーク時にシャンプー&トリミングをお願いしようかと思っている。

ただ、今まで一度も人の手が入ったことのない自然遺産、ハルさんのボボ毛に関して、伐採を依頼すべきかどうか、ギリギリまで悩みそうだ。

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2008年03月24日

海の幸たち(Y)

強敵出現

ハルさんをTDSPに預けて、私たちが向かったのは兵庫県北部にある湯村温泉だった。
城崎温泉でもよかったのだが、何となくマイナーな匂いのする湯村温泉を選んでみた。
目的は蟹である。

カニ三昧

茹で蟹、蟹刺し、焼き蟹等々・・・・・・、蟹三昧の夕食をたらふく食べることが出来て、飼い主達は幸せだった。
これだけの蟹を食べてなお、胃もたれすることなく完食できたのは、やっぱり新鮮な蟹だからだろう。
ゆっくりと温泉につかり、美味しいものをお腹いっぱい食べる。
これこそ、何物にも代えがたい至福の瞬間だ。

ハルさんと一緒だとなかなかこうはいかない。
残念だけれど、それが現実である。

さて、翌日。
そろそろ宿を出発しようと駐車場に停めてあった車に乗ろうとした時、偶然、駐車場の向こうにピョンピョンと動く物体を見つけた。

何だろうと思って見てみると、犬だった。
宿で飼われている犬らしく、宿のスタッフの方にまとわりついている。
無条件に犬好きの私たちが早速近寄っていくと、ひと目で明らかに柴犬と分かる犬がそこにはいた。

チコです

チコちゃんというその柴犬は、初対面の私たちにも愛想いっぱいの笑顔を振り撒き、すりすりと懐いてくれた。
それにしても、なんといい笑顔か。

抜群の笑顔

見知らぬ私たちにも警戒することなく接してくれるのは、宿の人たちや、近所の方、たくさんの人たちに可愛がられているからなのだろう。
こんなに人懐っこい成犬の柴犬に出会ったのは初めてだったので、調子に乗って撫で繰り回してしまった。
特に、前日ラブラドールのそら君にそっけない態度を取られてしまった妻Mはご満悦であった。

こりゃいい!

ちなみに、足から胸にかけて毛が生えていないのは、散歩中に源泉へ立ち入ってしまい、火傷してしまったからということだった。
温泉地ならではの不幸な事故だけれど、この笑顔を見る限り、きっと傷は癒えているのだろう。

チコちゃんとの別れを惜しみつつ、私たちは海へと車を走らせた。
鮮やかな空の色を青く映し出す日本海を見渡せる場所まで辿り着く。

いい天気でした

けれど、私たちは海を見に来たのではない。
ハルさんの飼い主だけあって(?)、食い意地の張った私(Y)は海産物を買いに来たのだ。
やはり、せっかく遠方まで来たのだから、その土地の物を買って帰りたい。
そんな私の願いを叶えてくれるものが、そこにはあった。

道頓堀ではありません

ひとつは、ホタルイカ。
そして、もうひとつは若松葉カニであった。
水カニとも呼ばれるそのカニは、その名のとおり、年齢が若い松葉ガニで、殻が柔らかく、あまり身が詰まっていないため、刺身やしゃぶしゃぶに向いているという話だった。

結構大きいです

そして何より安い!
大きさは松葉ガニと全く変わらないのに、一匹1000円程度で売られているのだ。
迷うことなく、ホタルイカとともに買って帰る。

さらに、帰り道の途中では、但馬牛ステーキに舌鼓を打ち、ハルさんの待つTDSPへと向かった。

また食ってしまいました

グルメ三昧の旅を満喫してきた飼い主たちをハルさんはどのように出迎えてくれるのだろうか?
そしてTDSPで一泊したハルさんの様子はどうであったのか?
飼い主達の期待と不安、そしてパンパンに膨れた腹を抱えて、車は一路TDSPに向かうのであった。

私もお腹いっぱい食べたい

つづく。

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2008年03月21日

うわのそら(M)

意外な場所のカフェ

仕事から帰るととりあえずテレビをつける。私はテレビっ子なのである。
その日も家に帰ってとりあえずテレビを見ようとソファに座ると、テレビボードの上にフニャフニャした謎の文字があった。

尻毛文字

当時はいろいろと忙しく面倒だったので、ソレについての会話を夫と一度も交わさないまま、数日が経過する(←掃除しろ)。

さてそのTDSPの話である。

そもそもは私の両親が結婚記念日のお祝いにと温泉旅行をプレゼントしてくれたのが話の始まりであった。

「好きなときに、好きな場所に行きなさい。
 ただし宿の温泉は天然じゃないとダメ」

とよくわからない条件をつけてきたが、ありがたく二人で行き先を吟味し今回めでたく出発の運びとなった。
ちなみに私たちの結婚記念日は9月。足掛け6ヶ月にわたる一大プロジェクトだったわけだ(←腰が重いともいう)。

そんなわけでハルさんをTDSPに預けて、但馬方面へ向けてと出発する。
TDSPも2回目のせいか、ハルさんはわりと落ち着いているようにみえた。
しかしペットホテルの手続きを済ませた飼い主2人がまさに車に乗り込もうとしたとき、
ハルさんが事務所のドアを突破して外へ飛び出してくるのが見えた。
後でスタッフの方に聞いたのだが、ハルさんは自分でドアを開けたらしい。ミラクルな犬である。

ある意味ミラクルバディ

しかしもちろんTDSPには二重三重に柵がある。一介のコギが敷地内から出ることなど不可能であった。
ハルさんは辺りをむなしく動き回り、後ろから余裕の表情で付いてきたスタッフの方に抱き上げられ、そのまま強制退去となる。
スタッフの方はむしろしばらく泳がせてくれたというのに、ハルさんは飼い主(←結構近くにいた)の姿さえ確認できなかった。

まあ、これほど近くはなかったけれど、残念です

さてそんな残念なハルさんをTDSPに残し、飼い主二人がまず向かった場所はカフェ「うわのそら」である。
三田のどこかにある(←アバウト)。それ以上のことはワタクシにはわからないのであった(←開き直り)。

器がかわいいです

ここでランチを食べようと思っていたのだが、ランチは既に予約でいっぱいだという。
この日は平日だったにもかかわらず、どうも大変な人気店のようだ。
仕方がないので夫はオムライス、妻はカレーを食べたが、これはこれでとても美味しかった。
こうなるとなおさらランチを食べられなかったのが哀しいけれど、まあ仕方がない。

オムライス

ところでこの店には看板犬がいる。
「そら」くんというラブラドールの男の子である。
いつもは店に併設されている庭でフリーで過ごしているらしい。
この日はあいにく天気が悪くて、そらくんは庭にいなかった。天気が悪いと外に出たがらないそうだ。

それはそれで残念だったが、飼い主夫婦の関心はもっと別のところにあった。
やや前のめりな姿勢で店員さんに問いかける。

「いくつですか?」

もしもそらくんが素敵なナイスミドル、あるいはロマンスグレイだったら、まちがいなくハルさんにとって第三の男になる。
ハルさんだって今が旬の艶女である。できれば三花、四花でも咲かせてやりたい。

果たしてそらくんは11歳、愛しのレオ様と同じ年齢であった。
ハルさんにとっては、まさにストライクゾーンど真ん中である。

レオ様と同じやないの!?

そんなわけで、いざ(?)というときのため、少しでもハルさんの匂いを覚えておいてもらおうと、足元の悪いなかそらくんを連れて来ていただく(←強引)。

そらくん登場

そらくんは、さすが10年間看板犬を勤めてきただけあって、落ち着いたとても良いコであった。
人懐っこく、優しい顔で尻尾をフリフリ私たちに寄って来てくれる。
ただ、そんなそらくんにもひとつだけ難点があった。
夫を激しく気に入ってしまったのだ。このワタクシよりも。

なぜ?

こちらにもそれなりに寄って来てはくれるのだが、とにかく夫のことが好きみたいですぐに尻を向けられる。
目の前ではフリフリと尻尾が揺れるばかり、それがときにはバシバシと足に当たる。

まあとにかく夫にはたいそうな甘えっぷりであった。
たいていの場合、ごついカメラを持つ夫の方が嫌われる傾向にあるので、突然の僥倖に夫もデレデレである。
嬉しそうにカメラを私に渡してきて

「妻!何してんのホラ写真、はやく、はやく撮って!!」

という。
結局ギリギリと歯噛みしながら、男同士のイチャコラ写真を撮影する羽目になった。
いつもなら喜んで打たれにいく尻尾の感触も何だかむなしい。

満面の笑みを浮かべる

というわけでなんとなく釈然としない気持ちを抱えたまま、次の目的地へ向かったのであった。


ところで、素敵な看板犬と美味しい料理に出会える「うわのそら」ですが、色々と事情があって、現在は犬と一緒に入店することは出来ないというお話でした。
ハルさんとそらくんを一度お見合いさせてみたかったのですが、残念です。

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2008年02月05日

White Anniversary(Y)

雪まみれの記念日

ドッグランやドッグカフェ、川遊びに、犬連れ旅行。
これらは、ハルさんを飼う前に、私たちが憧れていた犬連れスポットである。
飽き性な私たちは、普段の散歩だけではなく、色んな場所へ犬と一緒に行ってみたかったのだ。

結果、ハルさんの努力(?)の甲斐もあり、3歳になるまでに、これらの夢を叶えることが出来た。

夏の犬連れ旅行

ただし、たったひとつ叶えていない夢がある。

それは、雪遊びだ。

今年は、昨年の暖冬が嘘のように、冬に相応しい気候である。
ネットで調べてみると、各地のスキー場には順調に雪が降り積もっているようだ。

そこで、ハルさんの誕生日である2月2日、犬生初の雪遊びを味あわせてあげようと思い立つ。
ネットで調べたところ、犬OKのエリアがあるスキー場を見つけたので、一路そこを目指して家を出発した。
途中、サービスエリアでタイヤチェーンを積み忘れてきたことに気がつき、妻Mとハルさんから冷たい視線を浴びせられるが、幸運にもゲレンデまでの道中に雪が積もっていなかったおかげで無事に到着する。

危なかった。
もしチェーンを忘れたために途中で引き返さざるを得ない状況になっていたら、一生非難され続ける失敗談となっていたかもしれない。

そのような安堵感に包まれながら、ゲレンデの受付で犬OKのエリアを確認した後、いそいそとスキーウェアに着替える。
ハルさんは

「何してんの?早く外に出して」

と言わんばかりの目で見つめてくるが、裸族のハルさんと違って人間は色々と準備が必要なのである。

数分後、久しぶりにスキーウェアを身に纏った私たちは、いよいよハルさんを雪景色のど真ん中に放つことにする。

するとハルさん、初めて目にする一面の雪に躊躇することなく、いやむしろ嬉しそうに、走り出した。

躍動する短足

胴長短足の体型が災いして、一歩一歩足を進める度に雪に埋まっていくが、そんなことおかまいなしだ。

そんなの関係ねえ

まるでウサギのようにピョンピョン跳ねて走る。

野良ウサギ

薄手の服を一枚着た状態で、しかも裸足だというのに、少しも寒がる様子を見せない。
さすが裸一貫で叩き上げられたコギ族だ。気合が違う。

少し前、小島よしおが氷った湖の上で「そんなの関係ねえ」と叫んでいるのをテレビで見たが、あまりの寒さに海パン一丁でいられる時間はごく僅かだったようだ。
そう考えると、ほぼ裸族で雪上を走り続ける犬という生物は本当によく出来ていると思う。

よく出来た犬?

がっつりスキーウェアを着込んだ飼い主の間を、ハルさんは飽きることなく走り回っていた。
ドッグランでも、池に水が入っていると活き活きしているし、どうやら、冷たい場所のほうがお好みのようである。

好きです!

試しに、いつもオヤツをあげている動作で雪の塊を空中に放り投げたところ、

オヤツですかーっ!!

見事に 騙されて キャッチしていた。

雪ですかーっ!!

雪中でもその食欲に陰りはないようである。

結局、ハルさんを1時間ほど走り回らせた後、帰路に着く。
折角ゲレンデまで行ったのに滑らないのも勿体無い気がしたけれど、それはまた次の機会に置いておくことにしよう。
なんといっても、この日はハルさんの誕生日だったのだ。

いったいなんのことか分からないけれど楽しいわー!

満足そうなハルさんの表情を見る限り、きっと喜んでくれたに違いない。

楽しいです!

楽しそうに駆け回るハルさんの顔を見ていると、こちらまで嬉しくなってくるから不思議なものだ。

楽しくて仕方がないんです!

こうして、帰宅後には飼い主からバースデイケーキが振舞われ、ハルさんの飼い主によるハルさんのための誕生日(←ややこしい)は幕を閉じた。

1/4カットずつ食べました

最後になりましたが、ハルさんに誕生日プレゼントを下さったリン君の飼い主さん、ニコちゃんの飼い主さん、杏ちゃんの飼い主さん、どうもありがとうございました。

全て匂いチェックは済ませました

ハルさん、こんなにたくさんのプレゼントを頂いて幸せものです。
はて、果たして飼い主はこれほど誕生日を祝ってもらったことがあったろうか?と首をかしげつつ、次回、ブログ2周年記念プレゼント企画へと続きます。

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2007年12月13日

船上の犬(Y)

立派なセカンドハウスをプレゼントされてご機嫌(本当か?)なハルさんを連れて、翌日、私たちは近江八幡に向かった。
実は近江八幡にオサレなインテリアショップがあるらしいことを知り、前々から行ってみたいと思っていたのだ。
’近江八幡’という旧い響きと、モダンなインテリアショップ、そのギャップに心を強く惹かれていたのである。
ところが、インテリアショップとくれば、犬が入れないのが当たり前である。
この日、ハルさんは車中でお留守番(しょんぼり)と相成り、完全に脇役のはずだった。
ところが。気がつくと、ハルさんは船に乗っていた。船のへさきに乗り乗せられ、道行く人の注目を集めていた。

何ですかこれは

実は、インテリアショップに向かう前、せっかくだからと、近江八幡の旧い町並みを散策してみたのである。
近江八幡は思いのほか(失礼!)、見事な観光地であった。

なかなかイイんでない?

特に、旧い町並みを分断するように走っている、琵琶湖から水をひいて作られた堀が、ほかにはない情緒を醸し出していた。
秋色に染まった木の葉が、堀の奥底で静かな眠りについている季節であったが、紅葉だけが足早に行過ぎようとする秋の気配を押しとどめていた。

よい天気に恵まれました

ところで、紅葉といえば、我が家の短足ドッグ、ハルさんは、頭上に紅葉を載せられた姿で写真を撮られることが恒例となっている。

そのようなわけで、今回もハルさんはキン肉マンの’肉’の位置に紅葉を載せられることになった。

またですか

そんなキン肉マンハルさんを連れて、辺りを散策していたところ、堀を行きかう船の姿を何度か見かけることになった。
どうやら、この情緒溢れる堀周りを巡ってくれる小さな遊覧船が出ているようである。

このときは他人事だった

なかなかよさそうだなと思って行過ぎる船を見ていた時、船員さんらしき人が通りかかったので、ダメ元で犬を乗せてもいいか聞いてみたところ、あっさりと「ああ、いいですよ」との返事が返ってきた。
こうして、ハルさんは船上の犬となったのである。

初めて体験する船の上であったが、ハルさんは案外平気そうであった。
飼い主が思うより腹が据わっているのかもしれない。
なので、船のへさきに乗せてみる。(←鬼)

新手の拷問ですか

ここにきて、ハルさんの耳が180度水平に開いてしまった。
実は、ハルさんの感情バロメーターとして一番分かりやすいのが、耳の動きである。
真後ろにペタッと寝ている時は親愛の情を表し、まん前を向いているときは警戒心を表すハルさんの耳が、真横を向いているとき、それはハルさんのテンションがだだ下がりの時である。

そのうち、いたたまれなくなったハルさんは、コギ族として精一杯の抵抗姿勢を見せつつ、

ヒネリMAX

橋の下で彫像と化した。(←助けてやれ)

ちょっとカッコいいかも

どうにしかて、テンぱったままのハルさんの状況を改善しようと、ハイタッチなぞして、目先を変えてみる。

目が泳いでます

しかし、やっぱり、単なるお茶濁しで終了した。
飼い主に言われるままハイタッチをしたにも関わらず、オヤツのひとかけらさえ貰えなかったことで、ますます心を閉ざしてしまったのかもしれない。

オヤツは?オヤツは!?

こうして、耳が水平に開いたままハルさんの水郷巡りは終了した。
船に乗る犬が珍しいらしく、観光客や釣り師の注目を一身に浴びたハルさんであったが、ほろ苦い船デビューではなかったろうか。

船頭さんも可愛がってくれました

こうして、近江八幡の旧い町並みを巡り、ハルさんの耳を目いっぱい下げさせた飼い主たちを次に待ち受けていたのは、

「12月○日まで店内改装のため休業します」

そんな、お目当てのインテリアショップの入り口に貼られた一枚の紙であった。

自業自得もここまで来るとすっきりして清清しい。

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2007年12月04日

南で(M)

さて南である(←軽)。

生れ落ちるときに、羅針盤的なモノを母親の体内に忘れてきたので、ここが南にあたるのか、実はよくわかってない。
しかし私の分も羅針盤的なモノを持っているはずの母親も、とくにそれを活かしている様子がないので、遺伝子的に羅針盤のない一族なのかもしれない。
まあそれはともかく、ここは西宮浜である。
ワンコも一緒に入れるレストランがあるとヘクティが主張するのでやってきた。別にヘクティの晴れに対する鼻が利いたわけではないのであった(←台無し)。

私の鼻のほうが利くわね(←それはない)

しかし。
さすが腐ってもヘクティ(←ヒドイ)、西宮浜はとても良い天気であった。雨の降った形跡すらなかった。たいしたものである。

ようやく車から脱出したハルさんと一緒に、ウキウキとレストランへ入る。

私のゴハンは何かしら(←それはない)

この店はワンコもテラス席のみワンコOKなのだが、実際のところテラス席とはいえきちんと囲まれているので、寒さが厳しい今のような季節もワンコと一緒にゆっくりと食事が楽しめる。

スズキのホニャホニャ

冬はワンコ連れには厳しい季節だ。こういう場所はとてもありがたい。
そこで飼い主は素敵ランチを食べた後、海岸の方へ向かう。
紆余曲折を経て、ようやくハルさんのワンワンフェスタが始まったのである。

さ、これから雑誌の撮影会ですね(←それはない)

散歩時間にあたったらしく、浜にはたくさんのワンコがいた。
そのなかでもとくに熱心にハルさんと遊んでくれたのはコーギーのサクラちゃん。

ハルさんのヨダレで首まわりがカピカピです

まだ1歳になっていないそうだが、すでに体重13キロ、体格ではハルさんを大きく上回っている。

低さを争う(←不毛)

ハルさんも最初は

コムスメね。軽く揉んでやるわ。

といった態度で遊んでいたが、

低い位置でもエキサイト

徐々に劣勢になっていく戦況に、

レフェリー!!

オトナの余裕を失う。

ヒドイ顔

そんな中、起死回生の突撃を試みるが、

技が少なくてすみません

あえなく玉砕するのであった。

ピンフォール負け

その後さらにレオくんという男の子が遊びに来てくれたのだが、野蛮なオンナの闘いに拒否反応を起こしていた(ションボリ)。

カーッ

こうしてハルさんは、思いのほか充実したワンワンの日を過ごすことができたのであった。

ハルさんもヨダレでカピカピです

サクラちゃんもたいそう楽しんでくれたらしく、帰り際には全力で帰宅を拒否していた。

ナイスファイト

その後、海に沈んでいく夕陽を見ながら少し休んだのち、この日の幸運にとても満足して家に帰る。

いい一日でした

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2007年11月29日

南へ(Y)

もうかなり以前の話になってしまったが、11月11日(土)にハルさん行きつけの宝塚ガーデンフィールズでワンワンフェスタというイベントが開催されていた。
11月11日。
ワンワンによるワンワンのためのワンワンの日ということだろうか。
何でも、犬雑誌の撮影会やゲーム大会、ドッグランの無料開放など、まる一日犬のイベントが目白押しということだったので、とりあえず出かけてみることにする。

そうですね。

まず最初の目的は、犬雑誌の撮影会だ。
午前10時から整理券が配布されるらしい。
何だかオオゴトの予感が漂うが、とりあえず10時前くらいに現地に到着すればよいだろうと予測を立てて、前日やや夜更かしをしてから就寝する。
どんな服を着ていこうかとか、ケツ毛を刈りそろえていたほうがよいのだろうか、などという高ぶった気持ちは全く湧いてこなかった。
最初に参加した犬イベントであるレースの前夜は興奮でなかなか寝付けなかったものであるが(←子供か)、数々のイベントを経て飼い主もオトナになったようだ。

ハルさんもオトナになりました

だが、そのオトナの余裕がいけなかったらしい。

目が覚めると午前10時だった。(←やっぱり子供か)

それでも、とりあえず、ガーデンフィールズには行ってみることにする。
ワンワンの日にちなんでいるのだから、きっと年に一度しか開催されないイベントに違いない。
せめてドッグランの無料体験(今更体験というもの何だが)くらいには参加して、ワンワン言ってみたいのである。(飼い主が)

ところが。

ガーデンフィールズに到着するや否や、大粒の雨が降り出した。
まだ(かろうじて)午前中だというのに、まるで夕立のように見事な降りっぷりである。
これでは車の外に出ることもままならない。
飼い主たちは車の中で途方にくれていた。
ドッグランに来たと思い、狭い車中ではしゃいでいたハルさんも雨の気配を感じたのだろう、その目から光が消えてしまった。

なんで?ヘクティーやなかったの!?

そして、何より、ハローバイバイの都市伝説本に登場する予定であった(←嘘)、ヘクティ神話が崩壊してしまったのである。

そのうち、激しく地面に叩きつけられる雨によって、そこかしこに水溜りが出現し、幾多の排水溝がゴボゴボと苦しそうな悲鳴をあげる中、ヘクティの目からも光が消えた。

やがて雨はやんだ。
しかし、とある(自称)晴れ男のささやかなプライドに傷をつけた雨は、当然の帰結として、短足犬が自由に走ることができたはずの世界を一変させていた。

とりあえず、ペットショップの建物内には入ってみたものの、人と犬でごった返す店内で何ができるわけでもない。
ハルさんは、久しぶりに出会った敬愛する姐さん、ワカちゃんとの逢瀬を耳ペタで楽しんでいたが、二匹には、僅かにとっくみあうスペースも許されていなかった。

これくらい天気がよければ・・・
在りし日のワカちゃんとハルさん

雨によってズタズタに切り裂かれたヅカの地に留まっていても、得られるものは何もないだろう。
そう決意した(元)(自称)晴れ男は、しばらくの間、空を見上げた。
そこには、これからどこへ向かうべきか、はっきりと描かれているように思えた。

行こう。南へ。

意味が分からず、きょとんとする飼い主の片割れと犬を連れて、車は走り出した。

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けれど、実は、南に行ったのは大正解でした。
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2007年11月21日

救世主(Y)

飼い主も、飼い犬も、毎度お世話になっている近所のダックスフント、リン君の飼い主さんに、先日またもご馳走になってしまった。

今度は屋外のバーベキュー、場所は篠山のキャンプ場である。

そこに集ったのは、おなじみリン君と

流し目?

リン君の幼なじみ(?)であるフレンチ・ブルの写楽君(←名前が渋い)であった。

フレンチ・スマイル

実際のところ、リン君と写楽君の集いに、我々がお邪魔させていただいたわけである。
我々と写楽君とは初対面であったが、近所の(元)ハードパンチャー、ニコちゃんのおかげで、ハル一家のフレンチ・ブル対策は完璧である。
写楽君の動きを読みきった飼い主夫婦の華麗な身のこなし(飛びついてくるタイミングが手に取るように分かった)に加え、ハルさんの見事なサンドバッグぶりに、写楽君の飼い主さんも驚嘆を隠せない様子であった(←大嘘)。

顔でプレッシャーをかけるハルさん
相手を誘い込んでおいて・・・・・・

学習しない犬、ハルさん
すかさずカウンターの一撃!

偶然にも全く同じファブリックの首輪を付けていた二匹であったが、こうして初対面の挨拶も終わり、いよいよバーベキュー開始である。

炭火

調理にあたって犬たちは何の役にも立たない。
いや、むしろ邪魔だ。(←ひどい)
なので、その辺りの木にくくりつけておく。

ひどい!

バーベキューといえば、肉、が定番であるが、この日は違った。
リン君の飼い主さんが用意してくれたのは、何と「鮭のちゃんちゃん焼き」と「きりたんぽ鍋」だったのだ。

ちゃんちゃん焼き、調理中

どちらの料理も、準備から調理まで全てリン君の飼い主さんが手際よく進めていくのを我々はぼんやりと眺めているだけであった。(←犬と一緒にくくられておけ)
前回は上げ膳据え膳、今回は至れり尽くせり、いつも世話になりっぱなしで本当に申し訳ないなと思いながら、呆然と料理が出来ていくのを眺めていたのである(ダメだこれは)。

ヨダレを垂れ流しながら待ち続けた「鮭のちゃんちゃん焼き」も「きりたんぽ鍋」も、期待通り、どちらも非常に美味であった。

きりたんぽ鍋、完成です!

この日は気温が低かったこともあり、暖かい料理が身にしみて心まで幸せになった。
おまけに、最後には手作りのケーキとコーヒーまで出てくる始末である。

美味しかった!

至れり尽くせりっぷりが大気圏を脱出したことはまず間違いないだろう。
リン君の飼い主さん、何から何までご馳走になりました。

ワタシもオヤツをご馳走になりました。てふ。

さて、その間、木に繋がれていた犬たちの鬱憤もさぞかし溜まっていたことだろう。
そう思った飼い主たちはキャンプ場内の広場へと犬たちを連れて行く。

ここではっちゃけたのは、やっぱりというか、案の定、ハルさんであった。
リードに繋がれたやや大きめの犬が大好きなハルさんは、好き勝手に写楽君を挑発し、周囲を逃げ回る。

ここまでおいでよ!

リードに繋がれたまま、初対面の悪女コギに翻弄され続けた写楽君の心中は如何ほどであったろうか。

それはそうだ

写楽君、これではあまりに不憫である。
飼い主さんも同じ思いだったのか、それとも写楽君と共に走るのに疲れたのか、ここで写楽君にスペシャルアイテムが投入される。
ロングリードだ。
ロングリードを装着した写楽君は、修行用の重りを外した悟空のようなスピードでハルさんに迫る。

見事なスピード

迫る迫る。

ハルさん、風前の灯火

そして、ついに追いつく。

見事な突進です

けれど、紳士的な写楽君は、ただただ追い続けるだけであった。
ハルさんを押し倒したり、手篭めにしたり(←江戸時代か)する気はさらさらないようだった。

やっぱりフレブルは愛嬌満点です

こうして、広場では気のいい写楽君と遊び、行き帰りの車中では馴染みのリン君と戯れたハルさんにとって、非常に楽しい日となった休日は過ぎていった。

満足げ

リン君の飼い主さん、写楽君の飼い主さん、どうもありがとうございました。

ところで、この日は写楽家の娘さん、Kちゃんも一緒だった。
なんと嬉しいことに、このKちゃん、ハルさんのことをだいぶ気に入ってくれたようであった。
ハルさんのことを指差して「わんわん。わんわん」と言いながら近寄り、撫でてくれる。

そう、そうですよ。その通り。

一方、写楽君のことは「わんわん」ではなく、「しゃらく」として認識しているようであった。
つまり、Kちゃんにとって、足が短くて胴が長く、顔のデカイ生物が「わんわん」なのだ。

K様、どうぞお座りになって。

普段、犬世界では異端児の扱いを受けることの多いコギ族である。
肩身の狭い思いをしがちなコギ飼いにとっての救世主、Kちゃんが、このままの勢いで成人になってくれることを、私たちは願ってやまない。

妙な自信

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ついに、ようやく、待ちに待った瞬間が来ました。
コギ族が犬世界で天下取りましたよ!(←違う)
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2007年11月15日

上げ膳据え膳(Y)

前回書いたように、グズグズに終わったしつけ教室体験会を終え、野武士道を究めた(←違う)ハルさん一行は、いよいよ神戸三田プレミアムアウトレットへと向かう。

ヨダレがやらしい

到着した頃にはすっかりお昼を回っており、空腹にあえいでいたので、まずは腹ごしらえをすることになった。
Mがハルさんを見ておくというので、先に自分の昼ごはんを選んで持ち帰る。

ドーン!

何それ!?と驚くM(とハルさん?)。

まさか昼の日なたから三田屋のステーキを注文するなんて思いもよらなかったのだろう。
さらに「帰りの運転はお願いします」と言わんばかりに生ビールを添えていたのも許せなかったようだ。

焼きすぎた・・・

その後、妻Mも三田屋でハンバーグステーキを購入し(←負けず嫌い)、一家のエンゲル係数が跳ね上がる。

不毛な戦い

おかげでハルさんはオヤツなしの昼食タイムと相成った。

誰かもらってくださいな

その後、ハルさんを連れてアウトレット内をウロウロと歩き回る。
仕方のないことだけれど、ハルさんのリードを握る人間が必要なので、飼い主は片方ずつしか店内に入れない。

暇だ・・・

そこで、外のベンチに目を閉じてぼんやりと腰掛けていると、ハルさんを見かけた通りすがりの人たちが発する様々な声が聞こえてくる。


「かわいいーっ!」(これが一番多かったと思いたい)

「目がキラキラしてる!」(心は真っ黒だけどな)

「わんわん。わんわんがいる・・・。わんわん。」(幼い子供は純真だ)

「犬や!犬!ギヤーッ!」(子供の年齢層が上がってきたな)

「顔デケッ!!」(子供でも言っていいことと悪いことがある)

「キェーッ!ヒョーッ!助けてー!!」(犬が怖い子供もいるわな)

「ぬぅおーっ!変身!!」(あらら、兄ちゃんが変身したよ)


目を開けると、ファイティングポーズをとった子供達に取り囲まれていたり、キャッキャキャッキャと撫で回されたり(主に尻)と、ハルさんも刺激満点の一日になったのではなかろうか。

ただひたすらに飼い主を待つのです

結局、この日はデジ一用のストラップを買ったのみ(←え?)で家に帰ることになったのだが、リン君の飼い主さんのご好意で晩御飯をお宅でご馳走になることになった。(いつもすみません)

恒例のダブルゴロン

ご馳走になったのは、関西人のソウルフード、たこ焼きである。

うまそー!

ガスで焼いたたこ焼きは外側がカリッとしていて実に美味しい。
ところで、たこ焼きといえばビールである。(私だけ?)
リン君とハルさんがドタドタと走り回るのを傍目に見ながら、飲むビールの味は格別であった。(いつも本当にすみません)

襲い掛かる女豹

結局、昼間のしつけ教室に引き続き、この日はリン君一家に一日世話になりっぱなしである。
ちなみにリン君家にお邪魔するときに持参したカフェマットもリン君家から頂いたものである。(←どんだけ)

なかなかイイんでない?

そして何と、この後もお世話になる日が続いたのだが、

まったくもう
オマエもな!(どんだけオヤツもらっとんねん)

その話はまた後日ということで。

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この日もオヤツをたくさん頂いたハルさんは、ある意味、野武士道を極めた達犬なのかもしれません。
野武士ではなく、真っ当に生きて欲しい、そんな願いを込めてどうかクリックを。
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いつも食い物の話ばっかりのわりには、ハルさんはおあずけ・・・。
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2007年11月13日

初体験(Y)

最近、三田のほうにアウトレットが出来たことを知る。
私たちにとって、アウトレットといえば「りんくうプレミアムアウトレット」だが、いかんせん距離が遠い。
高速道路も通らなくてはならないので、財布にも厳しい。

早速、三田へ行ってみると、りんくうより規模は小さいけれど、そこそこ楽しめることが分かった。
何より、食事エリアの充実ぶりはりんくう以上である。

釜焼きピザがありました

有名店がいくつか入っているうえ、外にもテラス席が用意されているので、犬連れでの食事も楽しめそうだ。(りんくうにはテラス席がない)

人が多いのは仕方がない

そこで、今度はハルさんを一緒に連れて行くことにする。

当然です

そんな予定を立て、いつものようにダラダラとした午前中を過ごしていたとき、常日頃お世話になっている近所のリン君の飼い主さんから連絡が入った。
何でも、リン君の通っているしつけ教室が主催する犬のイベントがあるらしく、アジリティ大会やしつけ教室の体験会などが開かれているのだとか。

ちょうど、三田に行くルート上でもあったので、ひょっとしたらリン君の勇姿が見られるかもしれないし、しつけ教室がどんなものかも気になったので、少し寄り道して覗いていくことにした。

すると。

見学だけのつもりが、リン君の飼い主さんのおかげでトントン拍子で話が進み、ハルさんはいつの間にか「しつけ教室体験会」に紛れ込んでいた。

あれよあれよという間に

こうして、今までずっと「オレ流」「ワタシ流」で しごかれて 育てられてきたハルさんが、初めてしつけ教室に参加することになったのである。

ハルさんが初体験ということは、当然、飼い主も初体験である。
リードを握るMの胸中はいかほどか・・・・・・と思いながら、私はバシャバシャと写真撮影に勤しむことにした。(←他人事)
こういうとき、素人カメラマンは非常にお気楽である。

小・中型犬と大型犬に分かれる

しつけ教室、最初のお題は脚側歩行であった。
ポイントは、飼い主の横につかせ、飼い主に注目して歩かせることらしい。
そんなわけで、犬の視線が飼い主の目線と交差するポイントにオヤツを持って歩くことになる。

強制アイコンタクト

ハルさんは散歩のとき、定期的に飼い主のほうを見上げてくるので、こうした歩き方を意識したことはないのだが、二人三脚をしているかのようにぎこちなく歩くMとハルさんの姿は、まるでコントを見ているようであった。(プッ)

無理にテンションをあげさせられる飼い主Mさん

一方のリン君は、さすが教室に通っているだけあって、サマになっている。

余裕が感じられる

田舎から上京したばかりのおのぼりさんみたいなハルさんとはえらい違いだ。

その後は、飼い主に注目しながら大型犬とすれ違う練習をしたり、

練習、練習

「フセ待て」でフセた犬の周りを回ったりしつつ、その合間にトレーナーさんの説明がなされていく。

フセは得意なのだが

個人的に印象に残っているのは、正しいフセの手順としては、前足から先に折りたたむようにさせなければいけない、ということであった。
こうすることで、四肢の筋肉が鍛えられ、歳をとっても元気にお散歩ができるのだそうだ。
今まで、オスワリからフセの体勢へ移行させることが多かったので、今後は気をつけていこうと思う。

そして最後はハードルジャンプの体験をさせてもらい、しつけ教室体験会は終わった。

リン君の飼い主さんに撮ってもらいました

ハルさんは後半めっきり集中力を欠いていたが、

助けて!

思いがけない経験をさせていただいたリン君の飼い主さんに感謝しつつ、三田方面へと向かうこととなった。

少しお疲れ気味の二匹

ところで、ハルさんがこの初体験をどう思っているかについては知る由がないが、同じく初体験のMに感想を聞いてみると、

「こういうの、なんかワタシがムリ」

と、さすが「ワタシ流」を貫く飼い主らしい答えが返ってきた。

まあ、もちろん、「オレ流」を標榜するもう一人の飼い主だって、「ハルはともかくオレはムリ」との感想を述べることしかできないだろう。

ウチもムリかも

「Going My Way」なウチにもらわれてしまったハルさん。
どうやら彼女に残された道は野武士道しかなさそうである・・・・・・。

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エリートコーギー(←何だそれ)にはなれそうもないハルさんですが、野武士の頭(←意味不明)にはなれるやもしれません。
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次回はアウトレット編の予定です。
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2007年09月03日

川辺の出来事−襲撃−(M)

※川遊びの記事は、前々回(再放送)、前回(邦正)からの続きです。

浅いと走る!走る!

そんなこんなで楽しく(?)遊んでいたハルさんたち。
お昼も食べて(人が)、もう少し先へ進もうかと歩き出した途端、事件は起きた。

川沿いの道を進む

「イタッ」という声が聞こえた。
先を歩いていたリンくんの飼い主さん、トモさんの声のようだ。
見るとトモさんのいるあたりの地面から何匹もハチが沸き出ている。
なんということか、ハチに刺されたのだ。

さらに悪いことに、ハルさんがまさにその場所を通過しようとしていた。
大好きなトモさんに追いすがり、ロングリードいっぱいまで出張っていたのだ。

引き戻そうとするが、慌てているせいかロングリードがうまく撒き戻らない。
それでも必死の呼び戻しに応じて戻ってきてくれる。
しかし

「えー、今呼んだー?」

ウケるんですけどー

と、緊張感のまるでない笑顔で、テチテチ歩いている。

ゥラー!ハル!キリキリ歩かんかー!ていうか走れー!!

と叫びたかったが、ハチを刺激するのが怖くて言えなかった。
そんなハルさんの尻あたりに、ハチがたかっているのが見えた。
今思い出しても恐ろしい光景である。

このとき私は

赤い服がダメなんだ、ハチがイラッとするんだ、
嗚呼どうしてもっと自然に近い色を着せて来なんだ、
でも自然に近い色って何、緑か青かやっぱりラ(裸)か?


と現実逃避していた(←ダメなやつ)。

ちなみにハチの攻撃色は黒だ。赤は牛である。
このケツ毛にイラッとするのかもしれない

しかしハルさんにハチがたかっていたのは事実である。
戻ってきた後、まんべんなく体をチェックする。
しかし、とくにおかしなところは見つけられなかった。
本犬も至って元気そうだ。

ワタシはいつだって元気いっぱいですよ

「まあ大丈夫ちゃう?ハル、こう見えても犬やし」
「野山で暮らしてたら、ハチに刺されたくらいでどうかなるわけにもいかんやろし」

しかし残念ながら人間は野山で暮らす生き物ではないので、とりあえずリン君の飼い主さんたちは近くの病院へ、私たちは一足先に家に戻ることになった。
(実はリン君の飼い主さんはお二人とも刺されていた)
しかしここで問題が発生した。
リンくんを連れて病院へは行けない。まだ暑い日中、車のなかに置いておくわけにもいかない。
そんなわけで、私たちが連れ帰ることになった。

それほど面識があるとは言い難い怪しげな人間2人と、さほど面識のない奇怪な犬1匹と一緒に、まったく面識のない謎の部屋に連れ込まれたリンくんは、最初こそ部屋に充満するハル臭にピリピリした様子を見せていたが、やがて

「ええか、ちょっとくらいケツ毛伸びても」

と腹をくくったらしく、怪しげな人間たちとも遊んでくれるようになった。

「撫でてください」
とでも言わんばかりに、ゴロンとお腹を出して寄り添ってくる。かわいい。

楽しくて仕方がない(主に人が)

念のため、当初は隔離されていたハルさん(←もちろんジリジリしていた)を解放しても、

早く出せと目で訴える

特に何事も起きることなく、2匹ともそのうちウトウトし始めた。
やはり犬たちも疲れていたようである。

それにしてもリンくん、怒りもせず拗ねもせず、びっくりするほど適応力があってものわかりのいいワンコである。飼い主さんたちの日々の躾が行き届いているのであろう。

やりたい放題(主に人が)

その後、飼い主さんたちが戻ってきて、リンくんはとても元気になった。
私たちといるときも、シオシオしていたわけではないが、やはり飼い主さんが一緒だとなんというかこう「ケツ毛なんか伸ばすかよ」的なオーラが漲っている。
やはりさびしかったし不安だったのだろう。
飼い主さんたちの傷も、ひとまず大丈夫ということで、本当によかった。

しかしこの川辺の試練(←というかもはや事故)はまだ終わりではなかった。

川から帰って数時間後、突然ハルさんが足を引き摺りだしたのだ。
ついさっきまで普通にウロウロ歩き回っていたのに、である。
しばらく様子を見てみるが、一向に普通に歩く気配がない。
見た感じとくにおかしなところはないが、もし骨や関節を負傷していたらと思うと下手に触れない。
今日は川で大暴れしてきたのだ。思い当たる節ならいくらでもあった。

大暴れ中

慌てて病院に連れて行く。待合室でじっと待つ。
さすがにこのときは2人ともかなりピリピリしていた(と思う)。
じっとしていると悪い想像ばかりが頭を回り、それでも口に出すのは恐ろしく、また言っても仕方がないので、結局は黙って座っているしかない。
たいしたことないだろうと思ってみるけれども、たいしたこともないのに足を引き摺る理由が思いつかない。
同じように待合室にいた、病院嫌いの柴犬の気持ちを、これほど身近に感じたことはなかった。できることなら私も一緒に耳と尻尾を極限まで下げ、歯茎を剥き出して低くうなり続けたい心持であった。

こんなとき、飼い主はなんと無力なのだろう。
病院へ駆け込む以外、何もできないのだ。

ひどく長く感じた待ち時間を経て(←実際にはいつもと変わらなかっただろうが)、ようやく診察室に入る。
いっそ気のせいであって欲しかったが、ハルさんはやはりここでも足を引き摺っていた。

「結構、引き摺ってますねー」

言いながら、先生は足を伸ばしたり曲げたり回したり色々と診てくれる。

「とくに何をしても痛がる様子もないので、骨や関節には問題ないと思います。
 あとは、何か刺さったりしたとか」
「ハチに追いかけられたんです。そのとき刺されたかもしれません」
「そうですかー……あ、あれ?」

先生が後ろ足の真ん中あたりをじっと見ている。

「あー!左足首が腫れてますね。
 ちょっと赤黒くなってるし、何か刺さった感じですよホラ」
 
そういってハルさんの後ろ足を見せてくれたのだが。
 
「……先生」
「はい?」
「足首って……ドコですか?」
「え?あーすみません、ココですよココ」

笑いながら先生が指し示してくれた場所は、足の真ん中ぐらいにある、後ろへ曲がっている箇所だった。
ちなみに私はココを勝手に膝だと思い込んでいた。恥ずかしい。

「ワンちゃんはね、常につま先立ちなんです。
 お座りすると初めて足が全体に地面に着いたことになるんですよ」

ということは私がもも肉だと思っていた場所は実はふくらはぎですか先生。
ソコが足首だとすると、ハルさんにはもう曲がる場所がありません先生。
ただでさえ短いのに。膝とかちゃんとありますか先生。
気休めでもいいからあるって言ってください先生――


膝を探せ

骨と関節に問題がないと知り、途端に余計なこと(←ほんとうに余計だ)に気が回り始める。

とにかく言われた箇所を触ってみる。
確かに少し膨らんでいて、地肌も赤黒く変色していた。
ハチとも断言できないが、ちょうど関節に何かが刺さって腫れたため、一時的に歩き方がおかしくなったらしい。
聞いてみると、やはりワンコは昆虫系の毒には強いようだ。
刺されても何事も起こらず、まったく平気な場合も多いという。
さらにはマムシの毒にも結構強いらしい。
こういう話を聞くと、やはりハルさんも、そう遠くない祖先は野原に暮らしていたんだなと実感する。
まあ今回は刺されどころが悪かったのだろう。
それでも多少は腫れているようなので、薬をもらって帰る。

そんなわけで、この日は実にいろいろなことがあったが、とにかくあまりひどいことにならなくて本当によかった。
しかし、この日のメインイベントであった「なかみーさん一家を夕食にご招待」が完全に流れてしまったのが残念だ。

M作オードブル

せっかく、色々と張り切って用意していたので(←用意が整ったあたりでハルさんの異変に気づいた)、写真だけでも撮ってみる。

Y作お好み焼き

やはり、自然の野山には危険がつきものだと再認識した、夏の終わりの一日であった。

リンくんの手が好きです

なかみーさん、トモさん、リンくん、ありがとうございました!
今度はぜひリベンジ(?)にいらしてくださいね。

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いつもどうしてこんなに話が長くなってしまうのでしょう、私たち。
それもこれもハルさんが色々とやらかしてくれるから?
ネタ切れの飼い主を助けてくれるスーパードッグ(←鈍くさいともいう)、ハルさんにお疲れ様のクリックをお願いします。
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翌日には無事、足は元通りになりました。
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2007年08月31日

川辺の出来事−邦正−(Y)

■■迷子犬情報■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

8月27日、福岡市早良区原1丁目付近でW・コーギーの「ちぃ」ちゃんが行方不明になりました。
飼い主さんが探しておられますが、まだ見つかっていないようです。
心当たりのある方は、下記まで連絡いただけると助かります。

dog.jpg


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川遊びの記事はコチラ↓


前回の川遊びでは不様な姿で岩にしがみつき、飼い主を大いに笑わせてくれたウチのスーパードッグ、ハルさんである。

大笑いする飼い主と半身浴犬

そのハルさん、今回も全く同じ醜態を晒していた。
ハルさんたら、ひょっとして、前回ウケたことを記憶にとどめており、二匹目のドジョウを狙ったのかもしれない。
なんといっても関西で育った犬なのだ。

「犬なんて笑いをとってナンボ」

それくらいの気概があってもおかしくはない。

けれど、飼い主は少しも面白くなかった。
こんな全くヒネリの効いていないパフォーマンスで笑いを取れると思ったら大間違いである。
一緒にこの姿を見ていたリン君の飼い主さんは、さすがに微妙な笑いを保っていたが、

「あ、ここね。前にしがみついていた岩と全く同じ場所ですよ。」

ハルさんが決死の表情で岩に爪を立てる様子を横目で見ながらカミングアウトしたところ、

た、助けて・・・

「え? へ、へぇー。ハルちゃん・・・・・・(ってワンパターン?)。」

と、絶句しておられた。

こうしてハルさんには、

「この犬、だいぶ残念な感じがする」

という哀れみのこもった目が向けられることになったが、当の本人は全く気にするそぶりも無く、天然まるだしで走り回っていた。

しかし、やはり、いくら残念な犬とはいえ、それなりの警戒心は持っているらしく、行く先々で飼い主が深みに嵌めようとしても、なかなかハルさんはノッてこなかった。
浅瀬では元気一杯だが、少しでも段差があるとすぐに引き返す。

浅瀬だけだと元気ハツラツ

ハルさんにとっては、渾身のパフォーマンスを軽く流されたことがショックだったのかもしれないが、飼い主としては、やっぱり何かしでかしてくれないと、わざわざ遠くの渓流まで来た甲斐がない。
そんな(悪徳)飼い主が、このまま何事もなく終わってしまうのではないかと、そろそろ焦りを感じてきた頃、

ついにハルさんが嵌った。
(というか、もちろん嵌められた)

あ、足がつかない!

一瞬の気の緩みがあったのか、それとも再び芸犬の血が騒いだのか。
ハルさんは飼い主の後を追って、川の中ほどにある平らな岩の上に行こうと試みたのだが、見事にはまっていた。

ようやく辿り着いた小さな石の上でハルさんはしばらく佇んでいた。
リン君の飼い主さんが撮影してくれた写真を見る限りでは、まるで鮭を狙う熊のようにも見える。

春の熊

何だか精悍な雰囲気すら漂っている。
けれど、ハルさんは所詮ハルさんだった。
つるっと足を取られて転倒していた。

はうっ!

思わぬアクシデントにハルさんの表情が強張る(というかしょぼくれる)。

しょぼすぎで笑える

飼い主は、そのおぼつかない足取り、しょぼくれた表情に、思わず笑いを誘われた。
大笑いとまではいかないものの、今後の行動に期待を抱かせるだけのポテンシャルが感じられた。

ところが。
岩場へ辿り着くまでの道のりでハルさんは精魂尽き果てたようであった。

その後は岩場の上に陣取り、岸辺に戻った飼い主がどれほど呼ぼうが足に根が生えたように動かなくなってしまった。
もちろん、できることなら、飼い主のところへ戻りたいのだろうが、ハルさんにとっては過酷な道のりを再び歩みだす決心がつかないようであった。
そこへ、見るに見かねたリン君の飼い主さんがリン君を連れてやってきてくれた。

顔面から突っ込むリン君、男前すぎる

リン君はハルさんが踏み外した川を軽々と渡り、岩場に到着する。
そして、おもむろにこちら側の岸へ歩みだした。
またしても軽快な足取りで川を渡っていく。
その背中は「ホラ、こうすれば簡単だよ」とでも言っているかのようだった。
ところが、究極のチキン野郎、ハルさんはその背中をただぼんやり眺めているだけであった。

ぼんやりした犬

リン君よりは(ほんの少し)足も長いはずなのに。
体力だってあるはずなのに。
カエルだってオケラだってアメンボだってみんなみんな生きているのに。(←関係ない)

業を煮やしたリン君の飼い主さんがオヤツ(グリニーズ)を咥えさせて、無理矢理連れ出すという荒療治に出たが、ハルさんは何とかオヤツだけを食べようと必死の形相で踏ん張っていた。

食べることだけは止められません

ハルさん、どれほどテンぱっていようが食に対する執念は衰えないみたいだ。
そのパッションをほんの一部でも勇気に変えることができれば、こんな川くらい悠々と渡れると思うのだが・・・・・・。
リン君なんて、川の流れの中でオヤツを食べるという芸当まで見せてくれたのに、ハルさんは単に「食す」だけであった。
我が愛犬ながら、つくづく残念な犬だと思う。

残念な犬を囲む

そして、いたずらに時間がだけが過ぎていく。
岩場へ渡った当初こそ、多少の笑いを生んでいたハルさんのチキンぶりであったが、それ以後あまりにも動きがないため、徐々に場の空気がシラけてきた。
同じような写真(しょぼくれた顔写真)しか撮れないため、カメラマン達が持つカメラもだらんと下を向くようになった。
寒い。
空気が冷たい。

「ハル、ここで何かせんと、(芸犬として)終わってしまうで!」

愛犬に向かい、必死に目で訴えかけたが、ハルさんはリン君の飼い主さんが持つオヤツにしか目が向かないようであった。

ヨダレが弾け飛ぶ

そして、そのまま冷ややかな時が流れる。
ハルさんは何もしなかった。
いや、できなかった。

そんなハルさんの醜態をジッと眺めていると、あるピン芸人の顔が脳裏に浮かんできた。

山○邦正。

いまや、ハルさんのヘタレっぷりは、当代一のスベリ芸人の域にまで達したかのようであった。

ここで、ようやく飼い主は重い腰を上げた。
ヘタレ度合いがここまで進んでしまうともう後戻りできない。
飼い主に出来ることは、このヘタレをイジることだけなのだ。
ハルさんのためにも。
私たちのためにも。

そろそろと岩場へと近づく飼い主をハルさんはまるで救世主のように仰ぎ見ていた。
「やっと助けてくれるのね。私、信じてた。待ってたの!」とでも言わんばかりに。

助けに来るのが遅いのよ!

これほど真摯なハルさんの眼差しを見たのは久しぶりであった。
ここまでハルさんを追い詰めてしまったのは、きっと飼い主の責任だろう。

「ハル、長いことほったらかしてゴメンな」

「最後にイジったるから堪忍して」

小さな声でそっとつぶやくと、私はハルさんをそっと抱えあげ、

さあ、もう大丈夫・・・・・・

川に放流した。

ええーっ!

ようやく岸辺に戻れるとばかり思っていたハルさんは大慌てだった。
四本の足が竜巻のように回転を始める。
その足の動きはもはや犬掻きと呼べるような代物ではなかった。
まるで、商店街に古くからある玩具屋の店先でウィンウィン動いている犬のぬいぐるみ型ロボット(なつかしい)を水槽に入れたようだった。

ぬおおおぉーっ!

けれど。
ほどなくして、高速回転を続けていたハルさんの足がピタリと止まった。

あれ?ひょっとして歩ける?

ついに。
ようやく。
ハルさんは、普通に足が届く程度の場所に放流されたことに思い当たったようだった。
その(短い)足ですらしっかりと川底を捉えることができるくらいの浅瀬でハルさんは見事に溺れていた。

まあええか

ハルさん、ひょっとしたら、邦正を超えているのかもしれない・・・・・・(涙)。

そして、そんな邦正の試練はまだ続くのであった。

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2007年08月29日

川辺の出来事−再放送−(Y)

一向に衰える気配の無い夏の日差しから逃れるため、先日、ハルさんが嵌められた川へ再び出向いた。
ハルさんは新しい服をさっそうと着こなし、前回しょぼいサンダルのせいで足の皮がめくれたMは完全防水のブーツを着用する。
準備は万端だ。
さらに、今回はご近所のダックス、リン君も一緒である。
実はこのリン君、華麗な泳ぎをみせるともっぱらの(?)評判だ。

ひょっとして、リン君がさっそうと泳ぐ姿を見て、かなづちハルがトビウオのハルに変身することだってあるかもしれない。
それに、この川に来るのだってもう2回目だ。
さすがのハルも、前回のような失態(溺水)を犯すはずは無いだろう。
そんな淡い期待と微かな不安(所詮ハルはハルなのか?)を抱えて、私たちは渓流に到着した。

渓流に至る小道にて

川に到着するやいなや、リン君は早速、手近な岸を見つけて、川へ入っていく。全く躊躇がない。素敵だ。

水に打たれるリン君、格好いい

一方、チキン野郎ハルは、そんなリン君の姿を見て、自分も川へ入るそぶりを見せたが・・・。

やっぱりそぶりだけだった。

またもや、

柳原加奈子登場

こんなことを言っているように見えた。

そんなに気にするなら、一刀両断にあごひげを切ってやろうかとも思ったが、それほど足場のよい場所ではなく、リン君もすぐに川からあがって先に進みだしたので、とりあえずあごひげの一件は保留しておくことにする。

先を急ぐ尻

煮え切らないコギ族の姿に失望しつつ先に進むと、前回、ハルさんが走り回った(あげくに溺れた)浅瀬に到着した。

大きな一枚岩の上は格好の水遊び場だ。
リン君もハルさんも大喜びではしゃぎまわる。

水上の決闘

そんな時、リン君がおもむろに深みへと飛び込んだ。
悠々と泳ぐその姿には貫禄すら感じる。

なんという立派な泳ぎか

リン君は、途中、見事なターンで反転し、またもとの浅瀬へと戻ってきた。
犬が泳ぐ姿をマトモに見たことがない我々はただただ驚き、感嘆の声を漏らすことしかできなかった。

「すっげ。マジすっげ」

「いやホント。犬ってターンまでできるんやね」

さて、そのとき。

ウチのスーパーカナヅチドッグはというと、そんなリン君の姿をじっと穴の開くほど見つめていた。

なんと凡庸なリアクションか

まるで一挙一投足を見逃さんとするかのように。

いや、もちろん、客観的に見ると、この想像には、飼い主の希望的観測が入り込み過ぎているのかもしれない。
でも、カナヅチドッグの飼い主としては思わずにはいられないのだ。
もしかしたら、リン君の泳ぎを見て、犬掻きのコツを掴んだのかもしれない、と。
犬として本来的に備わっているはずのチカラを発揮し、力強く泳げることに思い当たったのではないかと。

そんな飼い主の思いが通じたのか、深みに入り込んだ飼い主の後を追って、ハルさんも深みへとその短い足を踏み入れたのである。

そして。

一瞬の後。

ハルさんは岸壁にへばりついていた。

どこかで見たような記憶が・・・?

先日と同じように。

こちらは先日のハルさん

まるで、デキの悪い映画の再放送を見ているようだった。
いや、このハルさんの醜態に比喩的表現を使うことは正しくないだろう。

なぜなら。

ハルさんがしがみついていた岩は、先日のそれとまったく同じものだからだ。

そう、ハルさんは、全く同じ深みに嵌まり、同じ岩にくっついていたのである。

セミのように。

地中から出たてのセミ

東京フレンドパークのアトラクションで高得点をたたき出そうとでもするかのように。

必死に右手を伸ばす

この惨めなダメ犬っぷりに、飼い主の心には涙が満ち溢れたことは言うまでもない。
どうやら、ハルさんの辞書には「学習」という文字が載っていなかったようである。

大変な目にあったことを全く気にすることなく走り出す

けれど、もちろん(?)、ハルさんの試練がこれだけで終わるはずもなかった。
この出来事は、この日、ハルさんを襲った試練の序章に過ぎなかったのである・・・・・・。

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期待通り(?)やってくれました。
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2007年08月03日

脱出(M)

川遊びに行く。
夫婦的には2度目だが、ハルさんを連れて行くのは初めてである。
琵琶湖のリベンジに燃えるハルさんの気持ちを汲み、連れて行くことにした。

不完全燃焼のカビパラ

前日から「明日は川遊び」と盛り上がったせいか、やはりムダに早起きした夫に起こされ、グズグズと準備を整え予定時刻を30分ほどオーバーして家を出る。
行きたくないわけではない。ただただ朝が弱いだけなのだ(←開き直り)。
そんなマイペースな妻に怒りもせず、愚痴りもせず、夫はただひたすらパソコンの前に座って準備が整うのを待っている。ほんとうに良く出来た人間だと思う。
だから「他にもやることあるやろ?ハルの準備とか?」とは言わないことにしている(←言うとる!)。

そんなこんなで渓流に到着する。
予定時刻を30分ほどオーバーしたとはいえ、まだ10時過ぎ、私たちにしては考えられない早朝だ。
早朝だけに、駐車場も空いている。
さっそく川遊び用のサンダルに履きかえて渓流道を下っていく。
途中、謎の野放し犬2匹(←でかい)と遭遇するが、なんとかやり過ごしてさらに奥へと進んでいく。
しかしなかなかハルさんの遊べそうなポイントが見つからない。
水が嫌いなわけではないのだが、なにせいろいろ条件が多いのだ。

渓流を前に立ち尽くす

アイドルとして顔(アゴ髭含む)を濡らすわけにはいかないし、
うっかり流されると(その足の長さでは)抵抗できないし、
アイデンティティであるボボ尻のフンワリ感も守らなくてはならない、
でも流れは多少あった方が気持ちいい。

というわけで、深さはせいぜい3センチほど(膝あたりまで)で、チョロチョロと水が流れる広々とした1枚岩がある場所が望ましい(←あるか!)。

そんなわけだから、よさげなポイントで先に入って誘ってみても

「えー、ココってぇー、流れ超はやくなーい?」
「やだー、アゴ髭濡れちゃーう」
「まじウケるんですけどー」


と文句を言うばかりで、ちっとも入って来ない。扱いづらい。柳原加奈子か。

ここやばくなーい?

おかげで飼い主ばかりが無駄にテンションを上げることになり、ジーパンの裾がすごく濡れる。

濡れるのはさかのぼるのが好きなせいだという噂もある

しかし道を進んでいくうちに、そんなハルさんでも入れそうな奇跡のポイントを発見する。
水深およそ1センチ、大きな一枚岩の上をチョロチョロと水が流れている。
さっそく張り切って潜入し、ハルさんを誘ってみる。

浅瀬をいく

するとようやく、おっかなびっくりではあるが水の中に入ってきた。
底がゴツゴツした岩場なので、時に思いのほか体が沈み(←数センチの高低差が大打撃)、その度にいちいちムッとしている。
濡れて怒っている姿はやはり世界最大のネズミ、カビパラさんであった。
そうこうしているうちになんとか一枚岩の上にたどり着く。

イマイチ余裕なし

しばらくウロウロとしていると徐々にテンションが上がってきたらしく、ようやく楽しそうに走り出してくれた。やれやれである。

ノッてきたカビパラ

そのうち、散歩開始当初から自分の役割(←写真係)を黙々とこなしていた夫が、

「俺もハルと遊びたい。代わっていただきたい」

と言い出した。
ワタクシとハルさんのラヴゥな様子をみて我慢できなくなったらしい。
カメラを預かると、ウキウキと深みへ出かけていき

「ハァールゥー!おーいーでー!!」

とハルさんを呼んだ。

まくりすぎです

なかなかに良い笑顔である。足元が深みであるようには見えない。
それまで一枚岩の上でヌルい遊びを楽しんでいたハルさん、今度は夫が(浅瀬で)遊んでくれると思ったらしく、まっしぐらに駆けていく。

そして、ハマった。

はうっ!?

ハルさんはとても焦っているようだった。
夫はとても楽しんでいるようだった(←助ける気無し)。
大きな笑い声が渓流に響きわたる。

助けてください!

ハルさんは不憫だったが、こちらとしては泳いでいただきたい。なにしろハルさんは犬なのだ。
危機的状況を迎えて、

「泳いでる!ハルが泳いでるよ!」
「アナタ!」
「オマエ!」


というような感動的(?)な会話がしたかった。

しかし一向にそんな気配はない。
仕方がないので引き続き写真を撮ることにする(←やっぱり助ける気無し)。
深みにハマッたハルさんは手近にあった岩にへばりついている。
まあ温泉につかっているようにも見える(←前向き)。

ババンババンバンバン

泳いで脱出しようという志はまったく沸いてこないようであった。
後で夫に聞くと、なけなしの爪でガリガリと岩を引っかく音も聞こえたらしい。けれども、その音を聞いてもなお、夫の大笑いが途絶えることはなかった。

結局、ハルさんは死に物狂いで岸壁をよじ登り、自力で深みから脱出した。自慢のボボ尻は完全に水に浸かってしまい、出てくるときにはなんだかドジョウ的な生き物になっていた。

ヌルッと脱出

なぜ泳いで脱出せなんだか、あぁん?!
と、ハルさんと膝を突き合わせて話し合いたく思ったが、こちらへ向かって歓喜のランを見せるハルさんの姿を見た途端、

「まあいいか。かわいいし(ハート)」

と、あっさり意欲を失う。

いつまでも

帰りました!

いつまでも笑顔のままのランだった。

ただいま帰りましたよ!!

(↓夫の不義を訴えている)
あのヒトひどくね?

帰りに偶然みつけたうどん屋へ立ち寄って帰る。
暑い中、テラス席のような場所で食べたのだが、モチモチして、とても美味しいうどんであった。
ハルさんはうどんを運んできてくれたおねいさんに夢中であった(なんでやねん)。

ひやしカレーうどん

いろいろあったが、渓流での川遊びは涼しく、なかなかに楽しい場所であった。またぜひ行きたいと思う。

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川に来るたびに溺れているハルさんです。
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こちらの渓流には再びリベンジを予定しています。
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2007年08月01日

びわこ銀行のマスコットはびわごんだ(Y)

ハルさんは伝説をぶっ壊したりと多忙を極める日々を送っていたので、いろいろ書き忘れていたりする。
ちょうど台風が過ぎ去った日に琵琶湖に行ったこともそのひとつだ。

台風にかき回された空

ハルさんが走るのに適した砂浜がある、とM両親に連れられていったその浜辺で、ハルさんは走って

斜め走り

走って

伸び走り

走り回り、

正面突破

ほどなくして燃え尽きた。
やはり相当暑かったのだろうか。

やや前のめりにへばる

燃えカスのようになったコギを置いて、自生の蓮が少し咲き始めている湖面を眺めていると、

覗き見

そこに世界最大のネズミ、カピパラのような生き物がやってきた。

世界最大のネズミ登場

そして、そのカピパラにチョイ似の生物は水辺の草むらを分け入っていく。
ほどなくして、パチャパチャという水音が聞こえた。

野良カピパラ

ああ、カピパラは水辺の生き物だから、水浴びでもしているのだろうか。

心がアマゾンのジャングルを彷徨った0.5秒後。

飼い主はシャウトしていた。


「ハル!おいで!!」と。
(今日は拭くもの持ってきてないのに何勝手に入水しとるんじゃ!!と心で叫びながら)

慌てて陸地へ帰ってきたカピパラもどきは、今年初の入水に興奮しつつも、あまりにその時間が短かったことには不満を持っているような、そんな複雑な表情をしていた。

恨みます・・・・・・

ハルさんは自分の足が届く範囲なら水遊びが大好きである。
この日、飼い主の都合で僅かな時間しか入水できなかったこと、ハルさんにとってはさぞかし無念だったろう。

ブルブルして誤魔化す


そう思った私たちが、その後、本格的な水遊びにハルさんを連れて行ったのは至極自然な流れだったと思う。

もちろん、何事もなかったらの話であったのだが・・・・・・。

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posted by 飼い主YとM at 00:21| 兵庫 ☀| Comment(14) | TrackBack(1) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

玉葱島の戦い−エピローグ−(Y)

どれほどシャワーを浴びても、体内の奥底まで入り込んだ不快な臭いは消えることがなかった。
脱力感が体全体を覆いつつあるのを彼女は自覚する。
やがて、ステンレス製のシャワーは彼女の手から滑り落ち、浴室の床にごとりと落下した。
目標物を失い、死に絶えたように横たわったシャワーヘッドから放たれる水の軌跡をぼんやりと目で追いながら、彼女は自分が騙されていた事実をあらためて噛み締めた。

黒犬―くろくておおきものーは想像以上の大きさと迫力だった。
けれども、思っていたより組みしやすい相手でもあった。

「お前のかあちゃんデベソ」

今どき、幼稚園児でも怒らないであろう古典的な挑発をこっそりと耳元で囁いた途端、黒犬は激高し、力ずくで彼女をねじふせようと突進してきた。
お互いが野生に生きる身であったなら、たちまち黒犬にねじ伏せられたことは想像に難くない。
けれど、彼女は最初から最後まで冷静だった。
黒犬の突進を受けながら、この行為は満員電車でオナラをするのと似ているな、と思わずつぶやいたほど、心は11月の湖のように冴えわたっていた。

冷静な眼

日中の陽気が嘘のように、夜になると雨が降り出していた。
浴室に座り込み、じっと水の流れを見つめていると、シャワーを通って外の雨が浴室内に降りこんでいるような錯覚に見舞われる。

夜に降る雨

シャワーを止め、体をぶるぶると震わせたあと、口角を耳の方向へと引き上げていた透明テープを剥がす。
長時間テープを貼っていたため、頬の周囲には微かな痛みがまとわりついていたが、このテープの効果は抜群だった。
黒犬の飼い主たちもあっという間に彼女のつくり笑顔の虜となった。
誰もが彼女の味方となり、黒犬はずっと拘束され続けていた。

無念のゆめちゃん

残された仕事は、とどめをさすことだけだった。
拘束されたままの黒犬を日なたへとおびき寄せ、挑発し、苛立たせる。
7月の太陽に照らされたうえ、頭に血が上った黒犬は、上昇する体温を制御できず、やがてその動きを止めた。
腹ばいになった黒犬を横目に、彼女はビッグ・ビジネスの準備を始めた。
ただのビッグ・ビジネスではなかった。この瞬間のために、通常の3回分(当社比)を体内に溜め込んでいたのだ。
念入りに足場を固め、全身に力を漲らせて、彼女は溜まりに溜まった排泄物を押し出した。
永遠に伸び続けるかのような勢いで排泄されたものは、やがて地表に到達し、その動きを止めた。
彼女は大地とつながった。

「ハハハハ! 見て、見て! ハルさんのフンチョス、ながいっ!! ほら、地球とつながっとるよ! ハルさんが地球から生えとる!!! ワハハハハ!」

「ウッフフフフ」

この瞬間、矢折れ刀尽き、飼い主の寵愛を奪われたうえに、「笑い」までもっていかれた黒犬の目は、溶鉱炉で溶け出したターミネーターのそれのように、急速に光を失い、やがて消えた。

こうして、失意に見舞われた黒犬は饂飩の国へと帰っていった。
同時に、それは玉葱島が救済されたことを意味した。
黒犬が島を去った途端、小麦粉と‘いりこだし’の芳ばしい匂いが消え去り、玉葱たちが息を吹き返す。
ところが、玉葱が放つ匂いは、彼女に死を連想させるほどの悪臭であった。(注1)
そこに一秒でも留まっていられないほどの強烈な臭いが、いっせいに彼女のほうへと襲い掛かかる。

玉葱たちの弾けるような歓声を後にしながら、彼女はほうほうの体で島を後にした。
命を賭して得たはずの完全なる勝利が、するりと掌から零れ落ちるのを感じる。
玉葱たちは楽園を取り戻した。
ただし、犬が住めない楽園を。(注2)

いつだって勝利者のはずだったのに。
島と本土をつなぐ橋の上で、思わずつぶやいた彼女の目からこぼれ落ちた一筋の涙は、しばらく中空に留り、やがて海峡に消えた。

浴室の中、つま先から見えない尻尾の先まで、体の隅々を震わせる。
毛と毛の間に入り込んだ水気を体の外側へと追いやる。
彼女の体は踊るように舞い、そして跳ねた。
悪夢を追い払うかのように。

その時、鼻腔の隅にひっそりと残っていた小麦粉と‘いりこだし’の匂いが、微かに鼻をついた。
鼻先を震わせた拍子にこぼれ出たその芳醇な香りは、優しく彼女を包み込む。
操り手を失ったマリオネットのようだった体に再び力が漲るのを感じる。
本当に求めるべきものが、何であったのかを、今や彼女ははっきりと自覚していた。
今後、何をすべきか、どこへ向かうべきかについても、彼女には手に取るように分かった。
まるで魔法使いにでもなった気分だった。

開かれた浴室のドアから外に出る。
ドアの向こうではバスタオルが彼女のほうへと向けられていた。
目をつむり、バスタオルに向かって身を投じる。
脳裏に浮かんだのは、うどんの国で饂飩をすする彼女自身の姿だった。
さっきまであれほど不快に感じていた玉葱の臭いは、もうあまり気にならなくなっていた。

****************************************

(注1) 玉葱を食べると犬は死にます!

(注2) 淡路島のみなさんごめんなさいよ!!


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ようやく、玉葱島の戦いについて記録を終えることができました。
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2007年07月23日

玉葱島の戦い−伝説の行方−(Y)

世の中には黒い犬が星の数ほどいるだろうけれど、我が家で「ザ・ブラック」といえば彼女のことだ。

私たちが知る限り最強だ

黒い柴刈機(←名言)。
讃岐の黒い核弾頭。
讃岐のブラック・ホーク。
讃岐の黒うどん。

彼女が数多の戦いで獲得してきた歴戦の勲章は、まるでハリウッド映画に出てくる米軍のお偉方の左胸のように光り輝き、見る者の目を眩ませる。

だが、讃岐の超絶ブログ「うどんの国を背負って立て〜四国犬ゆめきちのぐうたら記〜」の作者、フジウラさんから「タイマン張りませんか?」との知らせを受け取ったとき、私たちは二つ返事で引き受けた。

なぜなら勝算が二つもあったからだ。
ひとつはゆめちゃんが築き上げてきた「洋犬には割りと心が広いような感じ伝説」。
もうひとつは、ハルさんの「大きな犬には早々と屈服することが多いような伝説」(←慌ててそれっぽく作ってみた)。
近所のラブラドールに会うと、

「私はミミズです!あなたのミミズになります!!」

と体を地面にめり込ませんばかりに平べったくなるハルさんである。
大きな犬にはからきし弱い(はずだ)。
そして今日の相手は歴戦の勇者、生きる伝説、「ザ・ブラック」。

もう結末は予想できたも同然だ。
そう思い、事前に書いておいた記事がコチラである。


(以下、空想)
2007年7月某日。
いよいよ、ハルさんが讃岐の黒獅子と対面した。
1m程の距離を置いて静かに見つめあう二匹の犬。
高級なゼリーのように濃密な時間は、ゆめちゃんが右足をそっと前に出したことにより、破られた。
ハルさんがコロンと転がったのである。
一体、二匹の間に何があったのか、我々には全く分からなかった。
ひょっとしたら亀仙人にしか見えないスピードで両者の拳が行き交ったのかもしれない。
けれど、答えは風に吹かれている。
友よ、答えは風の中だ。

ストロング夢 ○−× 獣身サンダーハル
試合時間:25秒
決まり技:ドラゴンボール的な何か

いずれにせよ、上下関係のはっきりした2匹の犬は、これ以降、まったりと穏やかに過ごすことになり、4人と2匹は幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。





(以下、現実)

いよいよ、ハルさんが讃岐の黒獅子と対面した。
いきなり、テンションMAXでピョンピョンと跳ね回り、ゆめちゃんに近づくハルさん。
そしてゆめちゃんの向こう側にいるフジウラさん父子にもピョンピョコ近づこうとする。
ほんの少し、お互いに鼻先を付け合せ、クンクンしたのだったが、直後、跳ね馬ハルさんのボディがゆめちゃんの鼻先を直撃した。

一瞬の後。

高速回転するゆめドラム

この犬をどうすべきか、クルクルとゆめちゃんの脳内で回転していたスロットがピタリと止まった。
そこには、「KILL」の文字が三つ、横一直線に並んでいたに違いない・・・・・・。

エネミー認定を下したゆめちゃんの動きは迅速だった。
早速、こっそり隠し持った「YUME NOTE」にハルの名前を書き込む。
その上には「あずき」「あきと」という文字が書かれていたのを、オスマン・サンコンに匹敵する私の眼力が見逃さなかったことも付け加えておこうと思う。

(なお、「YUME NOTE」に名前を書かれた犬の末路について知りたい方はうどんブログを是非どうぞご賞味あれ。物凄く面白いサイトなので知っている方が殆どでしょうが、まさか自分の犬が同じ目に会う日が来るとは思わず、無邪気に笑っていた日が遠い昔のことのように思える。)

何とか、「YUME NOTE」から名前を消してもらおうと、飼い主たちは必死だった。
今更ながら、犬同士の挨拶をさせてみようと、ハルのケツ臭をかがせてみたが、

ささ、ゆめ様。たんと嗅いでくだされ

「アタスの頭上に乗っていたのはコイツの毛か!!フギャーッ!!!」
とゆめちゃんの怒りを倍増させただけであった。
ど、どうしたらいい?と背後を振り返ると、まだ会って1分も経たないうちに、フジウラさんがハルにインリンを命じていた。(よっぽどやりたかったのか?)

「ここにオヤツがある」と指差すフジウラ先生

だが、これはチャンスだ。
ハルさんがこのまま屈服したフリをしていれば、ゆめ様の怒りが治まるかもしれない。
周囲にいた誰もがそう思ったに違いない。
一縷の望みを託して、ゆめちゃんがハルさんに接近した。

ゆめ様、どうか怒りをお鎮めください

だが。
2、3回匂いを嗅いだ後、

「三文芝居は見とうないんじゃボケーッ!!」

と、死神の大鎌は振り下ろされた。

・・・・・・。

「洋犬には割りと心が広いような伝説」って何だっけ何だっけ♪

伝説崩壊。

フジウラさんとゆめちゃんが 二人羽織 二人三脚で築き上げてきた栄えある伝説、血と汗と涙の結晶は、こうして脆くも崩れ去った(涙)。

この後、現場には、キューバ危機以上の緊張感が漂っていた(ように思えた)。
もう、駄目だ。
とこの場の全員が悟ったに違いない。
これより先、この二匹が仲良くなることは、ビートルズが再結成するより難しいことだと。

こうして、ゆめちゃんとハルさんは、人間の壁を挟んで幽閉されることになり、世界は束の間の平穏を取り戻していった。

彼方が霞むほどの距離感

だが。
ここから伝説の悪女、ハルさんの独演会が始まる。

フジウラさんは、ハルさんをターゲットオンし続けるゆめちゃんの気を何とか逸らそうと、
「これ、雑種」

耳は折れても心は折れない!

とか、「ほれ、ムササビ」

目が線のように細くなっても睨みます!

と、キュート系の技(技なのか?)を繰り出していたが、ジャパニーズドッグのアツいソウルがこれしきのことで折れるわけはなかった。
オヤツをもらう時以外、焦がすような黒き瞳は常にターゲットを捕捉していたのである。

この目・・・どこかで・・・・・・

いつかどこかで見た風景とそっくりであった、

黒い和犬はダメなのか?

一方のハルさん。
黒い視線を浴びながらもエビちゃんスマイルは全く崩れることがなかった。

戦いの鉄則ね

この笑顔にフジウラ父子、まんまと 騙される やられる。
ふと気が付くとフジウラさんはインリンやら女豹やら 口に出すのも恥ずかしい コマンドを何度も発令していた。

これは最初の出会いシーン

そして、ゆめ父さんはいつの間にかハルさんを膝に抱き上げ、縁側の猫を愛でるように撫でていた。

えへ。黒犬さん見てる?

この様子を見て、ゆめちゃんは当然

「ウチの人たちをたぶらかしおって!!グルキジョェギャオォウ!!」

と怒髪天を衝いていた。
私たちは「ゆめ様!どうかお納めください!!」と必死に撫でていたが、誇り高き日本犬としては初対面の人間から撫で回されてもただウザいだけだったのかもしれない。

アイツ、ヤらせて!私にヤらせて!

さらに飼い主を驚愕させたのは、しばらくハルと戯れた後のフジウラさんの一言だった。

「ハルさん、凄い!ヨシって言わんとオヤツ食べんのね!!『ヨシ野川』とか『ヨシ村作治』って言っても全然食べんもん。さすがやわー」

・・・・・・そんなトラップ仕掛けたこと、今まで一度もないんですが、フジウラさん。
なのに、何でこのボボ犬は完璧にやり遂げることが出来るのか。
どこまでこのケツ毛は本番に強いのか。

さらに、インリンで黒い稲妻の一撃を受けたとき、ハルさんはびっこを引くそぶりをしていた(飼い主もさすがに焦った)が、どこにも外傷はなく、しばらくすると普通に歩いていたし、走ってもいた。
まるで南米のサッカー選手のようなずる賢さである。

少しでも相手に攻撃を受けるとと大げさにやられたフリをし、常に笑顔を崩さず、アドリブにも対応する。
これが、何匹もの共演者を蹴落とし、トップスターへと駆け上がる秘訣なのか。
(スターって何だ?にしきの?)

この後、一行は怪しげなドッグランへと移動したのだが、ここでも、ハルさんのトリックスターぶりが炸裂した。
ノーリードとなったハルさんは、リードに繋がれたままのゆめちゃんの周りをチョロチョロと走り回り、さらにゆめちゃんを苛立たせることに成功したのである。

術中にはまる黒い閃光

おかげでゆめちゃんは折りからの暑さとハルさんに対する苛立ちでオーバーヒートし、地面に伏せたまま動かなくなってしまった。

オーバーヒートしても目は死なない

カフェでは係留され、

囚われの伝説

ドッグランでも拘束される。

慰めてみる

さらにはうりぼうみたいな犬が周囲を我が物顔で走っている。

この距離が憎らしい

ゆめちゃんにとっては苦痛と屈辱に見舞われた時間ではなかったかと思う。
どうしようもできなかった気がするけれど、ゆめちゃんには気の毒なことをしてしまったように思う。
伝説は壊されるし、ゆめちゃんにとって楽しいことなんて何一つなかったような気もする。

ロックオンで終わった

ゆめちゃんは「ああ、犬ってこんな感じやんね」と私たちに犬本来の性質を思い起こさせてくれる、佇まいの立派なジャパニーズ・ドッグであった。
誇り高い犬が好きな人は、きっとゆめちゃんのような犬が大好きだと思う。
なんといっても猪を狩る犬なのだ。生半可な覚悟ではやれない仕事をしてきた血筋なのである。

少し前、犬を相手に勝てる勝てないの話をMが書いていたが、ゆめちゃんには命を懸けて戦う必要を感じてしまった(なんの必要か!?)。
四国犬がこれほど大きくて、これほど静かな迫力を有しているとは予想外だった。
正直、できれば相手にしたくないなと思った。(だから、何で相手をしなければいけない!?)

ところが、ウチのボボはどうやら違う認識を抱いていたようだ。
ボボ毛の分際で、ゆめちゃんがオションした跡に、しっかりとマーキングしていた。
ゆめちゃんの黒いレーダーに捕捉され続けても、目を逸らさなかった。
笑顔で黒い光線を受け止めていた。
同じようにエネミー認定されたあずきちゃんあきと君はゆめちゃんの周囲から出来る限り遠ざかろうとしていたようだが、ケツ毛はゆめちゃんがギリギリで届かない場所を楽しそうに走りぬけていた。

真正面から喧嘩をして勝てるはずもないことは、さすがに分かっていると思うが、ギャルゴル言うたびに、飼い主さんから叱られ、ずっと係留され続けているゆめちゃんの姿を見て、身の安全を悟ったのだろうか。

だとすれば、このシャコタン、色んな意味でヤレる犬なのかもしれない。

ある意味、最強?

そして最後になりますが、ゆめちゃん一家の皆様、お会いできて本当に嬉しかったです。
超絶ブログを描くフジウラさんは実際にお会いしても、本当に楽しい方でした。
ゆめ父さんは優しさがにじみ出ているような素敵な方でした。
お会いしたら「お父さんと呼んでいいですか!お父さん!!」(←もう呼んどる!)と言いながら握手をしようと思っていたのに、出会った瞬間から色んなことが起こりすぎて実行に移せなかったことが残念でなりません。

なお、ゆめちゃんのブログで描かれた決戦の模様はコチラ
最後のほうに大きな誤りが書かれていますので、騙されないように注意してください。

玉葱島の戦い、本編はこれにて終了です。
後はハルさんが語るエピローグを残すのみとなりましたが、それはまた次回に。

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だらだらと長い記事を読んでいただきありがとうございました。
伝説クラッシャーとして新たなる悪女伝説の1ページを刻んだ(←どんだけ伝説好き?)ハルさんに、賞賛(?)のクリックを。

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posted by 飼い主YとM at 01:04| 兵庫 ☔| Comment(19) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

玉葱島の戦い−プロローグ−(Y)

2007年7月某日。
浅い眠りの中、彼女の中にほんの微か、澱のように残っていた犬としての本能が、‘くろくておおきいもの’の接近を告げていた。
遥か彼方、饂飩の国にあったはずの、その‘くろくておおきいもの’は、さしたる抵抗を受けることなく踊りの国を通過し、ついに海を越えたようだった。
今や、玉葱島の玉葱たちが次々に饂飩へとその姿を変えている。
時折吹く西からの風によって玉葱たちの悲鳴が耳に届く。

「玉葱たちを助けないと」

まだチョイ悪オヤジとして売り出す前のパンツェッタ・ジローラモから薫陶を受けたマンジャーレ(注1)の心がうずき、思わず立ち上がる。
何かが根本的にどうしようもなく間違っているような気がしたが、「さんまさん!さんまさん!」と叫ぶジローラモの笑顔がすぐにその思いをかき消した。

これまで幾多の危機を乗り越えてきた彼女にとっても、‘くろくておおきいもの’から感じる力は今までになく強かった。
でも大丈夫、いつもどおりやればきっと大丈夫、と朝ションをしながら自分に言い聞かせる。
オンナの闘いは、腕力じゃない。
鏡を見つめ、エビちゃんから教わった角度に口角を上げるトレーニングを続けながら彼女は勝利の鉄則を心に刻み込む。
この笑みを決して絶やさないこと。
そして、常に冷静さを失わないこと。

スマイル、スマイル

普段より早い朝食を摂り終える。
食後には朝ウンをすることが日課だ。
だが、オンナの第六感、あるいは戦士の直感がその行為を押し止めた。
ただの排泄物であっても何かの役に立つかもしれない。
なんといっても相手は‘くろくておおきいもの’なのだ。

そして彼女は開け放たれた扉から外に出た。
さぬきの夢2000(注2)が降り注ぐ玉葱島の方角を見つめ、決意を新たにする。

いつだって私は勝利者だった。
昨日までも、そして今日からも。

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(注1)イタリア語で「食」の意。
(注2)さぬきうどん用に讃岐で開発された小麦の品種

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この文章をMに見せたところ、すぐに今読んでいる小説がバレました。
(どんだけ影響受けやすいねん)
なお、全3回で終了予定です。
(どんだけ引っ張る気や)

そして、今日観た「アヒルと鴨のコインロッカー」は最高でした。
posted by 飼い主YとM at 01:28| 兵庫 🌁| Comment(11) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

復活の夜(Y)

皆様、ご無沙汰しております。
ここしばらくネットが全く繋がらず、ロビンソン・クルーソーのような生活を送っておりました。
しかし、今日ようやく復旧しましたので、これからはバシバシ細々とブログを続けていつもりです。
ちなみに、ハルさんも相変わらず元気でやっとります。

ミッキー君、チョーかわいい!

あ、間違えた。これはミッキー君やった。
ハルさんはこちらです。

相変わらず走っとります

ネット上では時が止まったままの状態でしたが、もちろん、現実時間は淡々とハル一家を押し流し続けています。
書くべきことは、ワインボトルの底のおりのように溜まっているのですが、今日はとりあえず、次回の予告をするに留めておこうと思います。

乞うご期待!?

ではでは、皆様。次回までごきげんよう!
(このブログを読んでいる方はみんな学習院出身者のはずだ)

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posted by 飼い主YとM at 00:38| 兵庫 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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