2010年05月23日

April 2010

桜のシャワー

約1年ぶりの更新です。
ハルさんは相変わらず元気なのですが、飼い主の怠慢によりブログを完全に放置していました・・・。
これからは月に1回程度、写真だけでも載せていこうかなと思っていますが、なにせ三毛猫のように気まぐれな飼い主のことですから、なんとも言えません。

そして、今回の写真は4月にハルさんと一緒に花見をしたもの。(←既にひと月以上経過しとる)

もともと、昨年に購入した自転車に、

なぜか笑顔のハルさん

カスタマイズと称してカゴを装着し、ハルさんを乗せてお花見スポットへ意気揚々乗り付けるという目論見だったのだが、

隙だらけ

どう見てもハルさんの安全が確保されていないことから、自転車作戦を半永久的に中止し、徒歩圏内にぽつりと咲いている桜の下でお花見をすることにした。

ハルさんもご機嫌

しかし、これも徒歩圏内の大好きなパン屋さん(オープン以来他のパンを買えなくなった)で買ったパンをちぎり、ワインをぐびぐび飲んでいると、なんだか気分がしっくりしてくる。
たくさんの花見客に囲まれて花見気分を味わうのもいいけれど、こうして二人と一匹でゆっくりと過ごす花見も悪くないものだ。
posted by 飼い主YとM at 16:45| 兵庫 ☔| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

春とハル(Y)

由来

「春が二階から落ちてきた」

伊坂幸太郎の小説『重力ピエロ』の冒頭の一文である。
過去に記事にしたとおり、当ブログの主人公ハルさんの名前はこの小説の登場人物から拝借したものである。

その『重力ピエロ』が映画化された。
いてもたってもいられなくなり、前売り券を買って(当日券より500円も安い!)封切り当日に映画館へと出向く。
実はここ最近、毎週のように映画を見に行って、毎週のようにがっかりして家路についていたのだけれど、『重力ピエロ』は観にいって本当によかった。

加瀬亮はさすがの安定感だったし、要役となる小日向文世は憎らしいぐらい素敵なお父さんだった。
そして、ハルさんの名付け親(?)となる春君を演じた岡田将生も素晴らしかった。
観終わってから、岡田将生以外に春君の役柄を出来る俳優さんがいるとは思えないくらいほどだった。

泣ける小説というわけではないと思うけれど、映画館では中盤以降、涙が溢れっぱなしだった。
隣の席(Mさん)からはグスグスという音がずっと聞こえていた。
映画ならではの想像力をかきたたせる演出だったのだろうか。
DVDが出たら購入する予定なうえに、エンディングテーマとなったS.R.SのSometimesも気に入ってAmazonで購入してしまった。


Sometimes


伊坂さんの小説の中で最も映画に向いていると思われる『ゴールデンスランバー』も、堺雅人主演で映画化されるらしいので、そちらも今から楽しみでならない。
posted by 飼い主YとM at 01:01| 兵庫 ☔| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

文旦さん(M)

22世紀からやってきた・・・・・・らしい


このお話はフィクションであり
登場人物・団体名等は全て
架空のものです。



のび「おなかがすいたよう。たすけて!ぶんたんさーん」

ぶん「なによ」

!!!!!!

のび「あっ!ぶんたんさん!たすけてよ。
   ぼくおなかが空いたんだ」

ぶん「文旦食べればいいじゃん」

のび「いやだよ!ぶんたんさん、文旦ばっかりじゃないか」

ぶん「うるさいな」

のび「文旦飽きたよ。ほかのにしてよ」

ぶん「アタシなんか名前からして『ぶんたんさん』よ。
   アタシのほうがよっぽど飽きてんの!
   のびくんこそ、たまには何とかしてみたらどうなのさ、あぁ!?」

早くヨシって言えよ

のび「ウッ……ぶ、ぶんたんさん……」


夫の高知土産である文旦をおいしくいただいた後、ふと隣をみると、ものほしそうな顔をした生き物がいた。それでついイタズラ心知的探究心が刺激され、文旦帽をかぶせてみる。
意外にマッチしたその姿にふと浮かんできたのがこの話(話?)である。

こんなグズグズした感じで私たちの毎日は過ぎていくのであった――。
posted by 飼い主YとM at 01:22| 兵庫 ☁| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

お久しぶりです。

ずいぶん長い間、ブログを放置してしまい失礼しました。
コメントの返事もなかなかできず、申し訳ありませんでした。

ブログは更新できませんでしたが、ハルさんはいたって元気です。

ドロロン!

更新が滞っていた間にも、西宮に新しくできた阪急百貨店の「ハロードッグ」を訪問して、

百貨店にペットショップが設けられる時代になりました

室内ドッグランを初体験してみたり、

相変わらずの無駄走り

リン君ノアちゃん家と日生へ’かきおこ’を食べにいき、

旨かったです

近くの山で遊んだりと、

おそろいの服でキメていました

今までと変わらない生活を送っています。

今後もブログの更新が出来るかどうかわかりませんが、(謎の)新プロジェクトが進行中なこともあり、せめて月に1回くらいは(←目標低っ!)記事を書ければなと思っています。

なお、コメントのお返事がどうしても遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしてしまうため、コメント欄は閉じさせていただきます。

海にも行ってきました
posted by 飼い主YとM at 21:15| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

4th Birthday!(Y)

待たされ中

昨日、2月2日はハルさんの4回目の誕生日だった。
さすがに4回目ともなると、飼い主2人揃って危うく忘れそうになるところであったが、すんでのところで記念日を思い出し、ハルさんの大好物、肉を買って帰る。

これは!?

そして、この肉をジュウジュウと焼き、赤ワインとともに食す。
もちろん、飼い主たちが(←え)。

ウマイウマイを連呼し、ワインをぐびぐび飲んでいると、なんだか眠たくなってきた。
けれど、今日の主役はハルさんだ。
ハルさんより先にハルさんの誕生日のおこぼれにあずかった私たちが、何もしないまま眠りに落ちてしまっては申し訳がたたない。

そこで、Mさんが前日から水切りをしていたヨーグルト(←一応用意はしていた)をクリーム代わりにしてケーキを作り、

キャベツで作成したミントがアクセント

私は、ニコ村さんから頂いたドッグ用パンに肉をはさみ、ハンバーガーを作成する。

レタス代わりに入れたキャベツがアクセント(←さっきのミントを切り抜いた残りともいう)

こうして何とかメインディッシュとデザートを作り上げ、ハルさんにプレゼントしてみた。

嗚呼、野獣

もちろん、一瞬でカタがついたのは言うまでもない。
そして、なんだか空しい気持ちになったことも言うまでもない。

こんなガサツなハルさんであるけれど、今年もたくさんの方から誕生日プレゼントをいただいてしまった。

ずらり!

ニコ村さん、トモさん&なかみーさん、福さん、ありがとうございました。
ハルさんは自分のモノだというのが分かるのか、興味津々でテーブルの周りをぐるぐると巡っていました。

近頃、なんだか体毛が白っぽくなってきたような気がしますが、ハルさんはまだまだ元気いっぱい。

どりゃー!

4歳になったハルさんとともに、これからも笑顔で暮らしていければと思っています。

スマイル!

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肝心の肉は殆ど飼い主達に食べられてしまいましたが、いつもより少しだけ豪華なディナーにありつけたハルさんによかったなのクリックをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:10| 兵庫 ☔| Comment(44) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

ドッチ(M)

ある日の午後

ハルさんのブラッシングをし、歯磨きをし、オヤツをあげる。

歯磨きとオヤツが矛盾している気がしなくもないが、まあこれが我が家の日課である。
今日もブラッシングと歯磨きを終え、クッキーを握ってハルさんを見る。
ハルさんは既に万全の態勢(←オスワリ)でクッキーを待っている。

さ、来なさい

そこでふとイタズラ心が湧いてきて、両手ともに握りこぶしを作ってハルさんに言う。

「ハル〜、どっちかなー?」

ハルさんは答える。

(フガフガフガ……フガー!!)

こっちー!

ハルさんは右手を激しく突付き始める。
私は笑顔で右手を開く。

あれ?

「ウフフフ〜ハズレ!残念!!」

背中に手を回して、今度は右手にクッキーを隠す。
そしてふたたび両のこぶしを前に出す。

「ハル〜、どっちかなー?」
(フガフガフガ……フガー!!)

今度はこっちー!

ハルさんは左手を激しく突付き始める。
私は笑顔で左手を開く。

あれれ!?

「ウフフフ〜ハズレ!残念!!」

そして私は再び背中に手を回し、クッキーを右手に移す――。


5分後。



「……どっち」
(フガフガフガ……フガー!!)

「……ハズレ(ため息)」

ションボリ

私たちは暗黒の無限ループに陥っていた。

クッキーはヨレヨレ、手のひらは粉だらけ、飼い主のテンションはすでにダダ下がりである。
ハルさんのテンションはとくに下がっていないとはいえ(←あるイミ立派)、ひたすら交互にクッキーを入れ替えているだけなのに、なんという視野の狭さであろう。というか鼻はどこに置いてきたオマエ。

もう普通にあげてもよかったのだけれど、なんとなく意地になって再び両手を背中に回す。
するとハルさんが突然立ち上がった。何をするつもりか見ていると、フガフガと私の背に回ろうとするではないか。

ええい、こうなれば!

「ちょっと、何やってんの?!
 そんなズルして、犬として恥ずかしくないのアンタ!?」


思わず大きな声が出てしまう。
けれどハルさんは、その後も隙あらば背後にまわり込もうとする。まるで人のような動きである。
犬として当然の能力(鼻とか鼻とか鼻とか)を完全に無視してはいるものの、それなりに問題解決能力を備えた愛犬を褒めるべきか悲しむべきか、迷うところであった。

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ハルさんの犬本来の能力は果たしてどこへ行ってしまったんでしょうか・・・・・・。ハルさんの落し物が早く見つかるよう、こちらに支援のクリックをお願いします。
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2009年01月18日

年末の事件(Y)

容疑者というよりもう犯人

先日、子豚騒動が発端となり颯爽と登場した毛足の長いラグ(通称「長毛」)、実は既にリタイアしている。
デビュー後わずか1ヶ月足らず、あまりにも早い引退であった。

保温力の高い長毛のおかげで、めっきり寒くなったこの時期をぬくぬくと過ごしてきたというのに、愛しいあのヒトはもういない。
心も体も、ついでに懐も寒くて凍えてしまいそうだ。

……なあ、ハルさん?

なんでしょうか!?

そう、長毛をリタイアに追い込んだのは、ほかならぬこのコーギーだ。
長毛でもなく短毛でもない、中途半端な被毛を身に纏ったこの犬が、全ての元凶なのである。

足は半端なく短いが

ハルさんは、事もあろうか、長毛の上にオションをひっかけたのである。
ハルさんだって、いたく長毛を気に入ってゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ、ガツ!(←テーブルの角で頭をぶつけた音)としていたのに、なんてことをしてくれたのか。

これは気持ちがよいです

犯行は、恐らく丑三つ時に行われたと思われる。
長毛のうえでゴロゴロしていた私たちが体を覆っていたブランケットをそのまま放置していたのが悪かったのか、ハルさんはそのままブランケットにくるまってヌクヌクと寝ていたに違いない。

丑三つ時に目覚める。
何で目が覚めたのだろうかと考えるまもなく、下腹部のあたりからツンとした刺激がやってきた。
尿意だ。
いつものハウスで寝ていれば、トイレはすぐ近くにあるのだけれど、ここからはやや離れている。
強い眠気もあって、トイレまでの距離がものすごく遠く感じる。
ここを動くのもなんだか億劫だ。
えい。ここでやってしまおう。

ジョーーーーーー・・・・・・。

ふう、やれやれね。
ま、朝になってハウスに入っていれば、私の仕業とはまさか気づかれまいて。
フフフフフ。


ゴルア!!(←飼い主心の叫び)

オマエ以外にその辺で小便するようなヤツはこの家にはおらん!!
と、烈火のごとく叱り飛ばしたかったが、既に終わったことについて叱っても意味が無い。
泣く泣く後処理をする羽目になったのであった。

ブランケットに残ったオションの染みは洗濯することで綺麗になったが、長毛のほうは洗濯もできない。
仕方がなく、以前敷いていたラグを長毛と交換したのであるが・・・・・・。

なんだか涼やかですね

いかんせん夏用のラグだけあって保温力は皆無に等しい。
自前の毛皮を纏っているハルさんにとってはラグの保温力など大した問題ではないのかもしれないが、私たちは寒い寒い冬を過ごさざるを得ない状況に陥っているのだ。

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ようやく実質的な新年最初の記事を載せることができましたが、このような残念な話になってしまいました・・・・・・。
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2009年01月15日

あけましておめでとうございます(遅)

あけおめ!あけおめ!

ものすごく今更な感じがしますが、あけましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのかたがたに、ほんとうにお世話になりました。
夫も私もハルさんも幸せモノです。ありがとうございました。

さて、長らく放置していたブログですが、ふときっかけを失ってぼんやりしているうちに、1ヶ月も経ってしまいました。
ご心配をおかけしてしまったかたがた、ほんとうに申し訳ありませんでした。
夫も私もハルさんも、昨年と変わらず、元気に暮らしています。

これからも更新は多くはないと思いますが、楽しかったことや嬉しかったこと、ボチボチ書いていきたいと思っています。
コメントも、かならずお返事いたしますので、よろしければ気長にお待ちください。

それでは、今年も皆様やワンコたちに、よいことがたくさんたくさんありますように!
posted by 飼い主YとM at 23:02| 兵庫 ☁| Comment(17) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

桜体験(M)

それは食べられません

馬しゃぶを食べに北新地の『馬春楼』という店に行く。

夫がいつも、熊本へ出張しては、とても美味しい馬しゃぶを食べてきたり、広島へ野球を見に行っては、とても美味しい広島焼を食べてきたり、九州へサッカーを見に行っては、とても美味しいもつ鍋を食べてきたりするので、そしてその間、ワタクシは地味に家で過ごしてばかりなので、なんとなく根に持ってことあるごとにブチブチ文句を言い続けたら、本日とうとう馬しゃぶが実現した。何事も言ってみるものである。

副産物?

本場熊本に行くわけにはいかなかったけれど、それでも毎日熊本から空輸しているという熊本馬(←一般にこういう呼び方をするかは不明)は、刺身で食べても煮物で食べても、もちろんしゃぶしゃぶで食べてもとても美味しかった。

刺身盛り合わせ

聞けばカロリーは牛の半分だというし、しゃぶしゃぶしてもアクがまったく出ないし(←おかげで雑炊がいただける)、タテガミの下には魅惑のコラーゲンがたっぷり詰まっているし、世間の人たちがなぜ馬肉を食べないのかぜんぜんわからない。お高いのだろうか。

雑炊も絶品でした

ちなみにハルさんは馬肉体験をワタクシよりずっと以前に済ませている。なんだかくやしい。
もっともそれは馬のアキレスだったり肺の部分だったりする。馬肉は犬のオヤツとして、そう珍しいものではないのだ。

馬も好きです(何でも好きです)

そんなハルさんにとっての珍味とは何だろう。
そう考えたとき、先々月に開かれた動物愛護フェア会場を思い出した。
そこではミニ動物園が設置されていたのだけれど、その中のある動物にハルさんは釘付けだった。

前のめりな犬

それはモルモットである。

実験動物として有名なこのげっ歯類を、ハルさんは凝視したまま動かなかった。
普段なら「ハル行くよー」と声をかけたら飼い主のほうへ戻ってくるはずなのに、この時は足に根っこが生えたように動かなかった。
ハルさんは何を思ってモルモットを見つめていたのだろうか。

ペロリ(←ある意味決定的瞬間)

まあそれはともかく、とても満足して家に帰る。

「オレはタダでは出張から戻ってきませんよ(フーン)」

夫も誇らしげにいう。
そもそも夫の誕生日だからと北新地まで出てきたのに、なんだかワタクシがもてなされたような心持であった。
まあでもプレゼントとして三脚となんだかわからないレンズフィルタ(←水面が綺麗に撮れるらしい)を買ったのだから、それはそれでいいかなと思うことにする。

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普段から馬肉を食べているなんて、ハルさんはけっこう贅沢なのかもしれません。
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とはいえ、モルモットに舌なめずりをしているように見える写真は事務所的にNGです。
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posted by 飼い主YとM at 00:38| 兵庫 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

ニューカマー(M)

新たな出会い

「この前さ、近所で知らんワンコに会ったで」
「へー、どんな犬?」
「足の長い犬」
「そーなんやー」

数日前、夫婦間で交わされた会話である。
ちなみにこのとき出会ったのは柴犬だが、我が家ではトイ・プードルからレトリバーまで、実に幅広い犬種が「足の長い犬」に分類されている。
しかし、たいへん残念なことに、我が家における「足の長い犬」が世間では「犬」と呼ばれているのもまた事実である。
長い間コギと暮らしていると、他の犬の足(の長さ)がタダゴトとは思えず、どうにも眩しくて仕方がないのであった。

我が家の犬は芝生では足が見えない

というわけで(?)今回は手足がすらりと長い素敵ボーダーコリー、ノアちゃんの話である。
ノアちゃんは2ヶ月ほど前、ご近所のリンくん宅にやってきたボーダーコリーの女の子である。

まだ散歩デビュー前のとき

齢3ヶ月にしてすでに美人の兆しがハッキリしている。私はメンクイ(?)なので、眺めているだけでもとても幸せな気持ちになる。
ワクチンを終えてからは、ちょくちょくハルさんとも遊んでもらっているが、あんまり可愛いので、会うたびについ「連れて帰っちゃうゾ(ハート)」的なビームが目から出てしまう。

ハルさんもノアちゃんのことはとても好きなようで、会うたびに自分から誘いに行く。

突撃中

近頃すっかり好き嫌いの差が大きくなって、他の犬に対しては知らないフリを決め込むことも多いのだけれど、ノアちゃんとはいつもとても盛り上がっている。

生後数ヶ月の仔犬にリーチで負ける(涙)

おかげでノアちゃんはいつもハルさんのヨダレにまみれている(←本当にすみません)。

ヨダレでビショビショ

旅行記をグズグズ書いているうちに、
動物愛護週間のイベントにお誘いいただいたり、

3匹で集合写真

焼肉をご馳走になったり、

ハルさんまでご馳走になりました

公園で遊んでもらったり、



※音が出ます

色々あったのだが、そうこうしているうちにノアちゃんはグングン大きくなっていった。
3キロだった体重は6キロを超え、フワフワしていた仔犬の毛は潤沢な美しい黒毛に変わり、
体つきもしっかりした大人の姿に成長しつつある。

出会った当初は

「まあ、揉んでやるか」

といった余裕を見せていたハルさんであったが、今ではすっかり余裕を失い

「ゥギャス*@△+×@△g■zypブブブブ」

と謎の唸り声を発している。必死な姿が痛々しい。
ノアちゃんは静かに楽しく遊んでくれているというのに、ハルさん、残念な大人である。

思えば体重3kgの頃から劣勢だったような気もする

出会って2ヶ月、もはや政権交代の日はすぐそこである(←早)。

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スリム・ビューティなノアちゃん。
ハルさんにとっては凄くいい遊び相手ができたようです。
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久しぶりに動画も載せてみました。
ハルさん、やっぱりなんだか劣勢です。
まあ、そこがハルさんらしくてよいのかもしれません。
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posted by 飼い主YとM at 01:21| 兵庫 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月29日

しかく豆とヤギミルク(Y)

リン君家にてオヤツをねだる

居心地のよい風が流れる季節は外で過ごすに限る。
9月から10月にかけて、私たちはハルさんを連れて公園に出かけることが多くなった。

草原の上で飼い主を待つ

前回の記事で尻切れトンボに終わった「しかく豆」に出会ったのは、そんな秋のある日、公園に向かう前に立ち寄ったドッグカフェ’Cocoro’でのことだった。

右手前がしかく豆

私が注文したから揚げランチの付け合わせとして、しかく豆の素揚げが添えられていたのである。
初めて目にするその食材を恐る恐る口に運んだとき、そのコリコリとした食感、ほんわりとした苦味に私は打ちのめされた。

こんなに美味しい野菜があったのかと身震いしつつ、向かいに座る妻Mさんに薦めてみると、Mさんも大絶賛であった。

ちなみにこのしかく豆、ちょうど初秋の頃が旬らしく、郊外にある野菜の直売所などで売っていることが分かった。
喜び勇んで買って帰る。

てんぷらにしてみると、それはもう絶品で、今まで個人的なてんぷらbP食材の座に君臨していた’しそ’を凌駕するほどである。

現在の王者

胡麻和えにしてみたが、これも美味しい。

コリコリしてます

来年の秋に向けて楽しみがまたひとつ増えた。
ちなみに、私たちがドッグカフェ’Cocoro’さんを訪れたとき、ちょうど店のイベントである「ヤギミルク早飲み選手権」が開催されていた。

早飲みですか!?

早食いには自信のあるハルさんだけれど、早飲みはどうなのだろう?
一抹の不安を抱える飼い主ではあったが、こういうイベントには参加せずにいられない。

こうして、私たちの食事が終わった後、ヤギミルクがなみなみとたたえられた器を前にハルさんはマテを命じられていた。

やる気は十分にみえます

お店の方がストップウォッチを片手にスタンバイするのを見て、飼い主は満を持して「ヨシ!」の掛け声をかける。

さあ、ハルさん、グビグビ飲んでやれ!
一気に飲み干せ!!

なんだかおばあちゃんみたい

・・・・・・。
そんな飼い主の心の声をよそに、ハルさんはちびちびとヤギミルクを舐めていた。(涙)
その表情はなんだか冴えない。
よく考えたら、ハルさんはヤギミルクを飲んだことがあまりない。
慣れない飲み物に戸惑っていたのだろうか。

ハルさんは約1分もかかって、ようやく容器を空にすることができた・・・・・・。
現在、’Cocoro’さんでは「ヤギミルク早飲み選手権」の結果発表を行っているようだが、この様では結果を見る必要もないだろう。
ハルさん、相変わらず残念な犬である。

このように、ハルさんが早飲み部門でダメさ加減をアピール(?)している間にも時は行き過ぎていく。

ご近所ではチップちゃんというMIX犬がデビューを果たした。
ハルさんは連日、リーチに勝るチップちゃんの必殺技(チップチョップと命名)の洗礼を浴びている。
ちなみに、かのハードパンチャーさんも、チップチョップの連打になす術がないようだ。
結局のところ、フレブルの足はコギ以上、犬以下(←失礼!)なのだろう。

そして、ニューカマーといえばもう一匹。
リン君のところに新しい仲間がやって来たのである。

新しい仲間のハウスに入ってみる

つづく・・・。

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食べるのは光速ですが、飲むほうは全然ダメなハルさんでした。
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一方、ハルさんのご近所ライフには新しい出会いがありました。
次回は(たぶん)ハルさんの出会い話になると思います。
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2008年10月27日

旅のあとに(Y)

能天気ドッグ

軽井沢旅行から帰宅して、はや1ヶ月以上が経過した。
旅行記を書き始めた頃には、まだ夏の名残がちらほらと見受けられたのだけれど、今では完全に消えさってしまっている。
降りしきる雨もずいぶん冷たくなった。
まもなく、紅葉の季節がやってこようとしている。

さて今回は、そのような季節の移ろいを全く気にすることなく(←オイ)、旅行後の出来事について幾つか書いてみることにした。

その一

食材のゆくえ

コーン

信州で購入した食材たちを調理してみた。
まずは、大量のとうもろこしをコーンスープにしてみる。

3種のスープ

実は、とうもろこしには幾つか種類があってそれぞれに味が違うらしい。
私たちは3種類のとうもろこしを買って帰ったので、3種類のコーンスープをつくってみた。
確かに、どれも味が少しずつ違う。
けれど、どれもこれも甘みがあってとても美味しかった。

つづいて、ネギは焼きネギに。

これも旨い
!

キャベツを始めたとしたそのほかの野菜たちはサラダにしてみた。

さすがにオリーブは信州産ではありません

満面のスマイルでおこぼれに預かろうとするハルさんを見下ろしながら、どれもこれも美味しくいただく。

ワタシはここにいますよ!

ちなみに、ハルさんはリンゴの切れ端を美味しそうにシャリシャリと食べていた。
安上がりな犬で本当に助かる。


その二

奇跡のしかく豆

これがしかく豆

上の写真が、ウワサ(?)のしかく豆である。
軽井沢で見つけたものでもなんでもないのだけれど、この夏一番エキサイティングな出会いを果たした食材であった。

ね・え・よ

・・・・・・。
なんだか物凄く眠くなってきたので、続きはまた次回・・・・・・。

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旅先での収穫を堪能した私たちでしたが、おこぼれに預かることのできなかったハルさんにとってはどうでもよい出来事だったのかもしれません。
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つづきはなるべく早いうちに書く予定です。
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2008年10月05日

ひとやすみ(M)

ある秋晴れの日に

続・東遊記もようやく折り返し点を迎えました。
案の定、ながいながい旅行記になっていますので、この辺りでちょっと気分転換、近頃ハルさんの身の上に起こったことを書いてみます。

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お隣のロミオくんの尽力もあって、近所の子供にはわりと好かれているハルさんである。
今日も散歩の帰り、マンションの敷地内でロミオくんとゆかいな仲間たち(仮名)に出会った。
リードを渡すと、彼らは楽しそうにあたりを走り回る。こういう体力勝負の遊びは普段なかなかしてやれないので、とてもありがたい。

走るの大好き

走るのに飽きても、バァンでどちら(ハルさんVS小学生)が早く倒れることができるか争ったり、どちらが早くフセることができるか競ったり、盛り上がり(?)は尽きないようだ。
そしてその間も、

「マテ」
「タッチ」
「フセ」
「バァン」
「オスワリ」
「タッテ」

矛盾するコマンドが、嵐のように降り注ぐ。
そんな彼らの期待に出来る限り応えるハルさん。

スパルタ教育(?)の成果

しかし、唯一どうしてもできないコマンドがあった。
最もリクエストが多かったというのに無念にも答えられなかったコマンド。それは。

「オモロー!」

もう指とか関節とか骨格とか乗り越える壁が多すぎて、とても到達できない高みであった。

オモロー?

しかし先日「アイーン」をする犬というのをテレビでみた。
足の長い犬(←というか普通の犬)だったが、前足が見事に90度曲がっていて、ほんとうにミラクルな姿であった。
根気よく仕込めば、案外「世界のハルさん」になる日も来るのかもしれない。
残念ながら、その根気がまるでないのだけれど。

アイーン?

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家に帰ってから、ハルさんにムリヤリ芸を仕込んでみましたが、足が短すぎて「オモロー」と「アイーン」の区別がつきません(涙)。
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次は旅日記が始まるのか、それとも閑話休題が続くのか。
気まぐれな飼い主たちのため、なんとも言えません・・・。
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2008年09月02日

ご相伴(Y)

満面の笑みで

先週末、普段からお世話になっているご近所のリン君家にお邪魔してきた。
リン君の飼い主さんには、いつもいつもいつもいつもご馳走になっている。この日もキーマカレーを美味しくいただいた。

キーマカレーです

実は、この前日に開催された飲み会のために二日酔いだったのだけれど、遠い昔に「二日酔いにはカレー」と刷り込まれた私にとって、カレーは至福の食べ物である。
ナンまで焼いていただいて、二日酔いカレー(←失礼)を堪能させていただく。

ところで、ご馳走になったのは私たちだけではなかった。
ハルさんも、リン君の夕食のご相伴にあずかり、至福のひと時を過ごしたのである。

身を寄せ合って待つ

普段、カリカリフード一直線のハルさんにとって、リン君のスペシャルゴハンはこの世の食べ物とは思えなかったに違いない。

旨すぎ!

実は、リン君の飼い主さんには、過去に我が家に来ていただいた時にも、ハル用のゴハンを持ってきていただいているのである。
ハルにとって、リン君の飼い主さんは幸せを運ぶ天使なのだろう。
リン君の家で過ごすハルさんは満面の笑みをたたえながら、光り輝くブツ(ヨダレ)を撒き散らしている・・・。(いつも本当にすみません)

ブツはマットの上にお願いしますね

ハルさんにとって、カフェマットは欠かせないアイテムなのだ。
(実はこのカフェマットもリン君家から頂いたものだったりする)

この日は、数日雨が続いたこともあって、2匹とも運動欲求が高まっていたのだろうか。
普段なら途中で寝てしまうことの多い2匹だけれど、最後まで目をパチリと開けて動き回っていた。
そして最後には、ハルさんがリン君のオモチャえらく気に入ってしまい、とうとうオモチャまでいただいてしまう。
心優しいリン君は、ハルさんがオモチャを独り占めしていても怒ることがなかったのだ。

大人ですから

飼い主も、飼い犬も、本当にお世話になりっぱなしで、いやもう、リン君家には足を向けて寝られない。
(ハルさんの足は向けるほどの長さがないけれど!)

いつもいつもありがとうございます!

いただいたオモチャを破壊作業中

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庶民派のカリカリコーギー、ハルさんがたまに口にするご馳走は、殆どリン君の飼い主さんからいただいたものばかりです。
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2008年08月25日

閉幕(Y)

DSC_3640.jpg

17日間に渡って私たちをテレビの前に釘付けにした北京オリンピックが閉幕した。

「ウオーッ!」
「ギャーッ!!」
「ヨッシャー!!」
「きたーっ!!!」


飼い主たちが歓声、奇声、そして裕二声をあげるたびに、惰眠を貪っていたハルさんが「何事?」と飛び起きてタタタッとテレビの前に駆け寄ってくることは、もうない。

何かいいことでも?

「なでしこジャパンが決勝進出したら、豪華な夕食をプレゼントしたげるからな!」

と言い残してテレビを食い入るように見つめていた飼い主から、試合終了後(もはや夜中12時過ぎ)、ため息とともにカリカリフードを与えられることもない。

あまりにご無体な・・・

ハルさんにとっては、ようやく平穏な毎日が戻ってきたということになるだろうか。

そして、私たちが北京オリンピックに夢中になっている間、外出をためらわせるほどの熱気を纏っていた外気はすっかり涼やかとなり、直視することができないほど眩しかった空は優しい色合いに様変わりしていた。

私たちとハルさんがもっとも過ごしやすい季節、秋はもうすぐそこだ。

昨秋の光景

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オリンピックのおかげでブログ更新はなく、もちろんネタもありません・・・・・・。
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2008年08月17日

ウッチー(M)

なんてスポーツには不向きな体型

北京では連日、熱戦が行われている。
おかげで我が家でも眠れない日々が続いているのだが、
そんなオリンピックで先日、体操男子個人総合で内村航平選手が銀メダルを獲得した。
前日の団体戦から2つめのメダルである。素晴らしい。
内村選手はまだ19歳。今回のオリンピックで日本スポーツ界の明るい未来を感じさせてくれた貴重なルーキーの一人である。
そんな内村選手、我が家では勝手に「ウッチー」と呼ばれ、とても親しまれている。
ちなみに柔道の内柴選手も、サッカーの内田選手も、我が家では「ウッチー」と呼ばれ親しまれている(←命名下手)。
まあそれはともかく。
そんなウッチーたち(?)の競技の様子を夫と観戦していて、ふとこんな話になる。

「なあ」
「ん?」
「ハルには何ができるかな」

走ることなら出来ますよ!

「サッカーはムリやで」
「それはわかってるって」
「柔道も足技はムリやで」
「それもうほぼアカンてことちゃうん」
「残念ですが」
「きっと階級ばっかりムダに上やなあ」
「ハル、ムダに重いしなあ」
「あ、でも下に潜り込んですくい投げ的なことは得意ですよ!」

コギ同士だとグダグダ

「外国人選手みたいやな」
「まあ洋犬ですから」
「体操は?」
「うーん……ゆ、床……?」
「……跳馬、あん馬、吊り輪、鉄棒、もムリか……」
「平均台は危ないしな。ああ見えてバランス悪いコやから」

オヤツがあればチャレンジはするけれど・・・

「なんか不憫になってきた」
「床も実はビミョーかも」
「あ、そんなことないんちゃう?」
「なんで」
「持ち技があるで」
「……技?」
「女豹」

唯一の技

「なるほどね。B得点(←技の難度がA得点、姿勢の美しさ等がB得点、この二つの得点の合計で決まる、らしい、たぶん)狙いか」
「笑顔もわりと得意やし」
「まさに日本が誇る『美しい体操』ってやつやねー」
「洋犬ですけどねー」
「アハハハハー」
「アハハハハー」

と、こんなどうでも良い話を延々続けていたのは、この日の夜に行われていた卓球女子団体戦とバレーボール男子の試合があまりに息詰まる展開で(←そしてどちらも負けた)、ふたりともすっかり疲弊し、現実逃避していたからである(ションボリ)。

※ただいまコメントのお返事がたいへん遅れていますが、必ず返しますので、申し訳ないですが、気長にお待ちください……。

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結局、ハルさんに向いている競技が見つからないまま、この日の夜も更けていきました。
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2008年08月08日

兆候(Y)

何かが壊れていく

衝撃のヨーグルト事件驚愕のケータイ事件を経て、昨今、私達のハルさんに対する評価はうなぎのぼりである。
かつては、やれ鼻が利かない、やれ鈍くさいと犬失格の烙印を押され、もう一度仔犬からやり直してこい、と散々こき下ろされてきたハルさんであったが、ここにきて見事な転身をみせている。
いまやハル株は急上昇。
まさに「買い」の時期なのだ。

そんな折、妻Mが、さらにハル株を吊り上げるようなことを言い出した。

「なあなあ」
「ん?」
「ハルちゃん、最近フィラリアの薬を食べなくなってん」
「え? ええーっ!!」

何をそんなに驚くことがあろうかと思われるかもしれないが、飼い主が与えてくれるものは例外なく食べ物に違いないと信じ込んでいる(ように見える)ハルさんは、フィラリアの薬でさえ、オヤツと間違えて食べるのである。
フィラリアの薬といえば、おおまかに2種類あって、犬が抵抗なく口にできるジャーキータイプと、いかにも薬らしい外見をしている錠剤タイプに分かれる。
ハルさんが愛飲(?)しているのは、このうち錠剤タイプだ。

コレです

人間より優れた感覚を持つといわれる犬たちである。
異物である薬をすんなりと口にするのは難しいらしく、だからこそ、珍しいジャーキータイプがわざわざ売られているのだろう。
しかし、犬としての能力を母犬の体内に置き忘れてきたと噂されるハルさんは、何の不信感も抱かず、飼い主が差し出す錠剤をパクリと丸呑みにしてきた。
過去に記事にしたように、飼い主が放り投げる錠剤をキャッチするのみならず、手のひらに置いた錠剤を指差して「ヨシ!」と言うだけで、パクッと食いついていたのである。

ところが、そんな能天気ハルさんに変化が現れ始めたのだと妻Mが言う。

ミス・ノーテンキ

「正確に言うと、ヨシ!って言うと口にはするんやけど、その後ペロッと吐き出すねん」
「吐き出す・・・。あのハルちゃんが?」
「そう。あのハルちゃんが」
「ええーっ、マジで!?」
「しかも、吐き出した後、私のほうをじっと見るねん。
『ちょっとMさん、これはオヤツと違うのと違いますか』みたいな目で見てくるねん。
仕方がないから、薬をチーズで包んであげたらやっと食べたわー」
「それって・・・、普通の犬みたいやんか」
「そう。最近のハルちゃん、何か犬っぽいねん」

あのハルさんが、一度口にしたものを自ら吐き出すとは・・・・・・。
ハルさんときたら、齢3歳にして、今更ながら(本当に今更だ)犬としての階段を昇り始めたのかもしれない。

これしきの階段!

いったい何のために、犬としての己を磨こうと思ったのか、口を利けるものなら聞いてみたいものである。
けれど、ハルさんは犬であるし、犬としての能力を開花させることは悪いことではない、と思う。

やがて、月に一度のフィラリアの薬を与える時期がやってきた。
どれどれ、ハルさんの犬らしさを見せてもらおうではないか。
フィラリアの薬を片手にハルさんを呼び寄せる。
すると満面の 笑顔 ヨダレとともにハルさんがやってきた。

ミス・ヨーダ登場

手ずから与えると吐き出したと妻Mが言っていたので、1・2・3の掛け声とともに錠剤を宙に放り投げてみることにする。
少しハードルを下げてみたわけだけれど、犬としての己を磨きつつあるハルさんのことだ、たとえパクリと口にしても、直ちに食べ物ではないことに気がついて吐き出すことだろう。

そんな期待感を込めてフィラリアの薬を放り投げる。
狙いあやまたず、薬は放物線を描いてハルさんの大きな口内に収まった。

バクリッ!

とりあえず、ここまでは想定どおりである。
さて、後はペロリと薬を吐き出せば、ハルさんはまた犬としての高みにたどり着けるはず・・・。
そんな飼い主の期待に満ちた眼差しに見つめられたハルさんは、微かに微笑みながら、ゴクリと喉を鳴らした。

え?

思わぬ出来事に立ち尽くす飼い主。

一方のハルさんはというと、「さあ、さあ、次のオヤツを!」とでも言わんばかりの満面の 笑顔 ヨダレを振りまいていた。

さっきのはちょっと量が少なかったと思うんですよ!

少々がっかりしながら、それでも飼い主はハルさんに追加のオヤツを放り投げた。
正しく言うと、これがこの日最初のオヤツだったわけだが、ハルさんにとっては2度目のオヤツだったのかもしれない。

ハルさん・・・・・・。
それでいいのか(犬として)。

これは、それまで急上昇中だったハル株が初めて上げ止まった瞬間であった。
そして、今から思い起こすと、この出来事がハル株大暴落の兆しだったように思えて仕方がない。

ハルさんの転落ストーリーは、ここから始まった。

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犬としての階段を上っているように見えたハルさんですが、それは錯覚だったようです。
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2008年08月05日

雷鳴(M)

テーブルなどの下に隠れるようにと言われたような気がする(←地震か?)

私はひとりっ子なうえに両親が共働きだったので、小さい頃から家で一人で過ごす機会が多かった。
慣れたのか、もともと一人でぼんやりするのが好きだったのか、それ自体はさほど苦に思ったことはないのだが、それでも家でひとりでいると、時折心細く思うときはあった。
それは、雷のときである。

昔はまだ純粋だったので、雷にまつわる色々な迷信を信じていた。

1.家の中で電気を使っていると雷が寄って来る。
2.それでも電気を使うのをやめないと、家にイカズチが落ちる。
3.イカズチが落ちた我が家は真っ二つに割れ、焼失する。
4.私は逃げ遅れて死ぬかもしれないし、運良く生き残ったとしても家族三人路頭に迷う。

という理論(?)に基づいて、雷がやって来るたびに家中の電気を消し、毛布を被って部屋の真ん中に座り込み(←壁際では感電すると思っていた)、明かりの消えた薄暗い部屋の中でジッと雷が去るのを待っていた。

じっと待つ

コレを一体どこで誰に吹き込まれたのか、今となってはまったく思い出せないが、まあそんなわけで私は昔から雷が苦手である。

結婚してからも、ゴロゴロという音が聞こえていると、なんとなく心も体も緊張し、部屋の明かりを消したくなる衝動に駆られていた(←夫により阻止)。

ところが最近、私は雷がさほど怖くなくなった。
原因はハルさんである。

ワタシ?

ハルさん、雷が大の苦手である。

それこそどこで誰に吹き込まれたのかと思うが、とにかく全然ダメである。
かなり遠くでゴロゴロ聞こえた時点で、耳がビンビンにレーダー化し、厳戒態勢に入る。

こ、これはっ!?

やがてちょっとゴロゴロが大きくなり始めると(←それでもまだ結構遠い)、もう呼吸が荒くなり、瞳孔が開き、際限なくヨダレが流れ出す。態勢崩壊である。
こうなるともう励ましも、軍手(オヤツ入り)も効果がない。
ハルさんはただもうひたすらガタガタ震えながら、ウロウロと落ち着きなく動き回るばかりである。
ちなみにこの時かなりのヨダレが飛散するため、我が家における雷は、ある意味災害ともいえる。

コレです

留守番時に雷が来たときなど、一体どうしているのかと思うけれど、そんな極限状態でもオヤツを直接与えたら食べるので(←食べるのかよ)、実はそれほどでもないのかもしれない。

まあでも目の前でたいそう怯えている(ようにみえる)ハルさんを見ていると、逆にこちらは落ち着いてくる。
雷もあまりたいしたことではない気がしてくるのであった。

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自分より大げさに怯える生き物がいるからこそ、何だか余裕が出てくるのかもしれません。
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2008年08月03日

逢瀬(Y)

充実した表情の訳は・・・

今まで何度も当ブログに登場してきたハルさんの想い犬、レオ様であるが、その御姿は謎に包まれているのではないかと思う。
もちろん、私たちは散歩中に何度もレオ様に出会い、ハルさんがこれでもかというほど平べったくなるのを見守ってきた。
しかし、只の散歩にカメラを持って行くことはなく、ハルさんとレオ様の絡みは全てイメージ画像でごまかしてきたのもまた事実である。

実を言うと、今までに何度か、レオ様の御姿を写真に収めようとカメラを持って散歩に出たこともあった。
レオ様の散歩ルートにどっかと腰を下ろし、今か今かとレオ様の登場を待ち構えたことすらあった。(←もはやストーカー)

レオ様はいずこ?

ところが、そんな時に限ってレオ様に出会うことはなく、宙ぶらりんな気持ちを抱えたまま家路につくのがお決まりのパターンであった。

「レオ様いないねー」
「レオ様まだかなー」
「レオ様に会いたいねー」

レオ様を待ち構えている間、飼い主が余りに「レオ様」を連発するものだから、油断なく辺りをキョロキョロしていたハルさんも、「気安くレオ様の名前を出さないで!」と憤慨したまま帰宅したと思うのだがどうだろう。

私の心を乱さないでください!

そんなある日、カメラを持って散歩に出た。
レオ様に出会えたらいいなあと思いながら、まあどうせ今日もダメだろうという気持ちを織り交ぜつつ、ハルさんと歩く。
しかし、足は自然とレオ様と出会う散歩コース(通称「レオ様コース」)に向かうのであった。

でも、やっぱり、案の定、レオ様の姿はどこにもない。
散歩の目的でもあるレオ様を見過ごすはずもないのだが、やっぱりこの日もレオ様とは縁遠かったようだ。
レオ様コースをぐるりと巡り、心なしか残念そうなハルさんと一緒に家路に着く。

途中、日本犬が飼われているの家の前を通る。
番犬として飼われているのだろう、ハルさんを連れて通過すると必ず吠えられるので、リードをしっかりと握り警戒態勢に入る。
ハルさんも家のほうを注視しながら、いつ吠えられてもいいような体勢で歩く。

ところが、吠え声は聞こえてこなかった。
タイミング良く散歩に行っていたのか、それとも家の中にいたのかは分からないけれど、庭に犬の姿はなかった。
ホッとしてハルさんと目を合わせる。
「よかったなー、ハル」と声をかけ、ふと視線を上げると、そこにレオ様がいた。

突然の出会いに驚き、呆然と立ち尽くす飼い主を尻目に、ハルさんはさっそく求愛活動にいそしんでいた。

レオ様やないの!

「私はヒラメです!あなたのヒラメになります!!」

とでも言わんばかりに地面に這いつくばるハルさんを見ているうちに、自分がカメラを持っていたことを思い出す。

慌ててカメラを構えシャッターを切っている間、ハルさんは、あんな体勢や

うふーん

こんな体勢で

あはーん

必死にレオ様への愛をふりまいていた。(平べったくなっているだけとも言う)

少し前には後ろ足の状態があまり思わしくなかったというレオ様であるが、最近はすっかり元気になったらしい。
ヒラメハルさんの耳に鼻を差し込んで、ヒラメ臭を堪能しておられた。
さらに、帰り際、レオ様とツーショットの写真をお願いすると、快く承諾していただいた。

これはいい記念になりました

飼い主さんの話を聞いていると、レオ様は本当に穏やかで心の優しい犬なんだなと思う。
自分より大きな犬が苦手なハルさんが、レオ様には心を許しているのを見ると、その想いはますます強くなる。

これから先、ハルさんはレオ様と何度出会えるだろう。
何度、平べったくなれるのだろう。

スキです!

心優しいレオ君が、健やかで長生きしてくれることを、私たちも(おそらくハルさんも)願ってやまない。

レオ様のピンナップショット

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ついに、愛しのレオ様の写真が初公開となりました。
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2008年07月30日

覚書(M)

平凡な日常

なんだかんだでブログは2年以上続いている。夫も私も、ハルさんとの生活と同じようにブログライフを楽しんでいる。
けれど、ウチはいたって平凡な夫婦だし、ハルさんは多少鈍かったり食い意地が張ってたりするものの、いたって平凡なコギである。

まあ、特にこれといった何かは持ってません

したがってそうそういつでも語るべきことがあるわけではない。
それでも日々暮らしていると、小さいながらもそれなりに記憶に残る出来事、というのがある。
しかしまた、それをすべて記事として書くことができるかというと、残念ながらそうはいかない。
夫婦揃って忘れっぽい性質なので、その場でハハハと笑って綺麗さっぱり忘れてしまっている出来事というのが結構ある、と思う。

それでいつの頃からかパソコン内に「ネタ」というファイルができ、そこに覚書のようにハルさんのことを書きとめる習慣ができた。
なぜ愛犬の覚書の名前が「ネタ」なのか、という疑問が浮かばないこともないけれど、まあこれも関西人のナチュラルな流れなので仕方がない。
というわけで、お互いに、何か思いついたときにはそこにキーワード的なものを書き付けたりしているのだが、近頃そこに新たな問題が発生した。

問題とは?

せっかく書き付けたキーワードの意味がわからないのである。
あれほどボロボロといろいろなことを忘れるくせに、私たちはどうもまだ自分の記憶力を過信しているらしい。
ちなみに近年最大のミステリーとなったのは、ただ一行書かれた

ケツ毛ボンバイエ

というキーワードであった。もはやどちらが書いたかさえわからない。

「何やコレ」
「夫が書いたんちゃうん」
「そうかなー……妻ちゃうん」
「どうやろ」
「わからへんのかいな」
「夫こそわからへんくせに」
「まあ」
「それにしても」
「うん」
「ボンバイエて」
「きっとケツ毛がこう、ボンバイエ!みたいになってたんちゃう?そのときは」
「その気持ちはわからんこともないけど」
「これで何か書くのは」
「まあムリやね」
「ハァ……」
「ハァ……」

ボンバイエ(?)中

それでも何か手がかりはないかとさらにパソコン内をゴソゴソしていると、今度は謎の写真が出てきた。

で、何がしたかったのだろう?

画質の悪さに時代を感じる

「ウッ、何コレ」
「……何やろねえ」
「コレは妻やろ」
「そうみたいね」
「コレで何を語りたかったん」
「……わからんけど……たぶん、フキダシ入れて自分でクフッて笑って満足して忘れた気が」
「もー……」

そんなわけで、ネタ帳(←ネタ帳になっとる!)の謎はますます深まるばかりなのであった。

何やってんだか

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結局、ネタ帳(?)といいながらも、殆ど機能していないのが実情です・・・。
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記事にしたネタ以外にも、「謎の直角事件」というネタもありました。
今となっては、「謎の直角事件」自体が謎に包まれています・・・。
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posted by 飼い主YとM at 23:57| 兵庫 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする