2006年09月15日

東遊記−恐怖症、晴れ男、馬小屋−(Y)

前日に訪れたリゾナーレと、ここ八ヶ岳リゾートアウトレットは、正確に言うと清里ではなく小淵沢という町にある。
ただし、清里と小淵沢は車で20分ほど離れた距離にあり、それほど遠いというわけではない。
今晩の宿は再び清里なので、アウトレットを出発し、清里への帰路についたのであるが、私は飽きっぽいハルさん以上に飽き性なので、同じ道を三度も通るなんてとても耐えられない。
例え、道に迷ったとしても引き返す(同じ道を通る)ことが大嫌いなのである。

なので、今度は八ヶ岳高原大橋という有料道路を通るルートを辿っていくことにした。

すると、ナビでも本でも有料と書かれていたこの橋は、既に無料通行になっていた。
しかも、景色が非常に素晴らしいうえに、橋のたもとにパーキングエリアまである。
せっかくなので、ハルさんを連れて見物に行くことにした。

大橋ハルさん

こんなところによく橋を渡したものだなあと感心する。

絶景

八ヶ岳山麓の風景も非常に素晴らしい。

と、ここまでは旅のガイドっぽいのだけれど、飼い主夫婦はどちらも高所恐怖症なので、橋を10メートルほど渡ったところで足がすくんで引き返してきたことを申し添えておく。
一方、ハルさんは全然平気そうだった。
まあ、座高があまりにも低いので、遠近感がよくわからないだけなのかもしれない(←負け惜しみ)。

その後、辿り着いた清里2泊目の宿は、牧場通り沿いにあるコテージ「サントヴィラージュ」。
ここにはコテージが2棟あり、2棟とも犬連れOKである。
しかも、広い。
広いうえに2階建てなので、二人だと持て余してしまうくらいだ。

しかも、この瀟洒な外観、

ツタがいい感じ

広々した室内、

モノが散らばっている・・・

暖炉とロッキングチェアーまである充実ぶりに目を見張った。

別荘っぽい

とはいえ、ここはコテージなので、夕食は付いていない。
なので、同じ牧場通り沿いにある犬連れOKの食事処までハルさんを連れてトコトコ歩いていった。
到着したのは「美味小屋」&「トラットリア・ヴィータ」
座る席によっては、どちらの料理も頼めるとの事前情報を得ていたので、その席に案内してもらう。

徒歩圏内にお店があると、何の心配もなく飲めるのが嬉しい。
そんなわけで、飲んで

スーパードライだったのはちょっと残念

飲んで

地ビール

食べて

奥にあるのは山芋のパスタ

飲む。

オランダのビール

ハルさんもしらふだけど(←あたりまえだ)この笑顔。

DSC07537.JPG

こうして二日目の夜は暮れていき、翌日・・・・・・。
この日も爽やかに晴れ渡った。
清里の人は皆、口をそろえて
「8月は毎日のように夕立が来て寒かったのに、9月に入ってからいい天気になった」
という。
今まで旅行中に雨に降られた記憶がない、自称「晴れ男」の本領発揮である(と思いたい)。

爽快な朝の空気を吸い込みながらの朝散歩では、昨日は暗くて全貌がよく分からなかった牧場通りを再び歩いてみる。

アイ・コンタクト?

ここが「清里ブルーグラスフレンドパーク」というドッグラン。

芝生の緑が気持ちイイ

そしてここは、昨日、夕食を食べた「トラットリア・ヴィータ」と「美味小屋」。

不法侵入者発見

店の横手にあるウサギ小屋に、興味津々で近づくハルさん。

伸びきる後足

いつになく真剣な顔をしている。

マジメコギ

大きな耳、短い足・・・、自分と同じコギ族であるかどうか見定めようとしていたのか。
はたまた、全部で何匹いるか数えようとしたけれど、両手の指の本数以上のウサギがいたため、数え切れずに脳がフリーズしてしまったのか。

いずれにせよ、そのようなハルさんの個人的な事情に長時間関わっていられないので、この後、サントヴィラージュへと戻り、本館(ペンション)のテラスで朝食を採った。
晴れていれば、テラスで犬と朝食を供にできるらしい。
とてもボリュームに富んだ朝食に大満足する飼い主と、早々にコテージで朝ゴハンを済ませゴキゲンのハルさんであった。

今日は戦闘服♪

しかし、この日、ハルさんにとって犬生最大ともいえる試練の数々が待ち受けていることを、このときのハルさんは知りようもなかったのである・・・・・・。


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またまた次回に期待を持たせるようなことを書いてしまいましたが、今から思い起こしても、この日が旅のクライマックスだったような気がします。
いよいよここからがハルさんの独壇場!?
テチッと押せばアナタも晴れ男、晴れ女になれるやもしれません。
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posted by 飼い主YとM at 00:39| 兵庫 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

東遊記−ブーツ、剣豪、倦怠期−(M)

さて、アウトレット。
とりあえず、入ってすぐの店で、ブーツなど買ってみる。
半額だったので。もうすぐ秋なので。カルイザワンヌといえばブーツなので。(←必死)
その後もあちこちでいろいろなものを買って、最終的に、荷物はこんな感じになった。

どっちゃり

途中、ndcSTOCKという店で小競り合い(?)があった程度で、あとは平和に楽しく買い物ができた、と思う。

それは私が膝丈のパンツを物色していたときのことであった。パンツは3色あって、どの色も素敵だった。
先ほど買ったブーツとたいへんマッチするように思われた。
いっそ全部買い占めっぺか!と明るく夫に言ってみたが、「無理」のひとことで片付けれられてしまう。
旅行で自分にもビッグウェーブが来ているはずなのに、彼は冷静であった。
そんな中、店員さんが寄ってくる。

店 「こちらのパンツはですね、ロングブーツに合わせていただくといいですよー」
妻 「ブーツは持ってるんですよー(今、横で夫が)」
店 「あら?どんなお色目かしら?」
夫 「あぁ!それならこのかみぶくゴフッ」(←妻の肘がミゾオチに入った)
妻 「そうですねー……この犬(ハルさん)みたいな感じの色ですかねー。アハハー」
店 「そ、そうですか……ではこちらのパンツがよろしいんじゃないかと」
妻 「ですよね!私もそう思ってたんです!ねー?夫もそう思うよねー?」
夫 「……ウ、ウン……いいんじゃない……?」

ndcSTOCKは、一見、普通のオサレブティックだが、実はワンコ入店OKである。ワンコグッズも少し置いてある。
ちなみに八ヶ岳アウトレットは犬を連れて入れる店と、抱っこすればOKの店と、入れない店に分かれている。どの場合も入り口にシールが貼ってあるのでわかりやすい。

DOG DEPT(もちろんワンコOK)前で記念撮影
犬3匹

そんな感じであちこちの店をうろうろしている途中で一匹のコギさんに出会う。
名前はムサシくん。その名のとおりのオトコマエである。
しかし例によって激しく突撃した結果、ハルさん、ムサシくんに嫌われる(涙)。

嫌です

その後、カフェで休憩しているときに、またしてもムサシくんと遭遇する。
今度こそはと、アウトレット併設のプチドッグラン(←あちこちにある)に若い二人二匹を離してみる。

きゃっほーい

最初は楽しく遊んでいるように見えたのだが。

いやっほーい

だから嫌だと

ムサシくん、実はドン引きなのであった。
そんななか、ハルさんだけが大はしゃぎである。まるっきり空気が読めていない。

飼い主さん苦笑い

こういうところがモテない原因だと思うのだがどうだろう。
まぁなんにせよ、メゲないというのはいいことだ。モテない上にメゲやすくては、救いもなかろう。

それでも散々走り回って、最後は倦怠期の熟年夫婦みたいな、まとまりのない姿で落ち着いた二匹。
こうして、ムサシくんとの邂逅は終了した。
ムサシくんの飼い主さん、ムサシくん、たくさん遊んでいただいて、ありがとうございました。

熟年夫婦

そんなわけで、人も犬も大満足で、アウトレットを後にする。
なんだかんだで、丸一日、アウトレットをうろうろしていた。暑かった。

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というわけで、アウトレット編終了です。まだまだ続きますが……どうなんでしょう。
ようやくコギさんと絡めたハルさんに、よかったねのテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 00:02| 兵庫 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

東遊記−渓流魚、回遊魚、魚泥棒−(Y)

夫婦で交互に書くという盟約のもと始まった「東遊記」。
しかし、早くも妻Mが仕事の大渦に巻き込まれたため、二夜連続で飼い主Yの登場となりました。
やはり、盟約とは破られるためにあるものですね。

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ペンション「グレイハウンド」を出立したハル蔵法師一行が向かった先は、犬連れスポットとして名高い、コート・ドゥ・ヴェールか、萌木の村か・・・・・・。
しかし、期待に胸を膨らませていたであろうハルさんが降りたった地は「八ヶ岳リゾートアウトレット」。

飼い主は買い物をしたかったのである。
この辺が、犬の気持ちより自分達のエゴを優先する共働き夫婦の真骨頂なのかもしれない。
まあ、アウトレットなら関西にもあるし、わざわざ清里に来てまで行かなくてもという気もしたが、昨日のリゾナーレで買い物魂に火がついた飼い主夫婦を止めるものは誰もいなかった。

高原アウトレット

山の傾斜を活かしたつくりの施設は、緑に囲まれとても気持ちがいい。
入り口の人工池に放たれているのが鯉ではなく、岩魚であるところも、さすがだなと釣りキチをうならせた。

おそらく岩魚

ああ、なんて美味しそうなんだ。
渓流魚を見ると、ついつい塩焼きにしてしまいたくなるのは、きっと私だけではないはず。
ほら、ハルさんも池を凝視したまま動かない。

興味津々

池の岩魚は手を伸ばせば届くような距離を泳いでいたが、さすがに旅行先で魚泥棒をして捕まるのは格好悪すぎるので、ぐっとこらえて買い物を始めるとする。

ちなみに、個人的に水族館で一番好きなコーナーは、ラッコでもなく、イルカでもなく、回遊魚の水槽である。
カンパチやシマアジ、ヒラマサなどが泳いでいる様を見ると、この場でキュッとシメて捌いたのを食べたらどんなに美味いのだろうかと、自然に想像力が働く。
その想像力に身を任せる時間・・・・・・、私にとって至福の時である。
なもので、いつも回遊魚コーナーでは2、30分ほど放心状態でボンヤリと水槽を眺めることになる。
もし、どこかの水族館の回遊魚コーナーで放心状態の三十路を見かけても、そっとしおいて欲しい。
彼はきっと人生最高クラスの時間を楽しんでいるはずだから。

そんなこんなで、いよいよアウトレットでの買い物が始まったわけであるが、ここでハルさんは、とあるコギさんと出会うこととなった。

キレ気味

続きは次回!

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昨日に続きグダグダですんません。
読み返してみると、犬ブログなのに魚の話しかしていない気が・・・・・・。
しかも、もはや旅行記ですらないこの体たらくにテチッと喝を入れてやってください。
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posted by 飼い主YとM at 00:30| 兵庫 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

東遊記−桃尻、アサション、トウモロコシ−(Y)

別世界「リゾナーレ」を後にして車を走らせること20〜30分。
いよいよ旅の目的地、清里に到着する。

今晩の宿泊予定はペンション「グレイハウンド」。
ハルさんを連れて旅行するのも、はや三度目であるが、犬連れ宿の定番ともいえるペンションに宿泊するのは、実は今回が初めてである。
しかも、この宿は食事時に犬同伴可能なのだ。
やはり、ハルさん一人を部屋に残して食事を楽しむのは味気ないと思い、今回の旅行では、犬と供に食事をできる所を最優先して宿を選んだ飼い主夫婦なのである。

このグレイハウンドというペンション、10年以上の歴史を誇る割には、部屋や廊下には清潔感が漂っていた。
所々、宿泊した犬に齧られた跡が散見されたけれど、それも味があって微笑ましい光景である。

夕食はフルコースディナー。
手の込んだ料理に飼い主夫婦も大満足であった。
ハルさんは空腹のままステイされ、しょんぼりしていたけれど。

かつれつのチーズ挟み

この日、宿泊していたのは、ポーシッリュ・ローランド・シープドッグのシオンちゃんとウエルシュ・テリアのアリスちゃんの飼い主夫妻さんと、トイ・プードルのウララちゃんの飼い主夫妻さん。
奇しくも、雌犬だらけの花園と化した食堂であるが、皆、大人しく飼い主の食事を見守っていた。
犬連れで食事というと、もっとワンワンしてそうなイメージを持っていたが、案外、静かな雰囲気の中、ゆっくりと食事を楽しむことができた。

お腹が落ち着くと、他の飼い主さんが連れている犬に目がいってしまうのが、犬好きの性である。
そして、そのうちに自然と花咲く犬談義。
そんななか、Mはシオンちゃんの桃尻に釘付けであった。
かのつーにゃんに勝るとも劣らない見事な桃っぷりである。

ピーチヒップ

シオンちゃんの飼い主さんに「お尻、大きいでしょー」といわれて
「ハイ。たまりません」とキッパリ言い切るM。
我が妻ながら恥ずかしい。

一方のハル尻はというと、なにか四角い・・・・・・。
まるでキンツバのようだ。
コギはみんな桃尻の持ち主だと思っていたのに・・・・・・、このスコップみたいな尻を見ていると自然に涙が溢れてくる。

貧相ここに極まれり

一方、ハルさん大好物のトイプー、ウララちゃんは、他の犬が怖いようだったので、ハルさんを遠ざけていたが、シオンちゃん、アリスちゃんとは記念写真を撮ることができた。

DSC07338.JPG

こうして美味しい食事を平らげ、ワインをしこたま飲み干した飼い主夫婦は早々に就寝し、翌朝、普段ありえない時間に起床することになる。

AM6:30

平日でもありえないし、休みの日なら遠く夢の国を彷徨っている時間帯での目覚めである。
だが、まだまだ続くと思われる旅の期待に胸を膨らませている子供のような飼い主夫婦、張り切って早朝散歩に出かけることにした。

散歩に出た途端、感じたのは「涼しい」の一言。
うだるような残暑がニシキヘビのように居残っている自宅近辺では考えられない爽やかな朝の空気である。
やはり、避暑地って素晴らしい。

ビバ!避暑地!!

ということで、張り切ってモロコシ畑の前で写真を撮り、

DSC07362.JPG

草と戯れ、

DSC07367.JPG

途中、出会ったコギさんに嫌われる。

DSC07350.JPG

まあ、嫌われるのはいつものことだ、気にすんなハルさん。

涼やかな朝の日差しにつつまれて放つオションは、さぞ気持ちよかったろうからいいじゃないか。

DSC07345.JPG

この後、ボリュームたっぷりの朝食を堪能し、

DSC07372.JPG

ペンションのテラスで記念撮影をしてもらったうえ、

DSC07380.JPG

お土産にナマで食べれられるトウモロコシをいただいて次の目的地へ向かうことになった。

continued.JPG


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結局、ナマで食べられるという噂のトウモロコシは、帰宅後に茹でて食べました。
最終日に貰っていたら生で食べれたのにと思うと心残りです。
でも、それよりも何よりも全くオチのない話ですいません。
酔っ払うと何も考えられない・・・・・・(←自己弁護)。
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posted by 飼い主YとM at 00:58| 兵庫 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

東遊記−ユーロ、牛乳、毒キノコ−(M)

さて、ようやく到着した清里である。

あんなことこんなことでグズグズしたわりには、午後4時前に着いた。せっかくなので、ペンションへ行く前にどこかへ寄ろうということになる。
で、向かった先はリゾナーレ。ホテル、結婚式場、ショップなどから成る複合施設である。
そのオサレ度合いといったら、リゾナーレのホームページを見ているだけでもため息が出る。

別世界へ

実際に敷地内に入ってみても、やっぱりため息が出る。
なんだろう、このヨーロッパな感じ。
カフェやショップで「お会計はユーロでお願いします」と言われてしまいそうだ。

ボンジュール?

ちなみに両側に立ち並ぶ建物のひとつひとつがレジデンスであり、ここに宿泊できてしまう。
実はここにもペットと泊まれる部屋がある。
こういう場所に、トイ・プードルを連れて、長期間滞在し、お会計をユーロで払う婦人のことを、世間ではマダムというのだろう。
自称トイプーのコーギーを連れて1泊するのにさえ失敗する(←満室だった)私は、きっと永遠にマダムにはなれない(涙)。

仕方がないので、マダムへの道は宝くじが当たるまであきらめて(←こういう発想が既にマダムではない)、カフェに入ることにする。
カフェで、夫はチーズケーキを食べ、妻は牛乳を飲んだ。

八ヶ岳ファームより

余談だが、私は牛乳がとても好きだ。
両親の教育方針でもあるのだが、子どもの頃は、ほんとうに何を食べても牛乳を飲んでいた。
そのせいかどうかはわからないが、中学の頃には両親より身長が大きくなってしまい、父親が並んで写真を撮ってくれなくなった。なんだかんだ言って横に並んでくれないのである。あの頃は彼なりに何か思うところがあったのだろう。まあ今ではなんのコダワリもなくなったらしく、笑顔で一緒に写真に写ってくれる。

牛乳を飲んで、お腹も落ち着いたところで、ショップを見てまわることにする。
ショップも素敵だ。
見たことのない素敵雑貨がいっぱいである。

マダムの店

敷地に足を踏み入れた時点で、もうすでにテンションがおかしくなっていた共働き夫婦、最初の店でいきなりトレー(1枚\3,000)を2枚購入する。

ひとめぼれ


ショップの前にはそれぞれワンコを繋ぐための紐がついており、そこにワンコをつないで店の中へ入れるようになっている。ワンコ連れには嬉しい配慮である。

もちろん(?)ペットショップもあり、ここは犬連れで入れる。
ここではカエルさん(\1,000)を購入する。初日からこんなに飛ばして大丈夫なのか私たち。
カエルさん、家で写真に撮ってみると、意外に顔がコワかった。

ゲロゲーロ


その後、披露宴会場も見学(←侵入ともいう)したり、

ミッション中

ちかくに生えていた毒キノコを撮影したり(←とにかくあちこちにキノコが生えている)して、

ベニテングダケ(←大ウソ)

すっかり満足して宿泊予定のペンションに向かった。
宝くじが当たったら次に来るときは、ぜひとも宿泊してみたいものである。

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ようやく旅行記みたいになってきました。
でも最後が毒キノコの写真てどうよ?って気もしますが、まあ仕方ないですね!(←ポジティブ)
こんな調子でまだまだ続きますが、よろしければ励ましのテチなど、いただけると嬉しいです〜。
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posted by 飼い主YとM at 23:46| 兵庫 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月09日

東遊記−序章再び−(Y)

「東遊記」と名づけられた今回の犬連れ旅行記。
連載が長期間に及ぶことが予想されるため、事前に夫婦間で、とある取り決めがなされた。
それは、前の人が書いた後を次の人から交互に書いていくというものである。

なので、今回は清里に到着したところから書いていかないといけないのだが、前回の記事で相方Mが意図的?に端折った部分が非常に気になるので、しばらく時計の針を戻させてもらいたい。
話は名古屋ICでUターンしたところから始まる。

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中央道へのジャンクションを見逃すという前代未聞の失態を犯したMを落ち着かせながら、ようやく小牧JCへ向かって走り出した車内。
どちらともなく、何故JCを通り過ぎたのか、原因究明が始まった。

「何の話をしてたせいで乗り過ごしたんやったっけ?」
「えー?何やったかなー?」
「あ!ゲッターロボの合体がどうのこうの言うてなかったけ」
「そうや、そうやわー。ゲッターロボ、最初はうまいこと合体できへんねん。アレ見て初めて『合体って難しいねんなー』って思たんやけど。本当に夫は覚えてないの?」
「多分、見とったとは思うけど、知らんなー。全然記憶にないわ」
「ふーん。プチ記憶喪失やもんね、夫は」
「まあなー」
「あ、そういえば、私、ヤッターマンも好きやってん。ヤッターマンは知ってるやろ?」
「うーん。それは何か聞いたことはあるなあ。見とったんやろうけど、覚えてないわ」
「やっぱり。ヤッターマンはねえ、ヤッターワンていうロボットに乗ってるねん。ほんでこのヤッターワンていうのがまたヘタレなんやけど、云々・・・・・・(中略)・・・・・・ヤッターワン以外にも乗り物があって、何やったけなあ、云々・・・・・・(中略)・・・・・・ライオン!ライオンに乗ってたわ、確か!いや、ライオンはゼンダマンやわ!!ゼンダマンは知ってる?ゼンダーアクダーゼンダーアクダー♪・・・・・・(中略)・・・・・・乗るっていうても中に乗るんやなくて、手すりのようなものにつかまって箱乗りみたいな乗り方するねん。なんであんなしんどい乗り方してるんやろうって、子供心に不思議に思てたわー。あ、でも他の乗り物は中に・・・」

「M!ジャンクション!!」

「ハゥアッ!!?」

こうして、ヤッターマントークに熱中するあまり、またもや小牧JCを通り過ぎようとしたMを何とか中央道に導き、午後3時ごろ、車は小淵沢ICで高速道路を降り、とあるスポットへ辿り着いたのであった(ため息)。

hurry up!

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結局、ダブル序章になってしまいました。
次回、Mによる本当の旅日記が始まると思います(←人任せ)。
いい加減早く始めろっという気持ちを込めてテチッとクリックをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:53| 兵庫 ☀| Comment(15) | TrackBack(1) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

東遊記−序章−(M)

世間がお盆のときは働き、その後まったり長い夏休みをとるのが結婚して以来の習慣になっている。
おかげで旅行も行きやすく、毎年あちこちでかけるのだが、今回はハルさんを連れて、清里・軽井沢方面へ出かけてみた。
軽井沢で避暑なんてセレブみたいだ。
ハルさんなんか、カルイザワンコになってしまうじゃないか。 (←コマザワンコに対抗してみました)

草と戯れるカルイザワンコ
やるわよ

ところで。
実をいうと、最初は屋久島へ行くつもりだった。
「死ぬまでに一度は縄文杉を見たい」というのが私の長年の夢なのである。
コレは年齢を重ねるごとに実現が難しくなると思われ、ハルさんも無事成犬した今がチャンスではないかと考えたわけである。
しかし、考えるべき問題は、実はそこではなかった。
屋久島に行きたい旨を夫に伝えると、

「妻……ホンマに行けると思ってるん?」

夫、ずいぶんと真剣な眼差しである。

「え?なんで??」
「屋久島ってめっさ山やで?ハイキングちゃうで、登山やで?と・ざ・ん
「えー?またまたー、んなことないやろ?ちょーっと遠いだけやろ?」
「何いってんの!妻は中山(←近所にあるプチ登山コース)も、3分の1しか登れへんかったんやで!」
「ウッ……。そ、それは夫とハルちゃんが道なき道ばっかり進むから」
「屋久島も道なんかあらへん」
「……」
「中山くらいスキップで頂上まで登れな、屋久島なんか行かれへん。出直してきなさい」
「……(涙目)」

そんなわけで屋久島が却下され、ハルさんの長期留守番の必要性もなくなった。
となれば、プチ分離不安の私としては、ハルさんも一緒に行ける場所のほうがいい。
「犬と泊まれる」とか「犬と遊べる」とか、そういったキーワードで色々調べてみると、とにかく関東方面の施設が多い。とくに清里方面と軽井沢方面。いつもはため息をつきながら雑誌のページをめくるしかないが、今回は思い切って関東方面を攻めることになった。

高原でヨダレをたらすカルイザワンコ
はやくオヤツを


ちなみに清里は山梨県、軽井沢は長野県にある。
ハルさんを連れての移動となると、関西からだとほぼ丸一日かかってしまう。
関西から信州にスキーに行かれる方ならわかるかもしれないが、とにかく遠い。
信州のメジャースキー場よりもっと遠い。所要時間だけみれば海外旅行と変わらない。
えらいことなのである。

当日は朝8時30分ごろに家を出る。
2時間ごとにサービスエリアに入ってハルさんを休憩させ、運転を交代しながら進んでいく。

そして、事件が起きる。

車は愛知県に入っていた。
私はハンドルを握りながら、子どもの頃大ファンだったゲッターロボの合体が、いかに勇気と友情と機体の柔軟性がいるものかを、ナチュラルに記憶喪失気味の夫に滔々と語っていた。

「春日井IC、出口です」

ナビが突然そんなことを言い出したのである。

「え?なにこれ。なんでそんなこというん?」
「ホンマやな」
「無視しちゃっていいよね、夫?」
「うんうん。どんどん行こー」

春日井ICを通り過ぎる。するとまたしてもナビが鳴きだした。

「名古屋IC、出口です」

「もぉーう、また?困るよねーこのナビ!」
「……」
「どんどん行くからねー、ウフー」

「ちょっと待った!」

「え?な、なに?」
「……今、名古屋って言った?」
「うん、言うたよ?なんで?なんかダメなん??」
「……名古屋……通らない……」
「え?」
名古屋通らないの!妻、早く高速降りて!!
コレ、東名高速やで!!東京行ってしまうがな!!!
「ええ〜?」

実は名神高速の途中に小牧JCという分かれ道があり、ほんとうならそこで中央道へ入らなくてはならないのであった。
ふたりともゲッターロボに気をとられて直進してしまい、気がついたら東名高速を走っていたのである。
いつもなら、完全に道を把握している夫が的確な指示を出してくれるのだが、この道は過去に何度もスキーへ行くのに通っている(そしてこのあたりはたいてい妻が運転している)ため、すっかり油断していたようだ。

「夫……ごめん……怒ってる?」
「いや、反省してる」
「え?反省?」
「妻を完全に信じてしまったことに」
「ウッ……」
「ごめんな、俺、いつでもちゃんと気にしてなあかんかったな」
「……」

優しいのか冷たいのかよくわからない夫の発言に傷つく。
そんなわけで、名古屋という大都会(←3車線以上の道路がある場所)で、ブロークンハートを抱えた私の運転はたいそう危険なものになったが(←動揺すると運転が乱れる)、反省した夫が的確な指示を出してくれたおかげで、なんとかもう一度名古屋ICに入りなおし、来た道を引き返すことができた。
その後はとくに事件も起こらず、午後4時前には無事に清里に到着する。

夫婦間の小さな信頼がひとつ、パリーンと壊れてしまった旅行の始まり。
この後いったいどうなることやら。

テラスで休憩なさるカルイザワンコ
ンフー

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プロローグのつもりが、結局ハルさんが登場しなかったので、予告編的にいくつか写真をはさんでみました。
清里でも、その後の軽井沢でも、それはもういろいろなことがあったわけで、それをこんなペースで書いていたらそれこそ一ヶ月はかかってしまう気がしますが、まあ気長にお付き合いください。
それにしても、今回の失態にはさすがの私もションボリです。よろしかったら慰めのテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 22:58| 兵庫 🌁| Comment(13) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

大海原を泳ぐ海獣(Y)

ハルさんの両親と大いなる自然の叡智を感じる対面を果たした後、どうすべきか飼い主は悩んでいた。
当日の宿泊先は福井県にある六呂師高原キャンプ場のログキャビン。
犬連れキャンプの予定だったのだが、飼い主二人とも風邪を引いて体調は最悪。
このまま、キャンプ場に突撃するなんて自殺行為ではあるが、一方、このまま帰ると帰省ラッシュに巻き込まれる可能性も大。
進むも地獄、退くも地獄の状況の中、とりあえず、キャンプ場で休憩してから帰ろうと、六呂師高原へ向かう。

キャンプ場受付
キャンプ場受付.JPG

実はハルさんを連れてキャンプするのは3度目なのだが、ここのログキャビンには何と文明の利器、エアコンが。
キャンプ場とはいえ、こんなに快適なら泊まるしかない。

ログキャビン入り口を撮影。ハルさんのケツから後光が差しているので見にくいかも。
ケツオーラ.JPG

キャンプ場の周りには一面牧草地が広がっていた。
コーギーは元々ウェールズの牧場で牛追いをしていた犬種らしいので、牛を見たときのハルさんの反応を楽しみにしていたのだが、辺りを探せども牛の姿は見つからず。
仕方がないので、ハルさんを放牧する。
放牧犬ハル.JPG

牧草地って、一見芝生が広がっているように見えるが、近くに行くと、割と背の高い草がポコポコ生えている。
なので、ハルさんはピョンピョン跳ねるように走るのだが、まるで大海原を泳ぐイルカ、いや鯨のようである。

海原から姿を現した海獣ハル
浮上する海獣.JPG

ハルさんは嬉しそうに牧草地を駆け回っていた。
やはり農場ではDNAが騒ぐのだろうか。
駆け回るハルさんを動画で。
ハルさんを追う怪しい人間のことはあまり気にしないでやってください。




そんなこんなで日も暮れ、夕飯時がやってきた。
キャンプ場で晩御飯といえば、もちろんバーベキュー。
ハルさんもおこぼれにあずかることができるかもしれない嬉しい夕食・・・・・・のはずだったが、体調不良の飼い主は近くのスーパーで屋台売りをしていたお好み焼きとキャンプ場で売っていたピザをチョイス。
キャンプ場特製ピザ.JPG

キャンプ場まで来て、出来合いのものを食べるなんて・・・・・・屈辱。
まあ、おかげで体調をそれ以上悪化させることなく無事帰宅できた、ということにしておこう。
ハルさんも大好きな肉が食べれなくてがっかり?


posted by 飼い主YとM at 00:00| 兵庫 | Comment(2) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

感動の再会(Y)

まだまだ続く北陸旅行記。

粟津温泉の宿を出発し、再び金沢へ。
いよいよハルさんの両親とのご対面である。

一年ぶりの両親との再会。

ああ、ハル。会いたかった。父さんと母さんを許しておくれ(号泣)

お、お父さん、お母さん。何も言わないで・・・・・・何も(号泣)

なんて、感動的な再会が・・・・・・あるはずもないわな。

まずは、父レッド氏との対面である。
柵越しに見詰め合う二匹の犬。
父と娘.JPG

父レッド氏はハルさんに興味津々だが、ハルさんは目を合わせようとしない。
父親との対面.JPG

うーむ、これは・・・・・・。
同じ♂としてビンビン感じるモノがあるぞ、父犬よ。
お前かなりのスケベ犬だな。
ぬう。
ハルさんを一緒の柵内に入れると、禁断の愛が始まってしまいそうなので、柵越しの状況は変えようがない。

ところで母犬は?とブリーダーさんに聞いてみると、
「うーん、あのコ雌犬が嫌いなのよね。産後だし。でも連れてこようか」
とのご返事。
こうして、母犬ジルバさんもレッド氏と同じ柵の中へと入れられることになった。

両親ツーショット
両親.JPG

レッド氏ほどデカくないジルバさんに安心したのか、フンフンと柵に近づくハルさん。

ガルルッ

母犬、怒ってます。

ハルさんがー雌犬だからー(←韓流スターのモノマネをする松本人志の口調でお願いします)

・・・・・・((T_T))ウウウッ。

3ショット.JPG

何というか、犬の獣性を思い知った一日ではあったけれど、それよりショックだったのは、ハルさんが3ヶ月間暮らしたこの場所を全然覚えてない風だったこと。

犬って記憶力のいい動物だと聞いていたのだが、これも都市伝説だったのか?
それともハルさんが鈍いだけなのか?
posted by 飼い主YとM at 23:09| 兵庫 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

杉下さん(Y)

前回からの続き

金沢から下道を行くこと約1時間で、加賀の温泉郷、粟津温泉に到着。
ハルさんも激闘の疲れでぐったりしていたが、飼い主二人も風邪をひいてややグロッキー気味であった。

ここの温泉にペット可の宿があったので、宿泊することにしたのだが、建物自体は年季が入っているものの、部屋にはペット用のケージが用意されていた。

ハルさんを連れて旅行するのは2回目だが、こういう設備があるのは嬉しい。
早速、ハルさんの寝室(ボイジャー)とドッキングさせてみた。
うん。なかなかいい感じ。

と思っているのは飼い主だけで、ハルさんは早くクンクンさせてくれと言わんばかりの不満げな態度である。
不満げハルさん.JPG

ケツをふりふりクンクンするハルさん
クンクンするケツ.JPG

満足したらしい
上にあがってご満悦.JPG

部屋の様子は、一段高くなった和室の周りをタイル調の床が囲っているというスタイル。
ハルさんは和室よりタイル床のほうが気持ちイイのか、飼い主が食事の間、床で暮らしていた。
別に、和室に上がったら駄目と言ったわけではないのだが。

某家政婦のように食事の光景を見つめるハルさん
家政婦ハル.JPG

食事はこんな感じ
旅館の食事.JPG

部屋で食事ができるというのも嬉しい限りだが、味は・・・・・・普通だった。

で、食事の用意をしてくれた、ゴールデンを飼っているという仲居さんのコメント。
「あら大人しい」
「全然吠えないのね」
「こんなに大人しい犬も珍しいわぁ」
「ところで・・・・・・さっきから一回も吠えないわね」

あの・・・・・・吠えないとなると、吠えて欲しくなるのが人情ってもんなんでしょうか?
吠えたら吠えたで、結構迷惑かけると思うんですが。
とはいえ、飼い主が吠えろと言っても吠える犬ではないので、こればっかりはどうしようもない。

「まあ、月に1回くらい、吠えますよ」と適当なことを言ってお茶を濁すことにした。

「へえ。そうなんだ」
「やっぱり、今まで来た犬のなかで一番大人しいわぁ」
「今まで来た犬のなかで一番大きいけど」

ぎくっ。
そういえば、ココは小型犬限定だったような。
まあ、コーギーは小型犬に分類されることもあるし。
仲居さんも不審そうな様子ではないし。

「あ、そうなんですか」
とそ知らぬふりを装っていたところ、布団敷きの仲居さん登場。
名前は杉下さん(仮称)というらしい。

「ねえねえ杉下さん。この犬、本当に大人しいわよ。杉下さんでも大丈夫かも」
「へえ。そうなの」
と言いながらハルさんに近づく杉下さん。

先ほどの仲居さんはちょっと怖かったのか、あまり愛想のなかったハルさんだが、杉下さんにはちょっと飛び跳ねたりして、愛想を振りまく。

「あらあら。可愛いわねぇ」
とハルさんを撫でてくれる杉下さん。
まあ、格別珍しい光景ではない、と思う。

で、翌朝。
朝食の用意に来たゴールデン飼いの仲居さんが開口一番、
あの杉下さんが、ハルちゃんのこと褒めてたわよぉ」

「はあ。そ、そうですか。(あの杉下さんて何者?)」

結局何が何だかよく分からないまま、旅館のロビーでチェックアウトしている時、またゴールデン仲居さんと、もう一人、初顔の仲居さんが連れ立って歩いているところに出くわすこととなった。
ハルさんはケージの中で隔離中である。

「あら、ハルちゃん。ねえねえ、この犬、すんごく大人しいのよ。あの杉下さんが褒めてたんだから」
「へええっ、あの杉下さんが。あら、本当に大人しそうな顔してるわね」
「でしょー。じゃあねハルちゃん。バイバイ」
と立ち去るゴールデンさん。

・・・・・・だから、あの杉下さんって一体何者?





posted by 飼い主YとM at 01:40| 兵庫 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月08日

金沢武者修行(Y)

前回の続き

ハルさんを迎えに行って以来、一年ぶりとなる金沢の地。
地元ガーデンフィールズでは暴走の限りを尽くしているハルさんだが、果たして故郷に錦を飾ることができるのか?

午後5時、いよいよ、中・大型犬の時間がやってきた。
ついに、決戦の火蓋が切って落とされる!

まずは慎重にリング・イン後、ハルさんを「フセ」させて、落ち着かせる。
そして、おもむろにリードを外すと「にゃはっ」と駆け出すハルさん。
いつものガーデンフィールズと変わらない光景がそこにはあった。
故郷とはいえ、アウェイの地でも自然体でいられるのは、えらいぞ、ハルさん。
と、思ったのも束の間、ハルさん目掛けてまっしぐらに襲い掛かる巨大な影がっ!!

犬種は分からないが、巨大な猟犬の風貌をしている。
猟犬ぽいから、足も速いのだが、ハルさんに対して遊びに来ているのではなく、ハルさんを狩ろうとしているようにしか見えない。

マジで!?
写真を撮る余裕なんてものもなく、呆然と立ち尽くす飼い主。
猟犬に気付いたハルさんは必死の形相で逃げ出すが、明らかにスピードが違いすぎる。

ああっ!
ハルさんが狩られるっ!!
猟犬の牙がハルさんのケツに今にも届きそうになったその時、猟犬の体が首を支点に地面から浮き上がり、そして吹き飛んだ!

どうっと地面に叩きつけられる巨大な犬。
その首にはロングリード(20メートルくらいある最初から長いやつ)が括りつけられていた。
すんでのところで命拾いをしたらしい。

ふうっ。
今のはなんだったんだ?
コエエよ。
北陸のドッグランは恐ろしい。

そんな及び腰の飼い主を尻目に、気を取り直して(立ち直るのは本当に早い)、再び走りだすハルさん。

「向こうが縛り付けられているのなら、こっちにもやりようってのがあるのよ!」とばかりに、リードが届くか届かないか、微妙な場所を走って挑発し始めた。

本当に、リードで繋がれている犬をおちょくるのが好きな、悪女コギである。
リードが外れた瞬間には、「ごめんなさいね」と頭を下げるか、「ワタシじゃないわよ」とそ知らぬふりをするのがオチなんだが。

そのうちに、なぜかコギが大集合し始めた、「with PLUS」のドッグラン。
♂の兄弟、ジン君とゴウ君に、ハルさんより年上だがちっちゃい♀のルイちゃん。みんな気のいいコギさんばかり。

4コギ揃い踏み
4.JPG

兄弟に追われるハルさん
兄弟に追われるハル.JPG

対ゴウ君戦
対ゴウ君.JPG

対ゴウ君2.JPG

対ゴウ君戦動画
(変わり身の術発動!)




対ジン君戦
対ジン君.JPG

対ジン君戦動画



日ごろの鍛錬の成果を発揮できたのではないか、ハルさんよ。
泊まりは加賀のほうへ戻って粟津温泉の宿へ。

つづく










posted by 飼い主YとM at 00:43| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

父母を訪ねて三千里(Y)

ゴールデンウィークも半ばを過ぎたある日、北陸方面でハルさんの父母らしき犬を発見したとの匿名通報があったため、急遽北陸地方を訪ね歩くことになった。

というのはもちろんウソで、ハルさんの生家、ブリーダーさん宅を訪問したいと言ったところ、OKをもらったので、出かけることにしただけである。

5月5日、亀田の日、高速道路をひた走ること約4時間。
途中、尼御前SAというところで休憩をとったのだが、ここはSA外の公園へと徒歩で出ることが出来る。
芝生の公園を歩くと、そこに広がるのは日本海。
ハルさんの故郷、大海原が広がっていた。

さあ、両親を探そうか、ハルさん。
海大好きのハルさんは、急な階段をも駆け下りる。ケツ毛でどこかへ飛んでいきそうな勢いである。
駆け下りるケツ.JPG

海の近くまで来てご満悦のハルさん。
海の近くでご満悦.JPG

しかし、どこにも海獣(両親)は生息していなかった。残念。

その後も高速道路を走り、辿り着いたのは北陸の中心都市、金沢。
まずは、お腹も空いたこともあり、「CAFEdeBOW」というドッグカフェで、ランチをとることにする。

店内は小ぎれいで、席の間隔もゆったりしている。
ソファ席もあったので、そこに陣取り、夫婦ともどもパスタのセットを注文。

BOW店内.JPG

ランチ.JPG

味は・・・・・・まあまあかな。

ここは、ドッグメニューが充実していたので、ハルさんにはアップルケーキを注文。
飼い主が味見した後、「待て」を宣告されるハルさん。

必死で待つ.JPG

薄味(当たり前か)だったけれど、なかなかうまかった。

しかし、ここはドッグランがかなり狭い。
小型犬にはいいのかもしれないが、暴走王(自称)ハルさんが収まるサイズではないので、武者修行の場を求めて、さらに彷徨う飼い主二人。

次に辿り着いたのは、「with PLUS」というドッグカフェ。
ここもドッグメニューが充実していたのだが、先ほどアップルケーキを食べたところなので、ハルさんはあおずけ。

隣のテーブルのコギさんがケーキを食べているところを凝視するハルさん。

卑しい犬.JPG

こんな卑しい犬に育てた覚えはありません。

ここのドッグランは全面芝生で、ハルさんが暴走できるだけの広さは確保されていた。
しかも、一時間おきに、「小型犬」と「中・大型犬」が入れ替わる仕組みになっているので、ハルさんが他の小型犬にちょっかいをかける心配はなさそうだ。

小型犬タイムが終わり、いよいよハルさんの北陸武者修行が開幕する!!
・・・・・・なんかめちゃでかい犬がたくさんいるのがやや不安ではあるが。

つづく
posted by 飼い主YとM at 17:39| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする