2008年10月23日

続・東遊記−蕎麦、シーソー、旅のおわり−(M)

快晴に恵まれた最終日


旅行最終日、私たちは蕎麦が食べたかった。
カーロ・フォレスタで思いがけず和食をいただけたとはいえ、やはり信州に来たのに一度も蕎麦を食べないというわけにはいかない。
というわけで最終日は人の蕎麦欲と、ハルさんの走りたい欲を満たすため、黒姫高原へ向かうことになった。
黒姫高原の入り口に、ラ・プーサンのご主人オススメの蕎麦屋さんがあるのだ。しかも黒姫高原にはドッグランもあるという。

黒姫高原といえば学生時代、フェアレディZを駆る友人(♀)と遊びに行った思い出の場所である。
彼女はとてもオトコマエで、当時限りなくペーパードライバーに近かった私にZを運転させてくれた。
ハンドルを握った私は恐怖と緊張で生まれたての仔牛のようにプルプル震え、高速道路を制限速度でたいそう大人しく走っていた。
にも関わらず、幅寄せされるわ煽られるわでほんとうに恐ろしい思いをした。
あらためてアグレッシブなスポーツカーの威力(?)を思い知らされたのであった。

まあそれはともかく。

まずは入り口で蕎麦を食べる。
こちらのお店はテラスのみワンコOKである。

遥か彼方に野尻湖が見渡せます(ハルさんは謎の女豹中)

蕎麦屋とは思えない小洒落たテラスで、心地よい高原の風に吹かれながら、ハルさんともどもとてものんびりさせていただく。
そしてお蕎麦、これがもうほんとうに美味しかった。
夫はざる蕎麦、妻はかけ蕎麦をいただいたのだが、シンプルでありながら蕎麦もめんつゆもとても繊細で、蕎麦の旨味を十二分に堪能できる。

こちらざる蕎麦

「趣味は蕎麦と温泉」と豪語するラ・プーサンのご主人に美味しそうな蕎麦の話を事前に聞き込んでしまったせいか、このときは兎にも角にも蕎麦!!という熱い気持ちが抑えきれないほどであったが、そのパッションを鎮め、さらには深い満足感を与えてくれる素晴らしい逸品であった。

こちらかけ蕎麦

あまりに蕎麦が美味しかったせいでいささか高揚し、高原入場直後にウッカリこんな写真を撮ってしまったほどである。

テフ

今になってみると、とても恥ずかしい。蕎麦の魔力は怖い。

さて黒姫高原に入ったので、さっそくドッグランへ行ってみる。
いつ頃からできたモノかはわからないが、ランはものすごく気軽なネットで、ものすごく気軽な感じに囲まれていた。
一応エリアが2つに分かれているが、気軽に張られたネットはすでに数箇所破損していたため、その事実を知ってしまった賢いワンコたちは皆そこから逃亡を図ろうとする。もはや厳密にはドッグランとはいえない、かもしれない。
まあでもせっかくなので、ハルさんを放牧してみた。

やっぱり嬉しそう

中・大型犬エリアにはビーグルの男の子がいて、ハルさんとはそれなりに遊んでくれた。
しかし調子に乗ったハルさんが、ラン内にあるシーソーを駆け上り、

「あ、アタシ、シーソーできないんだった」

と途中で飛び降りる。その拍子にシーソーがガタンと外れて落下してしまった。

落下の瞬間を激写

不幸にも彼(ビーグル)はその瞬間を間近で目撃しており、それ以降まったく遊んでくれなくなった(涙)。

悪女の微笑

ややこしいタイミングで飛び降りたハルさんもハルさんだが、それにしても遊具まで気軽なつくりである。

なんとなくションボリとシーソーを直してランを出て、高原を散策することにした。
黒姫高原には100万本のコスモスが咲いている。

黄色いコスモス

さらにはダリアも咲き誇っている。

こちらはダリア

軽井沢スカイパークのコスモスも美しかったが、なんというか規模と迫力が違う。
夫と二人、ついウキウキと写真をたくさん撮ってしまった。

ハルさんも入れてみる

その後あちこちのSAや道の駅で寄り道して買いものし、高原野菜をたくさん抱えて幸せな気持ちで家に帰る。
2回目の軽井沢、なんだかんだで天気にも恵まれ、テーマであるところの「リベンジ」はほぼ完全に果たすことができた。
相変わらず野菜は美味しいし、緑は美しいし、人は優しかった。
とにかく遠いのが難点ではあるけれど、それでもまた行きたいと思ってしまう。
次にまた軽井沢を訪れるのはいつのことだろう。
それまでずっと、美味しい野菜も、美しい風景も、あたたかい人柄も、そしてワンコに優しい土地柄も、変わらないでいて欲しいものである。

ですね!

【おわり】

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長かった旅行記もようやく終了しました。
振り返ってみると、ハルさんはずっと元気で楽しそうな表情をみせてくれていました。
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2008年10月18日

続・東遊記−クマ、ヒナ、バイク−(Y)

3番目の宿

北軽井沢で遅い昼食を済ませ、私たちが向かったのは、野尻湖の奥にたたずむオーベルジュ「ラ・プーサン」である。
同じ県内とはいえ、やはり信州は広い。
私たちが「ラ・プーサン」に到着したころには、日も暮れかかっていた。

ここ「ラ・プーサン」は犬連れ専用宿というわけではないので、軽井沢で宿泊したジャルディーノやリーブルのように犬用のアメニティ等は備え付けられていない。
あくまで人が主体で、犬も一緒に泊まれるオーベルジュ(宿泊できるレストラン)というスタイルなのだ。

心地よいダイニング

天井が高く広々としたダイニングスペースは、もちろん人しか入れない。
ハルさんには部屋で留守番をしてもらい、私たちは手の込んだ美味しい料理を堪能した。

どれもこれも美味しかったです

またしてもワインをぐびぐび飲んでしまう。
この3日間でどれくらいのワインを飲んだのだろう。数えるのが怖い。
それにしても、さすがにオーベルジュだけあって、どの料理も個性があって印象に残るものだった。

お腹も心も満ち足りて、大満足でダイニング・スペースに戻ろうとしたそのとき、壁際に置かれた椅子の上に黄色いクマが腰掛けているのを発見した。

あの、はちみつが大好きで赤い服を着ているクマである。

なるほど!

じっちゃんの名にかけて、このオーベルジュの名前の由来が分かったことを妻Mさんに伝える。

「ほんまやー」
「やろ?不思議な名前やと思っていたけど、このぬいぐるみを見たら一目瞭然やで」
「ご主人がファンなんやろか?」
「いやいや、奥さんが好きなんと違うやろか。ディズニーファンは圧倒的に女性が多い」
「でも、頭に『ラ』がつくだけで惑わされるもんやねー」
「せやなー」

と納得の会話を交わしていたとき、ご主人が近くを通りかかった。
改めて聞くまでもないとも思ったが、念のため(自信満々で)宿の名前の由来を聞いてみる。

「ああ、『ラ・プーサン』とは、フランス語で雛という意味なんですよ」

「へっ? へーっ・・・・・・」

ご主人に優しく解説され、呆然とした面持ちで部屋に帰った飼い主たちであった。
そういえば、宿のエントランスに風見鶏のシンボルマークが飾ってあったような気もする。(冒頭の写真にも写っている)

部屋に戻ると、ハルさんが意気消沈した飼い主達を出迎えてくれた。
お腹をすかせたハルさんに晩ゴハンを与え、しばらく部屋で寛いだ後、ハルさんのトイレも兼ねて夜の散歩へ出かけることにする。

ところが、外は真っ暗闇であった。
街灯はひとつもなく、他のペンションから漏れてくる明かりもない。おまけに月も出ていない。
伸ばした手の先すら見えない真の暗闇がそこには広がっていた。

けれどもハルさんは臆することもなく、外へ出て行こうとする。
一体何にそんな自信を持っているというのだろう。
ひょっとしてアノ役立たずの嗅覚なのだろうか。
一抹の不安を覚えながら、ハルさんの首輪に付けた小さな灯り(ペットブリンガーズのようなもの)だけを頼りに歩いていく。

地上の星が瞬く

ふと空を見上げると、そこには満天の星空が輝いていた。
暗闇にいるからこそ、より輝いて見える星の明かり。
ここまで綺麗な星空を見るのは10数年ぶりになるだろうか。
野尻湖畔で見る星たちと、10数年前、南へと向かう船の上で見た星たちが重なって見えてくる。
あの頃・・・・・・。

ゥ、ウーン

ふと感慨にふけり始めた私の隣で、ハルさんはフンチョスを捻り出していた。
首からぶら下げた灯りを瞬かせながら腰を落とし、プルプル体を震わせて頑張っている。
悠久の星空から、地上のフンチョスへ。
私の心は一気に現実へと引き戻された。

まあ、ハルさんのフンチョスのために外出したのだから、文句を言う筋合いのものではないのだけれど、なんだかやり切れない。
おまけに、暗闇だからハルさんが捻り出したブツを見つけるのも一苦労だ。
最新の注意を払って、ハルさんの灯りを首輪から外し、僅かな光を頼りに何とかブツを回収することに成功したのであった。

さて翌日。
この日も快晴であった。

ご主人一押しのジャグジーバス(かなり衝撃的な施設であった)を堪能し、美味しい朝ご飯をいただいてラ・プーサンを出発する。

ブレックファスト

エントランスでは、ラ・プーサンの看板犬、バイクちゃんが別れの挨拶をしに来てくれた。

別嬪さんです

和系MIX犬のバイクちゃん、キリッとした美形のわんこである。
四肢もすらりと伸びてハルさんとは大違いだ。
人懐っこいわけではないけれど、私たちが撫でたり、ハルさんが周囲をチョロチョロしていても、決して怒ったりはしない。
凛として動じない様には威厳すら感じるほどであった。

せっかくなのでウチの短足犬も一緒に記念撮影をさせていただく。

遠近感がおかしい

オススメポイントをいくつも教えていただき、とても親切にしていただいたご主人と別れ、私たちは宿を出た。
長かったこの旅行も、いよいよこの日が最終日である。

【つづく】

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バイクちゃん、とても別嬪さんでした。横に並んだハルさん……なんだか不憫だと思った方はクリックをお願いします。
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2008年10月15日

続・東遊記−ロック、アゴヒゲ、閉店ラッシュ−(M)

ついにドッグラン

2年前からずっと行きたかったところに立っている。
空は青く晴れ渡り、目の前には美しい緑の草原、真夏とはちがう、少し涼やかな風が心地よく吹き抜ける。

風を感じる

となると、少しばかり気分が高揚してくるのは人として当然のことである。
そんなわけで、飼い主二人はトランポリンで遊ぶことにした(←え)。
オリンピックでトランポリン競技を見ていたせいか、二人ともヘンに「やれる」ような気になっていたのだ。

跳んでみる

しかし年齢と体力の当然の帰結として、まっすぐ跳ぶことさえできない。
足元は定まらず、自身の引き起こす急激で不安定な上下(左右)運動にひどく酔う。
跳ぶのを止めると、昨日の雨でたまった水がトランポリンの淵から染み出てくるので、オチオチ休んでもいられない。
それでも少し休むとまた「やれる」気がしてきて、再挑戦したりしているうちに、二人ともすっかり気分が悪くなってしまった。
やりすぎであった。二人とも往生際が悪い。何にそんなに逆らっていたのか。

もうムリ

まあでもそんな逆境にもめげず、夫が謎のロック魂を見せてくれたので、それなりの達成感を持ってトランポリンを終了する。

本人は欽ちゃん走りのつもりだったらしい

きっとこの先10年はトランポリンで跳ぶことはないだろう(←10年後にまた跳ぶ気か)。

下から見るのが楽しかったらしい(コギだけに)

その後、隣にあったドッグプールをハルさんに勧めてみた。
もはや泳ぐことは期待してないが、何事も努力は怠ってはいけないのである。

ささ、池ですよ

が、あいかわらずアゴヒゲが濡れるのを拒否する。頑なである。
しかしまだトランポリン酔いがさめなかったので、オヤツでちょっと誘導するだけに留める。

舌が水中を潜る

そして捕獲失敗

そしてハルさん、濡れたアゴヒゲ(←屈辱)と共にようやくドッグランに放たれる。

ついに来たフリータイム

楽しそうに駆け回る。

逆ハンティング中

ここではシュナウザーの男の子がよく遊んでくれた。
ハルさんも喜びのあまり、放送禁止顔(←必死)になっている。

事務所的にはNGです

なんだかんだで、かなり長い時間スカイパークで遊んでしまった。
昼も過ぎたので、そろそろ次の目的地に移動しなくてはならない。今日は結構な距離を移動するのだ。

とりあえずお腹も空いたしお昼を食べてから移動しようということになったのだが、なぜかこの日は、北軽井沢周辺のワンコOKの店がほとんど閉まっていた。
そのせいで開店している数少ない店も満員で行列ができている。
ここであまりグズグズしてもいられないが、次の目的地にはワンコOKの店がそうあると思えない。
同じような場所を何度もグルグルとまわり、疲労と空腹と苛立ちですっかり無口になってきた頃、ようやくある店でテラス席が空いているのを見つけた。

ようやくお昼です

この店の方も「今日はなんでこうお客様が多いのかしら」と首を傾げておられた。
聞けばもういくつかのメニューは売切れてしまったという。
それでもかろうじてランチが数食残っていたので、夫はハンバーグ、妻はカレーを頂く。

テラス席が心地よかったです

ハルさんにも大量のジャーキーを用意してくれて、とても可愛がって頂く。
人に、というか飼い主にさえ愛情表現が薄いハルさんだが、この店の方にはわりと愛想良くしてくれて、とりあえずホッとする。
コギにあるまじき愛想のなさには、いつも本当にハラハラさせられるのだ。

とっても優しい方でした

というわけで、ようやくお腹も満たされたのでハルさんのカルイザワンコは終了。次の目的地へと向かう。

【つづく】

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ドッグランでは楽しく走り回り、お店ではたくさん可愛がってもらったハルさんにとって、この日は幸せな一日となりました。
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2008年10月08日

続・東遊記−リフト、コスモス、ハンドメイド−(Y)

スカイパーク頂上にて

さて続きである。
リーブルの翌朝再度チャレンジした、軽井沢スカイパークは快晴だった。照りつける太陽によって、昨日の雷雨の爪あとがどんどん消し去られていく。

芝生の匂いにうきうきとした表情をみせるハルさんを連れ、私たちは軽井沢最後のリベンジ、スカイパークへと入場した。
スカイパークの入り口横には広大なドッグランが設けられている。
全面に芝生が生い茂り、とても心地よさそうなドッグランだ。

けれど、ドッグランは華麗にスルーだ。
名残惜しそうなハルさんを連れて私たちが向かったのはリフト乗り場。
ここスカイパークでは、山頂まで犬と一緒にリフトで上がれるのだ。
初めての事態に不安げな表情のハルさんであったが、そんなことはお構いなしにリフトは無機質に上昇を続ける。

これは一体どういうことですか?

ぐんぐん上昇する。

眼下にゴルフ場が見下ろせるようになってきました

そうこうするうちに、ハルさんもリフトに慣れてきたのか、こちらに笑顔を向けてくれるようになった。
(緊張のため口が開いているだけという噂もあるが)

カメラマンはひとつ前のリフトで撮影中

犬と一緒にリフトへ乗ることができるけれども、何が起きたとしても自己責任だというこの空中散歩、ハルさんは無駄に暴れることもなく、ただじっとしていた。
10分間ほどのフライトを終え、無事に山頂へと到着する。

大事な荷物を抱えて着地する

山頂にはコスモスが咲き誇っていた。
雨が多いせいで、全て満開にはならなかったと係の方は言っていたが、それでも綺麗な青空と緑の芝に囲まれて咲くコスモスは見事な美しさである。

いや見事な眺めでした

ハルさんを座らせてバシャバシャ写真を撮っていると、偶然、リーブルで一緒だったモモちゃんがリフトに揺られて登ってきた。

ここでまた出会えたのも何かの縁、折角だからと、2匹の犬を並べて記念撮影をする。
快く応じていただいたモモちゃん、モモちゃんの飼い主さん、ありがとうございました。

コスモスをバックに

さて頂上からは再びリフトに乗って麓へ下りることもできるけれど、ハルさんが元気いっぱいの様子なので、私たちは歩いて下山することにした。

パララパッパパーン

突然だがここでスペシャルアイテムが登場する。

それは・・・・・・。

ながっ!

ロングリ〜ド〜(←大山のぶ代に成りきってください)

この旅行のために特注した(自家製ともいう)10mのリードである。

長い。
それにしても長い。
あまりに長すぎてノーリードの状態とあまり変わらないような気もする。
けれども、ドッグラン以外はリードにつながないといけないので、このロングリードで お茶を濁して つないでおく。

浅間山を眺めつつ

リードを絡ませないように伸ばしたり巻き取ったりするのはとても難しかったけれど、ハルさんが一定の自由を得て楽しそうに走り回っていたので、まあヨシとする。
わざわざMさんが夜なべして作った甲斐があったというものだ。

誰もいない斜面を下る

実は、このロングリード以外にも今回の旅行のためにMさんが製作したものがある。
今までの旅行記にもチラチラと登場しているもの、それは・・・・・・。

パララパッパパーン

この敷物です

カフェマット〜(←2代目大山のぶ代に成りきってください)

ヨダレ大魔王のハルさんが行く先々でヨダレ染みをつくらないために、Mさんが夜なべをして作り上げたものである。
ところが、ハルさんときたら、嫌がらせのように頑としてマットの上に乗ろうとしない。

微妙な距離感

旅行中、カフェや宿の食堂内で、ハルさんのベストポジションと思われる位置にマットを敷いてあげているのに、わざわざマットを避けてくつろぐハルさんの姿を何度目にしたことだろう。
体型にぴったりフィットする手ぬぐい以外は気に入らないとでも言うのだろうか。(←過去記事参照)

結局、旅行中はずっとハルさんを無理矢理にマットの上に乗せて「フセ!」コマンドを発していた飼い主たちであった。(涙)

このグズグズカフェマットと比較すると、ロングリードの活躍っぷりは光り輝いていたのではないかと思う。

こうしてハルさんはロングリードを引きずりつつ斜面を駆け回り、山を下りる頃にはヘトヘトのベロンベロンになっていたのであった。

【つづく】

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気持のよい天気に恵まれ、無事スカイパークへのリベンジを果たすことができました。
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2008年10月01日

続・東遊記−ウェスティ、サプライズ、ルネッサンス−(Y)

ギネス健在

軽井沢旅行2日目の宿泊先は、ペンション「リーブル」。
(自称)カルイザワンコ、一昨年に引き続いてのリーブル訪問となった。
何事にも飽きっぽい私たちであるのに、そして今回の旅のテーマがリベンジであったにも関わらず、再び同じ宿泊先を選んだのは、リーブルが良き思い出に満ち溢れた宿であったからに他ならない。

リーブル近辺は雨に降られた形跡がなかったため、早速付属のドッグラン(もちろんウッドチップ)にハルさんを放牧する。
この日初めてノーリードとなり、勢いよく走り回るハルさん。

するとそこへ、一匹のウェスティがやってきた。
名はモモちゃんという。
とても人なつっこく、上品で可愛らしいアクセサリーを身につけている。

犬だってオシャレが大事なんです

一方のハルさんは庶民そのもの、ブルース・リー風のジャージを身に纏うただのコギさんであるが、年齢も性別も同一のモモちゃんを誘い、早速 死亡遊戯 ハンティングを始めていた。

ウェスティとったどー!

もちろん、ハルさんは狩られ屋本舗なのでただひたすら逃げ回るだけであるが、結局モモちゃんに追いつかれることがなかったため、ずいぶんご満悦の様子であった。

こりゃ楽しい

ひとしきりドッグランを満喫した後は、お楽しみのディナータイムだ。
いそいそと席につき、ワインをどれにしようかなと考えていると、オーナーさんが一本のワインを持ってこられた。

「こちら、前の日に○○さん(←リン君の飼い主さん)よりご注文いただきましたワインです。お代はいただきましたのでどうぞ」

ええっ!?

驚きのあまり立ち上がってしまう飼い主たち。
なんと、前日、リーブルに宿泊していたリン君の飼い主さんが私達のためにワインをリザーブしていてくださったのである。
リン君の飼い主さんには、いつもお世話になってばかりだというのに、旅先でもお世話になるとは・・・・・・。
いつも本当にありがとうございます。

ヅカ方面に向かい「ルネッサーンス!」と感謝の意を込めて乾杯の雄たけびをあげ、ワインをいただく。
白ワインから赤ワインへと継投し、美味しい料理を堪能する。



締めはもちろん、ギネスビールだ。

(写真撮り忘れた!)

至極の一杯をいただいている頃、オーナーさんが宿の犬たちを連れてきてくれた。
ゴールデンレトリーバーのアレスちゃん。

小柄で穏やかなゴールデン

そしてダックスフントのエレちゃん。

大人しくて気品のあるダックスフント

どちらも穏やかで遊び上手な犬たちだ。
この二匹が床を転げまわって遊んでいる様は、見ている人を穏やかな気持ちにさせてくれる。

結局、この日宿泊客はモモちゃんの飼い主さんご夫婦と私たちの2組だけであったので、そこへモモちゃんとハルさんも加わり、好き勝手に歩き回る。

わらわらわらわら

すっかり室内ドッグランと化したリーブルのダイニングスペースに胡坐をかき、遅い時間まで楽しく話をさせていただいた。

眠りに入るハルさん(とモモちゃん)

こうしたアットホームな雰囲気はペンションならではの醍醐味だと思う。
そしてそれはまた旅の醍醐味でもあるのだろう。
再び軽井沢を訪れるのはいつになるのか分からないけれど、その時はやっぱりまたリーブルに宿泊するような気がする。

またもやゴロンを指示されるハルさん

翌日、空はすっきりと晴れ上がっていた。

ハルさんをドッグランに放牧し、

イヤッホーイ!

美味しい朝食を摂ったあと、私たちは次なるリベンジに出かけることにする。

やっぱり野菜が美味しいです

軽井沢最後のリベンジへと。

【つづく】

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この日、ハルさん用ディナーはありませんでしたが、食後に自由なひと時を過ごせたハルさんに良かったなのクリックをお願いします。
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旅3日目は待望の秋晴れとなりました。
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2008年09月29日

続・東遊記−三つ目、四つ目、二度目の地へ−(M)

雨の後を追うように

朝に小耳に挟んだ風のウワサ(←天気予報)では、午後から天気が快復するという。
CHELSEA'S GARDEN CAFEを出たときには、とてもそのウワサが本当だとは思えない空模様であったが、
とりあえずウワサを信じて本日の目的地、「軽井沢スカイパーク」へ向かう。
都合のよい時だけウワサを信じる、ムダに前向きなヘクティ一行であった。

軽井沢スカイパークは3つめのリベンジポイントである。前回の旅行時は雨で行けなかった。
今回は入り口までやってきたものの、広大なパークはガランとして誰一人、ワンコ一匹いなかった。そして地面はしとどに濡れていた。

「さっきまでものっすごい雷雨だったんですよ〜」

入場券売り場のスタッフの方がいう。
CHELSEA'S GARDEN CAFEでずっと聞こえていたゴロゴロの音源はどうやらココであったらしい。

ゴロゴロ言うてますよ!

「もう一度(雷雨が)来ますね!今日はね!」

という、スタッフの方の自信満々の発言(←根拠は不明)もあり、とりあえず今日のところはスカイパークを諦める。
というわけで4つめのリベンジポイント「QunQun」へ行くことになった。

「QunQun」は素敵ワンコグッズを取り揃えたセレクトショップである。オリジナルのワンコグッズもある。
ちなみに前回の旅行時は定休日で閉まっていた。
店内はあまり広くはないものの、他ではあまりみない洋服やワンコグッズが数多く並べられており、見ているだけでも楽しい。
洋服やら置物やら、ここで結構いろいろ買いものをさせてもらった。
3000円以上(たぶん)購入すると、素敵バッグに商品を入れてもらえる。

テーブルの上のバッグがそれです

さらに店の横にはカフェとドッグランも併設されており、天気の良い日はドッグランにワンコを遊ばせつつお茶を飲むことができる。
夕食まで間があったので、私たちも買いもの後、のんびりとお茶を飲んだ。

少し寒くなってきたので暖かいお茶を

天気が良ければもっと気持ちよかっただろうと思うが、それはそれとしても、また軽井沢に来る機会があれば、ぜひ寄りたい店である。

ゴミ捨て禁止!

しばらくボンヤリと庭(ドッグラン)を眺めているうちに夕方になったので、本日の宿泊先へと向かうことになった。
本日の宿泊先は、この旅行で唯一、初体験でもなくリベンジでもない場所である。

【つづく】

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あいにく軽井沢スカイパークへのリベンジは果たせませんでしたが、QunQunという素敵なショップを堪能することができました。
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雨上がりの地面は濡れていたものの、結局この日も雨に降られることはありませんでした。
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2008年09月25日

続・東遊記−チェルシー、ハリー、ゴロンゴロン−(Y)

素晴らしき看板犬たち

CHELSEA'S GARDEN CAFÉで私たちが素敵なランチを楽しんでいたころ、空には雲が立ち込めてきていた。
何だか嫌な感じのする雲だなと思っていたら、遠くのほうからゴロゴロと雷の音が聞こえ出した。
ピカリと光る稲妻は見えないけれど、ゴロゴロという音は遠くなったり近くなったりしながら何度も聞こえてくる。
ハルさんは今まで何度か記事にしたように、雷が苦手である。

家にいるときに雷の音を聞くと、ガタガタと震えだし、滝のような涎を垂れ流すのだ。
ところが、このとき、ハルさんは不思議と平気そうな顔をしていた。
いや、むしろテーブルの下でご機嫌な様子である。

えへ

テラスの開放感が何らかの呪縛を解き放ったのだろうか。
ゴロゴロと空が鳴るなか、ドッグランへ放してみると、うれしそうな顔で走り出す。

やっぱり外はいいわね

普段、雷に滅法弱いハルさんを見慣れている私たちにとっては衝撃的な光景であった。
しかし、よく考えてみると、こうして室外にいるより家の中で大人しくしているほうが、雷に対しては安全である。
ハルさん、危機管理能力がまったくないことを軽井沢で証明してしまった。
残念な犬である。

はて、何が?

ところで、CHELSEA'S GARDEN CAFÉについては、素敵なランチメニューのほかにもうひとつ語るべきことがある。
それは2匹の素敵な看板犬だ。
ゴールデン・レトリーバーのチェルシーちゃん(←店名の由来ともなっている)とフラットコーテッド・レトリーバーのハリーくん。

こちらハリーくん。暗い室内で黒い犬を撮るのはとっても難しい

どちらも大きな犬である。
そしてどちらも非常に穏やかで人懐っこい。素晴らしい。
看板犬とはこうした犬のことをいうのだろう。

チェルシーちゃんは雷が苦手らしく、私たちがランチを食べ終えた頃には店の奥に逃げ込んでしまっていた。
けれど、どうしてもこの素敵な看板犬たちの写真をとりたかったので、お店の方にお願いして連れてきていただいた。

チェルシーちゃんは雷に怯えている様子がありありと察せられたが、私たちに向かっても「助けて」とばかりに身をよせてくる。
そして雷に動じないハリーくんはお腹を見せてゴロゴロとすりよってきてくれる。

なんという至福の瞬間

左にチェルシーちゃん、右にハリーくんを抱えて、私は本当に幸せだった。
おおきくて穏やかな犬に出会うと、私たちも大型犬も飼ってみたいという衝動にかられる。

わふわふー。わふわふー。
私が素晴らしき看板犬と戯れていたそのとき、ハルさんはといえば・・・・・・。

衛星のように私たちの周囲をウロウロと歩き回るばかりであった。

見切れる愛犬

こんなに性格の良くって穏やかな犬たちなのに、その大きさだけを怖って近づけないのだ。我が飼い犬ながら、なんと情けないことか。

けれども、しばらくのあいだ私がチェルシーちゃんとハリーくんとわふわふしている様子をみて、さすがのハルさんも「ひょっとしたら大丈夫なのかも?」という気持が湧いてきたようである。
徐々に徐々に私たちに近づいてきた。

しかしここでハルさんを呼んではいけない。
前のめりになるときっと逃げてしまうのだ。
そ知らぬふりをフリをして、ハルさんがより近づいてくるのを待つ。
まるで野生動物を相手にしている感じだ。なんだか情けないけれど仕方がない。

そうこうしているうちに、いよいよハルさんが間近にやってきた。
頃合やよし。

「ハル、フセ!」

え?ここでフセですか!?

「ゴロン!」
「ゴロン!ゴロン!」

フセからゴロンへ、流れるようにコマンドを発する。
さすがに完全なゴロンまでには至らなかったけれど、ハルさんをそのままにして3匹の記念撮影をすることに成功したのであった。

転がりきれず

チェルシーちゃん、ハリーくん、どうもありがとう。

素晴らしい思い出を胸に、私たちはCHELSEA'S GARDEN CAFÉを後にしたのであった。

【つづく】

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素敵な看板犬と出会えて頬が緩みっぱなしの飼い主たちでした。
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2008年09月22日

続・東遊記−プリンス、英国、高原サラダ−(M)

次なるリベンジ

今回の旅行は、出発前から天気予報をみてはヘクティがためいきをつくので、「雨だった場合はココ」という場所をいくつか用意していた。とはいえ、ヘクティの力が弱まるとは思えない私はあまり気乗りがせず、夫からの提案も適当に聞き流す。
そして結局

プリンスホテルにアウトレットあるらしいよ」

という言葉だけが、記憶に刷り込まれることになった。
旅行へ行くと物欲もグッと上がる。現地購入したものを翌日着るのも旅行の醍醐味なのである(←勝手)。

ジャルディーノの朝、荷物をまとめながら小耳にはさんだウワサ(←天気予報ともいう)では午前中、雨が降るという。
そこで早速、雨もしのげてワンコも入れるアウトレットで様子を見ることになった。

プリンス・ショッピングプラザを歩く

残念ながら、ウワサ(というか天気予報)をあまり信じていなかったし、実際、雨は降らなかった。
それどころか恐ろしい勢いで夏の日差しが照りつける。暑くてたまらない。

なんだか暑いですよ

そのうえアウトレットは思いのほか広大であった。
ウェスト・ニューウェスト・味の街・ニューイースト・イーストと広がっており、しかも中心には広大な芝生のひろばがある。
ウェストからイースト、つまりアウトレットの端から端まで移動しようとすると、時間と体力をものすごく消費する。

日差しの中を歩く

ここまでスケールの大きなショッピングモールは関西にはちょっとない気がする。
そんなアウトレットを歩き回るのがタイヘンで、そして自身の物欲を満たすのもタイヘンで、ちょっと覗いていくだけのつもりが数時間歩き回ってしまった。もうクタクタである。

スタバがあったのでフィローネの前で記念撮影

でもまあいい具合に消耗した。次は昼食を食べに向かう。
ここで今回の旅行2つめのリベンジ「CHELSEA'S GARDEN CAFE」
前回の旅行では、燃え尽き症候群のため(←違)閉まっていた店である。

「CHELSEA'S GARDEN CAFE」は中軽井沢に立つ英国風一軒家のカフェである。
もちろんワンコOKで、家の前には芝生が美しい庭園風のドッグランがある。

ハルさんも大喜び

アウトレットを出るまでは日差しが痛いほどであったが、CHELSEA'S GARDEN CAFEに到着するころには、辺りがすこし薄暗くなってきていた。
さきほどの移動と日差しに、へクティも少し疲弊したのかもしれなかった。
それでもやはり雨が降るところまではいかず、ドッグランでもそれなりに遊ぶことができたし、ランチも美味しくいただいた。

抜群のランチでした

ちなみに夫は「カレープレート」を、妻は「高原サラダサンド」というものをいただいたのだが、この高原サラダサンドが、ちょっと他では食べられない素敵メニューであった。

カリッとしたバゲットのうえに、10種類の高原野菜がどっさり、さらにベーコンと照り焼きチキン、半熟たまごが乗っている。
サンドというよりはパンのどんぶり、といった様相だが、具沢山なのでバゲットは埋もれてまったく見えない。贅沢である。

また食べにいきたいです

これがほんとうに美味しかった。
斬新な盛り付けでありながら、野菜そのものの基本的な美味しさが際立っている。思いついた方はさぞかし想像力と創造力に溢れた人なのだろう。

旅行中は外食ばかりで、どうしても野菜が不足しがちになる。
けれど軽井沢の高原野菜はとにかく美味しいので、今回の旅行でもできるだけたくさん食べたいと思っていたのだ。
それがこの場所でこのような形で思う存分いただけると思わず、とても幸せな気持ちでモリモリと平らげる。

こうして幸せなランチタイムを過ごしている間にも、空はどんどん暗くなり、遠くのほうからなにやらゴロゴロと不吉な音が聞こえてきた――。

【つづく】

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前回旅行のリベンジ「CHELSEA'S GARDEN CAFE」、無事入店することができました。
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そして「CHELSEA'S GARDEN CAFE」の魅力はこれだけでは留まりません。
次回は、飼い主わふわふ、ハルさんどきどきだった店内の様子を書いてみようと思います。
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2008年09月19日

続・東遊記−カーロ、フォレスタ、ジャルディーノ−(Y)

今日の宿

「雨のニオイがする」

妻Mさんが言う。
低い曇がたちこめる空へと鼻先を向け、クンクンとあたりの匂いを嗅ぎまわった後、Mさんは宣言した。

「雨のニオイ・・・?」
「ほら、してるやん。雨のニオイがここらに充満してる」

そう言われても生まれてこのかた、雨の匂いなど感じたことはない。
私にとって、雨の匂いはゴビ砂漠の匂いと同じように未知のものだ。
そうMさんに伝えると、

「夫は鼻利かへんもんなー。ハルちゃんなら嗅ぎとってるかな?」

「いやいやそれはない」

私は反論する。

ハルちゃんよりは嗅覚に自信あり!

胸を張ってハルさんを見下ろすと、ハルさんも「何を言うてはりますのや?」とばかりに私を見上げてきた。

私は犬どすえ?

しばらく向き合う一人と一匹。
が、しばらくすると、ハルさんはすいと目を逸らし、地面の匂いを嗅ぎ始めた。
鼻が利かないことを恥じているのか、それとも飼い主の圧力に負けたからなのか、真相は分からない。

けれど、地面をどれほど匂っても雨のニオイなどしないと思のだがどうだろう。
Mさんは「どっちもどっちやなー」と呆れた様子で底辺同士の醜い争いを眺めていた。
まあそれはともかく、我が家で一番鼻の利くMさんが「まもなく雨が降る」と言っているのだ。おそらくそうなのだろう。
私たちは旧軽井沢を離れ、今夜の宿へ向かうことにした。

チャーチストリートを離れる

宿の名は「カーロ・フォレスタ・ジャルディーノ」。

ご近所のリン君家が昨年山中湖周辺を旅行された際に宿泊した「カーロ・フォレスタ」というオサレで素敵な宿が軽井沢にもオープンすると飼い主さんよりお聞きしたため、半年ほど前から予約していた宿である。
後に宿のホームページを見てみると、9月もほぼ毎日予約で埋まっていた。早めに予約しておいて大正解である。

そんな大人気の宿カーロ・フォレスタは、さすがにオープンして1年足らずということもあり、建物そのものが綺麗である。

しかも、室内にはセンスあふれる調度品が並び、備え付けのアメニティだって一分の隙もなく統一感が図られている。
犬連れOKの宿とはとても思えない充実っぷりである。
さらには、犬用のトイレからトイレシーツ、コロコロ、消臭剤、果ては犬用の食器と水飲み器まで用意されている。

ここに泊まりさえすれば、犬用の旅支度をしてこなくてもよいのではないかとすら思えるほどだ。

一通り室内を見渡し(Mさんはクンクンとニオイを嗅いでいた)、「ほほーぅ」と感嘆の声を上げたあと、私たちは敷地内に設けられたドッグランへと向かった。

広いです

ドッグランにはウッドチップが敷かれていた。
犬の足に負担がかからず、汚れにくいというウッドチップは、ドッグランに最適な素材だと思う。
しかも、ドッグランは大型犬と小型犬の接触を避けられることが出来るように、二つにわけられていた。
さすがは最新の宿だけあって、ここにも配慮が行き届いている。
幸いなことに(ヘクティに恐れをなしたのか?)、雨は降ってこなかった。Mさんも、旧軽井沢で感じた雨のニオイをここでは嗅ぎとれないと言う。
ハルさんはウッドチップのドッグランが大好きなのだろう。
チップを蹴散らして駆け回っていた。

これはいいです!

そんなハルさんがほどよくへばってきたころ、他の犬たちが続々とドッグランへと集まってきた。
ハルさんはアフガンハウンドさんにいたく気に入られたようで、熱心なお誘いを受けていたが、いかんせん大型犬にはビビッて腰の引けてしまうハルさんである。

フセを命じられている

テチテチとウッドチップを踏みしめて逃げ回る。
時折、飼い主の挑発(ダッシュで逃げる)に負けて走り出したハルさんは、案の定アフガンハウンドに狩られていた。

一見、やばそうな絵

必死の形相で逃げるハルさん。
気のいいアフガンさんが、優雅に、そして紳士的に狩ってくれているのだから、もうちょっと楽しんだらいいのにと思うのだが、肝っ玉の小さい犬である。
そうこうするうちに、ぽつりぽつりと雨が降り出した。
旧軽井沢を覆っていた(に違いない)雨雲がこちらにもやってきたようである。

部屋へと戻り、夕食までの時間をまったりと過ごす。
夕食は一階のダイニングスペースでハルさんと一緒にいただくことができる。
ドッグランで出会った犬たちも勢ぞろい。
賑やかなフルコースディナーが始まった。

ここカーロ・フォレスタでは、夕食の料理を個々にベーシックなものからより高価なものにランクアップさせることができる。
宿泊客は、その日の体調とお財布に合わせてディナーのラインアップを変えて楽しむことができるというわけだ。
個人的に、こういったサービスは非常に面白いと思う。

ここ最近、「いしいしんじのごはん日記」を読んでいたため、魚をお腹いっぱい食べたくてしかたがなかった私は、金目鯛のグリルをオプションで追加することにした。
フルボトルのワインを頼んでオーダーは完了である。

コースその1

カーロ・フォレスタの料理はどれも手が込んでいて、とても美味しい。
料理の出てくるスピードが少しゆったりめな気がしたけれど、お酒を飲むのにはこれくらいがちょうどいい。

コースその2

食後のデザートまでペロリと完食し、幸せなディナータイムは幕を閉じた。
一方、ハルさんも素晴らしいディナーを楽しんでいた。

これは!?

オプションで犬用のゴハンも用意されているのである。
旅行初日で意気あがる私たちは、せっかくだからとハルさん用のディナーも注文することにした。

まずは念入りな写真撮影だ。
ハルさんを「マテ」させて何枚も写真を撮る。

どういうおつもりか

散々待たされた挙句、「ヨシ」の掛け声とともに鶏肉のクリームシチューにがっついたハルさんは、ウサイン・ボルト級の勢いで食事を平らげ、山羊ミルクを飲み干した。

目が怖いです

ディナー終了。
あっという間の出来事だった。
滅多に食べることの出来ない豪華な夕食だからこそ、もっとゆっくり味わえばいいのに、なんというか不憫な犬である。

出来ればオカワリが欲しいです

食事を終えた後は、お風呂の時間だ。
お風呂は館内に2箇所用意されているが、男風呂・女風呂ではなく、グループ単位で利用する仕組みになっている。

部屋の外からは、ずっと雨の音が聞こえていた。
ワインをしこたま飲んだ私は、明日の天気を気にする余裕もなく、お風呂からあがるなりぐっすり寝てしまう。

翌日。
雨は上がっていた。
しかし空はまだ予断を許さない色合いをしている。
太陽の姿を探しつつ、ハルさんを連れてダイニングスペースへと向かう。

カーロ・フォレスタの朝ごはんは、意外にも和食だった。

真ん中の鍋は味噌汁です

どこの地域でも、犬連れOKの店は洋食の店が多いため、犬連れ旅行では朝昼晩とも洋食を食べる(そして洋食に飽きる)ことだってあるなか、この和朝食は嬉しかった。
こういったところにも、カーロ・フォレスタの配慮が行き届いているのを感じる。

他にも、セルフシャンプーが可能なトリミング室が設けられているうえに、シャンプーも備え付けえてあったりと、犬連れの宿泊施設としては最先端の宿ではないかと思う。

ちなみにMさんは一階のフリースペースのソファの座り心地をベタ褒めしていた。道理で、ハルさんを連れてフリースペースに入り浸っていたわけである。
宿のスタッフの方も、ハルさんのことをとても可愛がってくれた。
ハルさんにとってもよい思い出になったのではないかと思う。

最後に、玄関前で記念撮影をしていただき、私たちはカーロ・フォレスタを後にした。

旅、2日目が始まる。

【つづく】

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ウワサにたがわず(?)、カーロ・フォレスタは素晴らしい宿でした。居心地よく過ごせたハルさんに良かったなのクリックをお願いします。
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2008年09月16日

続・東遊記−モカ、早業、ドイツビール−(M)

モカソフトの行列に並んでみる

今回の旧軽井沢で私は、とにかくミカドコーヒーのモカソフトが食べたかった。
ミカドコーヒーのモカソフトはかなり有名らしいが、前回はなぜか全く思いつかなかった。どうしてかはわからない。
そんなわけで、今回の旅行最初のリベンジは「モカソフト」。

香りが非常によいです

モカソフトはコーヒー店のコーヒー豆をふんだんに使用している。食べるとほんのり苦味がある。
控えめな甘さと、後に残るコーヒー特有の香り高いほろ苦さはとても良いバランスで、食べると元気が出るうえに少しリフレッシュしたような心持になる。
ソフトクリームよりは牛乳派(?)だが、モカソフトはモリモリと美味しくいただいた。

余談だが、モカソフトを作る店員さんの手の動きはおそろしく速い。
あれほどのスピードでクルクルとソフトクリームを作りあげる人を初めて見た。
さすが常に行列のできる店のスタッフである。職人の技についしばらく見入ってしまう。

その後フラフラと歩いていると「ワンコOK」と書いてあるドイツビールの店の前を通る。
夫は店のまえでジッと立ち尽くす。
ロウソクの灯火のように心を揺らしながらもここまでがんばってくれたヘクティをねぎらうつもりもあって、

「飲む?」

というとコックリうなづいた。

白いジョッキでした

店に入ると、夫はビール(ジョッキ)とソーセージの盛り合わせを注文した。
もうホテルでの夕食が近いというのに、胃腸に関しては相変わらず強気である。

がっつりです

夫は見た目以上によく飲み、よく食べる。
彼が目の前でモリモリ食べて飲んでいるのを見ていると、自分がたいして食べられなくても、なんとなく食事を堪能したような気がしてくる。得な話だ。

私はお腹がすいてたまりませんよ

まあそれはともかく。
ビールを飲みソーセージを食べ、なんとなくホロホロし始めた夫に呼応するかのように、空が徐々にかげり始める。
散策を終えて車に戻るころには、空はすっかり暗くなっていた。
あいかわらず、夫の気力と気圧は連動しているようである――。

【つづく】

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この日は土曜日だけあって軽井沢も多くの人出で賑わっていました。
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2008年09月13日

続・東遊記−始まり、気圧、乱れる心−(M)

旅の始まり

恒例の夏旅行へ行く。

今年も屋久島へ行きたいだの北欧へ行きたいだの、大志を抱いてはみたものの、やはり体がついてこず、結局ハルさんと一緒に軽井沢へリベンジに行くことになった。
前回の旅行で行けなかったところもあるし、新たに行ってみたいスポットもできていたのだ。

それでウキウキと宿を予約し(夫が)、ウキウキと計画を立て(夫が)、冷蔵庫の中身を空っぽにしたりハルさんをシャンプーしたり(←ようやく家で洗えるようになった)、準備を整えて出発を心待ちにしていた。

しかし。

夫の様子がなんだかおかしい。
落ち着きがなく、インターネットの天気予報をやたらと何度も覗いては雨雲の動きを追ったりしている。

何してるん?

「どうしたん?」
「なんか……雨みたいやねん」
「なんで?」
「なんでって……そんなこといわれても気圧とか色々あるんちゃうん」
「だってヘクさん(←すっかり定着)いつも予報なんか見いひんやん」
「ヘクさんなんか自信ない」
「そんな!?がんばろうよヘクさん!」
「ヘクさんダメかも」
「ええぇぇ……」

確かに天気予報を信じれば、旅行中ずっと雨である。
しかし前回前々回も予報的には雨だったのだ。
それでも以前は笑ってスルーしていたのに(←それはそれでどうかと思うが)、今回はなぜこれほどまでに弱気なのだろう。そんな態度を取られるとこちらまで不安になってくるではないか。
犬連れ旅行で雨は大敵である。とくにハルさんは雨の日に外に出たことがない。箱入りムスメなのである(←短足のため相性が悪いだけともいう)。

雨って何ですか?

そんなわけで、どうなることかと思われた旅の始まりであったが、意外にというかやはりというか、道中はそれなりに天気が良かった。
ジャンクションを間違えることもなかった。
運転中、時折カーッと晴れてきたり、ズズーンと曇ってきたりして、ヘクティの心は千々に乱れていたようだが(←強気と弱気の間を揺れ動く)、駒ヶ根のSAでは気持ちよく外の公園で昼食をとることができた。

ハルさんもオヤツタイム

なんだかんだで雨に降られることなく、私たちは最初の目的地、旧軽井沢へ到着したのである。

【つづく】

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いよいよリベンジ旅行記の始まりです。
タイトルは2年前の旅行記の続編ということで、「続・東遊記」にしてみました。
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2008年09月10日

秋の恒例行事(Y)

旅先でのひとコマ

今年もハルさんを連れて旅行へ行ってきました。
ハルさんを車に乗せて旅をするのも、これで3年連続。
我が家では、秋の犬連れ旅行がもはや毎年恒例の行事になりつつあります。

ちなみに、今回の旅行のテーマは「リベンジ」。

たびいぬハルさんの協力もあって、順調にリベンジ(収穫?)を果たすことができました。

美味しい収穫物

旅先での経過については、これからおいおい記事にしていこうと思いますので、よろしくお願いします。

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2007年10月11日

たびいぬが往く−草、粉もん、旅のおわり−(Y)

ハーブガーデンドッグラン。
素敵な響きである。
色とりどりのハーブに囲まれた中を華麗に走り抜けるハルさんの姿が思い浮かんだのも無理からぬことであろう。
ハーブたちに見つめられながら、他の犬に狩られるハルさんの姿というのも見てみたい気がする。

木立の中で狩られる

そんな期待感に満ちて、私たちはナビの指し示す方向に車を向かわせた。
けれど、目的地近辺に到着したとナビが言い張っているものの、辺りにはドッグランのドの字も見えない。
犬の鳴き声や、足音さえも聞こえない。
場所を間違えたのではないかと思い、引き返そうと踵を返した時、道路を隔てて反対側に長らく人の手が入っていない様子の空き地があった。
よく見ると、周囲は柵で囲まれている。

「もしかして、あそことちゃうか」
「ウソ!?あれは廃墟やで。廃墟」
「まあ、ここまで来たからにはちょっと確かめてみよか」

辺りがシンと静まる中、私たちは恐る恐る近づいていった。
まるで心霊スポットを見学しにきたように。

「草ボーボーやな。やっぱりただの空き地やで、これは」
「そやね・・・・・・。あれっ!?あそこに看板がある!!」

果たして、妻Mが指し示す方向には

ハーブガーデンドッグラン

の文字が刻まれた木の看板が垂れ下がっていた。
その下には「無料」の文字も見える。

「ここやったんか・・・・・・。確か雑誌には1日500円と書いてあったはずやけど」
「無料開放・・・というより、無料で放置することにしたみたい」
「せやけど、開いてるようには見えへんで」
「確かに。一応、開くかどうかだけ試してみよっか」

ところが。
残念ながら、ハーブガーデンの扉は意に反して開いてしまった。
こうなれば、中に入るしかない。
まるでお化け屋敷に乗り込むような心持ちで、二人と一匹は(自称)ハーブガーデンの内部へと潜入した。

広いといえば広いかもしれない

そこは、犬を模した大きな石造りのモニュメントを中心として広がる、空き地であった。
空き地の周囲には雑草と思しき植物が生えていた。
あるいは、これらの植物は(元)ハーブたちであったのかもしれない。
けれど、ハーブに疎い飼い主に、雑草とハーブの区別などつきようがなかった。

ハルさんはしきりに草木の匂いを嗅いでいたけれど、ハルさんの嗅覚では雑草とハーブの違いなど分かるわけもない。

そこは只の芝生エリアなんじゃね?

飼い主は呆然と立ち尽くしていた。
ある程度匂いを嗅ぎつくした(そして何も分からなかったであろう)ハルさんも、何もすることがない様子であった。
もちろん、他の犬がやってくる気配など微塵も感じられなかった。

ウチ、もうええわ

事態を打開するには、飼い主が一肌脱ぐしかない。

全速力

ハルさんがよそ見をしている間に、私は走り出した。
悲壮な覚悟を背負いながら、犬のモニュメントの周りをグルグル駆ける。

狩りですね!

ハルさんの表情を垣間見る余裕などなく、一心不乱に走り続けた。

私はハンター!!

やがて、なけなしの体力が底をつき、ハルさんに追いつかれた時には、息が完全にあがっており、体中から汗が噴き出していた。

なかなかいい獲物役でした

疲労困憊になりながら、ハーブガーデン(え?)ドッグランをあとにする。
隣接したプールを覗いてみると、そこもなかなかいい色合いに染まっていた。
キノコふうのオブジェとのコントラストなんか最高である。

悪夢の国?

あるいは、単にシーズンオフのせいでさびれているだけなのかもしれないが、旅行者の私たちにはよく分からない。

ネバーランド ドッグランを出たとき、時刻は午後1時を回っていた。
盛大に運動したおかげでお腹がすいた私たちは、旅先で最後の昼食を摂ることにする。

ハーブガーデン(ふう)ドッグランにほど近い場所に、犬連れOKの店を見つけたので、早速入ってみる。
けれど、平日にもかかわらず、満席だった。
ハルさんとともに、ベンチに座り順番を待つ。

ワタシもお腹がすきました

よっぽど人気のある店のようで、私たちが待っている間にも続々とお客さんがやってきた。

ちなみに、このお店の名前は「Epi」という。

約1匹カメラ目線の生き物がいます

屋根つきのテラスの下、犬連れでも釜で焼きたてのピザが味わえるとあって、犬連れ客の割合が非常に高い。

ピッツァ・カプリチョーザ(たぶん)

さすが人気店、ピザはボリュームもあって、味も抜群である。

さらに、ワンコ用ピザというメニューがあったので、ハルさんのために注文してみた。
けれど、やっぱり人気があるのか、ワンコ用のピザ生地がもうなくなったと言われてしまう。
まあ、それならしょうがないかと諦めていたところに、余っていた生地で小さめのピザを焼いたので、こちらをサービスしますと、なんと無料で持ってきていただいた。

ピッツァ・カーネ(適当)

驚くほど細やかなサービスに人気ぶりの一端を垣間見たような気がする。
早速、ハルさん用ピザを試食してみると、さすがに味は薄めだが、人間が食べても問題なく美味しい。
ハルさん(ごとき)に与えるのが惜しいくらいだ。

何を馬鹿なことを

ちょうど、隣にトイプーを連れて旅行に来ていたご夫婦と犬の話や旅の話をしていたところだったので、ハルさんとトイプーのベガちゃん(写真を撮り忘れた・・・・・・)にワンコ用ピザをあげてみる。

普段、フード以外の物を滅多に与えないというキュートなベガちゃんは、かなりの時間を費やしてピザを食べきっていたが、ハルさんは例のごとく丸呑みだった。(恥ずかしい)

その後、お返し(?)にベガちゃんの飼い主さんから季節野菜のオーブン焼きを分けていただく。

我が物顔
(まるで自分たちが注文したように写真を撮る)

こちらも、野菜の旨みが十分に感じられ、非常に美味しい。
こうして、海老で鯛を釣った私たち(←恥を知れ)は、ベガちゃんの飼い主さんに別れを告げ、帰路へついた。

西へ西へと走る。

夕陽へ向かって走る

途中、何度かサービスエリアで休憩し、

暮れゆく空に捧げる

家に辿り着いたときには、夜もとっぷりと暮れていた。

こうして、今年の旅は終わった。

カップ酒を巡る旅が。

ゴ酒ンジャー!!(今はもうない)

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長々と続いた旅の話も、これでようやく終わりました。
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次回からは日常生活の話に逆戻りです。
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2007年10月09日

たびいぬが往く−偶蹄目、奇蹄目、熱い視線−(M)

さて最終日である。
さすがのヘクティーも疲労してきたのか、雲行きは怪しいままである。

ヘクティー劣勢

ところでコーギーといえば牛追い犬である。
今更ハルさんにそんな高尚な職業につくことを望んでいるわけではないが、とにかく牛追い犬のDNA(だけ)は持っているのだ。
そのDNAがすでに脂肪と食い気のなかに埋もれてしまっていたとしても、旅に出たなら牛と会わねばなるまい。
というわけで宿からすぐ近くの長門牧場へ向かう。
ちなみに牛は初対面ではない。去年も会っている。
そして、逃げている(涙)。

で、今回。
天気が悪くて涼しかったせいか、牛たちはとてもアクティブであった。

うしうしうしうし

その活動量は前回出会った牛の比ではない。
走る牛、飛びはねる牛、他の牛と闘う牛(←怖い)。

跳ね牛

牛とは案外活動的であることを、私はこの旅行で初めて知った。
しかもどういうわけか、ハルさんに集まってくる。

なにゆえコチラにいらっしゃる?

ハルさんに追われるような空気を察知したからか、ハルさんがこんな日に限って真っ赤な服を着ていたからか。
とにかくヤジ牛が続々と集まってくる。

「なんだアイツ」
「足みじけーな」
「アイツなんかヤな感じすんだけど」
「あ!オレも」
「イラッとするよな」
「するする」

ヤジ牛

と、牛たちが言っていたかどうかは定かではないが、とにかくハルさんはこの空気にすっかりビビっていた。
あとから聞いた話だが、夫も相当ビビっていたらしい。

あの積極性、棒を渡しただけの柵など簡単に突破してしまうのではないか。
あの意外性、本気で走れば結構速いのではないか。
あの大きさ、オレは勝てるのか。


実際に柵が壊れかけていた(←内側から破壊されているように見える)箇所はあったし、牛は結構速いだろうし、勝負を挑むのは根本的にどうかしている。
まあとにかく赤服を身に纏ったハルさんをとても心配していたようだ。

妻に対しても必死のテレパシー(早く離れろ)を送っていたらしい。
しかし牛が珍しく、おまけに近くに寄ってきてくれたものだから、ウキウキしげしげと牛を見ていたワタクシ、残念ながらかすかな電波も感じられなかった。

このあともう少しヤジ牛増えました

その後、ヤジ牛に続いてヤジ馬にもメンチを切られた(ガンを飛ばされた)ハルさんはすごすごと牛馬エリアをあとにする。

とにかくみんなが怒っている(ように見える)

ここは何のための場所ですか?

このままではハルさんがあまりに不憫である。
お隣の広い草地でハルさんを放牧する。

イヤッホー!!

ようやく牛馬ショックから立ち直ったハルさんは楽しそうに駆けずり回っていた。

やっぱりこうでなくっちゃ

そして謎の物体の上で記念撮影をし、

天気が良ければいい感じ?

干草の上?
(引きの写真だとこんな感じ)

飼い主はソフトクリームを食べ(夫が)、牛乳を飲み(妻が)、

今度こそ地元の牛乳

満足して長門牧場をあとにする。

ハルさんも満足

けれど、まだ時刻はお昼を回っていなかった。
何処かでお昼を食べる前に、もう一箇所くらい寄り道できそうである。
俄然張り切りだした夫が、しばらく無言で情報誌を見つめたあと、「ここなんかどう?」と提案してきた。

なかなか素敵なネーミングの場所だった。
雑誌に掲載されていた写真も素敵であった。
「おぉ。いいんじゃね?」
このとき、二つ返事で即答したことを、私は今でも後悔している。

つづく。

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次でようやくたびいぬシリーズも終了予定です(夫が)。
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2007年10月05日

たびいぬが往く−赤煉瓦、狩る側、狩られる側−(Y)

この日の宿は車山高原に位置する「オーベルジュ赤煉瓦」。

宿の周辺までうっすらと霧に包まれており、周囲の状況が全く分からない中、部屋に荷物を置き、とりあえず食堂へと向かう。

ランプの形が独特です
※この写真は夕食後、誰もいないときに撮影したものです。

ハルさんを連れて食堂へ入ると、この日は平日にも関わらず、殆どの席が埋まっていた。
犬連れ可の宿がそれほど多くないせいもあるだろうが、やはり人気のある宿ということなのだろう。

席について、周囲のテーブルを見回してみる。
案の定、全てのテーブルの下にも犬の姿があったが、どの犬も本当に大人しかった。
時折、たくさんの犬が集まっている場所であることを忘れてしまうくらい、ゆっくりと落ち着いて食事を摂ることができた。

まずはオードブル。

ボリューム満点

野菜がとにかく美味しい。
アスパラ以外は宿の近辺で採れた野菜ということだった。
野菜高原地帯で採れた野菜の旨さは格別である。
続いて出されたコーンスープもびっくりするくらい甘くて思わず頬が緩んだ。

激ウマ

ついついお酒も進み、最後にステーキが出てきた時にはワインボトルを追加してしまう。

また肉です

このステーキ、わさび醤油でいただくのがポイントだそうで、この日は、わさび農園に始まり、正にわさびづくしの一日だった。

もちろん、わさびを食せないハルさんにとっては全く興味のない話題である。
抗議の視線を飼い主に浴びせるのかと思いきや、旅の疲れが出たのだろうか、テーブルの下で眠りこけていた。

食後のデザートをコーヒーを楽しみ、ハルさんを起こして食堂を後にする。
すると、食堂の隣の談話室(のような場所)で他の飼い主さんたちが話をしているのを見つけたので、ハルさんを連れてお邪魔する。

そこにいたのは、黒いトイプーちゃんとアプリコットのトイプーちゃんであった。(名前を忘れてしまった・・・)

平和な光景

どちらもハルさんの大好きなトイプーちゃんだったが、まだ眠いのか、ハルさんはやる気なく寝転がり、他の飼い主さんに撫でられるがままであった。
トイプーちゃんたちは、

「このコーギー、覇気が無いわね。きっとヘタレなんだわ」

と思ったことだろう。

この夜までは・・・・・・。

翌日。

またまた夜の間に降っていた雨(これで3日連続の夜雨だ)も朝になると上がっており、ハルさんの体力も回復したようだ。

さ、今日もやるわよ

この日も静かな食堂で朝食を摂り、

朝食も美味しかった

宿を出発・・・・・・する前に、昨日は暗くて分からなかった宿の周囲を見てみると、素敵なテラスとドッグランが併設されていることが分かった。

景色も抜群です

早速、ハルさんを連れてドッグランへと乗り込む。
地面にはウッドチップが敷かれており、いかにも走りやすそうだ。

やる気のケツ

充電完了したハルさんがウッドチップを巻き上げ、上機嫌で無駄走りをしていると、

無駄無駄無駄!

そこへ、昨日、談話室で出会ったアプリコットのトイプーちゃんがやってきた。

「アラ。昨日のヘタレコーギーじゃない」

と思った(のかどうか定かではないが)、一瞬の後。

元(自称)ヅカの暴走王。
21世紀の悪女。
女フードファイター・ギャル春。(←なんか違う)

数々の異名を持つハルさんがついに動いた。
まるで女豹のように、トイプー狩りを始めたのである。

狙いを定める女豹

いつもは狩られ屋専門のハルさんであるが、このトイプーちゃんなら気がよさそうだし、年下だし、狩れる要素が揃っていると思ったのだろうか。
嬉しそうにトイプーを狩るハルさんの姿がそこにはあった。

私が狩れるなんて!

ハルさんの狩猟シーンが見られるなんて非常に稀なことであるし、トイプーちゃんの飼い主さんが嫌そうでなかったこともあり、しばらく見守っていたのだが、結局、トイプーちゃんが心を開いてくれることはなかった。

実らない愛

ハルさんのトイプー愛はまたもや片思いで終わったのである。
よく相手をしてくれたトイプーちゃんの飼い主さんに礼を言い、ドッグランを後にして、宿を出る。
出掛けには宿の方からハルさんのためのオヤツまでいただいた。
設備が整っているうえに、宿の内装も凝っており、居心地よく過ごすことができたと思う。

たびいぬの旅が、ようやく最終日を迎えた。

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嗚呼、調子に乗って狩りすぎたのかもしれません。
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2007年10月03日

たびいぬが往く−ハッピー、ヒートアップ、ミュージアム−(Y)

果たして犬が入園出来るのか、(ほんの少し)不安に思っていた大王わさび農園であったが、園内には意外と犬連れの方が多かった。

そんなワンコの一匹

その中でも驚いたのは、ハルさんを連れてテクテクと数十メートル歩いたとき、見知らぬおっちゃん(恐らく観光客)が我々をビシッと指差して言い放ったひと言。

「この犬、さっきから3匹連続やで!!」(←脳内で長野県の言葉に変換してください)

おっちゃん(←誰?)が、思わずそう漏らしてもらうほど、この日はコギさんが数多く入園していたようである。

そこで私たちが、清流に包まれて育むわさびを眺めつつ、コギさんの存在を探していたところ、何と運よく一匹のコギさんと出会うことが出来た。

実はハルさんより小柄

このコギさんの名前は「ハッピー」ちゃん。
ハルさんとは約一月違いの、いわゆる「オナイ」というやつである。

このハッピーちゃんは、たびいぬハルさんとは違い地元のコギさんで、まあいわゆる「ジモッティ」である。(←いわゆるが多い)
ハルさんも久しぶりの同族との出会いに喜び勇んで駆け回る・・・・・・と思いきや、しばしの間、フンフンと匂いを嗅ぎ合った後は、お互いに相手の飼い主さんに愛想を振りまき始めた。結局、犬同士の交流は見られなかった。

しかし、お互いに関心を抱かないフリ(きっと気にはなっているはず)をすることで無用なトラブルを避けようとする知恵なのかもしれない。
ハルさんもハッピーちゃんも、もういい年をしたオトナのオンナなのだ。クールに挨拶を交わすだけでお互いに落ち着けることも、成長の証と考えることだって出来るかもしれない。

もちろん、単に暑かっただけという噂もあるが・・・・・・。

それは関係ないんじゃね?

最後に二匹並べて記念写真を撮らせていただき、ハッピーちゃんとお別れする。

オヤツなしで並ぶことが出来るのもオトナのオンナだからこそ?

吠えもせず、暴れもせず、人懐っこくって、非常に可愛らしいコギさんであった。

その後、帰る際に、目論見どおり生わさびを買って帰る。
さらに、大王わさび園にはなかったけれど、道すがら立ち寄ったみやげ物屋さんではチューブ入りの生わさび(!)を買うこともできた。
さすがは安曇野。

水が綺麗です

ビバ長野県!

気分がヒートアップしてきたため、そろそろ宿へと向かう時間が差し迫っていたにも関わらず、妻と愛犬の反対も押し切って寄り道してしまう。実はもうひとつ、前々から行きたいと思っていた所があったのだ。

ぐるぐると山道を登ること数十分。

そこは松本盆地を一望できる美ヶ原高原!

の、はずだったが。

何だコレ

空は凶暴なほどの黒雲が次から次へと湧いており、視界はすこぶる悪い。雨が降っていないのが不思議なくらいの天気だ。
しかも、物凄く寒い。
慌てて長袖のシャツを着込んだが、それでもなお、じっとしていられないほどの冷気が襲ってくる。
標高2000mを超える高地がいかに過酷な場所であるかを、身を持って体験したハル一家(特に半パン半袖で降り立った私)であった。

ここ美ヶ原高原には山上に美術館が開かれており、野外の彫刻群エリアには犬も一緒に入れるという情報を入手していたのだが、やっぱりというかなんというか、辿り着いた時には既に閉館していた(涙)。

下に見えるのが屋外美術館です

呆然と立ちすくむ妻Mと愛犬Hから無言の抗議を受ける。

そらフンチョスも出るっちゅーねん

こ、こうなったら、とにかく天気だけでも晴れてくれ!
素晴らしい景色を見せてくれ!!

ぬぅおおおおっっ!!!

ありったけの力を込め、気圧を上げる。(←大嘘)

すると。

ほんの少し、晴れ間がのぞいた!!

これが晴れ男の力だ!

のも束の間、山上から吹き降ろされる霧のような雲に、青い空はかき消されてしまったのであった(涙)。

すっかり意気消沈し、宿へと車を走らせる。

途中、前が見えないほどの霧に襲われ、ほうほうの体で宿に辿り着いた時、辺りはすでに暗闇に覆われていた。

つづく。

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2007年10月01日

たびいぬが往く−風穴、ボルゾイ、生わさび−(M)

さて。
高山でワンワン(大)たちと別れ、次の目的地へ向かう。

実はこれからまだ東進が続き、長野県に突入してしまう予定である。
今回の旅行は毎日の移動時間が長く、ハルさんもなかなかゆっくり開放感に浸っていられない。
少し可哀相な気がするが、まあ仕方がない。途中の道の駅で少し休憩しつつ、長い道のりを頑張ってもらうことにする。

シマリのない顔です

道の駅の名前は「風穴の里」という。
なかなか風流な名前であるが、実はここ、ワンコ連れにはちょっと嬉しい場所がある。
建物の陰になる場所にいくつかテーブルがセットされているのだが、そこに一緒にリードを引っ掛ける場所が付いているのだ。
ワンコの人形が付いていたりして、なかなかイイ感じである。

外だからもちろんワンコOKなのだろうが、こんな風にワンコウェルカムなモノを見ると、なんだか嬉しくなる。
なんだかんだでワンコ連れは外に出ると結構気を使うのだ。

というわけで、ハルさんを引っ掛けてみる。素敵だ。

モデルっぽくキメてみたつもりがリードを踏んづけている

日陰で涼しいので、ここで少しゆっくりしていくことにする。

「何か飲もか」
「うん」
「妻、何がいい?」
「ん〜、さっき美味しそうな牛乳売ってるのを見た。夫は?」
「わからん。店行ってから考える」
「じゃあ牛乳買ってきて」
「うん」
「ありがと。よろしゅー」

と店に入っていった夫は、こんなモノを買ってきた。

紙パックですか

夫はとくに欲しいものがなかったらしいので、二人で交互に飲んでみる。確かになかなか濃厚で美味しい。
しかし、ワタクシは筋金入りの牛乳フリークである。
おもむろにパックを裏返し、夫に突きつける。

「……ねぇ夫」
「ん?」
「これ、製造者の住所、東京都日本橋になってるんですけど」
「ぬぉっ!?ホンマや!!」
「せっかく長野県なのに」
「……あー」
「あっちに美味しそうなビン入り売ってたのに」
「……あー」
「飲むヨーグルトもあったのに」

「まぢで!?」

……なぜそのタイミングで食いつくのか。

それは夫が筋金入りのヨーグルトフリークだからだ。
夫婦の話し合いより食い気のほうが重要らしい。
こういうところが、きっとハルさんに強い影響を及ぼしたのだろう。

私は牛乳でもヨーグルトでも紙パックでもビンでもイケる口です

その後。

「夫……飲むヨーグルト、買ってきたら?」
「もう牛乳飲んだし、いらん……妻、牛乳買ってきーや」
「……もう牛乳飲んだし、いらん……」
「そーやんな……」

というわけで二人揃って少しションボリしながら「風穴の里」をあとにする。

さ、行きましょうか

山を下って松本平に差し掛かった頃、時刻もお昼を回ったので、ドッグカフェSHERRY'S CAFEでランチを食べることにする。

サンマのホニャホニャ(←覚えていない)

オープンしてまもないお店だったようで、新しい木の匂いがして、なかなかゆっくりと食事をすることができた。

ミートドリア!(←珍しく覚えていたので前のめり)

この店の看板犬はなんとボルゾイである。しかも2匹。
さすがに店内に居座るにはあまりにも巨大なのだろう、店の裏側に拵えられた大きな小屋の中に暮らしていた。
ハルさんとも会わせてみたが、(ハルさん的に)想像を絶する足の長さと顔の長さに(←失礼)ハルさんはドン引きであった。

同じ犬とは思えません

しかしとてもフレンドリーなワンコたちで、ハルさんもへっぺり腰ながら何とか挨拶を交わすことができたようだ。

顔、出すぎです

大きい犬好きのワタクシは思う存分撫でさせていただき、大満足でカフェを後にする。

ワタシには大きすぎました

続いてやってきたのは、大王わさび農場。
その名のとおり、わさびを栽培している農園である。

川が綺麗です

実はワタクシ、わさびが食べられない。
そのことで、大人になってからというもの、いろんな人にいろんなことを言われた。おかげで寿司にチッと入っているわさびくらいなら、平気な顔で食べられるようになったが、この年になっても食べられないということは、もう根本的に相性が悪いのだと思う。
そんなわけで、この場所に特に興味はなかったのだが、わさびフリーク(←フリーク多い)の夫がどうしても行きたいと主張するので、旅の行程に組み込まれたのだ。

夫はわさびにこだわりがあるらしく、スーパーなどで売られているチューブのわさびに常日頃から不満を抱いていたようだ。
ムリヤリに辛い感じが、どうにもお気に召さないらしい。よくわからないが。

なので今回の旅行ではなんとしても生わさびをゲットしたいのだという。

「でもココ……ワンコOKなん?」
「知らん」
「知らんって……もう着いてしもたがな」
「犬がダメでもいいんです。わさびが買えれば」
「……(どんだけ〜)……」

ドキドキしながら案内所へ行ってみると、店内はダメだが敷地内はウロウロしてもいいですよ、とのことであった。
実際、ここはとても広い。

わさびは食べれないわね

一周するだけでも十分な散歩コースである。
眼下に見えるわさび農場は澄んだ水がキラキラと日の光を反射してとても綺麗だ。

黒幕の下はこんな感じ

美しい水の中、整然とならぶわさびは、食べられない私でも「あ、おいしそう」と思ってしまう。

そしてここで、ようやくハルさんは旅の醍醐味(?)である「コギとの出会い」を果たしたのであった。

今回は尻の先まで

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引っ張るほどの話ではないのですが、いい加減長いのでこのあたりで一旦終了です(←力尽きたともいう)。
気力も体力も不足ぎみの飼い主に喝!のテチを。
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そして、わさび農園という、犬にとっては不毛な土地(どうせ食べられない)を歩かされたハルさんにはお疲れ様のクリックを。
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2007年09月27日

たびいぬが往く−天候、逃亡、高感度リモコン−(Y)

天候、それは、犬連れ旅行の命運を決定してしまう旅の要素である。
現実的に、犬を連れて入ることのできる建物は殆んど存在しないので、旅先で雨が降られると完全に身動きが取れなくなってしまう。
こうなると、飼い主に残された道は、意を決して愛犬もろとも雨中に身を投げ出すことだけだ。(合掌)

これは涎雨

わんわんパラダイスに宿泊した日、テレビの天気予報は、明日が雨であることを告げていた。
それどころか、予報がなされるよりも早く、既に夜空はすっぽりと雨雲に覆われていた。
窓の外を見やると、暗闇を照らすホテルの明かりに雨筋がいくつも浮かんでいた。
もはや、明日は覚悟を決めて雨中にダイブするしかないのか。
悲壮な覚悟を固めつつ、こんなことを聞かれても答えに困るだろうな、と思いながら、妻Mにありきたりな問いを投げかけてみる。

「なあ、明日雨やって。どないしよか?」

「えー?それって天気予報が言うてるだけやんね。
 大丈夫!夫がいる限り雨なんて降らへんって」

へ・・・・・・?
唖然とする私に向かい、妻Mは自信たっぷりに続ける。

「今日の白川郷やって天気悪いと言われとったけど、暑いくらいの陽気やったやんか」

シャコタンに暑さは厳禁です

「全然大丈夫やって。私、夫の気圧を上げる力だけは信じてるから」

何だか褒められているのかどうか分からなくなってきたので、問うてみる。

だけって・・・。それだけ?他にないん!?」

「い、いやー。そ、そ、そんなことないと思うよ。他にはえっと・・・・・・(ゴニョゴニョ)」

結局、ヘクトパスカル以外に妻Mがリスペクト(←ややこしい)していることは何一つ聞けずじまいであった。
ただただ、私が持つ気圧の力(なんだそれ)に全幅の信頼を置いていることが判明したのみであった。

まあ、考えても栓のないことでもあるし、いい加減にアルコールが回ってきたため、眠ることにした。

雨音を聞きながら。


翌朝。

ハルさんも結構よく寝ていたようだ

やはり、というべきなのだろうか。

外は快晴だった。

さすがヘクティー

我ながら自分の力が恐ろしい。(←馬鹿丸出し)

朝食を摂った後、昨日は暗くてよく分からなかったホテルの周囲を散策してみる。

すると、敷地内に川が流れていた。

イヤッホー!

短足族のハルさんでも余裕で入れそうな、浅い川である。
さすがに上流だけあって流れは速かったけれど、ハルさんは喜び勇んで入水していた。

あら、浅いじゃない

天気がよいだけに気持ちよさそうである。
我慢できなくなった飼い主も、事前にしっかり準備しておいた川遊び用の靴を履いて入水してみた。

ところが、この水が物凄く冷たいのである。
5秒とは浸かっていられないほど、氷のように冷たい。
さすがは、山深い場所を流れる川だけのことはある。

けれど、ハルさんは毛皮を身にまとっているからなのか、水の冷たさをあまり苦にしない様子だ。

きゃっほう

何だか悔しいので、またまたハルさんを罠に嵌めようと、上流へ、上流へとハルさんをおびき寄せる。

その手には乗らないわ

けれど、過去にあんなことや、こんなことがあって、水際における飼い主への不信感を募らせるハルさんは、なかなかノッてこない。

不穏な空気を察知したのか、私が近づくと逃げ出した。

手の動きからして怪しい

逃げて、

ヤバイヤバイ

逃げて、

ヤバイヤバイヤバイ

逃げる。

食べました!(ソフトバンク風)

けれど、結局捕まる。

運命って残酷

残念ながら、ハルさんのケツ毛には高感度のリモコンが装着されているため、飼い主の「フセ!」とか「マテ!」には従わざるを得ないのだ。
嗚呼、可哀相に。(←心がこもってない)

けれど、これからも続く旅行の最中、ハルさんと微妙な距離感を抱えて一緒に行動するのも何だか気が引ける。
そんなわけで、ごくごく浅場にハルさんをそっとおろしてあげることにした。

けれど、もう既に不信感で一杯のハルさんは慌てて逃げ出した。

やっぱり信用できないの

まあ、それもこれも飼い主の今までの悪行のせいなのだろう。

最後は、まるでご機嫌取りをするように川で一緒に遊び、川を出る。

仮面主従

川を上がると、敷地内にドッグランまで存在していたことが判明したので、早速行ってみる。

よく考えてみれば、今回の旅行3日目にして、ハルさんが広い場所でノーリードになったのは初めてのことである。
ドッグラン内には思いのほかたくさんの犬がいて、その殆どがハルさんの許容量を超えるレトリーバー系の犬たちであった。

しかし。
近頃、ヅカのドッグランではあまり走らなくなったハルさんであるが、このときよっぽど「走り」に飢えていたのか、(ハルさんにしてみれば)大きな犬たちを気にすることなく、暴走していた。

飼い主も驚く暴走っぷり

近年では稀に見るくらいのハルさんの暴走ぶりに、他の飼い主さん達からも驚嘆の声が上がっていた。

楽しそうです

もちろん、当然の帰結として、ラブラドールに狩られていたけれど。

風になる!

「そんなの関係ねえ」とばかりに、その暴走っぷりはしばらくの間続いた。

まだまだ!

ドッグラン内には木陰も多く、気のいい犬たちばかりであったので、私たちもハルさんも心地よく過ごすことができた。

御年14歳のパールちゃん

最後は、ホテルのエントランスで「いわゆる記念写真」を撮影し、わんわんパラダイスを後にする。

何だか愛犬みたいだ

旅、3日目が始まった。

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2007年09月24日

たびいぬが往く−茶番、おイタ、トレーニング−(Y)

結局、白川郷では犬連れの方を全く見かけることはなかった。
建物内に入ることが出来ないので、ここもやはり犬連れ旅に向いたところではないのだろう。
長浜とは異なり、酔っ払った人々に出会うこともなく、この日の宿泊場所へと向かう。

なお、白川郷では、道端の用水路の中を鱒が泳いでいる。

旨そう・・・

ここで一番感動したのは、郷を流れる水の清冽さであったように思う。
(鱒を食べたかっただけだろうという突っ込みは受けつけておりません)

ところで、本日の宿、「高山わんわんパラダイスホテル」に到着した頃には日もとっぷりと暮れていた。どうやら取るべきルートを誤ったらしい。えらい山道であった。

すでに第一回目の夕食が始まっていたので、とりあえずお風呂に入ることにする。
ここのお風呂はホテル本館とは少し離れた場所に位置しているが、全て家族風呂である。
夫婦で旅行する際、浴場が男湯、女湯と別れていないのはとてもありがたい。
さらに、追加料金を支払えば、犬も一緒に入ることができるという。

ハルさんは大して汚れていなかったのだが、「せっかくだから」「記念に」という理由をつけて一緒に入ることにした。(ホテル側の戦略にはめられたともいう)

浴場はかなり広く、4人程度の家族が使うのに丁度いいサイズだった。
シャンプーが嫌いなハルさんは、「いつ洗われるのだろう?」という恐怖に怯えながら浴場の中をウロウロしていた。

逃げ場がないんじゃ!?

ハルさんが面白くなさそうなので、

「ハルちゃーん!助けてー!!溺れるーぅ!!!」

ブクブク・・・・・・。

と、浴槽で溺れるフリをしてみたところ、さすが忠犬ハルさんである。
飼い主を助けに来るフリをしてくれた。

もういい加減にしてよね
崩壊寸前のカップルか。

そんな茶番劇を経て、部屋に戻ると、夕食の時間がやってきていた。

さすがはホテルだけあって、レストランは立派なものである。

土曜日だけあってほぼ満席だった

雰囲気はバツグン、食事も豪華である。

燦然と輝く飛騨牛

「せっかくだから」「記念に」というわけで、ハルさんにもササミボイルなどをサービスしてみた。

目がもうイッてます

そして、ここは飛騨高山。

白川郷にも

飛騨といえば飛騨牛、飛騨牛といえば飛騨(当たり前だ)である。
まずは飛騨牛のしゃぶしゃぶ、飛騨牛の造りを堪能したのち、いよいよ、飛騨牛のステーキが運ばれてきた。

旅とは食べることです

飛騨牛のしゃぶしゃぶだけだと思っていた妻Mは「ええっ!?ステーキまで?」と驚愕の表情を見せる。
それはそうだろう。
何しろ、こっそりと「飛騨牛の石焼ステーキコース」を注文していたのだから。(悪)
旅行計画を私(Y)に一任している以上、これくらいのおイタ(可愛く言ってみた)は許していただきたいものである。

石の上で焼いてみる

それはともかく、想像していた以上に飛騨牛は美味しかった。
早々にササミボイルを平らげ、ジト目で飼い主のほうを見やるハルさんがどう思っていたのかは知らないが、飼い主二人はたらふくビールも飲んで、大満足の夕食であった。

飛騨牛と鳥ササミでは差がありすぎと違いますのん

丸々と膨れたお腹を抱えてレストランを出る。
すると、客室へ戻る途中に、「愛犬サロン」と書かれた大きな扉を発見した。
扉の大きさから察するに、中はかなり広そうだ。
この中はノーリードOKとも書かれている。

すると、この扉の中には室内ドッグランが広がっており、たくさんの犬たちがワフワフと戯れているということだろうか。
こ、これこそ、まさにワンワンパラダイスではないか。

ほろ酔いの飼い主たちは、期待感に胸を膨らませ、

「カモン!ワンワン!!」

と勢いよく扉を開け放った。

が。
中には誰もいなかった。
人っ子ひとり、犬っこいっぴきいなかった。

ガラン。

ハルさんのテチテチという足音が、空しく部屋中にこだまするのみだった。

と、そのとき、扉がギギッと音を立てて開いた。

いよいよ、ワンワンがやってきたのか!?

と、期待感に満ちて扉のほうを見やると、親子連れ(のみ)だった。

それでも、ハルさんは淋しかったのか、親子連れのほうへと駆け寄り愛想を振りまいていた。

どこの犬?

小さな子供のほうも、ハルさんのことを大層気にいってくれたらしく、ハルさんに「ゴロン」をさせたり、

ハイハイ何でもしますよ

インリンのトレーニングを行ったりしていた。(私たちは何も言ってませんよ!念のため)

これは・・・どうだろう?

すっかり打ち解けたハルさんと子供は、まるで昔からずっと一緒に暮らしていたのかのように寄り添っていた。

ええ顔してます

しまいには、

「○○○(この子が飼っている犬)よりハルちゃんのほうがいい・・・・・・」

と、ボソッとつぶやいていた、なんてことは、言わない約束だ。(←言うとる!)

その後、部屋に帰り、テレビをつけて天気予報を見てみたところ、明日は雨との予報だった。

雨か・・・・・・。

ふと外の音に耳を澄ますと、シトシトと雨の降る音がしていた。

つづく。

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いよいよ雲行きが怪しくなってきた"たびいぬ”紀行ですが、まだまだ続きます。よろしかったらどうかクリックを。
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次回はいよいよミスタ・ヘクトパスカル大活躍(?)の巻の予定です。何のことか気になる方はこちらもクリックを。
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2007年09月21日

たびいぬが往く−山内、遺産、ダンプカー−(M)

というわけで翌日。
目覚めた夫が気圧を上げはじめたせいか、空は徐々に明るくなっていく。

実は今回の旅行は、毎日違う県で遊ぶことになっている。
なぜといわれると困るのだが、そんなわけで今日も結構な距離を移動する。

途中、北陸道の徳光ハイウェイオアシスに立ち寄る。

ハルあざらしさんの故郷、海がもうすぐだ

ここは以前、社員旅行で訪れたことがある場所である。
誰にそそのかされたのか、荒波に浮かぶ堤防に立つ社長と部長の姿を遠くから見ていた平社員たちは、

「山内くん、いったいどういうことかね」
「川田社長、僕はもうあなたの言うなりにはならない」
「家族はどうなってもいいのか」
「……僕は家族に胸を張っていたい。今から警察に行きます」
「山内……貴様……」

ボグッ(←鈍器で殴られた音)
ザッパーン(←海に落ちた音)

と、勝手にサスペンス劇場を作り上げて楽しんでいた。
まあ良い思い出である。

ふるさとへ向かうハルあざらし

その後、到着した先は白川郷である。
合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産に登録されているところだ。

何だか暑いね

この日は土曜日ということもあって、結構なにぎわいであった。
天気もすっかり快晴である。というか晴れすぎて暑い。
なので夫に、

「ヘクティー(←ヘクトパスカルの愛称)、暑い。もう少し気圧落としてくんない?」

というと、またイヤそうな顔をして撮影に行ってしまった。

収穫目前の田が広がる

白川郷は世界遺産だけあって、ひとつひとつの家が大切に保存されており、
周囲ののどかな風景ともあいまって、とても風情がある。
あたりを眺めながら歩いているだけで、とてもゆったりした気持ちになる。
ただ、さすが世界に名だたる観光地だけあって

ココ!ココにカメラ置いて!
それからソコに座って!さあ、記念撮影を!!

行きかう人々に目を向けるボボさん(涙)

みたいなベンチとカメラ置き台があったりして、少し前のめっている場所もある。油断ならない。

ところで時刻はそろそろお昼どき、気分は俄然おそばである。
というわけで白川村で唯一ワンコを連れて食事ができると(夫が)いう店へ向かう。

しかし悲しいことに、外のテーブル横には猫がいた。
猫はとても機嫌が悪そうだった。
そしてあきらかに能天気な顔をした足の短い生き物を警戒していた。
彼(あるいは彼女)が看板猫かどうかは謎のままだったが、
とにかく私たち(主にハルさん)を歓迎するつもりは微塵もなく、
さらには外のテーブル横の居場所を譲る気もないようであった。
しかしワンコ連れは外でしか食事を許されていない。
すごすごと立ち去るしかないのであった。

私の蕎麦は?

途方に暮れつつも、とにかく一通り巡ってみようと歩いていると、
奥まったところにつり橋が見えた。
川を挟んだ反対側にも白川郷が広がっているらしい。白川郷、案外広い。

ハルさんと一緒につり橋を渡る。
人が多すぎるせいか、はしゃぐ大きな子供がいるのか、とにかくとても揺れる。
後で写真を見てみると、やっぱり人が渡りすぎなのであった。

100人乗ってもダイジョウブ!

ハルさんはつり橋の高さも揺れも、あまり気にならないようであった。
シャコタンの彼女は、いつもほぼ二次元の世界に生きている。案外、高低差は認識できないのかもしれない。
しかし、高さも揺れもとても気になる過敏な3D対応(?)の夫は、

「ちょっ、い今、話しかけんといて」

と言ったきり、すっかり無口になっていた。

ハルさんのシャコタンが羨ましかったようだ

しかしまあがんばってつり橋を渡ったかいがあって、川の向こう岸に、外でも食事できる店を発見する。

日よけの草越しに合掌造りを

暑さと空腹でクタクタになっていたので、この幸運はとてもありがたい。

ようやくめぐり合えた蕎麦

涼しい日陰で念願の手打ちそばを心ゆくまで味わう。

だから、私の蕎麦は?

その後、傾斜した川原の芝生でハルさんともども少し遊び、

ちょっと遊ぼうか

ハルさんのダンプカーみたいな勇姿を見て満足し、

これは犬じゃない

白川郷を後にする。

私のゴハンは?

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