「犬にクラシックを聴かせるといいらしいよ」
ある日、夫がそんなことを言い出した。
クラシック音楽を聴かせると、犬のストレスが軽減するという。
そういえば少し前、モーツァルトを聴くと(人が)健康になるとかで、そんなCDが売られていたような気がする。

ハルさんの留守番時間は宿命的に長い。

ハルさんなりに、とてもうまくやってくれていると思うけれども、それでも一般のご家庭で暮らすワンコよりは、はるかにストレスのかかる生活を強いられていることは否定できない。
そのストレスが、クラシックの美しい調べで少しでも軽減されるというなら、ありがたいことである。
そんなわけで、さっそくCDを購入してみる。
二人ともクラシックはよくわからないので、安くてたくさん曲が入っているという観点から選んでみた。
6枚組で3000円。なんだかすごく得した気分になる。
これを機に、せっかくだから私たちもクラシック音楽をとっくり聴いてみよう。
ゴキゲンで家に帰ってCDプレイヤーにCDをセットすると。
NO DISCディスプレイにこんな文字が。
もう一度入れなおしてみても、やっぱり同じ文字が表示される。
念のため6枚全部入れてみたが、どれもすべて
NO DISCと表示される。
結局何のCDを入れても、プレイヤーはかたくなにそこにあるCDの存在を認めようとしなかった。
つまり、壊れてしまったのだ。
これには困った。すごく、とはいわないが、地味に困る。
ハルさんはいつも音楽を聴きながら(←どうだろう)留守番をしているし、私たちにしても、普段からそれなりに色々聴きながら暮らしているのだ。
もちろんパソコンでもプレイステーションでも聴くことはできる。
しかしCDを再生するまでに時間と手間がかかりすぎるし(本体起動→ソフト起動→CD選択→再生)、そうまでして再生した音は、CDプレイヤーの足元にも及ばない。
留守番の間は再生しっぱなしにしているわけだから、電気代だって心配だ。
タイミングの悪いことに、これは夫のデジイチ購入(+望遠レンズ予約)直後の出来事であった。
仕方がないので、長らく使っていなかったMDプレイヤーでしばらくごまかすことにする。
しかしあいにく、引越し時にほぼすべてのMDが実家に強制送還されており、現在我が家にあるのは
「スピッツ ベスト」(←名残惜しくて持ってきた)のみである。
早々に限界が来るのは目に見えていた。
「予約してあるレンズだけでも、CDプレイヤー2つは買えるよなー……」
(フガフガ)
「ハルも、スピッツ飽きたよなー……」
(フガフガ)
「CDプレイヤー2つって、ある意味
チェンジャーやで、すごいなハルゥー……」
(フガ)
「それにしてもスピッツ飽きたよなー……」
(フガーッ)

ためいき交じりにそうつぶやく妻と愛犬(?)を不憫に思ったのか、夫は、ヤフー・オークションで2回競り負けた後、ハード・オフというリサイクルショップでジャンク品のCDプレイヤーを購入してくれた。4200円。
予約してあるレンズなら20枚のCDチェンジャーに(←まだ言う)。
でもまあとにかく、これでようやく「スピッツ ベスト」から解放される。
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ようやくクラシックも聴けたわけですが、実はサビの部分しか収録されていなくて、面白味に欠けました(涙)。次はちゃんとしたものを買うつもりです。
まあでも、来週からのハルさんの留守番には活躍してもらおうと思っています。美しい音楽を聴いて、ハルさんが心穏やかに留守番ができるよう、テチっとクリックお願いします〜。
posted by 飼い主YとM at 19:33| 兵庫 🌁|
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