2008年05月16日

新緑の京都紀行−ゴハン賛歌−(Y)

ゴハン犬の独白

やっちまった。

殺ってしまった・・・・・・。

何の考えもなく、つい軽いノリで当ブログの主役を殺してしまった。(前回記事参照)

これはこれで、ブログをやめるいい機会とも思ったけれど、さすがにこの終わり方はあんまりだ。
けれど、取り返しのつかないことをしてしまった飼い主にはどうしようもないので、続きはハルさんの独白にまかせてみようかと思う。

もちろん、これは飼い主の想像で描いた世界だけれど、ハルさんと一つ屋根の下で暮らすようになってはや3年。
その間、ハルさんの生態をつぶさに観察してきた者として、限りなく真実に近い内容となったのではないかと、飼い主は自負している。

それでは、ハルさん、どうぞ。

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満面の笑みをたたえる顔が眼前にせまっていた。

「アンタさえ・・・アンタさえいなければっ!!」

悲壮な言葉とは裏腹に、飼い主♀の表情は晴れやかで、私の首を締め上げる手には力が入っていない。

私はちっとも楽しくないですよ

時は皐月。
飼い主たちが私を連れてきたのは京都だった。

何でも世間は大型連休らしく、近所の友人たちは様々な行楽地へ連れていってもらったと定例集会で自慢気に話していた。
なのに私は留守番ばかり。
一度、ドッグランへ連れて行ってもらったことがあったけれど、飼い主がぐずぐずしていたおかげで閉門時間を過ぎており、中に入れなかった。

失望しました

あの時ばかりは、ドジでノロマな飼い主たちを呪った。
帰りの車中では、飼い主たちに異を唱えるためにハンガーストライキの実行を決意したほどだった。
だって、私があの恐ろしい飼い主に対抗できる手段はそれしかないから。

ああ、でもダメだった。

帰宅して晩ゴハンを目の前にした瞬間、全ての理性は宇宙の彼方に吹き飛んだ。
私がようやく正気を取り戻したのは、空っぽのボウルを舐めていたときだった。

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
イッツ、マイラヴ♪


―――ああ、何だかお腹が空いてきた。


しばらくの間、いつものように私をおもちゃにして遊んだあと(今回はサスペンスごっこだったらしい)、ようやく私は地面に降ろされる。
何とか飼い主の魔手から逃れようともがいていたのだけれど、私の足は飼い主の体にかすりもしなかった。
足は四本もあるのに、何だか悔しい。

その後も、「ここらに置くと面白いかも!」と

ちょっと遠いんですけど

置物のように扱われて写真を撮られたりと、私は弄ばれるばかりだ。

家を出る前には、「今日はハルの日やからな〜」と言っていたはずなのに、この体たらくだ。
本当に人間は信用できない。

信用できないといえば、今朝家を出発するときのアクシデントもそうだ。
あれこそ人災だ。

私には何の説明もなかったけれど、車の室内灯が点いていたためにバッテリーが上がり、エンジンがかからなかったことくらい、犬の私にだって分かる。

20分ほど後にやって来た「JAF」という組織が一体何者なのか分からないけれど、おかげで車のエンジンは起動した。
でも、「JAF」が「ジャパン・オートモービル・フェデレーション」の略であることくらい犬の私にだって分かる。

いずれにせよ、JAFを待っている間、マンション前に放たれた私は、ひたすら走ることにした。
後から思えば、人通りの多い古都の町をゆっくり歩こうとした飼い主たちが、私を疲れさせようと意図的にしかけたのではないだろうか。

これは罠!?

けれど、私は走らずにいられない。
目の前にゴハンがあれば迷わず食べるように、飼い主が遠く離れていくと走らずにおられないのだ。
ああ、でもゴハンのほうが好きかな。

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
イッツ、マイダーリン♪


―――ああ、何だかとってもお腹が空いてきた。


物思いにふけっている間も、私は飼い主たちに連れられて水路の上をしばらく歩き、

ここも木陰で涼しかったです

南禅寺を後にした。

ボボ毛でスピード調節中

そして再び哲学の道へと戻る。
飼い主たちは哲学の道沿いにあるというカフェを目指しているようだった。

ところが。
一向にカフェが現れない。

あのカーブを曲がれば。
次の辻を越えれば。

飼い主たちは祈りを込めるような眼差しで周囲を見渡すが、私も一緒に入れるようなお店は見当たらなかった。
だいたい、飼い主たちが持っているのは、無人島に隠された宝のありかを印したような、そんなアバウトな地図なのだ。
そんな地図で正確な店の場所など分かるわけがない。

そのうち、

「ハル!この辺りにあるはずのイタリアンカフェを見つけてきて!
にんにくとオリーブの匂いがしているはず!・・・・・・って、ハルは鼻が利かんから無理か!!」

と、犬である私に向かって、たいそう失礼なことを言い放ってきたが、まあそれは事実だから反論のしようがない。

そうこうするうちに、ようやく飼い主は、お目当てのカフェ「cafe Terrazza」に辿り着いたようだった。

長い道のりでした

疲労困憊の様子でぐったりと椅子に腰掛ける飼い主たち。
私も朝から走らされたうえ、長時間の散歩でさすがに疲れが出てきたので床にへたり込む。

飼い主たちは何か飲み物を注文したようだったが、こういうとき私は何も貰えないので、床で腹ばいのままだ。

こういうものが乗っていたんですね

コンクリートの床がヒンヤリと心地よい。

しばらく横たわっていると、店員さんが何かをテーブルに持ってきた。
思わず鼻をクンクンしてみたけれど、それが何かは分からない。
そういえば、私、鼻がつまっていたんだっけ。

けれど、私の第六感はソレが尋常ならざるモノだと告げていた。
何だか首筋がサワサワする。

ひょっとして!?

案の定、それはやはり、私用のオヤツだった。

サンクス店員さん!
ビバ第六感!!

大漁やないですか

飼い主たちが「ええっ?こんなにたくさん!?」と言っているところをみると、オヤツの量はハンパないみたいだ。
ところが、私が飼い主からもらったのは、わずかに3、4本のジャーキーだけだった。
それも、ゴロンを命じたり、鼻っ面にオヤツを乗せてきたりと、何やかんやと指図してくる。
誇り高いコギ族として、こんな屈辱は耐えがたい。

でもいい。
オヤツがもらえるなら。
もう、私、何だっていい!

さあ、早くつぎのオヤツを!

けれど、これがゴハンならもっといいのに。

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
ゴハン、イッツマイガー♪


―――ああ、もう耐え難いくらいお腹が空いてきた。


こうして、飼い主たちがカフェで体を休めたあと、私は京都御苑というところに連れて行かれた。

広いですね

京都御苑は恐ろしいほど広く、たくさんの犬たちが散歩している。

私と同じコギ族にも出会った。
親子だというそのコギ族は、私がびっくりするほど穏やかだった。

3コギ揃い踏み

特に、子供のコギは私が近づくと「さ、匂って、匂って」とばかりに体をしならせる。

どうぞどうぞ

なかなかやるじゃないか。
私も「崩れ女豹」で対抗し、タカラワンヌの心意気を見せつけたけれど、果たして京都の同族に伝わっただろうか。

どや!?

今後、御苑で流行ってくれると、私も遠出してきた甲斐があるというものだ。

その後、私はようやくロングリードの装着を許され、御苑の中を走り回った。

やっほーい

飼い主たちは
「おー。ハルがいい顔してる」
と暢気にのたまわっているが、それも当然。

やっぱり草地を走るのは楽しいものです

ようやく、やっとのことで、一日の終わりに私の時間がやってきたのだ。
イッツ、マイタイム。

ああ、けれど。
運動をするとお腹がすいてきた。
ゴハンが、ゴハンが欲しい。

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
ゴハン、イッツマイネーム


―――ああ、お腹が背中にくっつきそうなくらいお腹が空いてきた。


こうして、私の京都小旅行は終了した。
・・・・・・と飼い主は思っているだろう。

けれど私は知っている。
「SWAT」が「スペシャル・ウェポンズ・アンド・タクティクス」の略だと知っているのと同様に、知っているのだ。
御苑を出たあと、飼い主が私を車に置いて、いいもの食っていたことを。

これはハンバーグですね

さらに知っている。
そこがテラス席犬OKの店であることを把握していながら、夜風に吹かれることを嫌って、私を車中に置いていったことを。

さらには、こんなことまで知っている。
実はその店、店内も犬OKだったことに入店してから気がついたことを。

これはパスタですね

でも、私は車の中で留守番だった。
「ハルも今日疲れてるやろうから、ゆっくり休んどきやー」
と飼い主は暢気にのたまわっていたが、私だってゴハンが食べたかった。

ジューシーではないし、ホカホカで暖かくもない。
ただただカリカリしているけれど、私はゴハンが食べたいのだ。

嗚呼。

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
ゴハン、イッツマイライフ♪

ゴハン、ゴハン、ゴハン♪
ゴハン、ギヴミーゴハン♪

プリーズ、ギヴミー!



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マイペースな飼い主に付き合わされて、ハルさんにとっては大変な一日でしたが、たくさん走ることが出来て楽しかったはず(と思いたい)。
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2008年05月13日

新緑の京都紀行−KYOTOに死す−(Y)

緑が綺麗な季節となりました

今更、ゴールデンウィークの話で恐縮だけれど、GW最終日の話だけは書いておかないといけない気がする。
この日のことを書き残しておかないと、ハルさんのゴールデンウィーク2008は、

「飼い主が買い物ばかりしているおかげで、ドッグランに入れなかったり、一日留守番をしていたりと散々な連休でした!」

ということになってしまう。

誰のプレゼントですか

まあ、実際、その通りといえばその通りなのだが、ハルさんが主役の日もあったのだ。

5月6日。
GW最終日。
ハルさんは京都にいた。

ハルさんにとっては忍耐続きのゴールデンウィークであったが、最終日にしてようやくハルさん連れの小旅行が実現したのである。

京都に到着したのはお昼前だったので、まずはハラゴシラエをする。
アジアンテイスト漂うカフェで、私はグリーンカレー、妻(M)はタコライスを平らげ、

たまにはアジアンフードもよいものです

ハルさんは床で長くなる。

いつもの光景

ドッグカフェではないのだけれど、一席だけ犬連れOKの席があるため、ハルさんも一緒に(寝そべっているだけだが)美味しいアジアンフードが食べられるのは嬉しい限りだ。

ハラゴシラエができたところで、いよいよ京都探索を開始する。
まずはハルさんを連れて哲学の道を歩く。

この日は、5月初旬とは思えないくらい、ひどい暑さだったけれど、哲学の道は両脇に連なる木々が木陰を作ってくれていた。

日陰だと涼しいんです

所々に猫が出没したため、猫に対する警戒心を持ち合わせていない(暢気に近づいていこうとする)犬を飼っている私たちの緊張は高まったが、猫のほうがよっぽど犬なれしているらしく、距離を保っている限り威嚇されることはなかった。
おかげで、ハルさんともども快適な散歩を満喫する。

猫の道でもありました

ところが、哲学の道の終点から南禅寺に至るまでは、アスファルトの道路が続く。
あまりの暑さに、飼い主たちの体力は歩を進めるごとに削られていったが、地面からの照り返しに弱いシャコタン・ハルさんの疲弊具合もかなりのものだった。

日陰を求めてさまよう

途中、水路のほとりで休憩しつつ、

涼を求めるシャコタン

炎天下のアスファルト道路を何とか通り過ぎて南禅寺に到着する。

三門は巨大でした

南禅寺といえば、大きな門(三門)と水路閣が有名らしい。
三門はあまりの大きさに全体像を写真に収めることができなかった。

三門は中から上に登れるみたいだけれど、さすがにハルさんは入れないので、水路閣へと向かう。

新緑の水路閣

水路閣といえば、犯行現場としてサスペンスドラマでお馴染みだ。

ハルさんもその例にもれず、飼い主に絞殺された。

何でも飼い主を強請ったとか

つづく(←え?)

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いよいよハルさんが主役を張る日が来たはず・・・・・・だったのですが、残念な結末になってしまいました。
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2008年05月07日

挫かれる(Y)

出鼻を挫かれたGW

前回記事にしたとおり、遠く岸和田まで出向いたインテリアショップが近所のショップと同一であることに気がつき、いきなりつまづいた飼い主たちであった。

けれど、一日はまだ始まったばかり。
この後は、ハルさんお待ちかねのドッグランだって控えている。
飼い主達はともかく、ハルさんはドッグランでウハウハ狩られることが確定しているのだ。

[未来予想図]
狩られ屋本舗

ただ、この日はひどく暑かった。
昼の日中、うだるような陽気のドッグランに乗り込むのもはばかられる。
そこで、近くに何かないかと探してみると、すぐ近くにりんくうのアウトレットがあることが分かった。

飼い主の帰りを待っていた若かりし頃のハルさん

りんくうのアウトレットといえば、何度かハルさんを連れて行ったこともある買い物スポットだ。
ここでブラブラと買い物をしてからドッグランへ向かう頃には、暑さも少し和らいでいるはず。
そう思い、アウトレットへ行ってみると、運良く屋内駐車場が空いていたので、ハルさんを車内に残して買い物をすることにする。
連休中ということもあり、多くの人でごったがえすアウトレット内にシャコタンのハルさんは不向きなのである。
それに、まだ5月初旬、日陰だと全く暑くないので安心だ。

ハルさんを置いて出かけたアウトレットで、私(Y)は、シャツ3枚3000円という僥倖に出会い、妻(M)は前から欲しかった七分丈のパンツを買う。
ここに来て、飼い主達の運気が上昇してきたようだ。

さらに、ぐるりとアウトレットを廻ってみると、アウトレットの向かいに新しいショッピングモールを見つけた。
以前、遊園地だった場所に観覧車だけを残してショッピングモールを建設したらしい。

観覧車が眼前に迫ってきます

もの珍しいので、このショッピングモールも見てみる。
謎の「わんらんひろば」(小さなドッグラン)が、肝心のゴールデンウィーク中にも関わらず芝生養生中で閉鎖されていたりもしたが、一時預かりをしてくれるペットショップが入っている。
犬連れの買い物には役立ちそうだ。

オープン未定

そんなこんなでぐだぐだしているうちに、日が傾いてきた。
買い物に熱中しすぎて、少し長居をしすぎたようである。
駐車場に戻り、車を堺方面へと走らせる。

次の目的地は堺にあるという「海のふれあい広場」だ。
何でもそこには無料のドッグランがあるらしく、かなり以前から一度行ってみたいと思っていたのである。

車の後部座席でジリジリするハルさんを乗せて、私たちは埋立地の先を目指す。
徐々に道幅が狭くなっていくが、気にせず前進を続ける。

途中、「この門は午後5時で閉門します」という看板を見つけるが、その看板と矛盾するように門が空いていたので、気にせず通過する。
海のふれあい広場は、その門からしばらく走ったところで私たちを待ち受けていた。

衝撃の結末

あの門がこの門であってあの門のことではなかったかもしれない門。

いずれにせよ、午後5時で海のふれあい広場が閉まってしまうというのは、はったりでも何でもなかったようである。

愕然とする私たち(とハルさん)。

愚痴のひとつも言いたくなります

延々と飼い主達の買い物につき合わされ、ようやく、自分のフィールドに到着したと思った挙句、この体たらくである。

私がハルさんだったら、きっとグレていると思うがどうだろう。

撫でられて嬉しそう

けれどハルさんはシンプルさが売り(←単純ともいう)の犬だ。
門前のスペースで少し走らせてやると、たちどころにゴキゲンな表情へと変貌した。

なんというか、ラクな犬です

その後、ハルさんとともに暮れゆく空を眺めつつ、ささやかな反省会を行い、

ハルさんに反省すべき点はないかもしれない

海のふれあい広場(前)を後にする。

それなりに満足気な顔で帰る

こうして、ハルさんもそれなりの満足を得たゴールデンウィーク初日だったが、飼い主が買い物にかまけて時間を浪費しなければ、ドッグランでのウハウハ・ハンティングが約束されていたことは永遠の秘密である。

沈む太陽とともに真相は闇の中へ

また、夕食は公園近くの回転寿司屋でお寿司を堪能したのだけれど、本当は(罪滅ぼしに)堀江あたりのドッグカフェで夕食をとる予定だったこともハルさんには言えない秘密だ。

こぼれ盛りが好きです

泉南辺りは漁港が近いためか、寿司屋があちこちに点在しており、道を走っているうちに寿司以外の食べ物が欲しくなくなってしまったのである。

困ったものだ。

困っているのはワタシです!

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2008年05月05日

出鼻(Y)

絶好の始まりに思えたが

ゴールデンウィーク初日。
朝起きたら天気も良いし、どこかへ行こうという話になる。

こういうとき、たいてい私(Y)が行き先を決めるのだが、この日は普段あまり主張のない妻Mさんが、どうしても行きたいところがあると言い出した。

それは、岸和田のグランドコンフォートというインテリアショップだという。

「そこは結構規模が大きくて、北欧系の雑貨なんかも置いてあるらしいのよ!」
「ほら、いつもイルムスとかアクタスとか、同じところばかり行ってるし、違うお店に行けば違う発見があると思うねん!」

珍しく確固たる意思を持って行き先を主張するMさんの心意気に打たれ、私たちは岸和田へ向かうことになった。

「で、ハルちゃんはどうする?」

ワタシはココです!

「ああ、せやねー。明日は梅田に飲みにいくしなあ」
「そうやなー。ほな連れて行こうか。確か堺にドッグランがあったはず」
「へー、そうなん?じゃあお店を見た後はドッグランへ行く?」
「そうしようか。前半は俺らのため、後半はハルちゃんのための一日ということで」
「うん。そうしよう!」

というわけで、私たちはハルさんを車に乗せて南へと向かう。
1時間ほど車を走らせると、目的のグランドコンフォートはすぐに見つかった。

暑いです

駐車場に車を停め、店を見回してみる。
すると、ショップにカフェが併設されていることが分かった。
しかも、なんとテラス席が設けられている。
店員さんに聞いてみると、テラス席なら犬も一緒に入れるということなので、ハルさんと一緒に喜んで入店する。

この日はとにかく暑かったため、ハルさんを車に残して買い物をすることが出来なかったのだ。
二人で交代しながらの買い物を覚悟していた私たちにとって、予想外の、しかし非常に有難い出来事であった。

テラス席

ここで私たちは美味しいパスタを食し、

トマトソースとバジルソース

ハルさんは床でまったり過ごす。

日陰がよいらしい

一日の始まりとしては、これ以上ないくらい極上のスタートであった。

・・・・・・ここまでは。


転落が始まったのは、カフェでお店の広告を眺めていた時だった。

その広告は、不思議なことに私の記憶の片隅を刺激し始めた。
もちろん、初めて来たお店だから、その広告を目にしたことはないはずである。
しかし、なぜか私の記憶は「これをどこかで見たことがある」と告げていた。

不思議に思って、店内をぐるりと見渡してみると、そこには「ACTUS」の文字が躍っていた。

「ここ、アクタスやん!!」

思わず、声が出ていた。
実は、先日、ハンター山からの帰りに六甲のアクタスに寄ったばかりだったのである。

これと一緒の広告でした

「ええー!ほんまに!?」

驚く妻M。
遠路遥々やってきたグランドコンフォート、そこはアクタスだった。
何故、店名がアクタスではないのだろう。
その辺りのオトナの事情はよく分からない。
けれど、車で20分の大阪空港にもACTUSの店舗があり、そこへ足しげく通っている私たちには衝撃的な出来事であった。

ダメ出し

ゴールデンウィーク初日、いきなり出鼻を挫かれた私たちであるが、実はこの後、ハルさんにも転落犬生が待っていたのである。

他人事ではないのです

つづく

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2008年05月02日

ハンター山(Y)

跳ねコギ

ハルさんは、思う存分走り回った日の翌日、ぐったりしていることが多い。

まるコギ

果たして犬も筋肉痛になるのかどうか、私たちにはよく分からないけれど、少なくとも疲労が溜まっていることは間違いなさそうだ。

既に記事にしたように、宝塚ガーデンフィールズのドッグランがBUHI軍団に占拠されていた先の日曜日、ハルさんは疲労困憊、まったくやる気が感じられなかった。

だるコギ

しかし、前日のハルさんの姿を見ている飼い主としては、それも致し方ないかと思う。

BUHI軍団来襲の前日、ハルさんは六甲山にいた。
昨年、ハルさんがチワワに狩られるという名誉に浴した六甲山のドッグランが、今年も期間限定でオープンしたのである。

山の空気は気持ちいいわー

ここ六甲山のドッグランは、全面芝生の緩やかな傾斜地に設けられている。
ハルさんのホームグラウンドであるヅカのドッグランと比べてもかなり広い。
この環境が犬の本能を刺激するのだろうか。
昨年と同様、リードを離して「ヨシ」の掛け声をかけた途端、ハルさんは全速力で駆け回り始めた。
飼い主たち、ドッグランのスタッフの方、そして他の犬たちが呆然と見つめる中、ハルさんはただ一匹、壊れたラジコンのように走り回る。

孤独な暴走

数分もの間走り続けたハルさんは、ようやく満足したのか、飼い主のもとへと帰ってきた。
その息遣いは荒く、舌はデロンと垂れ下がっている。
しかし。
目は死んでいなかった。

まだまだこれからです!

ハルさんにとってこの暴走は単なるウォーミングアップだったようだ。

少しばかりの休息をとった後、ハルさんは続いて狩りをすることに決めたらしかった。
ハルさんにとって都合のいいことに、ドッグラン内にハルさんの苦手な大型犬がいなかったのである。

これはチャンス!

この日、狩猟祭の犠牲になったのは、トイプー。

華麗なジャンプに笑顔

そして、ヨーキー。

斜面を追われながら笑顔

好みのタイプ(小型犬)に狩られて、ハルさんも満足そうな顔である。

しかし、ハルさんにとって誤算だったのは、このヨーキーさんに思いのほか気に入られてしまったことだろう。
しかも、このヨーキー、小型犬とは思えないほど無尽蔵のスタミナを有していたのだ。

ヨーキーは、まるで鬼コーチのように、ハルさんに一瞬たりとも足を止めることを許さない。

追われ続けるハルさん

ドッグラン到着後、延々とロンリー無駄走りをしたツケも回ってきたのだろう。
ハルさんはついに燃え尽き、動かなくなった。

もうムリです

こうして、ハルさんは疲弊しきった体を引きずるようにドッグランを後にした。
翌日、ハルさんの筋肉が悲鳴を上げていたであろうことは想像に難くない・・・・・・。

身体がバリバリ言うてます!

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2008年04月30日

BUHI!(Y)

ブヒがいっぱい!

日曜日、ハルさんを連れてガーデンフィールズのドッグランへ行ってみると、そこにはたくさんのブヒ達が!

ブヒ三昧

右を見ても左を見てもブヒブヒブヒブヒ・・・・・・。

どうやら、この日はフレブルのオフ会ということでたくさんのブヒ達が一同に会していたようである。
初めての光景に度肝を抜かれると同時に、愛嬌あるブヒ達を見ているとつい嬉しくなり、たくさん写真を撮ってしまう。

みんなありがとう!

そこにはもちろん、ハルさんのスパーリング・パートナー、ニコちゃんも参加していた。

私の仲間がいっぱいです

後で聞いたところでは、この日、なんと50頭(!)ものブヒが集合していたらしい。
正に圧巻の光景であった。

フレブルの旗がひらめいていました

そんなブヒ軍団を尻目に、我らがハルさんはといえば・・・。
何だか足取りが重い。

テケテケ歩き

絶好調時には「ズババババッ」という音が聞こえてきそうなほどの走りをみせるハルさんであるが、

絶好調時(ヘンな顔)

この日は終始「テケテケー」といった走りに終始していた。

やる気が感じられません

どうしたハルさん!?
一体何があった(元)(自称)ヅカの暴走王!?

筋肉痛?

そうかもしれません。
ハルさん筋肉痛(?)となった出来事については、次回明らかにされる予定です。

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2008年04月27日

めがね(Y)

さあ、やってみよう

今夜は、「はるさんのめがね」にトラックバック。
はるさんとは、短足ボボ毛ドッグのことではない。
素敵フォトブログ「はるの散歩道」の主役を張る、古都に住まう黒いトイ・プードルさんのことだ。
そのはるさんが、なんと、人間の眼鏡をかけている写真がブログに掲載されていたのである。(→記事はコチラ

人間の眼鏡を犬が装着できることも驚きだったが、何より、はるさんがカメラ目線でポーズをとっているのが実にキュートだ。
別段、めがねっこが好きなわけではないけれど、その姿には心を動かされるものがある。
衝撃を受けた私たちが、「ウチのハルにもやってみよう!」と思い立つまで、あまり時間はかからなかった。

ところが。

眼鏡がひっかかるところが全く無いのである。

おばあちゃんコーギー誕生

耳にひっかけると眼鏡が真下を向いて何だかよく分からなくなってしまうし、目の位置に眼鏡を合わせようとしてもひっかかるところがないため、どつき漫才で突っ込まれた後みたいになってしまう。

ひどいです・・・

けれど、トイプーのはるさんは見事に眼鏡を着こなしていた。
顔の大きさがそう変わるとは思えないのに、何が違うのか。
そこで、もう一度はるさんの写真をじっくりと眺めて、何が足りていないかを再検討してみる。


はるさん・・・毛がモコモコしていて手触りがよさそう。

ハルさん・・・ケツ毛がボーボーしていて落し物が見つからなさそう。


いや、これは関係ないか。
もう一度、よく見てみる。


はるさん・・・うるうると訴えかけるような瞳がキュートだ。

ハルさん・・・死んだ魚のような目が虚空を見つめている。



ん?

これか!!

トイプーのはるさんは、カメラの方向、つまり上方を向いているから眼鏡がずれないのだ。
大事なのは、飼い主を見つめるアツい視線だったのだ。

それに引き換え、ウチのハルさんは

「あー、もうやだやだ。早く晩ゴハンにならないかなー」

などと、午前10時にそんな後ろ向きなことばかり考えているから、上手くいかなかったのである。

そこで、ハルさんの顔を上にあげさせて眼鏡を乗せてみる。

すると。

キャリアウーマン・スタイル。

目が泳ぐキャリア・ウーマン

アンジェラ・アキ・スタイル。(←ちょっと強引)

やっとカメラのほうを向いてくれたアンジー

真夏のアバンチュール・スタイル。

サングラスはこのスタイルで

ざーます・スタイル。 

真摯な瞳のざーますオバさん

などなど。

コツさえ分かればこっちのもんである。
なんと、数だけでいえば、本家はるさんを凌駕するほどの眼鏡を装着させることができた。

けれど、悲しいかな。
見てよくお分かりのとおり、これらの写真は、ハルさんの顔をムリヤリ手で持ち上げて撮影したものである。
特に、最後の写真なんて、もはやカツアゲをしているようにしか見えない。
そこには、本家’めがねっこ’はるさんが持っていた可愛らしさや愛くるしさは微塵も生まれてこなかったのである。(涙)

ウチのハルさんはフォトジェニックになれないことを痛感した飼い主たちであった。

早く晩飯にならないかなー

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2008年04月24日

仔犬天国(Y)

日常的な光景

天気の良い休日ともなれば、ハルさんを連れて出かけることの多い私たちである。
犬連れOKのカフェやドッグラン、ショッピングモールなどなど・・・・・・。
ただ、同じところへ2度、3度と出かけることはあまりない。
これは何よりも私たちが飽きやすい性格をしているからだけれど、こうしたハルさん連れのお出かけについては、今までにたくさんの記事を書いてきた。

偽シュクガワンコです

なんといっても、初めて訪れる場所は非日常的な刺激で満たされている。
書くべきことが溢れているようにも思える。
そのようなわけで、私たちは新しいスポットを求めてニシヘヒガシヘ彷徨っているわけだが、一方でごく近所には、宝塚ガーデンフィールズという大規模な犬連れスポットがある。
そのため、どこかへ出かけるのが面倒くさいときや、時間があまりないときは(←寝坊だ)、「しゃあないからヅカでも行こうか」と、ガーデンフィールズへ向かうことが多い。
しかし、ガーデンフィールズこそ、わざわざ遠方から人がやってくるほどよく出来た犬連れスポットだ。

ギャラリーもたくさんいます

ふと冷静に考えてみれば、「しゃあないから」なんて、贅沢きわまりない発言のような気がする。
きっと、犬連れ施設が近場にあることの有難みをもっとかみ締なければならないのだろう。
けれど、ガーデンフィールズのドッグランでの出来事は、私たちにとってもはや日常の一コマになってしまった。

ハルさんが幾ら暴走しようが、

日常の一コマ

どれだけはしゃごうが、

姐さん!

何かを書こうという気力は一欠けらも湧いてこないのである。


さて(←前フリ長すぎ)、そんなある休日の午後、いつものように軽い気持ちで立ち寄ったガーデンフィールズで昼食を摂っていると、珍しい白柴の仔犬に出会うことが出来た。齢は4ヶ月だという。
その可愛らしさときたら、思わず鼻血を噴き出してしまいそうなほどである。
さらに、食後に訪れたショップでも4ヶ月の白柴に出会う(そして再び出血)。
一日に二度も白柴の仔犬に出会うなんて、何という幸運だろう。
当初は、昼食と買い物の予定だけで、ドッグランに入場することを考えていなかった私たちだったけれど、この幸運がドッグランでも続くのではないか、また可愛い仔犬に出会えるのではないかと期待をしてドッグランへと向かった。
そこで私たちを待ち構えていたのは。

ピントがずれてますよ

残念ながら(?)、立派な成犬のニコちゃんだった。
ニコちゃんから手荒い歓迎を受けた後、いつものようにニコちゃんとドッグチェイスを繰り広げるハルさんをぼんやりと眺める。

くらえボディクラッシュ!

するとその時、一匹のコギさんが入場してきた。
なんと、今度こそ、見るからにパピー(!)のコギさんである。

なんと!?

「仔犬が・・・来たー!!」

山本高広 織田裕二ばりに心の中で叫びつつ、よくよくコギさんを見てみると、はて、どこかで見たことがあるような気がする。
それは、当ブログに何度かコメントを頂いたことのある「solaciro ...」のがあらちゃんだった。

があらです!

があらちゃんはまだ5ヶ月のパピー、しかもフラッフィー(長毛のコーギー)だということで、その柔らかい肌触りは感涙モノである。
お毛々の曲がり角(?)をUターンしてしまったハルさんではとうてい味わえない触感だ。

物言い

興奮した私たちが、があらちゃんをサワサワサワサワと撫で繰り回したことは言うまでもない(←残念な飼い主たち)。
また、があらちゃんはその極上の肌触りもさることながら、冷静と情熱がほどよくバランスされつつ成長を続けているように見えた。

冷静と情熱の間で

ドッグランに入って間もないときは、ニコちゃんとハルさんの極悪(?)コンビの新入りチェックに及び腰だったが、しばらくすると無防備な顔つきで歩むハルさんの匂いを嗅ぎ始める。

連結

さらには、自分より足の遅い犬を見つけて喜ぶハルさんの挑発にまんまと乗って、走り始めた。

罠に嵌められたともいう

ボボ毛を追う、があらちゃん。

なんて純真なんでしょう

しかし、しばらくすると、限られたパピーの体力が尽き果てたのか、足が止まってしまう。

サワサワサワサワ・・・・・・(←残念な飼い主たちが触りに来た)

このような手ひどい洗礼を浴びながらも、があらちゃんは声ひとつあげることもなく、運命に身を任せていた(ように思う)。
ソラシロ家のみなさん、があらちゃん、遊んでいただき、ありがとうございました。

そして、最後に、レストランで出会った白柴の仔犬がドッグランにやってきてくれたことで、この日はパピーの日として私たちの記憶に深く刻まれることとなった。

この可愛さは反則です

時々、その存在の有難みを忘れてしまうことがあるけれど、やはり、ガーデンフィールズは侮れない場所である。

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2008年04月22日

音(M)

数少ない能力が・・・・・・

先日、サバンナ(近所の空き地)でニコちゃんと遊んでいたときのことである。

今日こそやってやる!

いつものようにエキサイトして走り回っていたハルさん、子供が掘った穴にハマる。しかも2回。
ちなみに同じルートを走っていたはずのニコちゃんは1回もハマっていない。
もう犬としての存在がクライシスなハルさんである。

しかしそんなハルさんにも犬らしい取り得はある。
例えばゴハンの前、飼い主がフードを入れようとして皿を「カタン」とキッチン台に置く。
するとハルさんはいそいそと台所にやって来る。
ちなみに他の皿をキッチン台に置いてもハルさんはやって来ない。
どうやらハルさんはこの「カタン」という音を正確に聞き分けているようなのだ。

一極集中

これは私が愛してやまないハルさんの、数少ない長所である。褒めてあげたいのは山々だ。
しかしやっと見つけた愛犬の特技は、残念ながら相当にどうでもいい能力であった(ションボリ)。

他の音はもちろん聞き分けられないし、
コマンド以外でナチュラルに覚えた言葉といえば「ゴハン」「お腹すいた?」で、
スーツを着た人はとりあえず夫かもしれないと思っている(←アバウト過ぎる)ハルさん。

もっと他に能力の使いどころはあるんじゃないかと思えて仕方がない。

プイプイ取ってこれますよ!(時々は)

そんなハルさんのフード皿を、先日IKEAで購入したものに変えてみた。
前のフード皿は給水器が壊れてから応急処置的に使っていたものなので軽くて小さい。
食後、延々と皿を舐め続けるハルさんとは相性があまりよくなかったのだ(←皿がどこまでも移動する)。
新しいフード皿はドッシリしていて深さもある。
おまけに水用の皿もセットでなんと599円(!)。やはりIKEAはすごかった。

なんて格安

というわけで少し前からゴハンへの序曲は「カタン」ではなく「ガタン」という音に切り替わっている。
ハルさんの熱いパッションを持ってすれば、もしかしてそれでもわかるんじゃなかろうかと淡い期待を抱いていたが、残念ながらそんなミラクルは起こりえず、飼い主が台所へ行くと、とにかく付き従ってみるという頭の悪い動きをするようになった(←パッションだけはある意味ホンモノ)。

食べ物には一途なんです

こうしてハルさんの小さな取り得が、またひとつ失われたのであった。

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2008年04月15日

アンタッチャブル・エリア(Y)

飼い主には分からない世界

犬同士の相性とは不思議なものだ。
出会う回数が多ければ仲が良くなるというものではないけれど、初対面でいきなり意気投合することもある。

やりますか?

ハルさんも幼い頃は屈託がなくて、あまり好き嫌いがなさそうに見えたのだが、年齢を重ねるにつけ、好きと嫌いの線引きがだいぶはっきりしてきたように感じられる。

残念ながら、そこは飼い主の意思や想いが届かないエリアなのだ。(と思う)
なので、私たちは、犬同士の関係についてはハルさんの好きなようにさせている。
ハルさんが他の犬と出会った時の反応は様々だ。
どこか遠くのほうで試合のゴングが鳴ったかのようにはしゃぎまわることもあれば、

やるわよ!

ぷいっと知らん振りを決め込むこともある。

そんなハルさんの反応をじっと観察していると、ハルさんが好む犬のタイプがおぼろげに見えてくる。

ハルさんが好きな犬のタイプとは、

1 吠えない
2 噛まない
3 大きくない

以上の3ない運動(?)を実践している犬ではないだろうかと、飼い主は推測している。
まあ、3番目の条件を筆頭に、それはどうよ?的な匂いがぷんぷんするハルさんの好みではあるが、

「そんなのアタシの勝手でしょ!」

と言われれば、こちらは


――はあ。まあ、そうですね。

と言わざるを得ない。

とはいえ、これらの条件を満たす犬は、決して少なくはないと思う。
けれども、こうした犬の多くは、他の犬と転げまわって遊ぶなんて野蛮なことはしない。

「ごきげんよう!」と優雅にすれ違うだけだ。

そんな中ごく稀に、ハルさんと意気投合して遊んでくれる犬と出会うことは、私たちにとって大きな喜びである。

姐さん!

それはいつだって偶然に左右されている。
けれども、だからこそ、愛犬が他の犬と(お互い)楽しそうに遊んでくれることは、飼い主にとって至福の瞬間ではないのだろうかと思うのだ。

ハルさんにとっての理想の遊び。
それは、お互いに、音もなく、接触もなく、ただただひたすらに、息が切れるまで走り続けることではないかと思う。

たとえばこんな感じ。




共演者は幼い頃によく遊んでいたジャックラッセルテリアのハク君
すっかりオトナになってしまった二匹が同じように駆け回ることはもうないけれど、それでも、ハルさんの原点はこうした追いかけっこにあるのだと思わずにいられない。

さて、そんなハルさんを置いて、飼い主たちは昨日こんなところへ行ってきましたが、その話はまた次回!

おのぼり気分で行ってきました!

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2008年04月09日

繰り返される悲劇(Y)

本文とはほんの少しだけ関係のある写真

汚れ防止用。
抜け毛拡散防止用。

朝寝坊しよう!(←恥を知れ)

最後のスローガンはともかくとして、ハルさんが服を着せられている理由は至ってロジカルだ。
そのため、家の中や普段の散歩などの日常生活は裸族で通している。

だんご虫?
Mさん作「ケツから耳」

ハルさんが服に袖を通す機会は決して多くはない。
それでも気がつくと、ハルさん用の服はいつの間にか弛んでよれよれになったり、縮んでぱっつんぱっつんになったりしている。
時に大人のオンナらしからぬ激しい動きをみせるためなのか、

服もケツ毛もボロボロです

それともウチの洗濯機に欠陥があるのからなのか。

その理由はよく分からないけれど、ハルさんの服はいつも枯渇気味だ。
唯一、hanzoのアスレティック・ベストだけが、カズやゴンのように息の長い現役生活を続けている。

ブログ開始当時から登場していた大ベテランです

とはいえ、いざというときの服がアスレティック・ベストだけでは心もとない。

お見合いに着ていくにはカジュアルすぎるし、(←カジュアルって何ですか)

襟がついてないと海外の高級レストランには入店できない。(←その前に超えるべきハードルを考えよう)


そのようなハルさん用ウェアの危機的状況を回避するため、「朝寝防止用」(←しつこい)のため、'つかしん'へ行った際にワゴンセール品の服を買うことになった。

ひとつは偽シュクガワンコとして着用した襟付きの服。

いい偽者っぷりです

もうひとつは表裏リバーシブルなOUTDOORの服である。

裏は赤い色をしています

実はこの二つの服、試着が出来なかったため、ハルさんの体の上にかざしたりすかしたりして何となくサイズを確認することしかできなかったのだが、思いのほかにジャストフィットしてくれた。
今までハルさんの服のサイズに関して過ちばかりを犯してきた飼い主としては、思いもよらぬ好結果である。

この輝かしい成果に気をよくした飼い主が、とあるネットショップで見つけたある犬服の下に表示されていた「購入する」バナーをポチィッ!!と押したのは至極当然の成り行きといえよう。

これはっ!?

その服は、ヨーロッパのフットボールチームのオフィシャル・ドッグウェアであった。
特段そのチームが好きなわけではないけれど、飼い主が夢にまで見たサッカーウェア(しかもオフィシャル!)の登場である。
実のところ、'つかしん'でこの服を見つけたときはチワワサイズしか置いていなかったため、帰宅後すぐさまネットで調べ回って発見したのである。

ハルさんはまるきりサッカー犬ではないけれど。
というか、ボールにすら興味がないけれど。
食うことしか能が無いけれど。

止まることを知らないヨダレ

愛犬にサッカーウェアを着させるのは私の夢だった。
フットサルの大会にACミランの服を来た愛犬を連れて行くなんて、何だかとてつもなく格好良いような気がする。
私はクリスマスプレゼントを待つ子供のように、ウェアの到着を今か今かと待ちわびた。

約1週間後。
右手で握り締めたマウスに魂を込め、画面上のバナーを懇親の力でポチィッ!!とクリックして以降、待ちに待った夢のアイテムがついにやってきた。
興奮に高鳴る胸の鼓動を感じながら、早速、ハルさんに着せてみる。

動けませんよ

・・・・・・・。
夢にまで見たサッカーウェアは、まるで拘束衣のようにハルさんの自由を奪っていた。
試しにゴロンさせてみると、’小さく前にならえ’の位置にしか前足を持ってこられないほど体の自由が効かないようである。

この際、細かいことはいいじゃないか

残念ながら、もうこれ以上大きいサイズはないそうだ(涙)。
スーペルカカ(ACミラン22番)に倣ってコーギー界のバロンドール獲得を狙っていた飼い主の目論見はここにあえなく潰えてしまったのである。

はちきれんばかりの胸元

もちろん、このような失敗は今に始まったことではなく、そのたびに反省はしている。(つもり)
けれど、目の前にサッカーウェアをぶら下げられるとついつい見境無くクリックしてしまうのだ。
いつまでたっても学習しない飼い主の家に住まうハルさんの苦悩はこれからも続いていくことだろう。

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2008年04月07日

春(M)

芽生えの季節

時折、ハルさんとふたりだけで散歩に出かけることがある。

そんなときは帰ってから夫にいろいろと報告をする。
天気がよくて気持ちよかったよ、とか、子供に遊んでもらったよ、とか、素敵ワンコに出会ったよ、とか、まあ他愛もない話である。
しかし、報告を聞いたあとの夫の第一声はだいたい決まっている。

「……カメラは?」

「……写真は?」と言う場合もあるが、まあそれはたいした問題ではない。

先日、それで夫と少し言い合いになる。

「カメラカメラってね、重いのよアレは」
「でもせっかくのシャッターチャンスを」
「夫がアレを買うにあたって」
「はぁ」
「ワタクシ言いましたよね。ワタクシは決してアレを持たないと」
「言ったけど」
「けど何」
「妻がカメラを持っていれば、今頃はレオ様の写真もラブ様(←格上げ)の写真も撮れてたと」
「まぁね」
「今日だって緑の芝生にコギ色が映えてキレイだったんでしょ?」
「……まぁね」
「その美しい瞬間は二度と戻らない」
「……ま、まぁね」
「だからさ」
「でも重いのよアレは」

早く「ヨシ」と言ってください

と、議論が振り出しに戻ったところで譲歩の意思を見せる夫。

「わかった」
「わかっていただけましたか」
「重いのは辛いよな」
「ええ」
「じゃあ単焦点レンズにしなよ」
「え」
「望遠とつけかえといてあげる」

ちなみに単焦点レンズとは、やっぱりデジイチにつけるレンズである。
普段夫がハルさん撮影用に使っている望遠可能レンズの半分程度の長さなので、相対的には軽いといえる。
しかし所詮デジイチはデジイチ、重いことに変わりはない。

早く「ヨシ」を!

「夫……」
「……ハイ?」
「それ、譲ったつもり?」
「わりと」
「今、展開としては
 『コンパクトデジカメでいいから持って行きなよ』
 みたいな流れやったで?」
 
「ソレは……譲られへん」

とヘンなところでヘンな男気を見せる夫にほだされ、
結局、次の散歩には単焦点レンズ付きのデジイチを持っていく。

重そうね

しかしそんなモノを持って散歩に出たことがなく、どこで何をどう撮ればよいのかさっぱりわからない。
とりあえず桜が咲いているので、桜の写真でも撮ろうとカメラを構えてウロウロしていると

「ギャヒーン」

というハルさんの悲鳴が聞こえた。
ポジション調整に必死になるあまり、ハルさんの足を踏んづけてしまったのだ。
それはボブ(仮名)に噛まれて以来聞いたことのない悲痛な叫び声であった。
慌ててカメラを放り出し、ハルさんと抱きあう。
足は大丈夫そうだったが、ハルさんも自分が思いのほか大きな声を出してしまったことに慄いていた。
ごめんよごめんよと擦り寄ってくる姿がいじらしい。

それもこれもこの重い物体のせいかと思うと腹立たしいが、
出てきてしまったものは仕方がないのでそのまま散歩は続行する。

桜の下を通り、

表情が硬いですよ

オション場でオションをする。

オション後の表情

緑の芝(草?)でくつろいだり、

見事にピンボケました

妙な摺り足で、果敢に斜面に挑んだり。

松の廊下?

マンションまで戻ってくると、しばらく道端で風に吹かれる。

気持よかー

とりあえずひととおり撮影してはみたものの、なんともいえない結果に終わった。
休日の私とハルさんの散歩は、でもまあ、だいたいこんな感じだ。

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2008年04月04日

1日体験−後編−(Y)

シュクガワンコの行く末を見つめる

夙川公園は「さくら名所100選」に選ばれた花見スポットだ。
小さな川を挟んで桜と松が思い思いに枝を広げている。
私たちが訪れた時は、2分から3分咲きというところだっただろうか。
満開ともなると、淡いピンク色と濃厚なグリーンとが美しいコントラストを生み出し、さぞかし見ものだろう。

まだまだ満開には程遠かったです

けれど、私たちが満開の時期に夙川公園を訪れることはないだろう。
なぜなら、駐車場の数が少ないからだ。
2分から3分咲きのこの時期ですら、駐車場を確保するのにかなりの時間を費やしてしまった。
これが満開の時期ともなれば、このエリアに立ち入ることすら難しそうである。

小休憩中

とはいえ、満開には程遠いこの時期でもちらほらと早咲きの桜が私たちの目を楽しませてくれた。
ハルさんは、すれ違う人たちに笑顔を向けながら、おとなしく歩いている。
散歩をしている他のシュクガワンコに対しても、「ごきげんよう!」と優雅に目を交わしてすれ違う。
行き交う人たちに「かわいいー」と声をかけられながら、ぶらぶらと歩くシュクガワンコごっこは楽しい時間だった。

脚長ショット

ハルさんが偽シュクガワンコとはいえ、着ている服がワゴンセールの安物とはいえ、一日限りのシュクガワンコ体験は上々の結末を迎えようとしていた。

その時。

ハルさんに向かって頭を低くし、お尻を高くあげているビーグルの姿が眼に入った。
見るからに若々しく、遊びたい盛りなのだろう。
ハルさんを遊びに誘っている姿が微笑ましい。
けれど、こちらはシュクガワンコのフリをしている只のコーギーだ。
ここで、ビーグルの誘いに乗って正体を明かすわけにはいかない。

前のめりなのが不安をかき立てる

ハル、「ごきげんよう」やで!
「ごきげんよう」ですれ違うんや!!
ここは近所のため池やない!
オマエは今、シュクガワンコなんやー!!!


そんな飼い主の思いを知ってか知らずか・・・・・・。

ハルさんは、まんまとビーグルの誘いに乗り、激しく絡みだした。

やるわよー!

かなり気が合ったのだろう。
最近、ドッグランではあまり他の犬と遊ばなくなったハルさんだが、このビーグルとは意気投合したらしく、随分とはしゃいでいた。

体の長さを強調中

けれども、ヒートアップするうちに、お互いのリードが絡まって飼い主の手からリードが離れてしまった。

水を得た魚のように、暴走するハルさん。

華麗なるフットワーク

シュクガワンコ、夙川で暴走

嗚呼、せっかく今までシュクガワンコを装ってきたのに・・・・・・。
飼い主の「フセ」コマンドで捕獲されたハルさんは、もはやシュクガワンコのメッキが剥げ落ちた只の元気なコーギーだった。

ご満悦

こうして、シュクガワンコ一日体験は、ハルさんの暴走で幕を閉じた。

とはいえ、夙川界隈には素敵なテラス席のあるお店もあったし、他にも犬OKの店があるようなので、また来てみようと思う。

テラス席で反省(?)中

次こそ最後までシュクガワンコのフリが出来ることを願って。

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やはり、庶民コーギーのハルさんにとって、シュクガワンコは荷が重かったようです。
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でも、ハルさん自身は気の合う犬と出会えて楽しかったようです。
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2008年04月02日

1日体験−前編−(Y)

シュクガワンコです。ハルって言います。

「夙川」という町は、一介の庶民である私たちにとって何だか近寄りがたい場所である。
一昨年、同じくセレブな街である軽井沢へ旅をしたときは、暢気に「カルイザワンコ!」などとのたまいながらセレブ地区へ突入することが出来たのだけれど、それは旅がもたらしてくれる高揚感に突き動かされていたからだろうか。

一方、夙川や芦屋といった高級エリアは、ヅカと同じ阪神間なだけあって、その重厚感が身近に感じられる。
また、商業施設や観光施設が特にないため、しがない一介のコギであるハルさんを連れて足を踏み入れることが躊躇われていた。

高級感まるでなし

そんな折、私たちは夙川を訪れる絶好の機会を見つけた。
それは花見だ。

夙川沿いは有名な花見スポットであるらしく、満開にもなると大勢の花見客でにぎわうらしい。
ハルさんが「シュクガワンコ」としてデビューするにはこの機会をおいて他にはない!
無駄に意気込む飼い主は、夙川周辺の駐車場の状況などを下見するため、「シュクガワンコ」を連呼しつつ、先週末、おニューの服をハルさんに着せて夙川エリアに乗り込んだ。

さ、行きますよ

なお、この新しい服がワゴンセール品であったことはいうまでもない。(←もはや台無し)

さて、そんなワゴンセールドッグ、ハルさんを連れて、私たちがまず向かったのは、ドッグカフェ「VENE CAFE」である。
シュクガワンコの生息地に店を構えているのだから、きっとキレイでオサレに違いない・・・・・・。
実際、そんな私たちの想像以上に「VENE CAFE」は綺麗でお洒落だった。

グッズにも手抜きがありません

店内は犬OKのカフェとは思えないほど清潔感に溢れているし、コースターひとつとっても並々ならないこだわりが感じられる。

ここで飼い主は二人ともドライカレーを注文した。
いつもは、初めてのお店でオーダーするとき、なるべくたくさんの情報を得るために別々の物を注文するのだけれど、この日は二人ともカレー欠乏症にかかっていたらしい。
お互いに「今日のカレーは譲れん!」と意地を張り、テーブルの上にはドライカレーがふたつ並ぶことになってしまった。

ボリューム満点でした

ちなみに「VENE CAFE」では、初めてお店に来たシュクガワンコ(←まだ言う)の写真がお店のホームページに掲載されるというサービスまである。
お言葉に甘えてハルさんの写真も撮影していただいた。

いい笑顔だ

デジイチ(キヤノンだったと思う)だけあって、すごくいい雰囲気の写真である。
飼い主のカメラには滅多に向けないカメラ目線をバッチリ決めているのは、きっとお店の方の腕前によるものだろう。
さらに、帰り際にはハルさん用のオヤツまで頂いてしまった。
「VENE CAFE」の皆さん、ありがとうございました。

さて、とても居心地の良かった「VENE CAFE」を後にして、次に向かったのは夙川公園。
シュクガワンコ御用達(と思われる)お散歩コースへ、いよいよハルさんが足を踏み入れるのであった。

果たしてシュクガワンコ一日体験は無事に大団円を迎えることが出来たのか?
おのぼりハルさん一行の顛末は次回へとつづく。

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2008年03月30日

ネクスト・ゲーム−後編−(Y)

肩すかし

前回記事のとおり、つかしんで催されるK9ゲーム体験会に参加することを決めた私たちである。
今度こそ、ハルさんにもデキるオンナっぷりを見せてもらわねばならない。
ハルさんだって、このまま一生「本番に弱い」というレッテルを貼られたままではやりきれないだろう。

汚名挽回ですよ!

ところが。
やっぱり。
お約束どおり(?)、体験会当日、起床したときには、既にもう手遅れの時間だった。
朝に弱い私たちが午前中に開催されるイベントに参加しようと試みた段階で、既に敗北が決定していたのかもしれない。

汚名はどうしてくれるの!?

それでも、見学だけでもしてみようということになり、つかしんへ出かけてみる。
つかしんの広場は、思ったよりたくさんの人で賑わっていた。
その中に混じって、ハルさんとともにゲームの様子を眺めてみる。

面白そうね

中でも、椅子取りゲームが面白そうだった。
普通の椅子取りゲームは、曲が途切れた時に椅子を目掛けて殺到するものだが、K9ゲームのそれは、犬にオスワリをさせてから椅子に座らなければならないというルールである。
オスワリさえ出来れば楽しく参加できそうなゲームだ。
また機会があればハルさんと一緒にチャレンジしてみたいものである。

大いなる不信感

そうしてぼんやりとゲームを観戦していたとき、近くにいたチワワの飼い主さんに「ハルさんですか?」声をかけられた。
え?と驚いていると、以前に私たちが訪れたドッグショップでお会いしたことがあったのだそうだ。
その時の記憶といえば、私に懐いてくれた白いトイプーさん(もちろんシャンプー出来立て)を撫で回したことだけである。
チワワさんがそこにいた記憶はなかった(もちろんハルさんがどうしていたかの記憶もない)ので、そのことを正直に伝えると、「あの頃は出会う犬すべてに吠えまくってましたから・・・」と懐かしむような言葉が返ってきた。

コタ君というそのチワワ、現在も他の犬や人が苦手だということだったけれど、ハルさんの隣に(無理矢理)並ばされても、吠えたりすることはなく、ただじっとひたすらに我慢している様子だった。

口のデカさに慄いているような気もする

このコタ君は、ずっとそのドッグショップのトレーニングに通っているおかげで、以前とは見違えるくらいに改善したらしい。
このような成功例を実際に見ると、目的を持って何らかのトレーニングを継続することの重要性を感じずにはいられない。

コタです

そんなふうに殊勝なことを考えながらも、ポカポカとした陽気があまりに心地よかったため、思わずうたた寝をしてしまった飼い主二人とハルさんであった。

堕落道に落ちていってます

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2008年03月28日

ネクスト・ゲーム−前編−(Y)

暢気な日々

最近、我が家ではちょっとした「ショウタニ」ブームが沸き起こっている。
きっかけは、写楽家からいただいたショウタニのクッキーだった。
妻Mは、「今まで食べたクッキーで一番美味しい!」と言いながら、あっという間に平らげてしまった。
よっぽどお気に召したのだろう。
その後、ことあるごとに「あのクッキー美味しかった」という言葉を聞くようになった。
その食いつきっぷりは、まるで、ゴハンを食べ終えた後のフードボウルを延々と舐めまわすハルさんのようだ。

食後のワインを堪能中

しかし、私たちの住んでいるところからショウタニまでは、決して短くはない距離が横たわっている。
ただただ、ひたすらに、お菓子だけを求めて出かけるのは躊躇われるのだ。

そんな時、’つかしん’というショッピングモールの中に、ショウタニの支店が入っていることを知る。
ショッピングモールであれば、他に見てまわるところもあるだろうし、楽しそうだ。
そんなわけで、’つかしん’へ行き、お目当てのショウタニのお菓子を買い込む。

ロールケーキもバリ旨でした!

初めて訪れる’つかしん’は、モダンで落ち着いた雰囲気と下町の喧騒が入り乱れる不思議なスポットだった。
なにせ、同じ建物内に大きなスーパーマーケットが2軒入っているうえ、魚屋さんや八百屋さん(なんと八百屋さんも2軒!)、他にも豆腐屋さんなどが軒を連ねているのだ。
モダンで落ち着いた空間と雑多な雰囲気、どちらも大好きな私たちが、雪原に放たれたハルさんのように買い物を楽しんだことは言うまでもない。

楽しいわー!!

そして、’つかしん’にはペットショップもある。
ハルさんを家に置いてきた私たちであるが、犬飼いの性か、ペットショップを見かけると中に入らずにいられないカラダになっているため、迷うことなく中へと入る。
ここでは特に欲しいものが見つからず、何も買わなかったのだが、店内に貼ってある一枚のポスターに目が留まった。

そこには

「3月某日、つかしん内の広場でK9ゲームの体験会を行います。ふるってご参加を!」

と書いてあった。
たぶん。(←あやふやな記憶)

オヤツ!?

K9ゲームというのは、犬と飼い主が一緒にゲームへ参加することで、愛犬の資質を向上させるためのものらしい。
当日は、K9ゲームのうち、お座りゲームとダッシュゲームの2種類が開催され、午前中は初心者向け、午後は経験者向けのクラスに分かれているということだった。
お座りゲームに短距離走という至ってシンプルな競技内容、しかも初心者向けのクラスならば、ウチのハルさんでも参加できるんではないだろうか。
そう思った飼い主は体験会当日、ハルさんを連れて’つかしん’へと行ってみることにした。
ガーデンフィールズ秋の運動会以来、久しぶりのイベント参加となったハルさんである。
過去にはコースアウト伝説、様々なヘマをやらかしてきたハルさんであるが、その結果や如何に・・・・・・?

馬鹿にして!!

つづく。

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2008年03月26日

2度目の正直(Y)

2回目のTDSP

松葉蟹に但馬牛などなど。
前回前々回の記事で書いたとおり、但馬の旨いものでお腹を満たしたうえ、そら君やチコちゃんといった人懐っこくて素晴らしい犬たちとの逢瀬を楽しんできた飼い主たちである。

みんなありがとう!(←ポチたま風)

そんな浮気者一行が、ハルさんが一夜を過ごしたTDSPへ辿り着いた頃、辺りは夕焼けに包まれていた。

前回のお試しお預かりでは、再会した飼い主(M)にノーリアクションだったという噂のハルさんである。
今回は飼い主が二人とも揃っていることだし、きっと感動の再会シーンが繰り広げられると思ったのであるが・・・・・・。

期待を裏切るオンナ

このボボ犬、やはり今回もノーリアクションだった。
とはいえ、3秒ほどフリーズした後には飼い主だと気がついたらしく、嬉しそうに駆け寄ってきてくれた。
どうやら、ボボ犬は、オフにしていたスイッチを切り替えてから始動するまでしばらく時間がかかるらしい。
壊れかけのレディオか。

修理不能

さて、TDSPでのハルさんはどんな様子だったのだろうか。
早速、スタッフの方に聞いてみると、

「1時間くらいはヒュンヒュン鳴いていましたねー。
 あ、そういえば、飼い主さんが出て行った後を追って、
 飛び出してしまったんですよ」

――ああー。見てました。ばっちり見てました。

危うく、「笑わせてくれましたね!」と言いそうになるが、おかしな飼い主と思われても困るのでぐっと堪える。

「でもハルちゃん、1時間くらいすると落ち着いてきて、
外で他のワンちゃん達とも遊ぶようになりました。
ゴハンも全部食べてましたよ」

――トイレはどうでしたか?

「トイレは、大きいほうも小さいほうも普通にしてましたよ」

――それはよかったです

ことゴハンに関する限