2008年03月26日

2度目の正直(Y)

2回目のTDSP

松葉蟹に但馬牛などなど。
前回前々回の記事で書いたとおり、但馬の旨いものでお腹を満たしたうえ、そら君やチコちゃんといった人懐っこくて素晴らしい犬たちとの逢瀬を楽しんできた飼い主たちである。

みんなありがとう!(←ポチたま風)

そんな浮気者一行が、ハルさんが一夜を過ごしたTDSPへ辿り着いた頃、辺りは夕焼けに包まれていた。

前回のお試しお預かりでは、再会した飼い主(M)にノーリアクションだったという噂のハルさんである。
今回は飼い主が二人とも揃っていることだし、きっと感動の再会シーンが繰り広げられると思ったのであるが・・・・・・。

期待を裏切るオンナ

このボボ犬、やはり今回もノーリアクションだった。
とはいえ、3秒ほどフリーズした後には飼い主だと気がついたらしく、嬉しそうに駆け寄ってきてくれた。
どうやら、ボボ犬は、オフにしていたスイッチを切り替えてから始動するまでしばらく時間がかかるらしい。
壊れかけのレディオか。

修理不能

さて、TDSPでのハルさんはどんな様子だったのだろうか。
早速、スタッフの方に聞いてみると、

「1時間くらいはヒュンヒュン鳴いていましたねー。
 あ、そういえば、飼い主さんが出て行った後を追って、
 飛び出してしまったんですよ」

――ああー。見てました。ばっちり見てました。

危うく、「笑わせてくれましたね!」と言いそうになるが、おかしな飼い主と思われても困るのでぐっと堪える。

「でもハルちゃん、1時間くらいすると落ち着いてきて、
外で他のワンちゃん達とも遊ぶようになりました。
ゴハンも全部食べてましたよ」

――トイレはどうでしたか?

「トイレは、大きいほうも小さいほうも普通にしてましたよ」

――それはよかったです

ことゴハンに関する限り、避妊手術の当日でさえボリボリと貪り食ったという伝説を持つハルさんのことだから何の心配もしていなかったのだが、他の犬と絡む余裕も出てきたようであるし、トイレも自然に出来ているようで一安心である。

この調子で慣れていってくれると、ゆくゆくは1週間くらいのお泊りでもストレスなく暮らせるかもしれない。

Mさんはフィンランドに行きたいらしいよ

そんな感慨を抱いていると、スタッフの方が私の胸元にぶら下がるカメラを見つめ、

「カメラお持ちでしたら、ハルちゃんが他のワンちゃんと一緒に遊んでいるところを撮ってみます?」

と言ってくださった。

もちろん、こんな有難い申し出を断る理由などない。
二つ返事でお願いすると、

「じゃあ、二匹ほど出してみましょうか。
さっきまでハルちゃんと遊んでいたんですよー!」

そんなわけで、イキのよさそうな二匹の犬が芝生広場に出てきた。
激しく遊びだす柴犬とボーダーコリー。
よほど仲がいいのか、ずっと転げまわって遊んでいる。

一瞬の休息を狙って撮影

しかし、ハルさんはそんな二匹など眼中にないかのように、飼い主二人の間を嬉しそうに走り回るだけであった。

アヒャーッ

何だかカメラのシャッターも切りづらい。

「あら?おかしいですね〜?」

「じゃあ、このコも」
「では、あのコも出してみましょう」

ふと気が付けば、辺りにはたくさんの犬が戯れていた。
みんな人懐っこいので、私たちにも擦り寄ってきてくれる。

わふわふわふ〜。

ハルさんそっちのけで犬たちと戯れる。
もはやこうなると、写真など撮っている場合ではない。
特にシャンプー直後のバーニーズのふわふわした毛は最高級の手触りでいつまでも撫でていたくなる。

はて?
一体何をしに来たのだろうか?
ふと、我に返った頃、飼い主に置いてけぼりを食らった格好になったハルさんがようやく他の犬と絡みだした。

立ちふさがってみたりしてみる

とはいえ、ラブラブな二匹の間に割って入れるだけの気合と根性がハルさんに備わっているはずもなく、二匹の後を追いかけてみたり、狩られる雰囲気を味わってみたりするのが関の山である。

狩るふりをしてみたりしてみる

けれども、ハルさんがTDSPでイキイキと過ごしていることは十分に察せられたのは収穫だった。
TDSPから帰る際のハルさんの表情は、ドッグランから帰るときのそれと似ていたような気がする。

楽しかったような気がする

ハルさんはTDSPの環境にだいぶ慣れたようであるし、私たちも他の犬たちとイチャつける(←ココ重要)こともあり、次回は抜け毛祭りのピーク時にシャンプー&トリミングをお願いしようかと思っている。

ただ、今まで一度も人の手が入ったことのない自然遺産、ハルさんのボボ毛に関して、伐採を依頼すべきかどうか、ギリギリまで悩みそうだ。

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適応力があるのかないのか、よく分かりませんが、預かり中も楽しく暮らしていたハルさんによくやったのクリックをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:20| 兵庫 ☔| Comment(9) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分ちの子をお泊まりに預けてお迎えに行くときって、ほんのり淡い期待を抱きますよねー。
キング♂を預けたときに期待しながら迎えに行ったのですが、ハルさんと同じような反応でした。ただうちの子は他のワンちゃんと絡むタイプではないので淋しかったらしく、タイムラグがあってからキュンキュン泣いてました(;_;)夜はわんわんハウスのおじ様に抱かれて寝たそうです(笑)
ワンコはON・OFFできるんですかね〜。
一度限りの(残念!)ほろ苦い思い出でした(笑)
Posted by yumi at 2008年03月26日 22:53
わんこは慣れない環境に入るとひたすらいい子でいようと思うみたいですよ。
自分の居場所だって認識した時に初めて我が出るようです。
なかなかわんこだけを預けようと思っても勇気いりますけど、こう言う環境だったら安心して自分の子も預けられそうですね。
ずっとケージの中に入ってたらストレス溜まるでしょうからねぇ。。
うちはまだわんこを預けて出かける勇気がありません(^^;
Posted by ゅきの at 2008年03月27日 01:10
うちのいねは適応能力がありすぎるのか、今回の5週間に渡るお預けでも
「いねちゃんとっても楽しそうでしたよ♪」と病院スタッフさんに
明るく言われました・・・あらー・・・

ていうか半分看板犬状態になっていた気が(涙)

ところで!!

かの噂のルンバさん、結局ハル家ではどうなさったのですか?!
そろそろモニター期間も終わる頃かと・・・ドキドキ。

実は我が家もルンバさんの魅力と必要性に抗えず
・・・購入を検討しまして。
しかーし!すぐに気軽に購入するにはちと「うーむ」なお値段で・・・

そんな訳で似たような某品を購入してみました(←まぁ情けなや)。

しかし、つくづく思うのは、ハル家の記事が無かったら全くこういう機械の
存在に気付かず、不便を続けていただろうなーということ。
本当に凄く助かりました。
素晴しい記事をありがとうございました!
今後もイカス記事を楽しみにしています。


Posted by nau at 2008年03月27日 13:03
TDSPでお利口にお留守番できてよかったですね(*^。^*)
排泄してくれるのってほんと安心しますよね。
そしてお庭で他のワンコ達とも遊べるならハルちゃんも楽しいでしょう!!!

フィンランド行ってらっしゃ〜い!(^^)!
Posted by トモ at 2008年03月27日 13:40
ちょくちょく拝見しています。
応援ポチッ!
Posted by サトシ at 2008年03月27日 17:25
あ〜あ蛇口、壊れちゃってますね(笑)そんなハルさんが可愛いんですけどね。
TDSPからお帰りなさいハルさん。
ソラくんやチコちゃんは、今頃どうしているでしょうかね?
最後の画像は、ものすごく満足げな笑顔ですね(笑)
Posted by りんこ at 2008年03月27日 19:13
こんばんは。
蟹にお肉!豪勢な旅行ですね〜!
うらやましいです。
ハルさんも他のワンコたちと仲良く遊べたみたいで良かったですね。
ハルさんの桃尻姿を見てみたい気がしますが、世界自然遺産も捨てがたいですね。。
Posted by ぐら at 2008年03月28日 00:21
ハルさんうまく過ごせたみたいでよかったですね。
ハルさんの桃尻興味はありますがせっかくの世界遺産ですしねぇ。

旅行いいですね。私は京都に行きたいです。海外だったらドイツかな。
Posted by こばこば at 2008年03月28日 23:19
★yumiさん
わんわんハウス。
おじさんが一緒に抱いて寝てくれるなんて、素晴らしい施設じゃないですか。
男同士で一体何を語りあっていたんでしょうねー。
でもやはり、成犬になってからだと、環境の変化になかなか慣れないんでしょうか。
ハルも、心の柔らかい仔犬の頃から預けていれば、もっとイキイキしていたのかな?と考えてしまいます。
キング君もお迎えのときはタイムラグがあったんですね。
やはり、犬は心のスイッチを持っているとしか思えません。

★ゅきのさん
犬って、慣れない環境だといい子でいようと思うものなんですか?
それは初耳ですが、面白いですね。
きっとハルもTDSPではいい子ぶっているんでしょうか。
慣れてきた頃にどんな態度をとるようになるのか、それも楽しみです。
TDSPで見かけた他の犬たちはみんなイキイキしていました。
ただ、他の犬が苦手な性格だと、ケージ内のほうが良い場合もあるみたいですね。

★nauさん
いねちゃん、適応力抜群ですね。
よそでも楽しく暮らしてくれると、安心して預けることができるので、助かりません?
ただ、何かやりきれない気持ちが芽生えることはあると思いますが・・・。
まあ、それも飼い主を心配させまいとする愛犬の気持ちだと思ってしまいましょう。(←強引)
ルンバさんは本当にお役立ちアイテムでした。
とある失態を犯したこともありましたが、それも私たちの配慮が足らなかったから。
真摯な態度で掃除に取り組む姿には心を打たれるものがありました。
そのうちドナドナ♪と我が家を去っていくことになるのでしょうが、ルンバを購入するかどうか、ギリギリまで悩みそうです。
と悩んでいる間に、nauさんところはもう買ってしまったんですね。
その行動力の早さにはびっくりです。

★トモさん
今までは預かりから帰ってきた途端、フンチョスを連発していましたから、預け先でしてくれるとホッとします。
ハルが本当に他の犬と遊んでいるのか、いつか隠れて見てみたいものです。
フィンランド、先立つものさえあれば、今すぐにでも行きたいんですけどねー。

★りんこさん
TDSPに向かうときも、そんなに嫌そうではなく、むしろ前のめりになるくらいだったので、きっと楽しかったのだろうと思うのです。
ただ、飼い主がいないときのハルがどんな感じなのか、私たちには知る術がないので、いつかこっそりと盗み見てみたいものです。

★ぐらさん
今回はスポンサー付きだったので、豪華な旅行が出来ました。
こんなグルメ旅行はもう二度とないかもしれません。
ハルも2回目の預かりでだいぶ環境に慣れてくれたようなので、飼い主たちもひと安心。
ただ、ハルの場合、尻毛を刈ったとしても桃尻にならないことは目に見えていますので、やっぱりボボのまま放置しておこうかなと思っています。

★こばこばさん
ハルの場合、ケツ毛を伐採したとしても絶対に桃尻にならないでしょう。
それだけは、自信を持って断言できます(涙)。
私は、海外ならクロアチアに行ってみたいですね。
妻Mの希望は北欧のようです。
なんとなく、夢のままで終わりそうですが・・・。
Posted by 飼い主Y at 2008年03月31日 22:24
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