だが、せっかく京都まで来たのだ。
このまま真っ直ぐ帰るのもなんだか悔しい。
そんな気持ちを抱いていたので、帰る途中、鄙びた雰囲気の土地を発見したので立ち寄ってみたが、あまり気分は晴れなかった。

そこで、来る途中に見かけたドッグカフェっぽい店で食事を摂ることにした。
実は、お昼に寄った犬連れOK店「メロディ」から京都方面にしばらく進んだ道の途中に、大きなガラス張りの店があったのだが、その中に犬の姿を確認していたのである。
やや渋滞気味の道路を抜け、その店に到着したのはもうあたりが薄暗くなってきた頃合であったが、店の名前を見て驚いた。
なんと、当初、お昼を食べようと思っていた「ブルスケッタ」ではないか。
どうやら、ごく最近、こちらに移転したらしい。
思いがけない出会いに喜び勇む飼い主達が入ってみると、店内は落ちついた雰囲気で広々としていた。
これはかなり期待できそうである。
犬用のオヤツもサービスしてくれるらしい。
どのメニューを頼もうか、悩みに悩んだ挙句にオーダーを完了し、ほっと一息ついていると、まず運ばれてきたのは、犬用の水とオヤツであった。

その量、種類ともに、かなり豪華である。
だがハルさん、すぐにオヤツにありつけるかというと、そうでもない。
デジイチを購入してからすっかり撮影癖がついた飼い主が色んな角度、露出で写真を撮りまくるものだから、撮影が終わった頃にはかなりの時間が経過してしまっているのだ。

そうこうしているうちに、飼い主の頼んだ料理も運ばれてくる。
妻Mはハンバーグを、

私(Y)は、ポークソテーを食した。

ここがイタリア料理店と紹介されているサイトを見たことがあるのだけれど、この味付けはイタリアというよりは、「おふらんす」な感じであった。
なかなか他では味わえない濃厚さがいいなあ、と飼い主が話をしている横で、ハルさんは真摯(そう)に、オヤツの光臨を今か今かと待っていた。

一番最初に運ばれてきたはずなのに、食べる順番が一番最後になってしまうのは、まあ、ハルさんが犬だからしょうがない。
けれど、この日、多種多様なオヤツがサービスされたものだから、興奮した飼い主の手によって体中にオヤツを乗せられるハメになってしまうハルさんなのであった・・・・・・。

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オヤツで体を縛り付けられた状態になったハルさんでしたが、「ヨシ」の後は一瞬で片付けてしまいました・・・。
食べ物の為なら何でもする、その卑しんぼさを最後までアピールし続けた感がぬぐえない今回の京都旅行編はこれにて終了です。
ハルさんの食へのパッションに心を打たれた方も、そうでない方も、テチッとクリックいただけたら嬉しいです。

最後のショットは、嬉しいんだけど拷問…みたいな感じになってますね。
ハルさん良く耐えたっ!!
やっぱりハルさんは、大人な?ステキな?ワンだ…
ハルさんのおやつを待つ真剣(悲壮)な表情に心を打たれました!
最後の写真は、OKが出ると鼻の上のおやつから順番に食べるんでしょうか?
うちの犬はどこにも乗せられないですね〜。
おやつを前にすると、おすわりも最初からお尻が浮いてます。
ハルさん、よく耐えられますね〜〜ビックリ。
卑しんぼさといってもやっぱりハルさんは賢さを感じますよ〜!
ウチのお嬢も見習わないと・・・
わんこと一緒に旅行ってさらにいいですよね〜
ハルさんはMなのか、YさんはSなのか・・・
わんこの鼻っ面におやつを乗せるというのは、かなりの憧れなのですが、チョコとモカは鼻におやつを乗せようとするとビビッてしまって飛んで逃げますよ。
うらやましいな〜
ハル、大人なんでしょうか?
素敵なんでしょうか?
飼い主にはよく分かりませんが、忍耐力だけは一人前に備え付けている(備え付けられたともいう)ようです。
★ponさん
ご飯は「これぞ外食!」という味がして美味しかったです。
ハル、この後の鼻パクはできないんですが、最初に目に入った鼻のオヤツから食べていたような気がします。
まあ、目についたものを手当たり次第といったところでしょうか。
ああ、はしたない・・・。
★nauさん
いやいや、鼻の上にオヤツを載せられるようになったのは、半年ほど前のことですよ。
最初の頃は「一体何をされるのですか!?」と真剣な眼差しで抗議していました。懐かしい・・・。
いねちゃんは1歳になったところですから、これからどんどん成長していくと思いますよ。
★MOCOさん
飼い主はほぼ間違いなく(二人とも)「ドS」です。
ではハルが「ドM」かというと、そうでもなく、他の犬との接し方を見ていると、案外、Sっぽいところもあるんです。
まあ、所詮「ドS」には敵わない程度なんですが。
ハルも最初は鼻の上にオヤツを乗せられることを嫌がって逃げていましたよ。
けど、まあ「ドS」なもので・・・(以下略)。