2006年10月19日

厳正なる処分を



このブログがまだランキングなどという大それたものに参加していなかった頃からお付き合い頂いている私の大好きなブログ、「あずき屋」さんの記事で知ったひろしまドッグパークの話です。

10月16日の中国新聞に以下の記事が載っているとのこと。

広島市の閉園したテーマパーク「ひろしまドッグぱーく」で犬五百匹以上が劣悪な環境で飼育されていた問題で、広島市は十六日、敷地内に死んだ犬三十四匹が埋められていたことを確認した。

管理していた業者「ドッグプロダクション」は「火葬の費用がなかった」と説明していたが、動物愛護法に基づく市の勧告を受けて火葬した。

市によると、施設内では犬が狭いスペースで飼育されていたが、現在は動物愛護団体が管理を行っており、環境は改善しているという。

ドッグプロダクションはえさや水は与えていたため、市は動物愛護法違反にはあたらないとして刑事告発はしない方針


普通にえさや水を与えていたら、犬たちはあんなひどい状態にはなりません。
えさや水を与えていたため、法律違反にはあたらないというのは、市の明らかな事実誤認ではないかと思います。
そうでなければ、別の力が働いたという憶測も働きます(色んな噂が流れているようです)。
個人的には、当然、業者には厳罰が下されるものと思っていました。
再発防止の意味合いも込めて、法が定める上限の罰則が適用されるものだと。
援助をされた全国の方々、現地で活動をされているたくさんのボランティアの方達(ご近所の方も行かれたようです)がこのことを知ったら、やりきれない気持ちでいっぱいになるのではないでしょうか。

この記事を読んでくださった方が、ひろしまドッグパークの件をどのように感じ、どのように向かい合うか、それは皆さんがお決めになればいいと思いますが、参考までに、私達が微力ながら働きかけをしようと思っているサイトを紹介させていただきます。

こちらのサイトでは、広島市長、広島西警察署長あての嘆願書を作成、取りまとめておられます。

広島市長へのメールはこちらから

環境省へのメールはこちらから

今回の件に取り組んでおられる松本大輔議員のホームページはこちらです。


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posted by 飼い主YとM at 00:48| 兵庫 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当です。深い憤りを感じます。

行政側の「たかが犬のことじゃん?」という間違った認識と、どうも地元の有力者っぽい元オーナーに対する阿りが感じられてやりきれない気持ちで一杯です。

もしコレが、同じようなことがニンゲンの施設(児童保護施設等)起きたとしたら、それこそ大問題です。
施設じゃなくても個人でだって餓死しない程度にしかゴハンを食べさせない、狭いところにずっと閉じ込めておく、なんてことをしたら立派な犯罪です。

まだまだ日本って『ペット後進国』なんだなー、とつくづく思いました。
Posted by なお at 2006年10月19日 13:00
はじめまして、かな。
いつも読み逃げですので(汗)
たぶん、ケイトが書き込みしているかと思うのですが。
自分のブログに広島のボラ参加報告をアップしました。参考になれば幸いです。
Posted by ナナパパ at 2006年10月19日 14:59
 この事件に関しては本当に救われない内容で、見ていてひどく悲しい気持ちになります。
 経営者の甘さが、こういう事件を生んだのだと思いますが、150匹ではじめたのを短期間で
500匹に増やしていたとの報道がありますね。
 だとしたらこうなる前に、すでにおかしな状態だと思います。そしてそれを手放しで喜ぶ
消費者も。
 
 この事件だけでなく、毎日保健所では犬が苦しみもがいて死んでいきます。
 一部の管理者だけはなくて、社会がそして人間が変わらなければ解決しない問題だと思います。
 
 私に出来る事は正しいと思える知識を身につけることと、凛を守る事だけです。
 でも皆がそれをすれば済む話でもあり・・・難しいですよね・・・・ほんとに。

PS、駅に迎えに行くときの記事ですが我が家も同じ状況なので気にしないで良いと思われますw
Posted by ごり at 2006年10月19日 20:15
「別の力」とは・・・「あずき屋」さん所でも書いたからもう書きませんがね。有力者ってのは、政治家と繋がってるからな。

Posted by Zコーギー at 2006年10月19日 20:39
このケースで適用されないのであれば「動物愛護法」はいつ適用されるんでしょうか。
何のための法律?
結局、何の力も無い弱者だけが辛い目に合うんですね・・・。

私も夫も当然適用されてしかりだと思っていただけに、この結論には納得がいきません。

日本って・・・やっぱりこんな国だったんですね・・・。
絶望感でいっぱいです。

あのワンコたちは人間たちにどれだけの笑顔を与えてくれたのか。
やりきれません。
Posted by キチさん。 at 2006年10月19日 22:25
関東のドックパークに行ったことがあります。
最近、いろいろネットしてて、パークの存在に
反対意見があることも知りました。
私にとって、わんこに会えるセラピーのような
場所と思ってたし、職員さんもわんこ個々の性格
を知ってて、わんこも可愛くて。
わんこ飼ってる方には、ドックランで遊んでたり
オフ会してたりもしてました。

なので、広島のドックパークがどのような場所だったかわかりませんが、悲しい思いです。
500頭なんて、お世話出来ないのに。

飼えないのに、わんこ触りたい・・・私も勝手なんだなって思いました(泣)

広島は、無茶な経営を行ってたのですから、もっと法を適用して欲しいですね(涙)
Posted by かりん at 2006年10月20日 00:38
★なおさん
経営者が地元の有力者だから・・・・・・という話はあちこちで耳にしますが、そんなくだらない理由で法が適用されないのなら、大問題です。
私も動物愛護管理法に詳しいわけではないのですが、刑事告発しない理由として報道された内容は納得できるものではないです。

★ナナパパさん
はじめまして、ではないと思いますよ。
大分前だと思いますが、コメントいただいた記憶があります。
広島行ってこられたんですね。
またお邪魔させてもらいます。

★ごりさん
仰るとおり、いわゆるペットブームというものと、今回の件は密接に結びついていると思います。
そして、かく言う私も、そのブームの一翼をになっていることに違いはありません。
ただ、ごりさんの言うように、知識を身につけ、可能な限り情報を集めることは非常に大事だと思います。
現状のように簡単に犬を手に入れることができる仕組みを改めないと、同じようなことが繰り返されるような気がしてなりません。

★Z・コーギーさん
単に有力者だからという理由で罰せられないのでは、もう法治国家ではないですね。
微々たる力かもしれませんが、そんなことを許さない姿勢をひとりひとりがみせることが大事な気がします。

★キチさん。
確かに、この件で罰則が適用されないのなら、「動物愛護管理法」の存在意義がないですよね。
そんな非常識なことを許さないために、微力かもしれませんが、出来る範囲のことをしようと思っています。

★かりんさん
実は、ハルのホームグランド、ヅカのドッグランにもドッグパークのようなエリアがあります。
そこがどの程度の集客力を誇っているのかよく分かりませんが、犬は20匹くらいしかいなかった気がします。
そうして、順番にドッグランエリアで散歩させてもらっています。
個人的には、今回の問題はドッグパーク自体の善悪ではなく、廃業した場合の事後処理が稚拙すぎた点にあると思います。
関西でいうと、「琵琶湖わんわん王国」も数年前になくなりましたが、犬達は筑波のドッグパークに引き取られたそうです。
廃業した経営者が里親探しをしているドッグパークのケースもあるようです。
事業をしている以上、経営に失敗することもあるでしょう。
でも、その後に出来ることもきっとあるはずです。
そんな努力をするどころか、事態を悪化させることしかできなかったこのようなケースにこそ、厳罰を課して欲しいと切に願います。
Posted by Y at 2006年10月20日 20:26
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