飼い主が二人になるともうグダグダなので、過去にはこんな目にあったりしてきたのだが、どうやらあまり反省の色は見られず、今でも飼い主が二人と一人では歩き方が大分異なる。
ここで言う「それなりに」というのは、リーダーウォークっぽく歩くという意味なのだが、何故か一対一で歩くと割とよく出来た犬と歩いている気持ちにさせてくれるハルさんなのである。
特に、躾の基本(らしい)、アイコンタクトの動作(飼い主を見つめること)は、かなり頻繁に行う。
だが、この視線は飼い主に何かを求めているような気がしてならないのである。
ハルさんが訴えている内容として可能性があるものをいくつか想像してみた。
1 「うふ。ワタシちゃんと歩いてるでしょ。褒めてよね。ワタシを褒めちぎってみなさいよ」
2 「うふ。歩いているうちにお腹がすいてきたの。ワタシに何かあたえてみなさいよ。さあ。さあさあ!」
3 「うふ。ワタシ、キレイでしょ。最近、とみにキレイになったってよく言われるのよねー。でさあ、やっぱりイイ女はイイモノを身に着けていけなきゃって思うわけ。隣町のカノンちゃんなんてエルメスよ、エルメス。まあ、エルメスまでいかなくても許したげるからさー。せめてヴィトンの首輪とかにして欲しいわけ、ワタシクラスにもなると。あ、でもアンタあまり金持ってないもんね。はあぁ、やってらんないわよね、正直。どこかにお金持ちの飼い主いないかなー」
恐らく、正解は1番ではないだろうか、と飼い主はあらん限りの希望を込めて思う。
飼い主の横についてキチンと歩いていることを褒めてほしいのではないかと。
良いことをしたら褒めるのはしつけの王道だ。
なので、ハルさんと目が合うたびに「おりこーぅ」と褒めちぎるのである。
恐らく、一回の散歩で2、30回は「おりこーぅ」と言っているのではないかと思う。
けれど、ハルさんは褒められても特段のリアクションをすることはない。
褒められた後は黙って前を向いて歩き続けるだけである。
果たして飼い主の褒め声はハルさんに届いているのか。
一時期、これはひょっとして1番ではなく、2番、いや3番が正解なのではないだろうかと疑心暗鬼にとらわれたことがある。
そんなある日。
Mを迎えに行くのではなく、少し長めの散歩に出たときのことである。
ちょうどこのとき、私はハルさんと目をあわすこともなく、何か考え事をしながら歩いていたようだ。
恐らく、日本の将来について考えていたのだと思うが(←大嘘)、結果的に、ハルさんのアイコンタクトを無視していたことになる。
すると。
道半ばくらいまで来たところで、急にハルさんが立ち止まり動かなくなった。
だが、これしきの散歩でハルさんが疲れて動かなくなることはまずないし、何かのニオイを熱心に嗅いでいるわけでもない。
理由もなく、道の真ん中で四肢を踏ん張り、歩くのを拒否しているのである。
正に「理由なき反抗」である。
反抗の芽は早めにつぶしておかねば!
と一瞬心が燃え盛った(ゴルア砲のスイッチが入ったともいう)が、そういえば、今日はハルさんと一度も目を合わせてなかったことに思い当たった。
そこで、ハルさんに「ツイテ」と言いながらリードを引っ張り、やって来たハルさんを褒めちぎってみた。
すると、その後のハルさん、何事もなかったかのように、スタスタと歩き出すではないか。
犬という生き物は、案外、聞いていないようで飼い主の発する言葉を聞いているという事実と、褒めることの大切さを思い知った瞬間であった。
そして、3番が正解ではなかったことに胸をなでおろした飼い主であったが・・・。
・・・・・・コロス。
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ないものねだりをするハルさんですが、テチテチと褒めてやれば機嫌よく歩いてくれるやもしれません。

小夏もマンツーマンだとリーダーウォークしてくれるんですが
夫と3人だとキツイです。なので3人で歩く時は
リードを持っていない人がかなり後ろを歩くことに
なってしまいます。
その姿はまさに巨人の星の明子姉さんですよ。
アイコンタクト中のハルさん…可愛い〜!
あんな目で見られたらず〜っと見つめながら歩いちゃって
電柱にぶつかってしまいますね。
ちなみに小夏もアイコンタクトしながら散歩しますが…
なぜか睨んでいるように見えます(泣)
先日購入したカラー&リードですら、清水の舞台から3回ぐらい飛び降りていますから・・・。
それにしても・・・褒めることは本当に大切なことなんですね。
褒められるからこそ頑張る。わかっちゃいるけど、忘れがちになってしまいますね。
こういう1コマから、ハルさんが普段どれだけYさん&Mさんとコミュニケーションを取っているかわかりますね。^^
しかもおりこ〜ぅ!!
ウチの杏も一人だとそこそこ歩きますが、2人だともうグダグダです(;´Д`)
それに杏も目を合わせますが、ハルさんみたいに知的な事を考えているように思えません。゚(゚´Д`゚)゚。
きっともっとアホっぽいことを考えているに違いありません。飼い主として悲しい。
ウチの大輔なんて散歩中もグイグイ引っ張って、
「だめ!」っと声をかけた瞬間だけチラッと
こちらを見るけど、その視線が「ちっ!」と
舌打ちをしているかのごとく、目つきが悪い…。
ハルさん見習って、おりこうになって欲しい…。
そうか!やっぱり誉めることは躾の基本なのだわ。
よし!あずきも誉めるぞ!誉めて誉めて誉め殺してやるぞ!
ただ、なかなか誉めるようなことをしてくれないんだよな〜。
あ、私も一発言っときます。
「ハルさんおりこ〜ぅ!」
でも行動をずっと見ていると、やはり聞いているのだなぁ
って思わされます。
散歩中私も良くしゃべっています。
夜中なのでたまに人に見られると恥ずかしいです・・・
やはり、リーダーウォークトレーニング中の小夏ちゃんでも、二人と一匹ではキツイですか。
明子姉さんのように、という状態よく分かります。
リードを持っているほうにきちんとついてくれればいいんですが、先に歩くほうについていこうとするんですよね、困ったことに。
小夏ちゃんのアイコンタクトはあの「目」なんですね。
想像して思わず笑ってしまいました。
ごめんなさいよ!
★キチさん。
庶民としての生き方を教え込むのは非常に重要ですよね(←本当か?)。
やはり、身の丈にあった生活をしないといけません(←自問自答)。
褒めても反応がないので、聞いていないのかと思いきや、案外聞いているんですね。
聞いているということは、褒める効果がある、ということなんでしょうか、やっぱり。
★福さん
杏ちゃんも二人だとグダグダ組ですか。
ハルが知的に見えます?
実は、正解は2番ではないかと思っているんですよ、内心。
あの目線はクレクレビームなのではないかとの疑いはまだまだ捨て切れません。
★kana2151さん
大輔君、「だめ!」というとチラッと振り向くんですね。
振り向くということは(目つきはどうであれ)、飼い主の呼びかけに反応したということでしょうから、褒めちゃいませんか?
もう、通りすがりの方が引くくらい褒めちぎってみませんか?
と、周囲に人がいると猫なで声で褒めきれない飼い主が言ってみました(←説得力なし)。
★かおりんさん
褒め殺し!
そうです、褒めて褒めて「もういやだ」と音を上げるまで褒めちぎってしまいましょう。
あずきちゃんはイイ子だから、褒めるタイミングなんていくらでもあるでしょう。
あずきちゃんに会ったら私が褒めちぎります。
もう目が合っただけで褒めちゃいますよ。
★ごりさん
凛ちゃんも無反応ですか。。
後ろから声をかけると、耳がピクンと動くので聞いていることは分かるんですけど、反応がないと不安になりますよね。
そうそう、夜中は見通しが悪いので、隣に人がいると気が付かずに猫なで声で褒めちぎっているところをガッツリ聞かれて恥ずかしい目をしたこと数知れずです。