2006年10月02日

東遊記−鴨たち、弾丸、最後の夜−(M)

一日のんびり散策して、軽井沢も堪能したので矢ヶ崎公園の駐車場へ戻ることにした。
メインの道も期待通りのにぎやかさでよかったが、ときどきフッと横道にそれると、そこにもやっぱり素敵な店がぽつぽつと並んでおり、軽井沢という街の歴史と奥行きを感じた。
いったいいかほどのお値段がするのか検討もつかないが、確かにこういうところに別荘があるといいなと思う。もちろん家事全般をこなしてくれる有能なセバスチャンがいることが必須条件だが。

さて、矢ヶ崎公園も広くて綺麗な公園である。奥には大賀ホールというコンサート会場が見える。さすが軽井沢、公園にも隙がない。

矢ヶ崎公園

公園では鴨の群れと、なぜか「だるまさんが転んだ」にいそしむ女子大生の集団がいた。
どこでどういうキッカケがあると、みんなで「だるまさんが転んだ」をやろうという話になるのかわからないが、とにかくとても楽しそうで、ちょっと羨ましかった。
夫はもう鴨に夢中で、群れと一緒にウロウロしながら写真を取りまくる。

カモカモ

私としても鴨の群れに飛び込むか、女子大生に混じって「だるまさんが転んだ」をしたかった。
ハルさんは断然「だるまさんが転んだ」より「鴨さんが狩られた」をやってみたかったはずだ。
が、そんなことをすると、ハルさんともども留置場で冷や飯を食らうハメになりそうなので、この2つの集団が笑いながら去っていくのを(ハルさんと)黙ってみているしかなかった。

行ってしまう

その後、散歩中のトイプードルズに出会う。
遠くで姿が見えたときから、とにかく右へ左へ爆走していて、元気だなーと思っていたのだが、実際近くに来てみると、その迫力はすごかった。
トイプーって、ぬいぐるみのように可憐な外見とマッチした優雅な性格のコが多く、それがまたハルさんを惹きつけてやまないと思うのだが、このトイプーは明らかに違った。
ハルさんにまるで興味のないフリをしつつ、おもむろに弾丸のような速さで狩りにくるのである。
ものすごい勢いであるうえに、突発的であるので、こちらとしてはたいそうあせる。

あせるハルさんとのけぞる飼い主
ヒー

何回かこの弾丸ダッシュが発動された結果、片方のプードルちゃん(←激しい方)のロングリードが壊れる。
伸びたリードが戻らなくなってしまったのである。ある意味、ノーリード状態なのであった。
飼い主さんは「あらー?」といいながらなんとか直そうとしていたが、その間も弾丸ダッシュは繰り返されるので、なかなかうまくいかないようである。

もう片方のプードルちゃんは比較的穏やかで、それなりに遊べそうだったが、いつ後ろから弾丸が打ち込まれるかと思うとあまり落ち着けず、飼い主さんにお礼を言って早々に立ち去る。

(ロックオン中)
ドキドキ

こうして旧軽井沢をあとにし、この旅行最後の宿リーブルへ向かう。
リーブルは北軽井沢にある、とホームページには書いてある。
同じ軽井沢だから結構近いのかと思ったが、北軽井沢とは、実は群馬県の嬬恋であった。
軽井沢といっても、北軽井沢、南軽井沢、旧軽井沢など色々あって、どこもそれなりに距離があるらしい。今回旅行して初めて知った。

そんなわけで、車で走ること約1時間、看板を見逃して一度スルーしたが、なんとか無事にリーブルにたどり着く。

リーブル

こちらの宿はこの日、私たちが予約したのが最後の一部屋だった。
まるっきりの平日(火曜日)だというのに、なかなか人気のお宿のようである。
このペンションにはなんとドッグランが併設されているのだが、ウッドチップ敷きのうえに広さもかなりのものであった。
そこで、ウッドチップ初体験のハルさんを早速放してみた。

連日の疲労でイマイチ覇気が感じられないが、それなりに楽しんでいるようだ。

まあそれなりに

というか、その小川は気力MAX時でも飛べるかどうか微妙です。やめておきなさい。

でも飛びたいの

こんな感じで、カルイザワンコ、最後の夜が始まる。

****************************************

ダラダラと続いてきた東遊記もようやくゴールが見えてきました。
ランキングもまたしても4位(!)になってしまって、もうドキドキです。いつもありがとうございます。
ハルさんももうちょっとでおウチに帰れるので(帰りたいのか?)、もう少し頑張れのテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 21:12| 兵庫 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 さすがのハルさんもアタックされる側だと焦るんですね。これで「女豹アタック」も少しは控える・・・事はあり得ない?

 ウッドチップは、もっと堪能すれば良かったのにね。競走馬だとウッドチップは足の負担が減る(と思う)から、思いっきり暴れれば良かったのにね・・・あ、標的が居ないとダメなんだっけ?

 しかし、ダンナさんが「鴨」に夢中で良かったじゃないですか?私だったら「だるまさんが転んだ」一緒に・・・ってなるんだがな、男なら。もしかして奥さんが居る手前「鴨」に夢中なフリとかではないですよね?w
Posted by Zコーギー at 2006年10月02日 22:51
おぉ〜、確かに、公園にもMさんの後姿にも、サワヤカな軽井沢の風が吹いているようです♪

それにしても、トイプードルってそんなに活発(?)な子が居るのですね。
イメージを覆されました。
かく言うわがやのなんたも、実はチェーン(しつけ教室で使っている、チョークチェーンです)を引きちぎった経験がありますが(^^;)
ブツッ!て切れました・・・ブツッ!て。(−_−;)

最後の写真、ハルさんはまさかこの後、小川をピョーン!なんて事は・・・ドッポーン!なんてことは・・・
Posted by なんママ at 2006年10月02日 22:53
トイプーちゃんの弾丸っぷりは写真のブレで
はっきりわかりました(笑)
ハルさん、だんだんと疲れがたまっている様ですが…
私も高校(女子高)の時にだるまさんが転んだをクラス中でやった事があります。
今にして思えば、何故やることになったのかサッパリですが、
何をやっても楽しかったことを覚えています(^^)
箸が転がっただけでも大爆笑してたし!
Posted by kana2151 at 2006年10月02日 22:58
 ぬぁぁぁぁぁぁ、そうだよな、半日なわけないもんな、
適当にコメントしてしまってごめんなさい、産まれて
きちゃってごめんなさい・°・(ノД`)・°・

 そうそう、だるまさんが転んだ結構しましたよ、大学生
の時も。あとドロケイとかしても盛り上がりますよ、
子供の遊びでも頭を使うと本当に面白いですよ^^

 
Posted by ごり at 2006年10月03日 00:06
鴨〜!!Yさんが鴨に夢中になるのは、あの尻のあたりがピーチヒップを連想させるからではないでしょうか?少なくとも私はそうですが。
しかしハルさん、その小川はコギ族には禁断の幅ですよ…。
ランキング2位になってましたよ!おめでとうございます!
Posted by えり at 2006年10月03日 13:31
「だるまさんが転んだ」懐かしいっすね〜。
まぁ、私が子供の頃は「坊さんが屁をこいた」というなんともデリカシーのない名前でしたが。(苦笑)

それにしても、ハルさんも尻込みしちゃうことあるんですね。
鴨の大群にもびっくりしましたが、そちらのほうがもっとびっくりしました。^^

いつか、女豹アタックなるものを目の前で見てみたいものです。。。
Posted by キチさん。 at 2006年10月03日 19:08
■■Z・コーギーさん
ハルさんはこのブログでは一見アタックする側に見えますが、
実はアタックされる側の方が断然多いです。
ウッドチップっていいらしいですね。関西ではほとんど見かけないですが、
軽井沢あたりは結構多いみたいで、さすが進んでるなーと思いました。
夫ったら……鴨は演技だったのかしら……?

■■なんママさん
ワタクシは疲れた三十路ですが、軽井沢はたしかにどこもサワヤカでございました。
なんたくん、チェーン引きちぎるなんてすごい!
うまくいけば(?)ロングリードも破壊できるかも。
でも出来れば勘弁していただきたいですよね。
犬用のものって結構なんでもお高いですし……。
ハルさんは結局飼い主のプレッシャーに負けて、隣の橋を渡ってました〜。

■■kana2151さん
トイプーって本気出すとものすごく速いですよね。
やっぱり根本的な体のつくりがコギとは違うというか。
ハルさんは疲れています。何をしてももう覇気がありません。
「だるまさんが転んだ」高校生の頃ならやったことあるかもしれません。
確かにあの頃なら盛り上がりそうです(遠い目)。

■■ごりさん
いえいえそんな。
いっつもノリで書いている話なので、あまりお気になさらず気楽に読んでやってください。
「だるまさんが転んだ」みんな結構しているもんなんですねー。
ちなみに「ドロケイ」は私の実家あたりでは「ケイドロ」っていいます。

■■えりさん
なるほど!それは思いつかなかった。
なんだかんだでえりさんも、相当な尻マニアですね?(ニヤリ)
小川はですね、結局迂回していただきました。
これから食事というタイミングで、あんなところでドロドロになられたら泣いてしまう。
ランキング、ありがとうございます!嬉しいです!
これからもボチボチやっていきますので、よろしくお願いします〜。

■■キチさん。
ハッ!?そういえば私の実家あたりも「坊さんが屁をこいた」の方がメジャーでした。
なんか関西っぽいノリですね。
ハルさんは一応女豹アタックを売りにしていますが(←ホントか?)、
実はアタックされることの方が多いです。
いちいちあせってはいるみたいですが、もともとのんびりした(鈍いともいう)性格のせいか、
ついさっきあせっていたことをすぐに忘れてまた同じワンコの元へ行ってしまうんです〜。
Posted by 飼い主M at 2006年10月04日 07:38
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