2006年07月22日

サウダージ(Y)

しばらく前に、ハルさんがいかに悪いオンナであるかを暴露したところ、「ハルさんって頭イイんでないの?」というコメントをいくつか頂戴した。
「いやいや、まさか。単にワルなだけですよー」と反応したものの、心の片隅では、

もしかして、天才犬の素質アリ?

という希望的観測が芽生えつつあったことは否めない。

ワタシのこと?

しかし、そんな飼い主のささやかな想いを粉々に打ち砕く出来事を、数日前に目撃してしまった。

舞台はハルさんの城(ケージ)がそびえる我が家の和室。
ハルさんが目ヤニを取られるあいだ大人しくしていたご褒美に、「スリー、ツー、ワン!」とドッグフードのかけらを放り投げると、少々気合が入りすぎていたハルさんは目測を誤り、フードのかけらを鼻先で弾き飛ばしてしまった。

胃腸から先に生まれてきたと伝えられるハルさんは、当然、かけらを必死の形相で探しまくる。
だが、こういうときは、えてして飼い主のほうが先に見つけることが多い。
ハルさん、犬なのに五感が鈍いのである。

このときも、ハルさんの鼻っ面でバウンドしたフードのかけらがハルさんのトイレ(部屋)の隅に転がっているのを飼い主が先に発見する。
さて、どうするハルさん?と愛犬の動きを見つめていると、部屋中をクンクンした挙句、ようやくケージの外側でトイレに転がる「カケラ」を見つけることができたようだ。

挟まる犬

見つけた途端に必死に舌を伸ばしてフードを食らおうとするハルさんだが、ケージの柵に阻まれて届かない。
ハルさんの鼻先しか柵内に入らないのだから当然無理に決まっている。
しばらく奮闘した後、ハルさんも舌が届かないことを悟ったようである。

しかし、諦めきれないのか、ケージと壁との隙間に挟まったまま、じっと「カケラ」を見つめだした。

何とかして

あの・・・・・・ケージの中に回り込めば、易々と食べることができるんですけど。
いつも通っている扉は大きく開かれていますよ、ハルさん!

だが、ハルさんは「カケラ」を穴の開くほど見つめたまま動かない
この哀愁を漂わせた背中・・・まるで我が家の和室がカサブランカと化したかのようだ。

サウダージ

しかし、「カケラ」が鎮座しているのは、ハルさんのトイレである。
一日に何度も通う場所だ。
しばしばハイエナの子と間違えられるハルさんが見逃すわけがない。
きっと、すぐに気がついて食べているだろうと高をくくっていたのだが・・・・・・。

翌朝の図。
哀愁でいと

またもや「哀愁でいと」である。
ふくみみさんから頂いたネームプレートに付いたデフォルメハルさんも呆れている。

結局、ハルさんが「カケラ」を食すことができるまでに、24時間もの時間が費やされた。
その間、彼女は何度トイレに行き、何度手ぶら?で出てきたことか・・・・・・。

一瞬でも、ハルさんを「天才犬?」と誤解した自分が恥ずかしい。
昔飼っていたハムスターのほうが早く「カケラ」にたどり着いただろうと思うのは私だけだろうか・・・・・・?


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いつもテチをありがとうございます。
おかげさまで、なんと4位になってしまいました。
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posted by 飼い主YとM at 00:01| 兵庫 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ。
ハルさんやっぱり天才犬でしょうか。
敢えての狙い位置なのでわ。
トイレに落ちているのを拾い食うのでは、やはりプライドが許さないのでしょう。
それより座っている後姿の肉のよりぐあいに、人事とは思えないほどの親しみを感じちゃいました。

Posted by びっつ at 2006年07月22日 00:30
ブログに遊びに来ていただき、ありがとうございました!!
ハルさん、天然系の天才犬だと思います(*≧m≦*)ププッ
あえて自分に厳しく、簡単に食すことを許さない…という
行動の表れではないでしょうか??自分に厳しく、他人に優しくでしょう♪

ハルさんの挟まった後ろ姿をみて、自分のお腹を想像せずにはいられない…
自分のウエストに『哀愁デイト』です…≧(´▽`)≦
Posted by mina at 2006年07月22日 01:54
こんにちは!!はじめまして(*^^)vブログ村からやってまいりました☆ミ

ハルちゃんがエサを見つめているときの後ろ姿のおケツがなんとも言えませんでした…(#^.^#)コギの魅力のひとつはおケツですよね。

また遊びに来ますね!!良かったらこちらのHPにも遊びに来てくださいね☆ミ偽コーギーがいますので…(笑)
Posted by ペロリンチョ at 2006年07月22日 16:25
ケージと壁の間にびっちり挟まってるモノが好きです(告白)
あのハルさんが、ケージの中に入ればカケラが食せることに気付かないはずがありません。
これは何かハルさんにしかわからない深〜い理由あっての行動でしょう!
もしかしたら飼い主さんのハルさんへの愛情を試していたのかもしれません。
「アタシが哀愁に満ちた顔で見つめてるのに、この飼い主達ったら、ぜんぜん通じてないのね。
犬のココロ飼い主知らずよねっ。」
てな具合で飼い主の通信簿にチェックされてるに違いありません!
Posted by かおりん at 2006年07月22日 23:41
★びっつさん
え?
やはり天才犬?
これは全部計算し尽くされた上での行動?
なるほど、確かにハルさんはプライドのお高いセレブ犬ですから、そんなことがあってもおかしくはないのかも。

んなわけあるかーい!!


★minaさん
え?
天然系の天才?
ま、天才と奇人は紙一重と言いますし、ハルさんは確かにストイックな一面を持ち合わせていますから、minaさんの言うとおりかもしれませんねー。

んなわけあるかーい!!


★ペロリンチョさん
はじめまして!
そうですね。コギ尻は常に麻薬的な魅力を発散しています。
そこに、ケツ毛というトッピングが加わったらもう、最強ですね。
もちろん桃尻も大好きですが。

★かおりんさん
いきなり愛の告白できましたか。
ハルさんが少し照れております。
でも、冷静になって考えてみれば、ケージの中と外の位置関係が分からないはずはないですよね。
なるほど、ハルさんは全てを見通した上で、飼い主を試していたということですか。
確かに、幼き頃から神童と評判だったハルさんなら、そういうことがあってもおかしくないかも。

んなわけあるかーい!!
Posted by Y at 2006年07月23日 00:53
ブログ村からとんできましたー

なんだこの可愛さーwww
挟まって肉がぎゅっとしてるところがたまりませんなーwww

一日中こんなことをしてたかと思うと笑っちゃいますね(((藁
Posted by まりも at 2006年07月23日 15:33
★まりもさん
遊びにきていただき、ありがとうございます!!
やっぱり、背中の贅肉に目がいっちゃいましたか。
以前はもっと痩せていたんですけどねー(遠い目)。
食に対する執着が強すぎるため、挟まりながらカッカしてたんでしょう。
冷静になってモノを考えることができればこんな姿を晒されることもなかったのに・・・。
Posted by Y at 2006年07月24日 00:51
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