
さて続きである。
リーブルの翌朝再度チャレンジした、軽井沢スカイパークは快晴だった。照りつける太陽によって、昨日の雷雨の爪あとがどんどん消し去られていく。
芝生の匂いにうきうきとした表情をみせるハルさんを連れ、私たちは軽井沢最後のリベンジ、スカイパークへと入場した。
スカイパークの入り口横には広大なドッグランが設けられている。
全面に芝生が生い茂り、とても心地よさそうなドッグランだ。
けれど、ドッグランは華麗にスルーだ。
名残惜しそうなハルさんを連れて私たちが向かったのはリフト乗り場。
ここスカイパークでは、山頂まで犬と一緒にリフトで上がれるのだ。
初めての事態に不安げな表情のハルさんであったが、そんなことはお構いなしにリフトは無機質に上昇を続ける。

ぐんぐん上昇する。

そうこうするうちに、ハルさんもリフトに慣れてきたのか、こちらに笑顔を向けてくれるようになった。
(緊張のため口が開いているだけという噂もあるが)

犬と一緒にリフトへ乗ることができるけれども、何が起きたとしても自己責任だというこの空中散歩、ハルさんは無駄に暴れることもなく、ただじっとしていた。
10分間ほどのフライトを終え、無事に山頂へと到着する。

山頂にはコスモスが咲き誇っていた。
雨が多いせいで、全て満開にはならなかったと係の方は言っていたが、それでも綺麗な青空と緑の芝に囲まれて咲くコスモスは見事な美しさである。

ハルさんを座らせてバシャバシャ写真を撮っていると、偶然、リーブルで一緒だったモモちゃんがリフトに揺られて登ってきた。
ここでまた出会えたのも何かの縁、折角だからと、2匹の犬を並べて記念撮影をする。
快く応じていただいたモモちゃん、モモちゃんの飼い主さん、ありがとうございました。

さて頂上からは再びリフトに乗って麓へ下りることもできるけれど、ハルさんが元気いっぱいの様子なので、私たちは歩いて下山することにした。
パララパッパパーン
突然だがここでスペシャルアイテムが登場する。
それは・・・・・・。

ロングリ〜ド〜(←大山のぶ代に成りきってください)
この旅行のために特注した(自家製ともいう)10mのリードである。
長い。
それにしても長い。
あまりに長すぎてノーリードの状態とあまり変わらないような気もする。
けれども、ドッグラン以外はリードにつながないといけないので、このロングリードで

リードを絡ませないように伸ばしたり巻き取ったりするのはとても難しかったけれど、ハルさんが一定の自由を得て楽しそうに走り回っていたので、まあヨシとする。
わざわざMさんが夜なべして作った甲斐があったというものだ。

実は、このロングリード以外にも今回の旅行のためにMさんが製作したものがある。
今までの旅行記にもチラチラと登場しているもの、それは・・・・・・。
パララパッパパーン

カフェマット〜(←2代目大山のぶ代に成りきってください)
ヨダレ大魔王のハルさんが行く先々でヨダレ染みをつくらないために、Mさんが夜なべをして作り上げたものである。
ところが、ハルさんときたら、嫌がらせのように頑としてマットの上に乗ろうとしない。

旅行中、カフェや宿の食堂内で、ハルさんのベストポジションと思われる位置にマットを敷いてあげているのに、わざわざマットを避けてくつろぐハルさんの姿を何度目にしたことだろう。
体型にぴったりフィットする手ぬぐい以外は気に入らないとでも言うのだろうか。(←過去記事参照)
結局、旅行中はずっとハルさんを無理矢理にマットの上に乗せて「フセ!」コマンドを発していた飼い主たちであった。(涙)
このグズグズカフェマットと比較すると、ロングリードの活躍っぷりは光り輝いていたのではないかと思う。
こうしてハルさんはロングリードを引きずりつつ斜面を駆け回り、山を下りる頃にはヘトヘトのベロンベロンになっていたのであった。
【つづく】
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気持のよい天気に恵まれ、無事スカイパークへのリベンジを果たすことができました。
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