
ハルさんと川流れ、ではなく川遊びに行ってきた。もはや夏の恒例行事となりつつある。
昨年行ったるり渓は良いところだが、ハルさんがハチに刺された(そしてしばらく気づかなかった)苦い思い出があるので、今年は箕面に行ってみる。
箕面の駅からは、箕面の滝まで川沿いの道を歩いていくことができる。
ところどころ日に照らされる場所はあるものの、全体に木々に囲まれ、渓流を横目に眺めながら歩くことができるので、ワンコと一緒に散歩するにはなかなか良い場所である。

ただ、滝まで行ってしまうとサルに襲われる可能性がある。
実際、大昔(←まだ学生の頃)に夫と箕面の滝へ行ったときには、サル数匹に車に乗られ、少々怖い思いをした。
そのせいか、帰りに夫が車の後ろを車止めにぶつけ、テールランプが割れてしまった。悲しい思い出である。
というわけなので(?)今回は道の途中で川まで下りて、そこでバチャバチャと水遊びを楽しんで帰ってきた。

ちなみに、駅から滝まで3キロもあってワタクシがとても歩けないから、というわけでは決してないことを一応書いておく。
さて。
川でのハルさんは、あいかわらず足首が浸かる程度の場所を歩き回るばかりである。ちっとも深みに入っていこうとしない。

そのうえ、少し離れた場所から飼い主が笑顔で呼んでも、決してそこへ行こうとしない。
過去に何度も騙されているせいか、すっかり疑り深くなってしまったハルさんであった。

まあ本犬は浅い場所をウロウロするだけで十分に楽しそうなので、ムリに泳がせる必要はないのだが、それではやはりつまらない。
仕方がないので背後から偶然を装って押してみる。
「あっ、つまづいちゃった〜」(グイ)
「あっ、すべっちゃった〜」(グイ)
「あっ、なんかもう手が勝手に〜」(グイグイ)
しかしさすが重心の低いコギ、見事な安定感でテコでも動かないのであった(チッ)。

後半はトラップをしかけるのにも、事故を装って背後から押すのにも飽きてきて、ぼんやりハルさんが楽しむ姿を眺めていた。

ハルさんももう3歳半、さすがにもう泳げるようにはならないだろう。

たいへん残念なことだが、犬にもやはり向き不向きがあるのだ。
帰りの道すがら、そんな苦い気持ちでビール(夫)とサイダー(妻)を傾ける――。

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