2008年08月05日

雷鳴(M)

テーブルなどの下に隠れるようにと言われたような気がする(←地震か?)

私はひとりっ子なうえに両親が共働きだったので、小さい頃から家で一人で過ごす機会が多かった。
慣れたのか、もともと一人でぼんやりするのが好きだったのか、それ自体はさほど苦に思ったことはないのだが、それでも家でひとりでいると、時折心細く思うときはあった。
それは、雷のときである。

昔はまだ純粋だったので、雷にまつわる色々な迷信を信じていた。

1.家の中で電気を使っていると雷が寄って来る。
2.それでも電気を使うのをやめないと、家にイカズチが落ちる。
3.イカズチが落ちた我が家は真っ二つに割れ、焼失する。
4.私は逃げ遅れて死ぬかもしれないし、運良く生き残ったとしても家族三人路頭に迷う。

という理論(?)に基づいて、雷がやって来るたびに家中の電気を消し、毛布を被って部屋の真ん中に座り込み(←壁際では感電すると思っていた)、明かりの消えた薄暗い部屋の中でジッと雷が去るのを待っていた。

じっと待つ

コレを一体どこで誰に吹き込まれたのか、今となってはまったく思い出せないが、まあそんなわけで私は昔から雷が苦手である。

結婚してからも、ゴロゴロという音が聞こえていると、なんとなく心も体も緊張し、部屋の明かりを消したくなる衝動に駆られていた(←夫により阻止)。

ところが最近、私は雷がさほど怖くなくなった。
原因はハルさんである。

ワタシ?

ハルさん、雷が大の苦手である。

それこそどこで誰に吹き込まれたのかと思うが、とにかく全然ダメである。
かなり遠くでゴロゴロ聞こえた時点で、耳がビンビンにレーダー化し、厳戒態勢に入る。

こ、これはっ!?

やがてちょっとゴロゴロが大きくなり始めると(←それでもまだ結構遠い)、もう呼吸が荒くなり、瞳孔が開き、際限なくヨダレが流れ出す。態勢崩壊である。
こうなるともう励ましも、軍手(オヤツ入り)も効果がない。
ハルさんはただもうひたすらガタガタ震えながら、ウロウロと落ち着きなく動き回るばかりである。
ちなみにこの時かなりのヨダレが飛散するため、我が家における雷は、ある意味災害ともいえる。

コレです

留守番時に雷が来たときなど、一体どうしているのかと思うけれど、そんな極限状態でもオヤツを直接与えたら食べるので(←食べるのかよ)、実はそれほどでもないのかもしれない。

まあでも目の前でたいそう怯えている(ようにみえる)ハルさんを見ていると、逆にこちらは落ち着いてくる。
雷もあまりたいしたことではない気がしてくるのであった。

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自分より大げさに怯える生き物がいるからこそ、何だか余裕が出てくるのかもしれません。
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posted by 飼い主YとM at 23:46| 兵庫 ☀| Comment(11) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする