スターバックス『フィローネ』発売直前イベントというものに行ってきた。
サイバーバズで当選したのである。こういうイベントは初めてなので、やや挙動不審気味に会場へ向かう。
スターバックスは私もときどき利用するが、たいていは「本日のコーヒー」を注文するくらいである。
実はフラペチーノ的なものも、マキアート的なものも飲んだことがない。
ちなみにスタバといわれて一番に思い浮かぶのは、とある結婚式での模様である。
マッチョな新郎(←友人)の趣味が『スタバで読書』と紹介されたとき、そのテーブルの人間(←彼の友人たち)がいっせいに
「ウソやろ」
「ウソやな」
「またまた」
「ニューヨーカーかよ」
「シアトルやって」
とボソボソ語りだし、けっこうな物議をかもす(←そしてしばらく『スタバで読書』が友人間で流行った)。
たしかにどこの店内もゆったりしていて過ごしやすいイメージがあるけれど、このときの友人たちは誰一人として彼の人生の門出における申告を受け入れることができなかった。
まあそれはともかく。
『フィローネ』はこの秋スターバックスが発売を開始するサンドイッチである。
ヨーロッパでよく食べられているフィローネというパンに、ビーフ・チキン・ハム&チーズを挟んだものである。
今回はフィローネというパンそのものと、各サンドイッチ、また各々に合うコーヒーを一緒にサーブしてもらった。
まずはオリーブオイルでパンそのものをいただく。
細長い形をしていて表面はカリッと焼きあがっている。食べるととてもコクがある。
パッと見はバリバリと固いバケットのようだが、実は表面もそれほど固くはなく、中はもっちりしている。とても美味しい。
ちなみに細長い形も「女性が食べやすいように」という配慮からきているそうである。
夫は小声で「ワインが飲みたい」を繰り返していた。つまりはパンが美味しかったのだろう。
が、まあそれは良識ある大人としては公にせず、サラリと流して次へ。
ハム&マリポーチーズ
チーズがあまり得意ではないけれど、味がくどくないせいか、気分よく食べられた。
とくにハムはしっとりと柔らかく、とても美味しい。
これには「スラウェシ」というインドネシアのコーヒーを合わせていただく。
コレはまさに私のもっとも好きなタイプの味がした。
ひっかかることなくゴクリと飲める。でもコーヒーの香りがしっかりする。軽い衝撃であった。
ベジタブル&チキン
フィローネシリーズのなかで最もヘルシーなサンドイッチ。
チキンや野菜からはほんのりレモンの酸味が香り、パクパクと食べられる。
これには「ケニア」というアフリカのコーヒーを合わせていただく。
ビーフパストラミ
その名のとおり、ビーフたっぷり。かなりはっきり肉の味がする。
胃の調子と気分的なタイミングが合えば、もっと美味しく食べられたかもしれない。
これには「アニバーサリーブレンド」を合わせていただく。
イベントに集まった方々のなかではベジタブル&チキンが一番人気、コーヒーではアニバーサリーブレンドが一番人気であった。
夫も私もやはりベジタブル&チキンが一番好きだった。とてもいい香りがするのだ。
フィローネの値段はハム&マリポーチーズが420円、ベジタブル&チキンが440円、ビーフパストラミが460円。
どれも店内で食べるときはアツアツの状態で出してくれるという。
値段は決して安くはない。けれど、そのぶん気合の入ったサンドイッチである。
作り手の気合が入ったモノというのは、それを使う(食べる)人間に豊かさと落ち着きを与えてくれる。
心に少し余裕を持ちたいとき、文庫本片手にのんびりフィローネでランチをするのも悪くない(←「スタバで読書」!)、と思った。
ウッカリ昼食を食べてしまっていて、あまりたくさん飲むことも食べることもできなかったのが心残りである。
直前まで『フィローネ』はキャラメルマキアート的な味のするゴージャスなパフェだと勝手に思い込んでいたのだ(←何故)。
スターバックスの方は、コーヒーもフィローネもたくさん用意してくださっていた。ほんとうはモリモリとおかわりしたかった。
しかし、帰りにはお土産までいただき、とても満足して家に帰る。
こういうイベントには初めて参加させていただいたが、いろいろな刺激や発見があり、とても楽しむことができた。
スターバックスの皆さん、サイバーバズの方、ありがとうございました!
フィローネ・オフィシャル・サイト
http://www.starbucks.co.jp/filone/
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イベントが終わった時にはあまりの満腹感にしばらく何も食べることができませんでした。
ところがその頃、ハルさんはといえば・・・・・・家で空腹感を抱えながら(←常態ともいう)留守番でした。
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