
なんだかんだでブログは2年以上続いている。夫も私も、ハルさんとの生活と同じようにブログライフを楽しんでいる。
けれど、ウチはいたって平凡な夫婦だし、ハルさんは多少鈍かったり食い意地が張ってたりするものの、いたって平凡なコギである。

したがってそうそういつでも語るべきことがあるわけではない。
それでも日々暮らしていると、小さいながらもそれなりに記憶に残る出来事、というのがある。
しかしまた、それをすべて記事として書くことができるかというと、残念ながらそうはいかない。
夫婦揃って忘れっぽい性質なので、その場でハハハと笑って綺麗さっぱり忘れてしまっている出来事というのが結構ある、と思う。
それでいつの頃からかパソコン内に「ネタ」というファイルができ、そこに覚書のようにハルさんのことを書きとめる習慣ができた。
なぜ愛犬の覚書の名前が「ネタ」なのか、という疑問が浮かばないこともないけれど、まあこれも関西人のナチュラルな流れなので仕方がない。
というわけで、お互いに、何か思いついたときにはそこにキーワード的なものを書き付けたりしているのだが、近頃そこに新たな問題が発生した。

せっかく書き付けたキーワードの意味がわからないのである。
あれほどボロボロといろいろなことを忘れるくせに、私たちはどうもまだ自分の記憶力を過信しているらしい。
ちなみに近年最大のミステリーとなったのは、ただ一行書かれた
ケツ毛ボンバイエ
というキーワードであった。もはやどちらが書いたかさえわからない。
「何やコレ」
「夫が書いたんちゃうん」
「そうかなー……妻ちゃうん」
「どうやろ」
「わからへんのかいな」
「夫こそわからへんくせに」
「まあ」
「それにしても」
「うん」
「ボンバイエて」
「きっとケツ毛がこう、ボンバイエ!みたいになってたんちゃう?そのときは」
「その気持ちはわからんこともないけど」
「これで何か書くのは」
「まあムリやね」
「ハァ……」
「ハァ……」

それでも何か手がかりはないかとさらにパソコン内をゴソゴソしていると、今度は謎の写真が出てきた。
「ウッ、何コレ」
「……何やろねえ」
「コレは妻やろ」
「そうみたいね」
「コレで何を語りたかったん」
「……わからんけど……たぶん、フキダシ入れて自分でクフッて笑って満足して忘れた気が」
「もー……」
そんなわけで、ネタ帳(←ネタ帳になっとる!)の謎はますます深まるばかりなのであった。

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結局、ネタ帳(?)といいながらも、殆ど機能していないのが実情です・・・。
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記事にしたネタ以外にも、「謎の直角事件」というネタもありました。
今となっては、「謎の直角事件」自体が謎に包まれています・・・。
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