2008年06月29日

過酷な任務(Y)

選手交代

今日は午後から雨らしいので、お昼前にハルさんを連れて家を出た。
この梅雨の時期は、雨が降る前にとっとと散歩を済ませておくに限る。
うっかり散歩の機会を逃してしまうと、ハルさんが数日ものあいだ外出できないことだってあり得るのだ。

そんなことを言われても自然には逆らえません

そんな思いを抱えてマンションのエントランスを出たところ、既に雨はしとしとと地面に降りそそいでいた。(え?)
あまりにしとしと音も無く降るものだから、雨が降っていることに全く気が付かなかったのだ。
空の色も朝から全く変わっていない。
今日の雨は、猫の足音のようにひそやかだった。

私はひそかに怒っていますよ

などと、感心している場合ではない。
ハルさんにとって、ゴハンの次に楽しみにしている散歩が中止されたことは由々しき問題であろう。

そこで飼い主たちは部屋の模様替えをすることにした。(なぜ?)

ニューラグ登場

単にバーゲンでラグが安くなっていたから買い替えただけである。
が、よく考えてみると、以前まで敷いていたラグはハルさんがウチに来た時に買い替えたものだ。
もはや購入当時の色は褪せ、毛足も短くなってしまっている。
かれこれ3年間、ハルさんのヨダレと涎とYODAREにまみれ続けたラグは、本当によく頑張ってくれたと思う。

それが彼の仕事とはいえ、私だったら10分も耐え続けることは出来ないだろう。

そして、新たに敷かれることになったラグに幸運とハルさんのご加護のあらんことを。

もちろん、ハルさんのご加護とは例のアレのことであるが・・・。

やっぱり

なむなむ。

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ハルさんと共に歩んできた我が家のラグにも、ようやく安らぎのときが訪れました。
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2008年06月25日

エスプリの見つけ方(Y)


さあ、頑張りましょう

ハルさんを連れて散歩に行くと、様々な人に出会う。
その多くは単にすれ違うのみだけれど、中には犬好きの方もおられて、ハルさんを撫でてくれることがある。
時には、小さな子供を連れている親御さんの場合だってある。
小さな子供の反応は様々だ。

たいていの場合、

「わんわん。わんわん」

と、犬であるハルさんに興味を示してくれる。
だが、十中八九、小さな子供は、ハルさんに近づいてこない。
ハルさんの大きな顔と広く裂けた口が怖いのだろう。

確かに口がでかいです

「わんわん。わんわん」

とハルさんを指差すばかりで、その足は地面に根が生えたように動かない。そういえば大あくびしたハルさんの顔を見て泣き出した子供もいた(涙)。

そんな時、見るに見かねた親御さんがハルさんを撫でてくれる。

溝が近くてびっくりする犬

そのような場合、ハルさんはじっとしていることが多い。

小さな子供を前にして粗相があってはならないと、微かに緊張している私たちの気持ちを読み取っているのかもしれない。
(希望的観測だが)

いずれにせよ、ハルさんがじっとしている(あるいは喜びのペタミミポーズをとっている)ので、親御さんは感心した風に言う。

「おとなしいですねー」

しばらく沈黙が流れる。
何か気の利いた返答はないものかと、その度に考えるのだけれど何も浮かばない。

「・・・・・・えーっと、そ、そうなんですよね」

まあなんと捻りのない応えだろうか。
実に味気ない。
仕方がない(?)ので、おとなしくフセているハルさんを子供のほうにずずいと差し出す。

飼い主の力量不足をハルさんに補ってもらう、姑息な手段である。

すると。
じっとしているハルさんに危険はないと感じるのだろう。
多くの子供は、

「わんわん。わんわん」

と言いながらハルさんを触ってくれる。

ご対面

ところが。
ここを触れば犬は喜ぶだろう、とか、あそこを撫でれば犬は気持ちよいだろう、といった発想が幼い子供にはない。
自分の最も興味のあるところをピンポイントで突いてくる。
その多くは耳の先端であるが、ときには目を突いてくることだってある。なかなかに油断ならない。

経験や知識がないのだから当たり前なのだけれど、これはハルさんにとって不幸なことである。

「ゲ・・・・・・」

と立ち上がり、嫌そうな顔をしてこちらに助けを求めてくる。

そんな時、大抵の場合は親御さんが「ここをこうやって撫でなさい」と、あるべき犬との接し方をわが子に教える・・・というシーンになる。

「ハル。偉いねー。でも、我慢我慢」

とニッコリ飼い主に微笑まれたハルさんは、また(しぶしぶ)ペタリと動かなくなる。

こうして再び穏やかな時間が流れ出す。
飼い主としても、こういう時のハルさんの大人しさには感心すること仕切りである。ハルさんに対して感謝の気持ちすら湧いてくる。

しかし。

「おとなしいですねー」

と言われた時、何かエスプリの利いた返答はないだろうか・・・・・・、と飼い主は現在も思い悩んでいるのである。

私は頑張りますから

いや本当に。

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2008年06月22日

オマケの話(M)

只の布が変化する

夫がこんな記事を書いてくれたので、なんとなくこのウェーブに乗ってもう少し追加させていただく。

遠い昔、HAL−1グランプリというものが開催されたのを、皆さん覚えておられるだろうか。
当選賞のカレンダーさんたちと無念賞のケツ毛さんは、商品が既成品(?)だったおかげでわりと早めに送り出せたのだが、特別賞のリード&カラーと残念賞のHAL−1グランプリ記念ポストカードは、当時まだ影も形もなく、結局すべてを送り出せたのは、もう若葉の生い茂る季節であった。

遅れ申し訳ありません

というわけでこちらが特別賞のリード&カラー。

だいぶ馴れてきたような気がします

こちらが残念賞のHAL−1グランプリ記念ポストカード。

その1
出場選手案内

その2
トーナメント表

ついでに最近完成した、ハルさんリード(夏仕様)も、こっそりご紹介させていただく。

冒頭の布がこんな形になりました

今まで何かをやってみようと思っても、何事も形から入って、形だけ残るダメ人間だったのに、今度ばかりはそれなりのさなぎが羽化し、1匹(←特別賞)は遠くアメリカまで羽ばたいていった。なんだか感慨深いものがある。

と、物思いにふけっていたところ、ある日、小包が届いた。
小包にはアルファベットでウチの住所が書かれている。
それはなんと、遠路遥々アメリカからお礼にと送られたものであった。中に入っていたのは、なんと犬用のフライトジャケット。

エア・フォースです

次の秋冬シーズンには、このフライトジャケットを颯爽と羽織り、空を飛ぶハルさんの姿が見られるかもしれない。

ばびゅーん!

キーツの飼い主さん、ありがとうございました!

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次々と新作が誕生していますが、ハルさんにとっては新しいリードやカラーより新しいオヤツのほうがよっぽど嬉しい気がしてなりません。
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2008年06月17日

ハンドメイド(Y)

新たなリードが登場

昨年末、飼い主の片割れであるMさんが、ハルさん用のリードを作成したことを記事にした
当時、「一緒に不器用ロードを走ろう」と約束したはずのMさんが私を置いてけぼりにしたことで、個人的に大いにショックを受けたわけだけれど、Mさんの地道な活動は現在も続いている。

時折、思い出したようにミシンがテーブルに登場し、成果物が出来上がっていく。

そうみたいです

それは主にテーブルクロスやコースター、バッグだったりするのだが、中にはハルさん用のグッズも登場する。

手作りリードはさらに一本増えた。

尾長鶏みたいな短足犬

今日も今日とて工房Mが稼動していたので、先日購入したマリメッコの布によるリードがまもなく出来上がるのだろう。
裁縫とは全く縁のない私にしてみればまるで別世界の話であるが、手作りならではのオンリーワンな風合いはなかなかよいものである。

そんなMさんが作成したなかでも一番の大物は、ハルさん用のクッションだ。

ニュー・クッションがきたー!

以前購入したクッションは、クッションコマンドの練習で酷使されたせいなのか、
おやつを見失ったハルさんがクッションをほりほり探しているうちにダメージを受けたためなのか、
それとも、ハルさんのヨダレで溶かされたことに原因があるのか(←ヨダレすげえ)、ついに破れてしまったのだ。

ちょっと、おデブな角度で撮らないでください!

実は、このクッション、破れてもなお数ヶ月間、ハルさんに足蹴にされるというミッションを遂行していたのだが(←早く代えてやれ)、Mさんの働きによりようやく勇退となったのである。

なぜに上から目線!?

こうして、新たに投入された手作りクッションであるが、すっかり暑苦しくなってきた今日この頃、ハルさんは涼しい場所を求めてさ迷い始め、暖かさがウリのクッションで寛ぐ姿を見ることはなくなってしまった・・・。

はやくコマンド解除してください

本日の写真は、全て「クッション」コマンドや「インリン」コマンドを駆使して撮影したものである。

残念。

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2008年06月12日

ハッピーエンド(Y)

マクロレンズ登場

少し前、ハルさんを連れて三田のアウトレットに行ったときのこと。
三田のアウトレットにハルさんを連れて行くのも、はや3回目になる。
ハルさんもすっかり慣れた様子で、テーブルの下で寛いでいた。

DSC_0749.jpg

腹ごしらえをした後、ぶらぶらと店を見て回る。
ハルさんが一緒なので、飼い主の片割れが店に入ると、残された者は店の外でハルさんと一緒に帰りを待つことになる。
いずれにせよ、気が済んだら店から出てくることは分かっているので、本でも読みながらのんびり待つ。

けれど、ハルさんは違う。
お店の入り口を見つめたまま動こうとしない。
飼い主が店内に消えていった瞬間から、いま出てくるか、さあ出てくるかとジリジリ待っているのだ。

さあ、さあさあ!

律儀なのか、それとも気が短いだけなのか、よく分からないけれど、とにかく一瞬たりとも気を緩めることなく待っている。

そんなハルさんとMさんを置いて、いくつかのお店を渡り歩いた後、私はニコンのアウトレットショップに入った。
もちろん、カメラやレンズを買う余裕など全くないので、飾られている商品を空しく見て回るだけである。
そんな中、新しく発売されたマクロレンズ(接写できるレンズ)を見つける。

ハルさんのポートレート風写真を撮るのにも丁度よい長さなので、前から気になっていたレンズである。
ダメもとで、自分のカメラに付けてみてもよいかと店員さんに聞いてみると、快く承諾してくれた。
さて、レンズをカメラに付けてみると、何かを撮ってみたくなるのが人情というものだろう。

はて、何を撮ろうかとあたりを見回してみると、店の入り口でこちらをじっと見つめているハルさんが目に入った。
外で撮ってもよいかと聞いてみると、またもや店員さんは快く承諾してくれたので、うきうきとハルさんのほうに向かう。

「ようやく飼い主が帰ってきた!」
と立ち上がったハルさんを待っていたのは、飼い主が構えるカメラと、そこに装着された新しいレンズだった。(残念)

たちどころに表情を曇らせるハルさん。

私はカメラを待っていたわけではありませんよ

カメラを向けられるのはあまり好きではないのだ。
撮影した画像を確認してみても、あまりピンとこない。
今持っているレンズとの違いもよく分からない。
ああでも、このレンズはマクロレンズだった。
もっと近づいて撮影できるはずなのである。

そう思いつき、ハルさんの目をめがけてどんどん近づいていく。

ち、近い

どんどん、ずんずん、ばんばんとハルさんの目が大きくなる。
トップの写真を撮影した時には、レンズの先端がハルさんの目にぶつからんばかりであったらしい。

けれど、さすがはマクロレンズだけあって、今までに経験したことのないような写真が撮れる。
これは面白い。

一人で盛り上がっていると、絶妙なタイミングで店員さんが声をかけてくれた。

「あの、ただいま在庫はないのですが、お取り置きは出来ますので、よろしかったらどうぞ〜」

「あ、そうなんですか!取り・・・」

店員さんの言葉に乗りかかろうとしたその時、背後から覆いかぶさるように別の声が発せられた。

「いーえ、そこまでしていただかなくても全然構わないですよ。ね!」

最後の「ね!」は、明らかに私へ向けられた言葉だった。
彼女(Mさん)の口元は綻んでいたが、その目は笑っていなかった。

店員さんも「これはダメだ」と察したのだろう。
その後、私と店員さんがレンズを元に戻すために、すごすごと店内に戻ったのは言うまでもない・・・・・・。

危ないところでした

眼前レンズの脅威に晒されることがなくなったハルさん(ともちろんMさん)にとっては、このうえなくハッピーエンドな一日であった。

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2008年06月08日

夢の中へ(M)

遠ざかる探しもの

この間の休日、「海ふれ」にリベンジに行くことになった。
前回、到着時間が遅くすぎて入れなかったため、この日は張り切って午前中に出かける。

張り切って狩られる

天気が良いのでたくさんの人が来ていたが、とにかく日向が暑い。ハルさんもドッグランで2、3度走った後は、あまりの暑さに早々にヘバる。

「暑いのでオヤツをください」(←ナゼ)

私たちもジリジリと焦がされる一方だったので、ハアハアとあえぐハルさんと共に日陰を求めて彷徨う。

日陰はいねがー

しかし、かねがね噂には聞いていたけれど、「海ふれ」には直射日光をさえぎるものが全くと言っていいほどない。
まるでアフリカのサバンナだ。
容赦なく照りつける日光を全身に浴びながらぽてぽて歩いていると、「むしろ太陽とふれあいなさい」と上から命じられているような気持ちになってくる。

だが幸運なことに、しばらく歩いたところで、荒涼としたサバンナにすっくと立つ一本の木を見つける。

そこには小鉄くんという2歳半、体重18キロ(!)の巨大コギさんがいたが、この小鉄くんがとにかくなつっこくて、可愛くて仕方がなかった。
小鉄くんの体はぷるんぷるんの丸太のようで、抱きしめるととても幸せな気持ちになる。私はとにかく大きい犬が好きなのだ。
反対に大きい犬が苦手なハルさんだが、小鉄くんは大丈夫だったようだ。近頃分かったことだが、多少大きくても天真爛漫な年下のオトコはわりと得意らしい。

小鉄君の写真を撮り忘れたそうです

思えば先日お会いしたモモちゃんもそうであった。
そんなわけでこの日もハルさんは

「若造ね」

といったやや上から目線で(←オイ)小鉄くんの横でのんびり寛いでいた。

木陰にシートを敷き、潮風に吹かれつつハルさんと夫と川の字になって昼寝をしたあと「海ふれ」をあとにする。
この日「海ふれ」では犬の運動会が行われており、小鉄くん以外にもたくさんのコギさんと遭遇する。
梅吾郎くん、ぱっぴぃちゃん、ドロンくん、他にもいたけれどお名前は聞けなかった。

梅吾郎くんと記念写真

その後、堀江のDogPeaceBeでハルさんのキャミソールを買い(←「ギャル!?」と二人して失笑)、

意外とフィットしたのと安かった(←ココ重要)ので購入決定

堀江のMOTHERSへリベンジに行こうとしたが見つからず(←もう3度目の失敗)、

代わりに見つけたカフェで遅いランチを取り(←コレがなかなかいいカフェだった)、

犬連れ客は誰もいない、普通のカフェでした

FIQとマリメッコをまわってファブリックを買い、

ウニッコ!ウニッコ!

厚生年金会館前でしょこたんのコンサートに集まる方々を見学する。

老若男女色彩様々

しょこたんのカバーする範囲が広いのか、いろいろなコスプレを一度に見れて得した気分であった。彼らは円陣を組み、気合も十分である。

ちなみに、もの珍がっているのは私たちだけではなかった。
道行く人たちも足を止め、携帯カメラを構えている。

そんな人たちを撮影する夫

その後、尼崎で夫オススメのラーメンを食べようとしたら駐車場が満杯で、かわりに夫オススメ(←またか)のかすうどんを食べようとしたが、またしても店が見つからない。

この日は夫の地図レーダーがとにかく不発で、MOTHERSもFIQもマリメッコもかすうどんの店も見つけられなかったのだ。
ちなみにFIQとマリメッコは私が電話で店に問い合わせて発見した(←分野によっては熱心)。

それでも夫はまだグズグズとかすうどんの店を探し回ろうとする。
食にたいしては、ほんとうに頑張り屋さんなのである。

しかし、いいかげん空腹が辛くなってきたので、助手席で「夢の中へ」を歌い上げる。

探し物はなんですか
見つけにくいものですか
かばんのなかも、机のなかも
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか
それよりぼくと踊りませんか
夢の中へ
夢の中へ
行ってみたいとおもいませんか
ウフッフ〜
ウフッフ〜
ウフッフ〜
さ〜あ〜


歌い終えると、夫は通りかかったセルフのうどん屋に入ってくれた。
近頃、引き返すことと諦めることを覚えてくれて、とても助かる。
うどん屋で夫は醤油うどんとカレーうどん、それからいつもは飲まない発泡酒を2缶も飲んだ。
食べたかったというよりヤケが入っていたらしく、帰りの車中では助手席で疲労と敗北感と胸ヤケにあえいでいた。

見果てぬ夢

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2008年06月05日

獲物(Y)

飼い主ハンティング

やれ鼻が効かない、やれドン臭い、やれ腹黒い・・・・・・。
ハアやれやれだ。
と、犬としての能力(?)に随分な言いがかりをつけられているハルさんであるが、飼い主よりは足が速い(当たり前だ)。

もちろん、人間より足が遅い犬なんて、それはそれで困ったことではある。
けれど、スピードでハルさんに置いていかれた瞬間、心の隅に小さなモヤッとボールが誕生してしまうのもまた事実である。(←なんという心の狭さ!)

幼少の頃から徒競走というものが苦手で、運動会などでは懸命に走っているのに

「Mちゃん!もっとやる気出してほしいわー」
「みんな一生懸命やってるのに」

と、なまじ球技が得意で運動神経がよいと見られがちだったため、いわれのないダメ出しをくらってきたMなどは、ハナからハルさんとのスピード勝負を諦めているフシがある。
けれど、ここで私(Y)まで勝負を捨てては、飼い主のプライドはズタボロだ。

置いていかれるMさん

そんな折、生垣などの障害物の周りをぐるぐると走ると、スピードの差が出にくいことに気がついた。
ハルさんに狩られ追われても、すぐに追いつかれることがなくなったのである。
もちろん、最後にはスタミナの差が出て追いつかれるのだが、普通に走るよりは白熱した勝負ができるようになった。
こうしてベンチやトンネルなどの障害物を見かける度にハルさんとの追いかけっこが始まるようになった。

ドッグランのトンネルを挟んで対峙する

追いかけっこが大好きなハルさんも楽しそうだ。

狩りね!

けれど、もちろん、これはこれでいいことばかりではない。
そのうちにハルさんもこの障害物パターンを学習するようになった。
単純に飼い主の後を追いかけるだけではなくなってきたのだ。
急激に反転して飼い主の行く手を塞いだり、フェイントをかまして 獲物 飼い主を揺さぶったりと、頭脳的なプレイを駆使するようになってきたのである。

なめるんじゃないですよ

体験していただくとお分かりになるかと思うが、実はこのように真綿でじわじわと首をしめられるような追われ方というのは、精神的にかなり消耗するものである。
まるで自分がサバンナのインパラになったような気分にさせられる。
草食動物の過酷さが身にしみる。
けれど、ここで簡単に追いつかれては飼い主のプライドはどうなる・・・・・・。

逃げるプライド

そんな悲壮な決意を持ち、全力で逃げきろうとするのだが。
やがて肉体的にも精神的も追い詰められた体が悲鳴を上げ、飼い主は転倒する。
ある意味、ハルさんの毒牙にかかったともいえるだろう。
時には会社帰りにスーツ姿で転倒したこともあった。
派手に手の甲を擦りむいたこともあった。

しかし、ここまで体を張って飼い犬と遊んであげたのだ。
「Y、大丈夫?」という気持ちを込めて飼い主の顔をペロペロと舐めたり、そっと寄り添ったりするのが正しい愛犬のあり方ではないだろうか。

ところが、ハルさんときたら

「にゃはー!こけた!やった、やった!」

とばかりに、大の字で横たわる飼い主(もはやガス欠で動けない)の周りを満面の笑顔でピョンピョンと跳ね回るのである。

屈託のない笑顔

全力で遊んであげた結果がこの仕打ちか・・・・・・。
飛び跳ねるハルさんの笑顔が涙で霞んでよく見えなくなってきたことは言うまでもない。

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飼い主が全力で逃げれば逃げるほどハルさんは楽しそうです。
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けれど、私たちは何だかやるせない気持ちでいっぱいです。
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2008年06月02日

課題(Y)

新たな課題が出現

近ごろ、ハルさんを叱ることがめっきり少なくなった。
激動(?)のパピー時代を経て、年齢を重ねるごとに落ち着きを醸し出しつつハルさんは、飼い主に叱られるような行動をとらなくなっている。

エエ顔中

自慢のゴルア砲もここ1年以上稼動していない。
それは、ゆっくりとしかし確実に錆付きつつあるように思える。
けれど、それもまた良し。
私たちは、まるでロッキングチェアで寛ぐ老夫婦のようにゆったりと、ハルさんの行動を見守りさえすればよかった。

はずだった・・・・・・。

そう、そんな穏やかな日常を、ハルさんのとある行動が引き裂いたのである。
今から思えば、それはある日突然現れ出たというわけではなく、ハルさんの中で密やかに育まれていたのだろう。
気が付いたときには、もはや手遅れだったというわけだ。

それは、ドッグランの中での出来事。
ドッグランでは大勢の人と犬が入り混じり、それぞれに思い思いの行動をとっている。
ハルさんのように無駄走りをする犬もいれば、

無駄無駄無駄無駄無駄!

ボール遊びに興じる犬もいる。
ゆっくりと寛ぐ犬もいれば、ちょっとしたアジリティの練習をする犬だっている。

アジリティの練習をしている犬の飼い主さんは、たいていオヤツを持っている。
アジリティのことはよく知らないけれど、オヤツで犬の行動をコントロールし、様々な動きを覚えさせるのが一般的なのだろうか。

ところが、オヤツを愛犬の鼻先に持ち、さあ今から練習をスタートしようかと思ったその時、愛犬の鼻先を押しのけるようにして別の犬が現れる。

ハルさんだ。

アタシのオヤツ!

そう、ハルさんは誰かオヤツを持っている人を見つけると、一目散にその人の下へ馳せ参じ、必死にオヤツをおねだりするのだ。
これからアジリティの練習をしようとしている飼い主さんにとっては邪魔で仕方がないだろう。

「ハルー!おいでーっ!!」

と叫ぶと、ハルさんは渋々戻ってくる。
無尽蔵の食欲を押さえ込むだけの理性は何とか残っているらしい。

けれども、しばらく経つと同じ光景がまたもや繰り広げられる。
一度、オヤツを目にしたハルさんは、それを諦めきることができないようなのだ。
中には気前よくハルさんにオヤツをプレゼントしてくれる飼い主さんもいる。
そのお気持ちはありがたいが、もはやこうなれば、ジ・エンドだ。

「ハルーッ!オイデーッ!・・・ラーッ!ウラァーッ!」

と遊牧民族のように数キロ先の羊を呼び戻さんとの勢いで声を張り上げても、ハルさんは帰ってこない。(涙)
飼い主の叫び声だけが空しくドッグラン内にこだまするだけだ。

ハルさんも、食欲に支配されるコギ族だけあって、昔からこのような傾向はあった。
とはいえ、ここまで目に余るものではなかったような気がする。

1年以上前のハル写真

最近のハルさんは、ドッグランでオヤツを持つ人を見つけた途端、只のオヤツ・ハンターと化してしまう。
一度ハンター化したハルさんは、その人がドッグランに居る限り、追い続けるのだ。
その執着心は、トナカイを追う狼のそれに似ている。
なるほど、ハルさんの祖先を辿れば狼に行き着くな・・・と感心している場合ではない。

ドッグラン内に睨みをきかすオヤツ・ハンター

私たち飼い主は、ハルさんの迷惑極まりない行動を止めなければならないのだ。
その行動を逐一監視し、呼んでも戻らない時は捕獲して連行する必要がある。
ハルさんはフセコマンドからは逃れられないため、捕獲自体は大した労力ではないのだけれど、自分の犬の行動を注視するという行為はひどく疲れる。

けれど、これは叱って済むような話ではないのだろう。
「飼い主以外の人からはオヤツを貰えない」という認識をハルさんが持てば改善されるような気がするのだけれど、どうだろうか。

動物園のゴリラのように、

「エサを与えないでください」

というプレートをハルさんに付けさせるべきかどうか、現在、我が家ではヌルい議論が戦わされている。

ワタシは熱く訴えます

・・・・・・これは先が長いかもしれない。

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ハルさん、齢3歳にして新たな試練の時を迎えることとなりました。
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