
ハルさんは、思う存分走り回った日の翌日、ぐったりしていることが多い。

果たして犬も筋肉痛になるのかどうか、私たちにはよく分からないけれど、少なくとも疲労が溜まっていることは間違いなさそうだ。
既に記事にしたように、宝塚ガーデンフィールズのドッグランがBUHI軍団に占拠されていた先の日曜日、ハルさんは疲労困憊、まったくやる気が感じられなかった。

しかし、前日のハルさんの姿を見ている飼い主としては、それも致し方ないかと思う。
BUHI軍団来襲の前日、ハルさんは六甲山にいた。
昨年、ハルさんがチワワに狩られるという名誉に浴した六甲山のドッグランが、今年も期間限定でオープンしたのである。

ここ六甲山のドッグランは、全面芝生の緩やかな傾斜地に設けられている。
ハルさんのホームグラウンドであるヅカのドッグランと比べてもかなり広い。
この環境が犬の本能を刺激するのだろうか。
昨年と同様、リードを離して「ヨシ」の掛け声をかけた途端、ハルさんは全速力で駆け回り始めた。
飼い主たち、ドッグランのスタッフの方、そして他の犬たちが呆然と見つめる中、ハルさんはただ一匹、壊れたラジコンのように走り回る。

数分もの間走り続けたハルさんは、ようやく満足したのか、飼い主のもとへと帰ってきた。
その息遣いは荒く、舌はデロンと垂れ下がっている。
しかし。
目は死んでいなかった。

ハルさんにとってこの暴走は単なるウォーミングアップだったようだ。
少しばかりの休息をとった後、ハルさんは続いて狩りをすることに決めたらしかった。
ハルさんにとって都合のいいことに、ドッグラン内にハルさんの苦手な大型犬がいなかったのである。

この日、狩猟祭の犠牲になったのは、トイプー。

そして、ヨーキー。

好みのタイプ(小型犬)に狩られて、ハルさんも満足そうな顔である。
しかし、ハルさんにとって誤算だったのは、このヨーキーさんに思いのほか気に入られてしまったことだろう。
しかも、このヨーキー、小型犬とは思えないほど無尽蔵のスタミナを有していたのだ。
ヨーキーは、まるで鬼コーチのように、ハルさんに一瞬たりとも足を止めることを許さない。

ドッグラン到着後、延々とロンリー無駄走りをしたツケも回ってきたのだろう。
ハルさんはついに燃え尽き、動かなくなった。

こうして、ハルさんは疲弊しきった体を引きずるようにドッグランを後にした。
翌日、ハルさんの筋肉が悲鳴を上げていたであろうことは想像に難くない・・・・・・。

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