2008年04月30日

BUHI!(Y)

ブヒがいっぱい!

日曜日、ハルさんを連れてガーデンフィールズのドッグランへ行ってみると、そこにはたくさんのブヒ達が!

ブヒ三昧

右を見ても左を見てもブヒブヒブヒブヒ・・・・・・。

どうやら、この日はフレブルのオフ会ということでたくさんのブヒ達が一同に会していたようである。
初めての光景に度肝を抜かれると同時に、愛嬌あるブヒ達を見ているとつい嬉しくなり、たくさん写真を撮ってしまう。

みんなありがとう!

そこにはもちろん、ハルさんのスパーリング・パートナー、ニコちゃんも参加していた。

私の仲間がいっぱいです

後で聞いたところでは、この日、なんと50頭(!)ものブヒが集合していたらしい。
正に圧巻の光景であった。

フレブルの旗がひらめいていました

そんなブヒ軍団を尻目に、我らがハルさんはといえば・・・。
何だか足取りが重い。

テケテケ歩き

絶好調時には「ズババババッ」という音が聞こえてきそうなほどの走りをみせるハルさんであるが、

絶好調時(ヘンな顔)

この日は終始「テケテケー」といった走りに終始していた。

やる気が感じられません

どうしたハルさん!?
一体何があった(元)(自称)ヅカの暴走王!?

筋肉痛?

そうかもしれません。
ハルさん筋肉痛(?)となった出来事については、次回明らかにされる予定です。

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2008年04月27日

めがね(Y)

さあ、やってみよう

今夜は、「はるさんのめがね」にトラックバック。
はるさんとは、短足ボボ毛ドッグのことではない。
素敵フォトブログ「はるの散歩道」の主役を張る、古都に住まう黒いトイ・プードルさんのことだ。
そのはるさんが、なんと、人間の眼鏡をかけている写真がブログに掲載されていたのである。(→記事はコチラ

人間の眼鏡を犬が装着できることも驚きだったが、何より、はるさんがカメラ目線でポーズをとっているのが実にキュートだ。
別段、めがねっこが好きなわけではないけれど、その姿には心を動かされるものがある。
衝撃を受けた私たちが、「ウチのハルにもやってみよう!」と思い立つまで、あまり時間はかからなかった。

ところが。

眼鏡がひっかかるところが全く無いのである。

おばあちゃんコーギー誕生

耳にひっかけると眼鏡が真下を向いて何だかよく分からなくなってしまうし、目の位置に眼鏡を合わせようとしてもひっかかるところがないため、どつき漫才で突っ込まれた後みたいになってしまう。

ひどいです・・・

けれど、トイプーのはるさんは見事に眼鏡を着こなしていた。
顔の大きさがそう変わるとは思えないのに、何が違うのか。
そこで、もう一度はるさんの写真をじっくりと眺めて、何が足りていないかを再検討してみる。


はるさん・・・毛がモコモコしていて手触りがよさそう。

ハルさん・・・ケツ毛がボーボーしていて落し物が見つからなさそう。


いや、これは関係ないか。
もう一度、よく見てみる。


はるさん・・・うるうると訴えかけるような瞳がキュートだ。

ハルさん・・・死んだ魚のような目が虚空を見つめている。



ん?

これか!!

トイプーのはるさんは、カメラの方向、つまり上方を向いているから眼鏡がずれないのだ。
大事なのは、飼い主を見つめるアツい視線だったのだ。

それに引き換え、ウチのハルさんは

「あー、もうやだやだ。早く晩ゴハンにならないかなー」

などと、午前10時にそんな後ろ向きなことばかり考えているから、上手くいかなかったのである。

そこで、ハルさんの顔を上にあげさせて眼鏡を乗せてみる。

すると。

キャリアウーマン・スタイル。

目が泳ぐキャリア・ウーマン

アンジェラ・アキ・スタイル。(←ちょっと強引)

やっとカメラのほうを向いてくれたアンジー

真夏のアバンチュール・スタイル。

サングラスはこのスタイルで

ざーます・スタイル。 

真摯な瞳のざーますオバさん

などなど。

コツさえ分かればこっちのもんである。
なんと、数だけでいえば、本家はるさんを凌駕するほどの眼鏡を装着させることができた。

けれど、悲しいかな。
見てよくお分かりのとおり、これらの写真は、ハルさんの顔をムリヤリ手で持ち上げて撮影したものである。
特に、最後の写真なんて、もはやカツアゲをしているようにしか見えない。
そこには、本家’めがねっこ’はるさんが持っていた可愛らしさや愛くるしさは微塵も生まれてこなかったのである。(涙)

ウチのハルさんはフォトジェニックになれないことを痛感した飼い主たちであった。

早く晩飯にならないかなー

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2008年04月24日

仔犬天国(Y)

日常的な光景

天気の良い休日ともなれば、ハルさんを連れて出かけることの多い私たちである。
犬連れOKのカフェやドッグラン、ショッピングモールなどなど・・・・・・。
ただ、同じところへ2度、3度と出かけることはあまりない。
これは何よりも私たちが飽きやすい性格をしているからだけれど、こうしたハルさん連れのお出かけについては、今までにたくさんの記事を書いてきた。

偽シュクガワンコです

なんといっても、初めて訪れる場所は非日常的な刺激で満たされている。
書くべきことが溢れているようにも思える。
そのようなわけで、私たちは新しいスポットを求めてニシヘヒガシヘ彷徨っているわけだが、一方でごく近所には、宝塚ガーデンフィールズという大規模な犬連れスポットがある。
そのため、どこかへ出かけるのが面倒くさいときや、時間があまりないときは(←寝坊だ)、「しゃあないからヅカでも行こうか」と、ガーデンフィールズへ向かうことが多い。
しかし、ガーデンフィールズこそ、わざわざ遠方から人がやってくるほどよく出来た犬連れスポットだ。

ギャラリーもたくさんいます

ふと冷静に考えてみれば、「しゃあないから」なんて、贅沢きわまりない発言のような気がする。
きっと、犬連れ施設が近場にあることの有難みをもっとかみ締なければならないのだろう。
けれど、ガーデンフィールズのドッグランでの出来事は、私たちにとってもはや日常の一コマになってしまった。

ハルさんが幾ら暴走しようが、

日常の一コマ

どれだけはしゃごうが、

姐さん!

何かを書こうという気力は一欠けらも湧いてこないのである。


さて(←前フリ長すぎ)、そんなある休日の午後、いつものように軽い気持ちで立ち寄ったガーデンフィールズで昼食を摂っていると、珍しい白柴の仔犬に出会うことが出来た。齢は4ヶ月だという。
その可愛らしさときたら、思わず鼻血を噴き出してしまいそうなほどである。
さらに、食後に訪れたショップでも4ヶ月の白柴に出会う(そして再び出血)。
一日に二度も白柴の仔犬に出会うなんて、何という幸運だろう。
当初は、昼食と買い物の予定だけで、ドッグランに入場することを考えていなかった私たちだったけれど、この幸運がドッグランでも続くのではないか、また可愛い仔犬に出会えるのではないかと期待をしてドッグランへと向かった。
そこで私たちを待ち構えていたのは。

ピントがずれてますよ

残念ながら(?)、立派な成犬のニコちゃんだった。
ニコちゃんから手荒い歓迎を受けた後、いつものようにニコちゃんとドッグチェイスを繰り広げるハルさんをぼんやりと眺める。

くらえボディクラッシュ!

するとその時、一匹のコギさんが入場してきた。
なんと、今度こそ、見るからにパピー(!)のコギさんである。

なんと!?

「仔犬が・・・来たー!!」

山本高広 織田裕二ばりに心の中で叫びつつ、よくよくコギさんを見てみると、はて、どこかで見たことがあるような気がする。
それは、当ブログに何度かコメントを頂いたことのある「solaciro ...」のがあらちゃんだった。

があらです!

があらちゃんはまだ5ヶ月のパピー、しかもフラッフィー(長毛のコーギー)だということで、その柔らかい肌触りは感涙モノである。
お毛々の曲がり角(?)をUターンしてしまったハルさんではとうてい味わえない触感だ。

物言い

興奮した私たちが、があらちゃんをサワサワサワサワと撫で繰り回したことは言うまでもない(←残念な飼い主たち)。
また、があらちゃんはその極上の肌触りもさることながら、冷静と情熱がほどよくバランスされつつ成長を続けているように見えた。

冷静と情熱の間で

ドッグランに入って間もないときは、ニコちゃんとハルさんの極悪(?)コンビの新入りチェックに及び腰だったが、しばらくすると無防備な顔つきで歩むハルさんの匂いを嗅ぎ始める。

連結

さらには、自分より足の遅い犬を見つけて喜ぶハルさんの挑発にまんまと乗って、走り始めた。

罠に嵌められたともいう

ボボ毛を追う、があらちゃん。

なんて純真なんでしょう

しかし、しばらくすると、限られたパピーの体力が尽き果てたのか、足が止まってしまう。

サワサワサワサワ・・・・・・(←残念な飼い主たちが触りに来た)

このような手ひどい洗礼を浴びながらも、があらちゃんは声ひとつあげることもなく、運命に身を任せていた(ように思う)。
ソラシロ家のみなさん、があらちゃん、遊んでいただき、ありがとうございました。

そして、最後に、レストランで出会った白柴の仔犬がドッグランにやってきてくれたことで、この日はパピーの日として私たちの記憶に深く刻まれることとなった。

この可愛さは反則です

時々、その存在の有難みを忘れてしまうことがあるけれど、やはり、ガーデンフィールズは侮れない場所である。

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2008年04月22日

音(M)

数少ない能力が・・・・・・

先日、サバンナ(近所の空き地)でニコちゃんと遊んでいたときのことである。

今日こそやってやる!

いつものようにエキサイトして走り回っていたハルさん、子供が掘った穴にハマる。しかも2回。
ちなみに同じルートを走っていたはずのニコちゃんは1回もハマっていない。
もう犬としての存在がクライシスなハルさんである。

しかしそんなハルさんにも犬らしい取り得はある。
例えばゴハンの前、飼い主がフードを入れようとして皿を「カタン」とキッチン台に置く。
するとハルさんはいそいそと台所にやって来る。
ちなみに他の皿をキッチン台に置いてもハルさんはやって来ない。
どうやらハルさんはこの「カタン」という音を正確に聞き分けているようなのだ。

一極集中

これは私が愛してやまないハルさんの、数少ない長所である。褒めてあげたいのは山々だ。
しかしやっと見つけた愛犬の特技は、残念ながら相当にどうでもいい能力であった(ションボリ)。

他の音はもちろん聞き分けられないし、
コマンド以外でナチュラルに覚えた言葉といえば「ゴハン」「お腹すいた?」で、
スーツを着た人はとりあえず夫かもしれないと思っている(←アバウト過ぎる)ハルさん。

もっと他に能力の使いどころはあるんじゃないかと思えて仕方がない。

プイプイ取ってこれますよ!(時々は)

そんなハルさんのフード皿を、先日IKEAで購入したものに変えてみた。
前のフード皿は給水器が壊れてから応急処置的に使っていたものなので軽くて小さい。
食後、延々と皿を舐め続けるハルさんとは相性があまりよくなかったのだ(←皿がどこまでも移動する)。
新しいフード皿はドッシリしていて深さもある。
おまけに水用の皿もセットでなんと599円(!)。やはりIKEAはすごかった。

なんて格安

というわけで少し前からゴハンへの序曲は「カタン」ではなく「ガタン」という音に切り替わっている。
ハルさんの熱いパッションを持ってすれば、もしかしてそれでもわかるんじゃなかろうかと淡い期待を抱いていたが、残念ながらそんなミラクルは起こりえず、飼い主が台所へ行くと、とにかく付き従ってみるという頭の悪い動きをするようになった(←パッションだけはある意味ホンモノ)。

食べ物には一途なんです

こうしてハルさんの小さな取り得が、またひとつ失われたのであった。

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2008年04月19日

IKEA狂想曲−第二楽章−(Y)

美味礼賛

IKEAレポートの作成を依頼していたMさんが途中で力尽きてしまった。(前回記事参照
このままでは何だか尻切れトンボの感が否めない。
なので、このブログの主役、ハルさんに申し訳ないけれど、引き続きIKEAのことについて書いていこうと思う。

拗ねコギ

さて、IKEAの関西上陸にあたり、周到に事前準備をしていた私たちがIKEAで楽しみにしていたのは、実はショッピングだけではなかった。
IKEAのレストランには、ここでしか味わえないスウェーデン料理が用意されていると聞いて楽しみにしていたのだ。

その噂のレストランは、2Fのショールームエリアを通り抜けたところで私たちを待ち構えていた。
お昼を食べるのには少し早い時間だったけれど、とりあえず休憩がてら入店してみる。
コーヒーは二百円でお代わり自由だった。

ドイツWMF製でした

まずここでプチ感動しつつ、入り口でもらったカタログを吟味していくことにする。
カタログもなかなか分厚く、読み応え十分だ。
コーフンに包まれたままカタログを読み進めている間に、「ただいま入場制限をしています〜」というアナウンスが流れ始めた。

おお、これが噂の入場制限か!?
と、初体験の状況に驚きつつ、トイレへ向かったところ、レストランの入り口にも入場制限が敷かれていた。
入店するのに行列、レストランに行列、レジでも行列。
イケアは本当に行列天国だった。

私たちは幸いにも早起きしたおかげでレストランが行列する前に入店できたが、店内は店内で、食事を注文する人たちの行列が出来上がっていた。

忍耐の時間です

列に並んでいた時間はおよそ30分。
その時間が空腹感を駆り立て、冷静な判断力を麻痺させるのだろうか。

コレは旨そう。
あれも美味しそう。
おお、ビールはスウェーデン製じゃないか!
あら!こんなところにはワインまで!!

目に付いたものを、ポイポイ、ポイポイとトレイに載せて、Mさんの待つテーブルに帰る。

どっさり

「え!こんなに食べんの!?」
「あ、ちょっと、ビールもワインも取ってきて、どんだけ飲む気!?これからが勝負やのに、ここでリタイアせんといてや!」

と、予想通りの答えが返ってきたが気にしない。
どの料理もショッピングセンターで食べるものとは思えないくらい美味しかった。
名物のミートボールは今まで食べたことのない不思議な味付けを楽しめたし、分厚くて柔らかいローストビーフと赤ワインのハーモニーは抜群だった。
さらに、付け合せのフライドポテトの旨いこと!
ビールがすすむ、すすむ。(飲んでばっかり)

黄金色の宝石

とはいえ、食べ物の話ばかり書いていると何をしに行ったのか分からなくなるので、個人的なイケアの感想を少しばかり。

1 白いショッピングバッグを逃すな

イケアには無料のショッピングバッグがないため、エコバッグ等を持参していなければレジで有料のショッピングバッグ(99円)を購入することになる。
ただし、このバッグが曲者で、オサレ感が著しく欠如した巨大な代物である。
店内には同じ99円で北欧っぽいデザインのショッピングバッグが売られているため、どうせ買うならこちらのほうが断然よいと思う。
しかも、ポーアイ店限定のグッズらしいので、訪れた記念にもなることだろう。
↓のような、おのぼりさん写真にもベストマッチだ。

今となっては恥ずかしい写真

2 サービスの種類が違う

イケアはセルフ・サービスを基本としているので、日本の小売店のように店員さんがお客の様子を伺うことはない。
けれど、レジ待ちをしている間、無料でお茶を配ってくれたり、お菓子を配ってくれたりと、お客のストレスを軽減させようとするサービスが見受けられた。
もっとドライなものかと思っていたので、これは私たちにとって嬉しい驚きだった。

3 もうひとつの名物、ソフトクリーム&ホットドッグ

レジを出たところには、カフェエリアと食料品販売エリアが待ち構えている。
カフェエリアのソフトクリームは50円!、ホットドッグは100円!だ。
闘いを終えた戦士達の休息場といった匂いがプンプンするカフェエリアで、激安フードに舌鼓を打ちながら心地よい疲労感に包まれてみるのも一興だと思う。

ピクルスとオニオンチップは乗せ放題です

あ、また食べ物の話をしてしまった・・・・・・。

ヨダレクイーン登場

ハルさんの頭の中がいつも食べ物のことでいっぱいなのは、飼い主のせいかもしれない。
そんなハルさんを家に置いて出かけた私たちの戦利品は、こちら。

布が多いです

もちろん、とても持ち帰ることのできる重量ではなかったので、宅配サービス(一箱1000円)を頼んだところ、なんと翌日には到着していた。
イケアの仕事の速さに驚きつつ、二人で戦利品を眺めてみる。
すると、私たちの口をついて出るのは、あれを買っておけばよかった、これも買っておけばよかったという反省の弁ばかり。

どうやら、IKEA再挑戦の日はそう遠くなさそうである。

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2008年04月17日

IKEA狂想曲(M)

ようこそ!ようこそ!

いつの頃からか、『北欧』の虜になってしまった私である。

ブログ村のランキングを見ていて「へぇ、インテリアとかあるんだ」と思って、ヨソ様のオサレインテリアブログを覗いてしまったのがすべての始まりであった。

それから

「北欧!北欧!」

とか、

「ウニッコ!ウニッコ!」

とか、

「イイーッタラ!イイーッタラ!(←正式な発音のつもり)」

とか、
妙な鳴き声をたてる残念な大人になるまで、さほど時間はかからなかった。

残念です

しかし『北欧』には問題点が1つある。とにかく何でも高いのだ。
食器類はどう転んでも2,000円以上するし、布も3,000円/m以下のモノはほとんどない。
先日「あ、カワイイ」と思って手に取った布が12,000円/mだったときには、さすがに一瞬目の前が暗くなった。

そんな北欧ファンの庶民の心を癒してくれるオアシス、それがIKEAである。
IKEAは、スウェーデンの大規模な家具・雑貨店である。世界中に支店がある。
安価でありながら、北欧ならではの素敵デザインが施された商品は他に類を見ないのである。
しかし関西には店舗がなく、今までは関東在住のヨソ様のオサレインテリアブログを歯ぎしりしながら眺めていただけであった。

ところが先日、ついに関西初のIKEAが神戸ポートアイランドにオープンしたのである。
この情報をキャッチしてからというもの、鳴き声に新たに

「イケア!イケア!」

が加わったことはいうまでもない。まあとにかくオープンの日をとても心待ちにしていたわけである。

しかしIKEAは大変な人気店である。ものすごく、ほんとうにものすごく混雑するという。
関東在住のヨソ様たちも、オープン後しばらくは近寄れなかったという方がほとんどである。
なのでしばらくは行けないと勝手にあきらめていたのだが、ある日会社から戻った夫が誇らしげにこう言った。

「月曜日、休みとったから!」

果敢にも、彼はオープン初日にIKEAに突撃するつもりらしかった。もう探検家の心意気である。
私があんまり

「イケア!イケア!」

と鳴くものだから、どうも夫にまでその熱が感染してしまったようだ。
突撃宣言の後、夫は熱心にIKEAの下調べを始めた。
そんな夫を見て、私のパッションはどういうわけかスルスルと小さくなっていった。
それは一緒に飲みに行った相手に先にベロベロに酔われてしまったときの気持ちに似ていた。
そんなとき、人は案外酔えないものなのだ(←どうでもいい情報)。

案外呑める犬のひとりごと

ところで結果的に見れば、オープン初日という未曾有の混乱にもかかわらず、私たちはほんとうにたっぷりとイケアを楽しむことができた。
それなりに反省点も残ったが、突撃は概ね成功した、と思う。
それもこれも気合と下準備の賜物である。

というわけでここからはレポートらしく、成功点と反省点について書いていこうと思う(←前フリ長すぎ)。

いよいよ本題に入ります

1.早起きは三文の得

IKEAで成功するコツ、それはなによりも早起きにある。
ハルさんためには起きられない私たちも、IKEAのためなら起きられる(←勝手)。
IKEAは10時オープン、私たちが到着したのは9時45分であった。
もちろんすでにそれなりの行列ができていた。

初めての行列体験

が、思っていたほどではない。
オープニングイベントとしてテープカットならぬ丸太切りがあるというウワサだったが、それが行われた様子もなく、並んですぐに列がグングン動き出し、不安になるほどアッサリ中に入ることができた。
ブラスバンドの明るい音楽とスタッフの手拍子に迎えられ、巨大な黄色いバッグを持って売り場へ向かう。

ややボカシてみました

いやがおうでもテンションは上がる――。

後で聞いた話によると、オープン直後から11時くらいまでは比較的空いていたらしい。
たしかにオープン直後は駐車場にもまだ空きがあり、ウワサの「イケア渋滞」はカケラも感じられなかった。
しかし昼前から次々と人がなだれ込んできて、昼にはすでに入場制限のアナウンスが流れていた。3時間待ちだと言う(シェー)。
見ると入場待ちの列は一向に進む様子がなく、外で待っている人は相当な忍耐を強いられたに違いない。

2.郷に入りては郷に従え

IKEAは他の店とはいろいろとシステムが異なる。
「自分のことは自分でする」がIKEAの大前提である。
そういうIKEA独自のシステムを行く前にきちんと把握しておくと、店に入ってからの動きが随分と滑らかになる。

たとえば順路として、まずは2Fに行くことになるが、そこではインテリアとして商品がディスプレイされている。

例えばこんな感じ

しかしそこから商品をカゴに入れるのではなく、気に入った商品をメモし、あとで1Fで実物をゲットするのだ。
そのための鉛筆とメモ帳、メジャーがあちこちにあるので、2Fにあがったらまずはそれを手に入れる。
ただしコレはどちらかというと家具などオオモノを購入する人向けで、布だの植木鉢だのコモノ狙いの人にはあまり必要がないように思う。
私たちも最初こそ張り切ってメモしていたが、そのうち書くのが面倒になり、1Fに降りてからは結局一度もメモを見なかった。

それから、これは布を買う人限定の話だが、布は自分で裁断する。
裁断台があるので、そこで好きな分だけ裁断すればよい。
巻いてある布は、それぞれにとても重いけれどがんばって台まで運ぶ。
台に溝が走っているので、そこにハサミを合わせると、うまくまっすぐ切ることができる。

張り切って裁断中

その後、切った布を裁断台横にある計りに乗せ、 やはり裁断台に置いてある布カタログから切った布のバーコードを読み取らせると、値段の付いたバーコードシールが出てくる。それを布に貼り付けて、カゴに入れる。
裁断台は思いのほか少ないので、混み合うと非常にストレスなのだ。
できればみんながサクサクと作業したほうが良いのである。

3.急いては事をし損じる

とにかくたくさんの人がいて、たくさんの商品が山積みされているので、店に入って10分もすると、理性が吹っ飛び、何がなんだかわからなくなる。
欲しいモノが何だったのか、今、手に取っているモノは欲しいものなのか、今どこにいて、これからどこへ向かえばいいのか。
しかしそんな迷える子羊のために、イケアには「やっぱやめた」システム(←勝手に命名)がある。
つまりレジの直前に「やっぱやめた」とモノを返却できるのだ。
たくさんの人が蠢く広大な店内で、一度取り損ねたモノを取りに戻るのは至難のワザである。
ワタクシのように方向音痴スキルをもつ人ならなおさらだ。なので、迷った商品はとりあえずカゴに入れる。
どのみちレジではガッツリ並ばなくてはならないし、考える時間はいくらでもある。

と、思っていたし、実際その通りに動いたのだが、ここで誤算がいくつか発生する。
ひとつはレジの列が思いのほか長かったことだ。
レジエリア→セルフサービスエリア→ホームデコレーションエリア→ウォールデコレーションエリア→照明エリアまで延びた、そして今も延び続ける行列に、すっかり度肝を抜かれてしまった。
ここでウッカリ「あとのエリアは並びながら買い物できるやーん」と思ってしまったのが失敗であった。
途中何度も「スタッフはとにかくレジへ集まれ!」的なスクランブルがアナウンスで流れていたのは知っていたが、そのせいか照明エリアを過ぎたあたりから急に列が進みだした。

ハルさんの走りとは比べようがないが

私たちの主な目的は雑貨である。
ホームデコレーションエリアとウォールデコレーションエリアはとりわけ時間をかけて見ておきたい場所であった。
しかし結局レジに到達するまでは1時間弱であった。すべてのエリアを夫と交互に見て回るには、あまりにも時間が足りない。
列はグングン進んでいく。売り場から戻る頃には相方の姿を見失うほどだ。

「どうしよう夫……ホームデコレーションエリアほとんど見れへんかった……あぁ、もうダメ、もうダメ……」

すっかり気弱になる妻を励ます夫。

「しっかり妻!まだセルフサービスエリアだから!悔いのないように最後まで羽ばたいておいで……!!」

そういわれてホームデコレーションエリアを駆け回ってきたのだが、やはり根っからの小心者であるため、 何を見たのかロクに覚えておらず、持ってきたブツといえば、小さな花瓶ひとつであった。

早速、活躍中

ちなみに夫はその持ち前の大らかさを遺憾なく発揮し、謎のクッションやら謎のブリキ缶やらオオモノを色々と抱えてきた。
しかしレジ前ではその大半を返却していたので、夫も少し混乱していたのかもしれない。

そしてまさにレジが目前というところになって、さらなる事実に愕然とする。
レジ前にもところ狭しと商品が並べられているのだ。しかも今まで通過したフロアには無かったものばかりである。
そのうえ、各レジ前ごとに置いてある商品が違う。
レジは30もあるのだ。これではこのエリアをほとんど見ないまま通過してしまうことになる。
というわけで、夫にカートを託して必死の横移動を開始する。
前回(花瓶)の反省を活かして、今度は素敵バッグを3つ引っつかんで駆け戻る。
そしてそのままレジを通してしまったのだが、ちゃんと値札と確認しなかったため、3つのうちひとつが思いのほか高額であったことにションボリする。
あとのオオモノ(←謎のクッション等)は無事返したのだが、このバッグだけはしくじった感が残った。

ちなみにウワサで聞いていた「やっぱやめた」箱は、レジにたどり着くまで見つからなかった。
結局、ムリヤリレジの人に押し付ける形になってしまったのだが、「やっぱやめた」箱はポートアイランド店にはないのだろうか。

と、ここまで書いてきても、まだ語るべきは終わらない。
一体どうしたらいいのか。もう疲れた……。

カートの中身

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2008年04月15日

アンタッチャブル・エリア(Y)

飼い主には分からない世界

犬同士の相性とは不思議なものだ。
出会う回数が多ければ仲が良くなるというものではないけれど、初対面でいきなり意気投合することもある。

やりますか?

ハルさんも幼い頃は屈託がなくて、あまり好き嫌いがなさそうに見えたのだが、年齢を重ねるにつけ、好きと嫌いの線引きがだいぶはっきりしてきたように感じられる。

残念ながら、そこは飼い主の意思や想いが届かないエリアなのだ。(と思う)
なので、私たちは、犬同士の関係についてはハルさんの好きなようにさせている。
ハルさんが他の犬と出会った時の反応は様々だ。
どこか遠くのほうで試合のゴングが鳴ったかのようにはしゃぎまわることもあれば、

やるわよ!

ぷいっと知らん振りを決め込むこともある。

そんなハルさんの反応をじっと観察していると、ハルさんが好む犬のタイプがおぼろげに見えてくる。

ハルさんが好きな犬のタイプとは、

1 吠えない
2 噛まない
3 大きくない

以上の3ない運動(?)を実践している犬ではないだろうかと、飼い主は推測している。
まあ、3番目の条件を筆頭に、それはどうよ?的な匂いがぷんぷんするハルさんの好みではあるが、

「そんなのアタシの勝手でしょ!」

と言われれば、こちらは


――はあ。まあ、そうですね。

と言わざるを得ない。

とはいえ、これらの条件を満たす犬は、決して少なくはないと思う。
けれども、こうした犬の多くは、他の犬と転げまわって遊ぶなんて野蛮なことはしない。

「ごきげんよう!」と優雅にすれ違うだけだ。

そんな中ごく稀に、ハルさんと意気投合して遊んでくれる犬と出会うことは、私たちにとって大きな喜びである。

姐さん!

それはいつだって偶然に左右されている。
けれども、だからこそ、愛犬が他の犬と(お互い)楽しそうに遊んでくれることは、飼い主にとって至福の瞬間ではないのだろうかと思うのだ。

ハルさんにとっての理想の遊び。
それは、お互いに、音もなく、接触もなく、ただただひたすらに、息が切れるまで走り続けることではないかと思う。

たとえばこんな感じ。




共演者は幼い頃によく遊んでいたジャックラッセルテリアのハク君
すっかりオトナになってしまった二匹が同じように駆け回ることはもうないけれど、それでも、ハルさんの原点はこうした追いかけっこにあるのだと思わずにいられない。

さて、そんなハルさんを置いて、飼い主たちは昨日こんなところへ行ってきましたが、その話はまた次回!

おのぼり気分で行ってきました!

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2008年04月11日

テクニック(M)

テクニックの産物

マストチョイス、という心理テクニックがある。

たとえば洋服店でひやかし客に対して店員が2枚のシャツを持ってくる。
そして

「白いシャツと黒いシャツ、どちらがお好みですか?」

ときく。すると客は「買うか買わないか」という判断をすっ飛ばし「白か黒、どちらが良いか」ということを考えはじめるという。
聞いたときは「へぇ」くらいしか思っていなかったのだが、あるときふとこんな思い出が心の奥から浮かび上がってきた。

「PlayStation3が欲しい」

あるとき夫から申出があった。
そして私は、

「サッカーゲームしかしないのだから、PlayStation2で充分なのでは?」

と反論していた。
しかし数日後、どういうわけか論点が

「PlayStation3かX-BOX、どちらが良いか」

に変わっており、気づけばこの新しい問題(PlayStation3かX-BOXか)について一緒に検討していた。
それで結局PlayStation3を購入することになってしまった。なんだか完全にだまされている。

激しく同意

ソレを思い出したのは、ちょうど電気店で夫がPlayStation3のコントローラを追加購入しようとしていたときであった。もちろん私はこの件についても反対しており、だからこそ、この話を思い切って夫にぶつけてみたのだが、

「マストチョイステクニック? そんなんあんのー、ハハハすごいなー。
 で、このコントローラ、振動するやつとせーへんやつどっちがいい?」

と聞かれてつい

「振動するやつ」

と答えてしまった(←ダメなやつ)。

騙されてますよ

その後もこの件についてなんの改善案も見出せずグズグズと暮らしているうちに、今度はストウブ(←ダッチオーブン的な鍋。高い)を購入することになってしまう。

この件についても少し前に、

「ストウブが欲しい」

という夫の申出があった。そして私は確かに当初

「鍋はたくさんあるし、わざわざ必要?」

と反論していた、筈だった。
しかしこれも、やっぱり近頃になって「ストウブかルクルーゼ、どちらが良いか」という議論にすり変わり、なぜか一緒に検討したうえ、今回めでたく(?)通販で購入することになったのである。

ストウブ登場

夫とは長い付き合いだ。
今はまだ思い出せないが、マストチョイスが発動されたのがおそらくこの3回限りということはないだろう。
なんだかんだで夫には丸め込まれてばかりなのであった。

全てを知る犬

とはいえ新しく購入したPlayStation3では「Assasin's Creed」にとても熱心に取り組んでいるし、今回購入したストウブも、きっと喜んで使うのだろう。

私は適応力がとても高いのだ(←流されやすいともいう)。

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2008年04月09日

繰り返される悲劇(Y)

本文とはほんの少しだけ関係のある写真

汚れ防止用。
抜け毛拡散防止用。

朝寝坊しよう!(←恥を知れ)

最後のスローガンはともかくとして、ハルさんが服を着せられている理由は至ってロジカルだ。
そのため、家の中や普段の散歩などの日常生活は裸族で通している。

だんご虫?
Mさん作「ケツから耳」

ハルさんが服に袖を通す機会は決して多くはない。
それでも気がつくと、ハルさん用の服はいつの間にか弛んでよれよれになったり、縮んでぱっつんぱっつんになったりしている。
時に大人のオンナらしからぬ激しい動きをみせるためなのか、

服もケツ毛もボロボロです

それともウチの洗濯機に欠陥があるのからなのか。

その理由はよく分からないけれど、ハルさんの服はいつも枯渇気味だ。
唯一、hanzoのアスレティック・ベストだけが、カズやゴンのように息の長い現役生活を続けている。

ブログ開始当時から登場していた大ベテランです

とはいえ、いざというときの服がアスレティック・ベストだけでは心もとない。

お見合いに着ていくにはカジュアルすぎるし、(←カジュアルって何ですか)

襟がついてないと海外の高級レストランには入店できない。(←その前に超えるべきハードルを考えよう)


そのようなハルさん用ウェアの危機的状況を回避するため、「朝寝防止用」(←しつこい)のため、'つかしん'へ行った際にワゴンセール品の服を買うことになった。

ひとつは偽シュクガワンコとして着用した襟付きの服。

いい偽者っぷりです

もうひとつは表裏リバーシブルなOUTDOORの服である。

裏は赤い色をしています

実はこの二つの服、試着が出来なかったため、ハルさんの体の上にかざしたりすかしたりして何となくサイズを確認することしかできなかったのだが、思いのほかにジャストフィットしてくれた。
今までハルさんの服のサイズに関して過ちばかりを犯してきた飼い主としては、思いもよらぬ好結果である。

この輝かしい成果に気をよくした飼い主が、とあるネットショップで見つけたある犬服の下に表示されていた「購入する」バナーをポチィッ!!と押したのは至極当然の成り行きといえよう。

これはっ!?

その服は、ヨーロッパのフットボールチームのオフィシャル・ドッグウェアであった。
特段そのチームが好きなわけではないけれど、飼い主が夢にまで見たサッカーウェア(しかもオフィシャル!)の登場である。
実のところ、'つかしん'でこの服を見つけたときはチワワサイズしか置いていなかったため、帰宅後すぐさまネットで調べ回って発見したのである。

ハルさんはまるきりサッカー犬ではないけれど。
というか、ボールにすら興味がないけれど。
食うことしか能が無いけれど。

止まることを知らないヨダレ

愛犬にサッカーウェアを着させるのは私の夢だった。
フットサルの大会にACミランの服を来た愛犬を連れて行くなんて、何だかとてつもなく格好良いような気がする。
私はクリスマスプレゼントを待つ子供のように、ウェアの到着を今か今かと待ちわびた。

約1週間後。
右手で握り締めたマウスに魂を込め、画面上のバナーを懇親の力でポチィッ!!とクリックして以降、待ちに待った夢のアイテムがついにやってきた。
興奮に高鳴る胸の鼓動を感じながら、早速、ハルさんに着せてみる。

動けませんよ

・・・・・・・。
夢にまで見たサッカーウェアは、まるで拘束衣のようにハルさんの自由を奪っていた。
試しにゴロンさせてみると、’小さく前にならえ’の位置にしか前足を持ってこられないほど体の自由が効かないようである。

この際、細かいことはいいじゃないか

残念ながら、もうこれ以上大きいサイズはないそうだ(涙)。
スーペルカカ(ACミラン22番)に倣ってコーギー界のバロンドール獲得を狙っていた飼い主の目論見はここにあえなく潰えてしまったのである。

はちきれんばかりの胸元

もちろん、このような失敗は今に始まったことではなく、そのたびに反省はしている。(つもり)
けれど、目の前にサッカーウェアをぶら下げられるとついつい見境無くクリックしてしまうのだ。
いつまでたっても学習しない飼い主の家に住まうハルさんの苦悩はこれからも続いていくことだろう。

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2008年04月07日

春(M)

芽生えの季節

時折、ハルさんとふたりだけで散歩に出かけることがある。

そんなときは帰ってから夫にいろいろと報告をする。
天気がよくて気持ちよかったよ、とか、子供に遊んでもらったよ、とか、素敵ワンコに出会ったよ、とか、まあ他愛もない話である。
しかし、報告を聞いたあとの夫の第一声はだいたい決まっている。

「……カメラは?」

「……写真は?」と言う場合もあるが、まあそれはたいした問題ではない。

先日、それで夫と少し言い合いになる。

「カメラカメラってね、重いのよアレは」
「でもせっかくのシャッターチャンスを」
「夫がアレを買うにあたって」
「はぁ」
「ワタクシ言いましたよね。ワタクシは決してアレを持たないと」
「言ったけど」
「けど何」
「妻がカメラを持っていれば、今頃はレオ様の写真もラブ様(←格上げ)の写真も撮れてたと」
「まぁね」
「今日だって緑の芝生にコギ色が映えてキレイだったんでしょ?」
「……まぁね」
「その美しい瞬間は二度と戻らない」
「……ま、まぁね」
「だからさ」
「でも重いのよアレは」

早く「ヨシ」と言ってください

と、議論が振り出しに戻ったところで譲歩の意思を見せる夫。

「わかった」
「わかっていただけましたか」
「重いのは辛いよな」
「ええ」
「じゃあ単焦点レンズにしなよ」
「え」
「望遠とつけかえといてあげる」

ちなみに単焦点レンズとは、やっぱりデジイチにつけるレンズである。
普段夫がハルさん撮影用に使っている望遠可能レンズの半分程度の長さなので、相対的には軽いといえる。
しかし所詮デジイチはデジイチ、重いことに変わりはない。

早く「ヨシ」を!

「夫……」
「……ハイ?」
「それ、譲ったつもり?」
「わりと」
「今、展開としては
 『コンパクトデジカメでいいから持って行きなよ』
 みたいな流れやったで?」
 
「ソレは……譲られへん」

とヘンなところでヘンな男気を見せる夫にほだされ、
結局、次の散歩には単焦点レンズ付きのデジイチを持っていく。

重そうね

しかしそんなモノを持って散歩に出たことがなく、どこで何をどう撮ればよいのかさっぱりわからない。
とりあえず桜が咲いているので、桜の写真でも撮ろうとカメラを構えてウロウロしていると

「ギャヒーン」

というハルさんの悲鳴が聞こえた。
ポジション調整に必死になるあまり、ハルさんの足を踏んづけてしまったのだ。
それはボブ(仮名)に噛まれて以来聞いたことのない悲痛な叫び声であった。
慌ててカメラを放り出し、ハルさんと抱きあう。
足は大丈夫そうだったが、ハルさんも自分が思いのほか大きな声を出してしまったことに慄いていた。
ごめんよごめんよと擦り寄ってくる姿がいじらしい。

それもこれもこの重い物体のせいかと思うと腹立たしいが、
出てきてしまったものは仕方がないのでそのまま散歩は続行する。

桜の下を通り、

表情が硬いですよ

オション場でオションをする。

オション後の表情

緑の芝(草?)でくつろいだり、

見事にピンボケました

妙な摺り足で、果敢に斜面に挑んだり。

松の廊下?

マンションまで戻ってくると、しばらく道端で風に吹かれる。

気持よかー

とりあえずひととおり撮影してはみたものの、なんともいえない結果に終わった。
休日の私とハルさんの散歩は、でもまあ、だいたいこんな感じだ。

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2008年04月04日

1日体験−後編−(Y)

シュクガワンコの行く末を見つめる

夙川公園は「さくら名所100選」に選ばれた花見スポットだ。
小さな川を挟んで桜と松が思い思いに枝を広げている。
私たちが訪れた時は、2分から3分咲きというところだっただろうか。
満開ともなると、淡いピンク色と濃厚なグリーンとが美しいコントラストを生み出し、さぞかし見ものだろう。

まだまだ満開には程遠かったです

けれど、私たちが満開の時期に夙川公園を訪れることはないだろう。
なぜなら、駐車場の数が少ないからだ。
2分から3分咲きのこの時期ですら、駐車場を確保するのにかなりの時間を費やしてしまった。
これが満開の時期ともなれば、このエリアに立ち入ることすら難しそうである。

小休憩中

とはいえ、満開には程遠いこの時期でもちらほらと早咲きの桜が私たちの目を楽しませてくれた。
ハルさんは、すれ違う人たちに笑顔を向けながら、おとなしく歩いている。
散歩をしている他のシュクガワンコに対しても、「ごきげんよう!」と優雅に目を交わしてすれ違う。
行き交う人たちに「かわいいー」と声をかけられながら、ぶらぶらと歩くシュクガワンコごっこは楽しい時間だった。

脚長ショット

ハルさんが偽シュクガワンコとはいえ、着ている服がワゴンセールの安物とはいえ、一日限りのシュクガワンコ体験は上々の結末を迎えようとしていた。

その時。

ハルさんに向かって頭を低くし、お尻を高くあげているビーグルの姿が眼に入った。
見るからに若々しく、遊びたい盛りなのだろう。
ハルさんを遊びに誘っている姿が微笑ましい。
けれど、こちらはシュクガワンコのフリをしている只のコーギーだ。
ここで、ビーグルの誘いに乗って正体を明かすわけにはいかない。

前のめりなのが不安をかき立てる

ハル、「ごきげんよう」やで!
「ごきげんよう」ですれ違うんや!!
ここは近所のため池やない!
オマエは今、シュクガワンコなんやー!!!


そんな飼い主の思いを知ってか知らずか・・・・・・。

ハルさんは、まんまとビーグルの誘いに乗り、激しく絡みだした。

やるわよー!

かなり気が合ったのだろう。
最近、ドッグランではあまり他の犬と遊ばなくなったハルさんだが、このビーグルとは意気投合したらしく、随分とはしゃいでいた。

体の長さを強調中

けれども、ヒートアップするうちに、お互いのリードが絡まって飼い主の手からリードが離れてしまった。

水を得た魚のように、暴走するハルさん。

華麗なるフットワーク

シュクガワンコ、夙川で暴走

嗚呼、せっかく今までシュクガワンコを装ってきたのに・・・・・・。
飼い主の「フセ」コマンドで捕獲されたハルさんは、もはやシュクガワンコのメッキが剥げ落ちた只の元気なコーギーだった。

ご満悦

こうして、シュクガワンコ一日体験は、ハルさんの暴走で幕を閉じた。

とはいえ、夙川界隈には素敵なテラス席のあるお店もあったし、他にも犬OKの店があるようなので、また来てみようと思う。

テラス席で反省(?)中

次こそ最後までシュクガワンコのフリが出来ることを願って。

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やはり、庶民コーギーのハルさんにとって、シュクガワンコは荷が重かったようです。
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2008年04月02日

1日体験−前編−(Y)

シュクガワンコです。ハルって言います。

「夙川」という町は、一介の庶民である私たちにとって何だか近寄りがたい場所である。
一昨年、同じくセレブな街である軽井沢へ旅をしたときは、暢気に「カルイザワンコ!」などとのたまいながらセレブ地区へ突入することが出来たのだけれど、それは旅がもたらしてくれる高揚感に突き動かされていたからだろうか。

一方、夙川や芦屋といった高級エリアは、ヅカと同じ阪神間なだけあって、その重厚感が身近に感じられる。
また、商業施設や観光施設が特にないため、しがない一介のコギであるハルさんを連れて足を踏み入れることが躊躇われていた。

高級感まるでなし

そんな折、私たちは夙川を訪れる絶好の機会を見つけた。
それは花見だ。

夙川沿いは有名な花見スポットであるらしく、満開にもなると大勢の花見客でにぎわうらしい。
ハルさんが「シュクガワンコ」としてデビューするにはこの機会をおいて他にはない!
無駄に意気込む飼い主は、夙川周辺の駐車場の状況などを下見するため、「シュクガワンコ」を連呼しつつ、先週末、おニューの服をハルさんに着せて夙川エリアに乗り込んだ。

さ、行きますよ

なお、この新しい服がワゴンセール品であったことはいうまでもない。(←もはや台無し)

さて、そんなワゴンセールドッグ、ハルさんを連れて、私たちがまず向かったのは、ドッグカフェ「VENE CAFE」である。
シュクガワンコの生息地に店を構えているのだから、きっとキレイでオサレに違いない・・・・・・。
実際、そんな私たちの想像以上に「VENE CAFE」は綺麗でお洒落だった。

グッズにも手抜きがありません

店内は犬OKのカフェとは思えないほど清潔感に溢れているし、コースターひとつとっても並々ならないこだわりが感じられる。

ここで飼い主は二人ともドライカレーを注文した。
いつもは、初めてのお店でオーダーするとき、なるべくたくさんの情報を得るために別々の物を注文するのだけれど、この日は二人ともカレー欠乏症にかかっていたらしい。
お互いに「今日のカレーは譲れん!」と意地を張り、テーブルの上にはドライカレーがふたつ並ぶことになってしまった。

ボリューム満点でした

ちなみに「VENE CAFE」では、初めてお店に来たシュクガワンコ(←まだ言う)の写真がお店のホームページに掲載されるというサービスまである。
お言葉に甘えてハルさんの写真も撮影していただいた。

いい笑顔だ

デジイチ(キヤノンだったと思う)だけあって、すごくいい雰囲気の写真である。
飼い主のカメラには滅多に向けないカメラ目線をバッチリ決めているのは、きっとお店の方の腕前によるものだろう。
さらに、帰り際にはハルさん用のオヤツまで頂いてしまった。
「VENE CAFE」の皆さん、ありがとうございました。

さて、とても居心地の良かった「VENE CAFE」を後にして、次に向かったのは夙川公園。
シュクガワンコ御用達(と思われる)お散歩コースへ、いよいよハルさんが足を踏み入れるのであった。

果たしてシュクガワンコ一日体験は無事に大団円を迎えることが出来たのか?
おのぼりハルさん一行の顛末は次回へとつづく。

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