新しい年を迎えるにあたり、飼い主Mは再び自作カレンダーキットが欲しいと言い出した。
どうやら、自作カレンダーの製作を毎年の恒例行事にするつもりらしい。
昨年は叶わなかった、ハルさんを売り物にするという夢(←動機真っ黒)がまだ諦めきれないのか、それとも、純粋にカレンダー製作が楽しいのか、その辺りのことはよく分からない。
けれど、別室にこもってゴソゴソと作業をしていた飼い主Mの手によって、今年も新たなカレンダーが誕生することになった。
そういえば、2007年に撮影した写真は、全てデジイチによるものである。
しかもその数たるや1万枚を優に越える。
今年はさぞかし写真を選ぶのも簡単に違いないと思ったが、飼い主Mが言うにはえらく苦労したらしい。
何でも、ロクな写真がないことに加え、殆どの写真が縦位置なので、カレンダーの枠に会わなかったようだ。
ついカメラを縦に構えて撮影してしまう私の癖が、こんなところで足を引っ張るとは思いもよらなかった。
それでも何とかカレンダーを作り上げた、飼い主Mさんに敬意を表して、今回はカレンダーに採用された写真をいくつか紹介してみたい。
まずは2月。
2月といえば、ハルさんの誕生日である。(そういえばもうすぐだ)
なので、
実はこのケーキ、ハルさん用ではなく、便乗して購入した人間用ケーキである。
決して食べることのできないモノを見せられ、期待感いっぱいで必死にガン見するハルさんの姿が痛々しい。(←ひどい)
つづいて3月。
和菓子だ。
どこからどう見ても日本の菓子だ。
ハルさんのカケラも写っていない。
実は、飼い主M製作のカレンダー、そのうち半数はハルさんの写真、残りの半数はハルさん以外の写真で占められている。
その理由を聞いてみると、
「ハルばかりだと面白くないから」
と飼い主Mさんらしい、実にあっさりした答えが返ってきた。
もしかしたら、ハルさんを売り物にしたいとか言っているのはデマかもしれない。
4月、5月とハルさんの写真(省略)が続いた後、6月はカエルの写真となっていた。
よく見ると、全員が、オヤツを待っているハルさんのように見えなくもない。
ひょっとしたら、この中にカエルに変装したハルさんが混じっているのかもしれない。
次、7月はハルさんの
実はこの写真、四国犬ゆめちゃんとの
ゆめちゃんとの激戦で火照った身体を冷やしていたのだろうか。
続いて8月には、またもやハルさんの姿が見えないが、9月には旅行先の白川郷で撮影された写真が採用されている。
9月の思い出といえば、やはり、ハルさんを連れて旅したことだ。
至極順当な選出だろう。
次の10月には、もちろん(?)、ハルさんは写っておらず、ハルさんがカレンダーに登場するのは11月が最後であった。
飼い主Mが言うには、11月は「インパクト写真月間」と定められているらしい。
そういえば、昨年の11月は、ハルさんが紅葉を額に乗せられている写真だった。
これはこれで、なかなか可愛らしくてよい感じだった。
さて、今年の11月はどんなかなー?
期待に胸を膨らませた私の目に飛び込んできたのは・・・。
そこはサバンナだった。
猛獣(ハルさん)が草食動物(ニコちゃん)を、今まさにとって食おうとしている。
そんな一瞬のきらめきが見事に切り取られていた。
あえてタイトルをつけるならば、
「食物連鎖」
というところだろうか。
これはこれで、なかなか面白くてよい感じではあるが、事務所からNGを食らうのは目に見えている。
ハルさんを売り物にするという野望を、飼い主Mは一体どこに置き忘れてきたのだろうか。
いや、むしろこんな写真を公表されては、ハルさん、芸コギ界(←なんだそれ)からの引退危機である。
「今年こそはリビングにカレンダーを」
そう意気込む製作者の気持をよそに、事務所から圧力がかかったおかげで(←嘘)、結局のところカレンダーはひっそりとトイレに置かれてしまったのであった。
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