
↑のハルさんがニコちゃんを襲っている写真は先月に撮影したものであるし、近江八幡を訪れたのも、12月初頭の出来事である。
(先月撮影したハルの乱暴狼藉シーン’ノーカット版’は近日公開予定)
「今年の記事は今年のうちに」
師走も押し迫り、そんなコトバが脳内を巡る。
焦り始めた飼い主。
これから怒涛の記事ラッシュが始まる・・・・・・かもしれない。(←すでに弱気)
さて、本日の過去記事は、そんな適当極まりない飼い主夫婦が、11月に祖父宅を訪れたときの話である。
祖父宅の隣家には一匹の犬が飼われている。
名前は「くま」。

先代の柴犬と近所の洋犬とのMIXで、年齢は軽く10歳を越えていると思われる。
そんな「くま」はとても人懐っこい犬である。
私たちの姿を見かけると、犬小屋から飛び出し、全身を震わせて歓迎してくれる。
もちろん、私たちが手に持っているオヤツが目当てなのだろうけれど、それでも「くま」が可愛くて仕方がない。
オヤツを与え、撫でまくる。
ハルさん以外にはめっぽう甘い飼い主夫婦なのだ。

それに、「くま」は只の犬ではない。
ハルさんが誇る(?)、インリンやら女豹などの下らない技とは異なり、本物だけが持つ、ハルさんが逆立ちしても敵わない秘技を持っているのだ。
それがこれ。

「くま」は♀なのに、いや、♀だからか、逆立ちしてオションをするのである。
(ハッ!?ハルさんも逆立ちすればいいのか?)
「くま」を散歩に連れて行くと、この逆立ちオションを見物し放題なので、とっても楽しい。

実は、先代の柴犬も「くま」と同じ逆立ち派であった。
すると、これはDNAの仕業なのかもしれない。

けれど、もし、ハルさんが逆立ち系のDNAを持っていたとしても、果たしてどうだろうか。
この短い前足では逆立ちなど夢のまた夢。

三点倒立だって可能かどうか、怪しいものだ。
いっそのこと、一点倒立(デコのみ)を仕込んでみるのもまた一興かもしれない。

こんなにユニークで楽しく、人懐っこい「くま」であるが、彼女の体内には誇り高き日本犬の熱い血潮が渦巻いていることもまた事実である。
ハルさんと対面させたとしても、あまり喜ばしくない結果が待ち受けていることは疑いがない。
他の犬と馴れ合うなんて文字は、彼女の辞書には書かれていないのだ。
散歩に出ると、そこかしこから吠え掛かってくる誇り高い犬の姿が目に止まる。

↑の犬など、塀を乗り越えてこちらに飛び掛ってきそうだ。
それに対して「くま」は低く唸り返して反撃に出た。
犬と犬。プライドと意地が交錯し、静かな田園地帯に獣の咆哮がこだまする。
なんという、デンジャラスでバイオレンス溢れる散歩だったことか!(←ルーか)
まるでハリウッド映画に出演したような気持ちだ。(←大げさ)
祖父宅は、いわゆる日本の田舎に在る。
その近辺を巡る「くま」との散歩は、私たちにとってハードボイルドな体験でもあった。
けれど。
逆立ちオションを繰り返し、近所の犬たちとも口撃を交し合うほど元気であった「くま」であるが、飼い主さんの話では、最近、体調がすぐれない日々をすごしていたらしく、この日は珍しく元気だったそうだ。
「くま」もかなりの高齢犬だ。健康そのものとはいえないのだろう。

けれど、次に帰省するときも、また、「くま」の元気な笑顔を見たいものである。
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一点倒立のままダンサーのようにスピンしてくれたら、こりゃもう最高ですね。
EXILEに入れるかも。