沢尻エリカは21歳。年の差は倍以上ということになる。
人の恋路をとやかくいうつもりはないが、この年齢差を自分に当てはめてみると、六十ウン歳(←自主規制)の恋人がいるということになる。どうもうまく想像できない。

そんなことを考えながら、ハルさんと散歩していた。
すると、ハルさんが愛してやまない唯一の大型犬、ラブラドールのレオくんと遭遇した。
小さいころから(自分より)大きい犬はほぼ例外なく苦手なハルさんだが、レオくんだけは特別だ。
会うといつもメロメロのグダグダである。
耳も身体も心も完全に這いつくばって、レオくんへ匍匐前進するハルさん。
他犬に対して、決して下手に出ることがないハルさんには考えられないミラクルである。
幾度の対決を経て完全敗北したワカ姐さんに対してさえ、ここまで下手には出ない。
レオくんの何がこれほどまでにハルさんを惹きつけるのかよくわからないが(←失礼)、そんなわけで我が家では彼のことを、敬意を込めて『レオ様』と呼んでいる。

「今日『レオ様』に会ったで」
「へぇ〜、よかったなぁハルゥ〜。また平べったくなってたん?」
「そらもう」
「あのパッションはどこから来るんやろなー」
「謎やなー」
「ところで『レオ様』っていくつなん?」
「9歳」
「ほー、けっこうなナイスミドルですなー」
「年上のオトコが好きなんよねー、ハルちゃんは」

「ハルは今2歳やから、7歳差かー」
「よく考えたら沢尻エリカどころの話じゃないよね」
「ホンマや!仮にハルちゃんが沢尻エリカとすると恋人は……」
「4倍ちょっとやから……90歳くらい?」
「えー」
「どんだけー」
「もしかして……遺産狙い?」
「そうやったんかハルゥー、コワー」
「ハルちゃんたら、悪女ーアハハー」
「おみそれしましたーアハハー」

このあたりでなんとなく自分が小馬鹿にされていることを察したハルさんは、イヤそうな顔でハウスへと去っていった。
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