2007年10月26日

博士たち(M)

「ワンワンクイズ選手権」は今年初めて開催された競技である。

2択形式の問題が出題され、正解だと思うエリアに愛犬と一緒に入る。
で、徐々に参加者が減っていき、最後に残ったひとりが優勝、なんとドッグラン10回券がもらえる。
走るのが苦手な人も楽しめ(←ここ重要)、なおかつ豪華商品がゲットできる、そんな素敵な競技なのである。

豪華商品といったらオヤツです。それ以外考えられません。

前回の「パン食い競争」の波に乗って、今回はモンタギュー夫人に出場していただいた。
モンタギュー夫人は、自宅に犬の百科事典を持っておられるほどの犬博士なのである。
一応飼い主のはしくれなのでワタクシも一緒についていく。リードは相棒のロミオくんが持ってくれた。

さてこの「ワンワンクイズ選手権」、たいした問題は出ないだろうとたかをくくっていたが、実際は難問ばかりであった。

最初の問題、

「犬が食べられないものはなんでしょう?
 A:サツマイモ、B:ネギ」


だけは自信満々で「B」と言えたが、あとは1問もわからなかった(←ダメ飼い主)。

「忠犬ハチ公の犬種は?
 A:秋田犬、B:柴犬」


わかりません。考えたことありません。日本の犬とは思いますけど(←アバウト)。
ボーゼンとたちつくす飼い主に、夫人が「秋田犬です」と的確な解答をくれる。
しかし

「パグの名前の由来となったラテン語は?
 A:『押しつぶした』、B:『握りこぶし』」


という問題のとき、外から観戦していたモンタギュー伯爵が突然「AやでA!」と自信満々に言ったのであえなく失格となる。
実はこのときも、夫人は「パグを連れてる飼い主さんの行く方へ行きましょう」と実に合理的な方針を打ち出していたのだ。
けれどやはり夫をたてるべきだと考えたのか、結局Aのエリアに入ってしまった。

パグはBのほうに行ってます!

しかし正解はB。
‘オーディエンス’を信用した結果、みのもんたに「……残念」と宣告されたような心持であった。
妻と息子からなんとなくひんやりした目線を送られた伯爵は、こころなしか沈んでいるように見えた。

しかし幸運というかなんというか、この競技をもう一回やりましょう!と司会者の女性が言ったのである。
今度の商品は隣接するペットショップのお買い物30%割引券である。
引き続き犬博士(夫人)に出場してもらい、今度は夫がついていくことにする。

ところでこのアナウンスが流れてすぐ、伯爵はどこかへ電話をかけていた。
「どちらへ?」
と聞くと
犬博士のところへ」
という。

知り合いに奥様以上の犬博士がいるらしく、そちらに電話しているようであった。
どうも今度は‘テレフォン’を使用する心づもりらしい。
愛する妻と息子のため、伯爵は立ち上がったのである。

友情(?)出演

幸運にも犬博士(←誰)と連絡が取れた。
長堀のわんわんネバーランドにいるという。このあたりも犬博士っぽい感じだ。

そして2回目の競技はこの見知らぬ犬博士におおいに助けられることになる。日本にいる盲導犬の数なんて、どうして知っていたのか犬博士。すごすぎる。

しかし「ワンワンクイズミリオネア」(←名前変わっとる!)は出題回数を重ねる毎に、問題のレベルがアップしていく。
さしもの犬博士もとうとう音をあげた(らしい)。

もうダメみたい

「しそエキスとイチョウ葉エキス、脳の働きをよくするのはどっち?
 A:『しそエキス』、B:『イチョウ葉エキス』」


「しそとイチョウ、脳の働きよくするんはどれなん、なあ!?」
「えっ!?知らん?知らんてそんな」
「どどどどっちやと思う?」

伯爵の焦った声が聞こえてくる。
もちろん私も、さっぱり分からない。解答時間はのこりわずかだ。
途方にくれるオーディエンス2人(←役立たず)。

ハルさん一行は、なんだかわからないけどモゾモゾBへ移動していく。自信なさげな足取りであったが正解はB。一行は皮一枚で生き残った。

そしてここから快進撃が始まる。
自信のない足取りながらも、モゾモゾモゾモゾと移動を続け、次々に正解を当てていったのだ。
そして、それをただ呆然と見つめるオーディエンス2人(←漂う哀愁)。

そして、いよいよ最後の問題となった。
ここまで残っていたのは、ハルさん一行のほかにゴールデンの飼い主さんのみ。

サシの勝負となりました

司会の女性が粛々と問題文を読み上げる。

「走る姿がムチを当てた馬に似ていることから名づけられた犬は?
 A:ウィペット、B:サルーキ」


電話機の向こうの犬博士は既にお手上げ状態らしく、伯爵は受話器を握り締めて立ち尽すのみである。
もうライフラインは使えない。
相変わらずモゾモゾした足取りでAのエリアに入っていくハルさん一行。もはや見守るしかないのであった。

結局2組ともAのエリアから動かなかったが、司会者の

「本当にどちらもAでいいんですか?Bが正解かもしれませんよ?
(どっちかBに行けよ。終わらんやないか)」

という見えない圧力に負けたゴールデンの飼い主さんがBのエリアに移動した。

結局、正解はA。

なんと、ハルさんたちがクイズに勝利し、商品の30%オフ券をゲットしたのである。

景品を受け取るロミオ氏


それにしても、途中からの快進撃はまるで誰かに黒柳徹子が乗り移ったようであった。
後で聞くと、どうも夫が徹子であったらしい。

「凄いやん!答え全部知ってたん?」

と尋ねてみたところ、

「いや。何となく」

案の定、テキトーな答えが返ってきた。

全く何もしていないハルさんを先頭に凱旋行進

まあしかし、物事は結果が全てである。
30%オフ券は有難く使わせていただくことにする。
モンタギュー家のみなさん、そして遠く長堀にいる謎の犬博士、ありがとうございました!

と、ここまで絶好調なハルさんと飼い主たちであったが、
当然の帰結として、頂点を極めた後には「転落」の二文字が待ち受けていたのであった・・・・・・。


【追記】
最後の問題ですが、正解を間違えて書いていました。
まりこさんのご指摘通り、正解はA:ウィペットです。
ご指摘ありがとうございます。
記事を訂正させていただきます。
ほんとうに申し訳ありませんでした。

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こういったクイズで優勝したのは初めての体験でした。
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posted by 飼い主YとM at 23:55| 兵庫 🌁| Comment(10) | TrackBack(0) | ヅカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする