2007年09月27日

たびいぬが往く−天候、逃亡、高感度リモコン−(Y)

天候、それは、犬連れ旅行の命運を決定してしまう旅の要素である。
現実的に、犬を連れて入ることのできる建物は殆んど存在しないので、旅先で雨が降られると完全に身動きが取れなくなってしまう。
こうなると、飼い主に残された道は、意を決して愛犬もろとも雨中に身を投げ出すことだけだ。(合掌)

これは涎雨

わんわんパラダイスに宿泊した日、テレビの天気予報は、明日が雨であることを告げていた。
それどころか、予報がなされるよりも早く、既に夜空はすっぽりと雨雲に覆われていた。
窓の外を見やると、暗闇を照らすホテルの明かりに雨筋がいくつも浮かんでいた。
もはや、明日は覚悟を決めて雨中にダイブするしかないのか。
悲壮な覚悟を固めつつ、こんなことを聞かれても答えに困るだろうな、と思いながら、妻Mにありきたりな問いを投げかけてみる。

「なあ、明日雨やって。どないしよか?」

「えー?それって天気予報が言うてるだけやんね。
 大丈夫!夫がいる限り雨なんて降らへんって」

へ・・・・・・?
唖然とする私に向かい、妻Mは自信たっぷりに続ける。

「今日の白川郷やって天気悪いと言われとったけど、暑いくらいの陽気やったやんか」

シャコタンに暑さは厳禁です

「全然大丈夫やって。私、夫の気圧を上げる力だけは信じてるから」

何だか褒められているのかどうか分からなくなってきたので、問うてみる。

だけって・・・。それだけ?他にないん!?」

「い、いやー。そ、そ、そんなことないと思うよ。他にはえっと・・・・・・(ゴニョゴニョ)」

結局、ヘクトパスカル以外に妻Mがリスペクト(←ややこしい)していることは何一つ聞けずじまいであった。
ただただ、私が持つ気圧の力(なんだそれ)に全幅の信頼を置いていることが判明したのみであった。

まあ、考えても栓のないことでもあるし、いい加減にアルコールが回ってきたため、眠ることにした。

雨音を聞きながら。


翌朝。

ハルさんも結構よく寝ていたようだ

やはり、というべきなのだろうか。

外は快晴だった。

さすがヘクティー"

我ながら自分の力が恐ろしい。(←馬鹿丸出し)

朝食を摂った後、昨日は暗くてよく分からなかったホテルの周囲を散策してみる。

すると、敷地内に川が流れていた。

イヤッホー!

短足族のハルさんでも余裕で入れそうな、浅い川である。
さすがに上流だけあって流れは速かったけれど、ハルさんは喜び勇んで入水していた。

あら、浅いじゃない

天気がよいだけに気持ちよさそうである。
我慢できなくなった飼い主も、事前にしっかり準備しておいた川遊び用の靴を履いて入水してみた。

ところが、この水が物凄く冷たいのである。
5秒とは浸かっていられないほど、氷のように冷たい。
さすがは、山深い場所を流れる川だけのことはある。

けれど、ハルさんは毛皮を身にまとっているからなのか、水の冷たさをあまり苦にしない様子だ。

きゃっほう

何だか悔しいので、またまたハルさんを罠に嵌めようと、上流へ、上流へとハルさんをおびき寄せる。

その手には乗らないわ

けれど、過去にあんなことや、こんなことがあって、水際における飼い主への不信感を募らせるハルさんは、なかなかノッてこない。

不穏な空気を察知したのか、私が近づくと逃げ出した。

手の動きからして怪しい

逃げて、

ヤバイヤバイ

逃げて、

ヤバイヤバイヤバイ

逃げる。

食べました!(ソフトバンク風)

けれど、結局捕まる。

運命って残酷

残念ながら、ハルさんのケツ毛には高感度のリモコンが装着されているため、飼い主の「フセ!」とか「マテ!」には従わざるを得ないのだ。
嗚呼、可哀相に。(←心がこもってない)

けれど、これからも続く旅行の最中、ハルさんと微妙な距離感を抱えて一緒に行動するのも何だか気が引ける。
そんなわけで、ごくごく浅場にハルさんをそっとおろしてあげることにした。

けれど、もう既に不信感で一杯のハルさんは慌てて逃げ出した。

やっぱり信用できないの

まあ、それもこれも飼い主の今までの悪行のせいなのだろう。

最後は、まるでご機嫌取りをするように川で一緒に遊び、川を出る。

仮面主従

川を上がると、敷地内にドッグランまで存在していたことが判明したので、早速行ってみる。

よく考えてみれば、今回の旅行3日目にして、ハルさんが広い場所でノーリードになったのは初めてのことである。
ドッグラン内には思いのほかたくさんの犬がいて、その殆どがハルさんの許容量を超えるレトリーバー系の犬たちであった。

しかし。
近頃、ヅカのドッグランではあまり走らなくなったハルさんであるが、このときよっぽど「走り」に飢えていたのか、(ハルさんにしてみれば)大きな犬たちを気にすることなく、暴走していた。

飼い主も驚く暴走っぷり

近年では稀に見るくらいのハルさんの暴走ぶりに、他の飼い主さん達からも驚嘆の声が上がっていた。

楽しそうです

もちろん、当然の帰結として、ラブラドールに狩られていたけれど。

風になる!

「そんなの関係ねえ」とばかりに、その暴走っぷりはしばらくの間続いた。

まだまだ!

ドッグラン内には木陰も多く、気のいい犬たちばかりであったので、私たちもハルさんも心地よく過ごすことができた。

御年14歳のパールちゃん

最後は、ホテルのエントランスで「いわゆる記念写真」を撮影し、わんわんパラダイスを後にする。

何だか愛犬みたいだ

旅、3日目が始まった。

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posted by 飼い主YとM at 00:26| 兵庫 ????| Comment(15) | TrackBack(0) | 犬連れ旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする