『モモ走ります!』のモモちゃんと『パピヨンとの生活』のモカちゃん。
淡路島以来の再会であるが、おそらくはこの日、目の前で繰り広げられる謎の尻交流会の恐怖に繊細なハートを打ち震わせていたことと思う。

それにつけてもパピ族は愛くるしい。
愛されるために生まれてきた、という言葉はまさしく彼女たちのためにある。

一緒に旅をされた「あずき屋」のかおりんさんが、
「ワタクシ、この旅行中にパピヨンズの(とゆーか、その飼い主たちの)真の恐ろしさを思い知ることになるのです。」
と書いておられるように、ちっちさんとMOCOさん、お二人の飼い主様たちの行動は(一介のコギ飼いから見ると)まことに驚くべきものであったが、それもこれもパピ族があまりに可愛いからなのだろう。
ちっちさんが
「兄ちゃんたちにおみやげ見てきますね!」
といって併設のペットショップに出かけた数十分後、モモちゃん用のキャリーバッグ付きでお帰りになったのも、

MOCOさんがその新品のキャリーバックに、早速モカちゃんを


パピ族の魔力に魅入られているからに違いない。たぶん。
ところでちっちさんもMOCOさんもデジイチシスターズである。
前々から思っていたのだが、お二人ともカメラの腕が素晴らしい。
今回もハルさんをたくさん撮影していただいた。
モカちゃんとのツーショット。

実はハルさんの迷子札はMOCOさんにいただいたものである。
なので、おこがましくもモカちゃんとおそろいだったりする。
首まわりのサイズは相当違うが(テヘ)。
モモちゃんもモカちゃんも、きっとハッキリ迷惑だったと思うが、MOCOさんの
「モカ!マテ! 絶っっ対に マテ!!!」
という、手のひらから電磁波的なモノが出そうな気合の入ったマテにしぶしぶ並んでくれる。

だが、こんなケツ毛が長く足の短い謎の生物の横には、そうそういられるものではないらしく、

こっそりとその場を離れるパピヨンズであった。
その後、モカちゃんの分身「もーしゃん」を頭に乗せていただいたのだが、(撮影が終わったという意味で)ヨシ!といった途端、ハルさん、もーしゃんにぱっくりと襲い掛かってしまう(涙)。

普段、鼻の上だの頭の上だの足の上だのにオヤツをのせて
MOCOさん、もーしゃん、ごめんなさい。
もーしゃんからクネクネしたクリーム色の毛が生えてきたらすぐにお知らせください。早め早めの対応が鍵になりますんで!(←何の?)
こうしていろいろと撮影会が行われているあいだ、実はある志を抱いて暗躍していた人間がいた。
まあ、なんというか、夫だ(←投げやり)。
「俺はモモちゃんを撮る!ナイスに!!」
というのが今回の彼のひそやかな野望であったらしい。
家で写真を見ていると、尻神様が多いのはまあ仕方がないとして(←そうか?)、とにかく多かったのが
モモちゃんの失敗写真

モモちゃんらしき黒い物体が目の前をかすめている写真が次から次へと出てくるのだ。
どうも途中から段々意地になってきたらしく、後半は連写が続く。
が、これがまた見事に連続で失敗しているのである。
写真を見ながら夫がグズグズ言う。
「パピヨンは動きが速いねん」
「モモちゃんはとくに顔が黒やから」
「なんかこんなん(↓)いわれたし」

最後の一言は完全な被害妄想だが、まあとにかく夫と二人、あらためてちっちさんのカメラの腕に感服したわけである。
夫はカフェでもなんとかモモちゃんに気に入られようと、あの手この手でがんばったが(←ちっちさんから切り札チーズまでもらったらしい)、結局モモちゃんの心の扉が開くことはなかった。
しかしよくよく聞いてみると、モモちゃんの口とほぼ同じくらいのチーズを丸々食べさせていたという。
無敵の消化液(ヨダレ)を持つコギならともかく、貴婦人の犬パピヨンにとっては、なんだかもう罰ゲームに近い感じだ。
後になって
「アレは小さく分けて与えるもんやったんやなー。
ついついハルと同じ感覚でポイッとあげてしもた」
と反省していたが、大好きなチーズをまるで罰ゲームのようなやり方で食べさせられたモモちゃんが、これから先、寄り添ってきてくれることはないだろう。
夫……不憫な人だ。まあ次はおっさん臭のしないワタクシに任せていただこうフフフフ(←妄想中)。
まあそれはともかく、パピヨンズはほんとうに可愛かった。
いつも10キロの生き物を抱いている私たちにとって
2キロ少々のワンコのなんと軽かったことか。
……あぁハルさんもカバンに入ればいいのに(←叶わぬ夢)。
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