犬飼いにとってダニといえば、草むらなどに生息し、隙あらば犬などの動物に寄生しようとする小動物を想像する。
モモちゃんのところでは、幸いにも(?)ちっちさんだけがダニの被害にあったようで、ダニがダイレクトにちっちさんを狙ったと大多数の方が思ったとことだろう。
これは遠い讃岐での出来事でもあるし、ちっちさんだけ(←しつこい)がロックオンされたということもあり、華麗なアーバンライフ(←本当か?)をおくる我が家にとっては対岸の火事という認識でしかなかった。

しかし。
一昨日のこと。
いつものように物欲しそうな顔をしているハルさんの顔を何気なく覗きこんだところ、耳の辺りに小さな黒いゴミのようなものを見つけたのである。
またこんなところにゴミなんかつけて、と手で軽く振り払おうとした時、その黒いゴミの両サイドに、僅かではあるが細い線上のモノが見えた。
よくよく顔を近づけて見てみると、どうもただのゴミではなく、生物のように見える。
そのときに至ってようやく、ちっちさんのブログ記事を思い出した。
やや菱形の体型、両側に伸びる足のようなモノ。
これはダニではないのか?
・・・・・・そういえば。
つい先日、ハルさんは近くの溜め池でこんなことや

あんなことをしていた。

時にはこんなことまで。

※なお、アーバンライフ近辺になぜ溜め池があるのかという質問は現在受け付けておりません。
恐らく、草むらを分け入って匂いを嗅ごうとしていた時にダニがくっついたのだろう。
なまじ鼻が利かないものだから、ギリギリまで近づかないと匂いを嗅ぎ分けられないハルさんならではの悲劇である。
このダニという生物、無理に取ろうとすると体内に食い込んだ歯が残ってしまったりするらしい。
こういう時は、フロントラインの出番である。
早速ハルさんの体に滴下してみた。
1時間後・・・・・・、ダニの野郎はまだ喰らいついている。
2時間後・・・・・・、ダニ野郎はまだ喰いついている。
3時間後・・・・・・、ダニ野郎は喰いタンだ(←意味不明)。
ノミ・ダニには絶大な威力を発揮するというフロントラインも速攻性はないのだ。
ジリジリしていても仕方がないので、ぐっすり眠った翌日、ハルさんの耳を見てみる。
すると、ダニの痕跡など微塵も感じさせないキレイな状態であった。
さすがフロントラインである。
一方、ダニに喰いつかれているのに、まるで痒がる様子も見せなかったハルさん。
鈍感振りもここまでくるともはや天晴れとしか言いようがない。

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普通に痒がるそぶりを見せていたなら、もっと早く気がついたはずなんですが・・・・・・。
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