
嵐山・高雄パークウェイは、有料道路である。
こう書いてしまうと身も蓋もないが、道の途中には展望台や遊園地、ハーブ園など、いろいろと設備があり、それなりに充実している。

なにせ通行料が1150円もするのだ。
個人的に心の準備ができておらず、料金でおじさんを前にして思わず
「ぅえっ!?そんなにすんの?」
と大きな声が出てしまう。
こんな声が出たのは、夫がレンズを購入したときついでのように買ったレンズフィルターが4500円もしたとき以来である。
若い頃はぅえっ!?と思っても、声を飲み込むことができたのに、トシを取るにつれて、抑えが利かなくなっている気がする。困ったものである。
ところで今は2月である。
桜や紅葉の季節は素晴らしい景色を見ることができると思われる展望台も、紅葉はすでに遠い昔、梅が咲くにはまだ早く、桜にいたってはまだその気配も感じられないこの季節では、枯れた草木しかない。
まあだからこそこうしてのんびりウロウロできるわけだし、枯れ木ばかりとはいえ、高台からのぞむ保津峡は、やはり見ごたえがある。
そのうえ、なんという偶然か、コギさんに遭遇してしまう。

ジルくんという4歳の男の子である。
コーフンすると「クグルゥ〜ウ」とゴルアぎりぎりの声を出す男前コギさんであった。
こんな人の少ない展望台で出会うなんて、これはもう運命?といきり立ったのは飼い主だけで、コギさん同士はとくにどうということもなかったようだ。
思わぬ出会いに(飼い主が)コーフンしたせいで、時間はもう2時半を回っていた。
あわてて車に戻り、ハーブ園と遊園地を通過する。
遊園地は謎のサイクルモノレールとラジコンサーキットがあり、ラジコン好きの男性たちが熱く集っていた。
ハーブ園は、寒さのあまり機能していなかった(ションボリ)。
しかし、今回の旅の目的地は遊園地でも、ハーブ園でもない。
「ワン・遊・ランド」
そう、ここにはなんとドッグランがあるのだ。
ドッグランがあると思えば、実はさっきの1150円も、さほどお高いわけではないのであった。
レンズフィルターの値段にはいまだ納得できないが(←タヌキのように執念深いA型)。
こんな場所にあるというのに、ドッグランは盛況であった。
さっきまでの閑散とした道のりが嘘のようだ。

そしてここでもまた、新たな出会いがハルさんを待っていたのであった――。
つづく。
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またしても続きます。
旅行へ行くたびに、どうしてこうぐずぐずと長くなるのでしょう私たち。
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