彼女の一番好きなモノはコギ族らしく当然ゴハンであるが、ゴハンの次に好きなものは、他の犬がわんさかといるドッグランであろうと飼い主は思っている。
ドッグランが近づくとハルさんは車の後部座席をバタバタと走り回り、ハアハアという息遣いが荒くなる。
ドッグランに対して明らかに興奮しているのだ。
で、ランに解き放たれたハルさんは、今まで散々記事にしてきたように、
ドッグランで走るハルさんの表情は実に生き生きしており、輝いているように見える。

飼い主の贔屓目ではあるけれど、こんな時のハルさんは滅茶苦茶可愛い。

けれど、自分が(雄)犬だとして、同じドッグランにハルさんがいても、私は絶対に追わない。
ハルさんが自慢のケツ毛をなびかせて、私を挑発してきたとしても、絶対に狩ることはないと断言できる。
何故か。
ケツ毛が短いタイプのほうが私好み、というわけではない。
ハルさんは、案外、選り好みが多い犬なのである。
【ハルさんが好む犬の条件】
その1 自分より大きくない(同サイズなら可)
もし、私がハルさんより大きい犬(例えば秋田犬)の場合、ハルさんは逃げ惑った挙句、その場に固まり、接近を拒絶する。
せっかく、一緒に遊べると思ったのに・・・・・・、とがっかりしながら立ち去るしかない。
その2 自分より足が遅い
もし、私がハルさんより圧倒的に足が速い犬(例えば柴犬の場合)の場合、逃げるハルさんにすぐに追いついてしまうだろう。そんな時、ハルさんは水を飲みに行くフリをしたり、匂いを嗅ぐフリをし始める。すぐに追いつかれてしまうのは面白くないようだ。
なので、ハルさんを追うためには自らのスピードを調整する必要がある。
なんだか面倒くさい。
その3 紳士的な態度を貫く
犬同士の遊びとして一番ポピュラーなのはとっくみあいではなかろうか。
追いかけっこもいいが、やはり追いついてからのとっくみあいも楽しみたい。
しかし。
ハルさんはとっくみあいがあまり好きではない。
なので、追いついてからとっくみあいを挑もうとすると、逃げられる。
それでも、せっかく追いついたのだから、再度とっくみあいをしようと手をかけた場合、逆ギレされる場合がある。
たとえ、ハルさんに追いついても、ハルさんには手を出さず、再び逃げ出す隙を与えてやらないといけないのだ。
つまり、紳士的な態度で接しないと嫌われるのである。
もう、とっても面倒くさい。
私が犬なら、こんな面倒くさい雌犬は放っておいて、他の犬と遊びたい。
他にもっと気のいい犬がいるはずだ。
先日のドッグランでは、とある和犬がハルさんの詐欺被害を被っていた。
ハルさんをロック・オンしたその犬は、

ハルさんを狩り始めた。

と、ここまではよかったのだが、この犬、ハルさんよりも大きく、足が速いうえ、逃げる隙を与えるオトナの余裕を持ち合わせていなかった。

しばらくハルさんはその場に佇み、諦めてどこかへ行ってくれるのを待っていたようだが、どうやらこのままでは埒があかないと判断したのだろう。
ついに見事な逆ギレをみせた(泣)。

ああ、なんてひどい顔を。
まるで海面から顔を出したジョーズのようである。
****************************************
ハルさん、一見、楽しそうに走っているように見えますが、実は扱いの難しい♀なんです。
私はこんな面倒くさい♀犬は絶対に相手にしませんが、我こそはと思われる方は是非エスコートしてやってください。
そして、ハルさんがいつの日か淑女のたしなみをもてるよう、テチッとクリックお願いします。
