実は前にも一度、いらっしゃったことがあるのだが、
そのときはなにぶん非常事態だったので、
「部屋の中では、なるべく目のピントを合わせないでください」
という無理難題を押し付け、大変申し訳ないことをした。
この無礼はいつか必ずと言い続けて早5ヶ月、ようやく正式にご招待できたわけである。
年末の大掃除直後だからまだ家も綺麗だし、というウラの動機があったことは否定しない(←黒い大人)。
しかし杏ちゃん、アウェイに充満するハル臭が気に入らなかったらしい。
「なんなのこのケツ毛のニオイは!」
といった感じでなかなかコーフンが収まらず、仕方がないのでハルさんともども隔離されてしまった。
お互い微妙な気配を感じつつも姿は見えないよう配置される。

飼い主同士は食後のコーヒーなど飲みつつ、カメラ談義に花を咲かせる。

カメラが絡むとなぜか3(福さん、福夫さん、夫)対1(私)になってしまい、謎のカメラグッズ(←このとき初めて夫がカミングアウトした)をあやうく承認決済させられそうになる。なんだか理不尽だ。
その後、福さんご夫婦と一緒にヅカのドッグランへ行く。
ドッグランではハル臭がしないせいか、杏ちゃんもゴキゲンで一緒に走ってくれた。

この日、ドッグランでは、実はもうひとつ出会いがあった。
ウチのブログに時々コメントを下さるびんとろさんとコギのクルーガーくん(←なんて素敵なお名前)にもお会いしてしまう。
ハルさんはクルーガーくんとも楽しく遊んでもらった。

しかし、ネコパンチの応酬が序々にヒートアップしてきたその時。
ガウッ
ゥゴルァア!!
「あれっ!?」
「今、どの子が吠えたの?」
「2回聞こえたわ」
「2回目は大型犬の声でしたよね」
「ええ、なんか物凄い声だったわ〜」
「……」
察しの良い方ならお分かりかと思うが、1回目の「ガウッ」はコーフンを抑え切れなかったハルさんで、2回目の「ゥゴルァア!!」は夫(←ホモサピエンス)であった。
ハルさんはそのまま地面に組み敷かれる。ドスの聞いた不吉な声が上から降ってくる。
助けを求めて、必死にこちらを見つめるハルさんの体は、恐怖にうち震えていた。
ハルさん可哀相に。ま、がんばって!(←助けない)。
その後ハルさんは遠くドッグランの角で、しばし夫と二人でラヴゥな時間を過ごす。
叱るのは簡単だが、その後のフォローがもう大変なのであった。
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久しぶりのゴルア砲に、おそれおののくハルさんは、面白かったです(←鬼)。まあ本犬はそれどころではなかったと思いますが。
そんなハルさんにお疲れ様のテチをお願いします〜。
