2007年01月31日

密やかな作戦(M)

もう何度も書いたと思うが、ハルさんは声を出すことを許されていない。
「ワンワン」のみならず「バフッ」とか「ゴフッ」という声もダメである。
そんな声が聞こえようものなら、夫のゴルアセンサーが即座に反応し、瞬時に砲弾が発射される。例外は認められない。

どんなに可愛くても例外はない、らしい。

そんなハルさんだが、実は唯一、声を出すのを許される時がある。
それは朝、あるいは留守番後、ケージから出るときである。
人間でも起き抜けに体を伸ばして「ファ〜ォ」ということがある。
ハルさんもケージから出たときには、長い長い伸びとともに声を出す。

「クグルルゥゥゥゥアアァァ〜アォ」

1日2回だけ訪れるこの機会に、ハルさんは持てるすべてを絞り出している(ように見える)。

ハルさんとてコギ族である。
ほんとうはもっとワンワンワンワン言いたいに違いなく、それを飼い主の都合で我慢しているだけなのだ。
そう思うと、多少長くても(←かなり不自然だが)許そうという気になる。
このときばかりは夫自慢のゴルアセンサーも、スイッチが切られている。

しかしハルさん、まだ声を出すことを完全にあきらめたわけではないらしい。
この例外(ケージから出た直後の「クァ〜ォ」)を利用して、許容範囲を広げるつもりのようなのだ。
飼い主(夫)に似て、がんばりやさんなのである。

まずはタイミング。
ケージから出たとき以外でも、小さく「クァ〜ォ」といってみる。
そしてチラッと飼い主たちを見る。

チラッ

夫、パソコンをいじっている。
妻、テレビを見ている。

これを何度か繰り返し、ハルさんはまず24時間「クァ〜ォ」ならオッケーという権利を手中にした。

次に声の強さ。
「クァ〜ォ」は「クァァァ〜ォ」になり、「クァァァ〜ォ」は「クグルァァァ〜ォ」になる。
徐々に声にドスが聞いてくる。ほんの少し、そう、都市の夜空にまたたく星の光のようにほんの僅か、吠え声に近くなる。
まだ飼い主たちは反応しない。

夫、カメラをいじっている。
妻、本を読んでいる。

このままハルさんはさらなる権利を獲得するかに見えた。
しかし、世の中はそれほど甘くはない。
ある日、いつものようにハルさんがふいに声を出す。

「グル……」
ゥゴル!今吠えたやろ!!アァ!?

ソファから飛び出してきた夫の剣幕にたじろぎ、ハルさん、聖域(ケージ)に逃げ込む。

おそらくハルさんは、今回も語尾に「……〜アォ」をつけて可愛くまとめるつもりだったに違いない。
しかし出だしが濁点付き(グ)だったため、ゴルアセンサーに感知されてしまう。
自信とともに気の緩みが生じたハルさん、痛恨のミスであった。

次からは出だしをもっとソフトにすればうまくいくんじゃね?と、
聖域(ケージ)でしょぼくれるハルさんに心の声で呼びかけてみたが、果たして届いたかどうか。
おそらく届いてはいないだろう。なにせ色々鈍い犬だから(←ひどい)。

聖域に引きこもる

こうしてハルさんのワンワン拡張大作戦は、あえなく失敗に終わったのである。

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夫いわく、「ハルは常に飼い主を試している」らしいです。
これからも、夫とハルさんの階級闘争は続いていくのでしょうか。
でも、夫を観察する限り、全く隙が見当たりません。
望みのない戦いを続けるハルさんに、「もういいからあきらめな」の引導クリックをお願いします。
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2007年01月29日

堀江、再びその後(Y)

堀江の Dog Peace Be で服を入手したハルさん一行は、前回に引き続き、「ほりえのちず」をゲットすることができた。
この地図、手作り感満載だった前回より遥かにパワーアップ(もうなんというかプロ仕様)しており、この地図を見ると、犬連れOKの店も大幅に増加しているのが手にとるように分かった。

この地図を頼りに堀江を巡る一行は、コーヒーとケーキで休憩しつつ、

ここはがっつりゴハンも食べられる店です

時折、「SALE」の文字にフラフラとショップに吸い寄せられながらも、さらに歩き回った。

夕闇迫るオレンジストリート

辺りが暗くなってきた頃、前回、満席で入れなかった「mothers」へ向かう。
「mothers」でリベンジディナーを楽しむのも堀江に来た目的のひとつなのである。

しかし。

またもや・・・

「mothers」は臨時休業していた。
今夜は貸切パーティーでアゲアゲNightらしい。
「Dinner営業なしデス。」
と何故かのだめ語で書かれたブラックボードがぼんやりと照らしだされていたのである。

呆然と見つめるハルさん(←やらせデス)

またしても、入ることができなかった「mothers」。
これでは、また堀江に来なくてはならないじゃないかと、ニコニコ憤慨しながら犬連れOKの居酒屋で飲んだくれる飼い主であった。

犬連れOK居酒屋が近所に欲しいデス

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さすがに歩き通しで疲れたのでしょう。
ハルさんは帰宅するなり爆睡していました。
どこのお店に行っても「大人しいですねー」と驚かれた、タウン仕様のハルさんによく頑張ったのテチをお願いします。
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2007年01月28日

堀江、再び(M)

堀江に行ってきた。
ハルさんを連れて堀江に行くのは2度目である。

1度目に偶然入ったショップ Dog Peace Beから
「ハルちゃん お誕生日おめでとう」
というハガキが届いたからだ。
このハガキを持っていくと、イニシャル入りのペンダントか誕生石がもらえたり、服が20%オフになったりするという。

そんなわけでフラフラと堀江に出かけていく。
どうせなら前回行けなかった場所にリベンジをしようということで、
まずは掘商店を探してみる。すると今回はあっさりとみつかった。

穴場的

しかし看板も出ていない小さな店構えである。
おそらくは通販がメインなので、この場所に人が来る必要がないのだろう。
ゴキゲンでハルさんのお散歩バッグを購入する。

オサレな朝を予定

近頃、朝の散歩にまともなカバンを持っていくのが面倒になってきて、前回Dog Peace Beでもらった消臭ポーチをむき出しで持っていくという暴挙に出ることが多くなっていた。
なんかこう三十路+αとして人生に油断が生じてきている感じだったので、とてもよかったと思う。

その後 Dog Peace Be へ行く。
あいかわらず、店員さんは優しいし、大好きなトイプーやM・ダックスがいるしで、ハルさんはゴキゲンである。

楽しいの

ゴキゲンのハルさんを連れて、服を見ていると、リバーシブルのパーカーが目に付いた。
オモテもウラもとてもカワイイ。おまけに袖がない(←こことても重要)。

しかしここで問題が2つ発生する。
ひとつはサイズ。
ダックスのLとコーギーのSサイズがあるという。
ハルさんはコーギーにしては小さいがダックスというには大きい。
果たしてどちらのサイズを買えばよいのか。
もうひとつは色。
このパーカー、実にカラーバリエーションが豊富なのである。
ここはもう色々試着してみるしかあるまい、と店員さんに色々なサイズ・色を出してもらって、次々とハルさんに着せていく。

すると、今までゴキゲンだったハルさん、徐々にテンションが落ちていく。
何をいうわけでもないが、テンションとともに耳の角度が下がっていくのですぐにわかる。

辛いの

店員さんに「カワイイ〜」と言われ、ちょっと盛り返す。

じゃあもう少しがんばってみる

が、またすぐに沈み込む。

やっぱりダメ

このとき(↓)も顔は微妙に笑っているが、心は相当沈んでいるのである。

フフフ……(乾いた笑)

飼い主もさっさと決めればよいのだが、どの色も着せてみるとたいそう可愛く思え、軽いパニック状態に陥る。
赤も茶色もオレンジも可愛いのである。
そんな飼い主のパニックの影響をまともに受けたハルさんはこんな姿にさせられ、テンションはもう下がりまくりなのであった。

いいかげんにしてほしいのよ

結局店員さんが強く勧めてくれたオレンジを購入する。

ストライプね

ウラも素敵だ。

疲れてグダグダ

サイズはダックスL。コーギーSはすこしだけ小さかった。
ダックスは意外に大きいものらしい。

そう思ってお店の看板ダックスに混じろうと努力してみたが、

「アタシ、ダックス。耳が垂れてるでしょ?」
なんだオマエ

「ア゛?」

・・・やはり即効で見破られてしまったようだ。

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やはりコギはコギ。
同じ胴長短足とはいえ、そこには大きな壁があるのでしょうか?
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2007年01月27日

増殖(Y)

先日、Mが製作したカレンダー
それを奇特にも遠方から「欲しい」と言ってくださった方がいた。
主役犬、大輔君のイジられっぷりが楽しい「コーギー大輔の成長記録」のkanaさんである。

わざわざブログで紹介までしていただいたうえに、なんと、お返しの品まで送っていただいたのである。

それがこちら。

「軽井沢高原ビール」
3種類入っています

もう、エビで鯛を釣るとはまさにこのこと。
ビール好きな飼い主夫婦は大喜びである。
昨年の夏に軽井沢方面へ旅行に行った際、飲んだことがあるのだが、これがなかなか美味い。
そして、その時買ったモノを後生大事に取っておいたりもする。
こうして我が家で増殖していく軽井沢高原ビールなのであった。

「軽井沢高原ビール 味重ね」
増殖するビール

さらには、お二方のメッセージカードまで同封されていたのだが、そこにはブログの主役、大輔君が、

どどーん

大輔です!

と眼光も鋭くこちらをガン見してきていた。
ご夫婦の愛情がたっぷりと詰まった大輔君、もう、画面に入りきらないほどの大迫力なのである。

しかし、この眼を見たときから、何故か飼い主の思考能力は著しく低下していった。
そのうちに、なんだか何者かに操られているような霞がかった感覚を覚えながらも、ゴハンを食べ終えてまったりしていたハルさんを呼び出すことに・・・。

お呼びでしょうか?

そして、何者かが命じるままに飼い主を見つめるハルさんにカードをかざすと、そこには・・・・・・。

「大輔です!」

クローン大輔君誕生!

こうして、大輔君も我が家で増殖していくのであった・・・・・・・。

つづく。(←何を!?)

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ハッ!?
私は一体何をしていたのでしょう?
大輔君が世界中に増殖している夢を見たような気が・・・・・・。
などとアホなことばかり言っている飼い主に弄ばれたハルさんと大輔君に慰めクリックお願いします。
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大輔ボスさん、kanaさん、本当にありがとうございました。
いい年こいてよからぬ遊びをしている飼い主を許してやってください。
posted by 飼い主YとM at 00:28| 兵庫 ☔| Comment(9) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

流行語大賞2005(Y)

ハルさんを我が家に迎えた頃、犬飼い初心者の飼い主は右も左も分からない状態だった。

格闘する仔犬

飼育本を購入して読み込み、ネットでも様々な情報を集めたが、やはり誰かに相談したくなるのが人情である。
当時、ハルさんのことを相談できる相手といえばブリーダーさんしかおらず、よくメールや電話で問い合わせたものであった。

飼「ゴハンを残すんですが、どうしたらいいでしょうか?」
ブ「甘えが強く出ていますね。
  食べないのなら片付けましょう。
  そのうち残さず食べるようになるでしょう」

(果たしてハルさんはゴハンをガツガツ食べる犬になった。
 今ではゴハンを残すなんてありえない行為である)

飼「ケージから出して欲しいとキュンキュン鳴くんですが?」
ブ「甘えが強く出ていますね。
  放っておけばそのうち鳴かなくなります」

(果たしてハルさんは大人しくケージ内で待てる犬になった。
 飼い主不在時に、お隣のロミオ君が回覧板を持ってきた際、
 「ハルちゃーん!」と声をかけられると「ヒュンヒュン
 (ああ、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?)」
 と鳴いていたらしいが、このことでハルさんを攻めるのは酷であろう)

こうして、飼い主夫婦の2005年流行語大賞は「甘えが強く出ていますね」に決定した。
ハルさんが散歩途中で歩かなくなると、「甘えが強く出ていますね」とにこやかな笑顔でリードを引っ張り、ハルさんが本来出来るはずの「フセ」を拒否した時は「甘えが強く出ていますね」とにこやかに叱りつけた。

そんなハルさんの甘え方はちょっと変わっている。
顔を地面に擦りつけながらおケツを持ち上げた体勢で寄り添ってくるのである。

スリスリ

他にこんな変な体勢をとる犬を私は知らない。

もっと撫でれ

甘えが許されない毎日がこのよう妙な技を編み出したのだろうか。
いずれにせよ、しばしばこの体勢をとるために「女豹」を仕込まれていることをハルさんは知らない・・・・・・。

夜中もスリスリ

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ひっくり返ったほうが楽だと思うんですが、この体勢にはハルさんのこだわりがあるようです。
テチッとクリックしていただければハルさんが甘えだす・・・・・・かも。
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posted by 飼い主YとM at 00:22| 兵庫 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

こんな♀犬は嫌だ(Y)

ハルさんの主戦場はドッグランである。
彼女の一番好きなモノはコギ族らしく当然ゴハンであるが、ゴハンの次に好きなものは、他の犬がわんさかといるドッグランであろうと飼い主は思っている。
ドッグランが近づくとハルさんは車の後部座席をバタバタと走り回り、ハアハアという息遣いが荒くなる。
ドッグランに対して明らかに興奮しているのだ。

で、ランに解き放たれたハルさんは、今まで散々記事にしてきたように、走り回る狩られまくる。
ドッグランで走るハルさんの表情は実に生き生きしており、輝いているように見える。

アヒャーッ!

飼い主の贔屓目ではあるけれど、こんな時のハルさんは滅茶苦茶可愛い。

ちょっと休憩しようかしら

けれど、自分が(雄)犬だとして、同じドッグランにハルさんがいても、私は絶対に追わない。
ハルさんが自慢のケツ毛をなびかせて、私を挑発してきたとしても、絶対に狩ることはないと断言できる。

何故か。

ケツ毛が短いタイプのほうが私好み、というわけではない。
ハルさんは、案外、選り好みが多い犬なのである。

【ハルさんが好む犬の条件】

その1 自分より大きくない(同サイズなら可)
もし、私がハルさんより大きい犬(例えば秋田犬)の場合、ハルさんは逃げ惑った挙句、その場に固まり、接近を拒絶する。
せっかく、一緒に遊べると思ったのに・・・・・・、とがっかりしながら立ち去るしかない。

その2 自分より足が遅い
もし、私がハルさんより圧倒的に足が速い犬(例えば柴犬の場合)の場合、逃げるハルさんにすぐに追いついてしまうだろう。そんな時、ハルさんは水を飲みに行くフリをしたり、匂いを嗅ぐフリをし始める。すぐに追いつかれてしまうのは面白くないようだ。
なので、ハルさんを追うためには自らのスピードを調整する必要がある。
なんだか面倒くさい。

その3 紳士的な態度を貫く
犬同士の遊びとして一番ポピュラーなのはとっくみあいではなかろうか。
追いかけっこもいいが、やはり追いついてからのとっくみあいも楽しみたい。
しかし。
ハルさんはとっくみあいがあまり好きではない。
なので、追いついてからとっくみあいを挑もうとすると、逃げられる。
それでも、せっかく追いついたのだから、再度とっくみあいをしようと手をかけた場合、逆ギレされる場合がある。
たとえ、ハルさんに追いついても、ハルさんには手を出さず、再び逃げ出す隙を与えてやらないといけないのだ。
つまり、紳士的な態度で接しないと嫌われるのである。
もう、とっても面倒くさい。

私が犬なら、こんな面倒くさい雌犬は放っておいて、他の犬と遊びたい。
他にもっと気のいい犬がいるはずだ。

先日のドッグランでは、とある和犬がハルさんの詐欺被害を被っていた。

ハルさんをロック・オンしたその犬は、
俺と遊ばない!?

ハルさんを狩り始めた。
ハッハッハ。遊んでくれるのかい?

と、ここまではよかったのだが、この犬、ハルさんよりも大きく、足が速いうえ、逃げる隙を与えるオトナの余裕を持ち合わせていなかった。

もう俺からは逃げられないぜ!

しばらくハルさんはその場に佇み、諦めてどこかへ行ってくれるのを待っていたようだが、どうやらこのままでは埒があかないと判断したのだろう。

ついに見事な逆ギレをみせた(泣)。

冗談じゃないわよっ!!

ああ、なんてひどい顔を。
まるで海面から顔を出したジョーズのようである。

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ハルさん、一見、楽しそうに走っているように見えますが、実は扱いの難しい♀なんです。
私はこんな面倒くさい♀犬は絶対に相手にしませんが、我こそはと思われる方は是非エスコートしてやってください。
そして、ハルさんがいつの日か淑女のたしなみをもてるよう、テチッとクリックお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:37| 兵庫 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

癒しのカフェ(Y)

先日、たまにはヅカとは違うドッグランに行ってみようということになり、ハルさんと共にとあるドッグランに出かけたのだが。
なんだか色んな意味でひどく消耗した。
結局、ヅカの良さを再確認できただけであった。

そんなわけで、不完全燃焼に終わった心を癒すべく、箕面の「mother moon cafe」に寄って帰ることにした。
以前、向かいにある「maxwell」というcafeには行ったことがあり、ハルさんもゴキゲンだったのだが、ここは屋外のテラス席しか犬が入れないので、さすがに冬場はつらい。

何故かゴキゲンのハルさん

昼食を摂った

「mother moon cafe」もテラス席のみペットOKなのだが、ここのテラスはガラスに囲まれているので、寒さはあまり感じなかった。
インテリアもオサレで、ケーキも美味しかった。

入り口上部を写してみる

クラシックチョコレートケーキ

バシャバシャ写真を撮影している際にケーキのクリームが服についたり(←子供か!)、ハルさんの店内写真を撮り忘れたりしたのだけれど、夜には食事とお酒も楽しめそうなのでまた行ってみたいと思う。

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近辺の人にしか役立たない情報及び全くオチのない話ですみません。
どうやらネタ切れの匂いがプンプンしていますが、それでもよかったらテチッとクリックお願いします。
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2007年01月21日

容疑者H(Y)

ハルさんがウチに来てから約1年半が経過した。
その間、ハルさんは数々の事件(例えばこんな事件あんな事件)に容疑者として名をあげられてきたが、常にすんでのところで立件を免れてきた。
「ん?私が何かしたかしら?」と首をかしげながらこちらを見つめるハルさんの姿に、捜査当局の面目は丸つぶれである。

・・・・・・くっ。可愛いやないか!

今年こそ必ず、冷や飯を食わしてやる!といきりたつ当局にとある事件の通報があったのは、そんな矢先の出来事であった。
なんと、我が家の中でバラバラ殺人事件が発生したというのである。

ガイシャは「リゾナーレ・カエルさん」。
小淵沢出身のセレブである。(出自はコチラ
少々、顔のバランスは崩れているが、パリス・ヒルトンとも親友だったという彼女の体は、自慢のくびれ部分で真っ二つに切断されていた。

惨殺された通称「リゾ」

「あらあらかわいそうに。物騒な世の中よね」

ふてぶてしい

と、そ知らぬふりをするハルさんであったが、捜査当局はハルさんを徹底的にマークすると同時に、綿密な科学捜査を進めることにした。
その結果、遺体に残された唾液から検出されたDNAとハルさんのケツ毛から採取されたDNAが一致したのである。

こうして、幾度となく煮え湯を飲まされてきたハル容疑者を意気揚々と逮捕した当局であったが、容疑者を尋問したところ、意外な証言が飛び出した。

「なんていうかさー。ワタシもセレブだからさー。リゾとは結構仲良くしてたわけ。でも、ある日、リゾとふざけあっていたら、腰のあたりがちょっとやぶけちゃったのよ。そしたらさー、変なオヤジが来てー、リゾの破けたところに美味しそうなオヤツを入れていくのよね。ワタシもこう見えてやっぱ犬じゃん。ま、ただの犬じゃなくてセレブ犬なんだけど、オヤツを前にしたら我慢なんてできるわけないじゃない。で、夢中でオヤツを食べ終わった後に、ふとリゾのほうを見たら、リゾの体が真っ二つになっていたのよ。え?ワタシがやったって?知らないわよ。ワタシはオヤツを食べただけなんだから。不可抗力ってやつよ、不可抗力。っていうか、本当に悪いのは、オヤツを入れた変なオヤジじゃないの?なんか、首からでぃーはちじゅうとかいうカメラぶらさげてたわよ。アイツを早く逮捕してよね。そうすれば事件もきっと解決するわ!ハア、なんかココにいるのも飽きてきたわー。カツ丼食べたら帰るから、早く持ってきてよね。大至急で!」

・・・・・・この証言を元に再捜査が実施されることになった。
こうして、被害者の身体に付着していた指紋から真犯人「飼い主Y」が逮捕され、ハルさんはまたもや釈放されることとなったのである。

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ああ、またしも飼い主の犯行が暴かれてしまいました。
すべての事件に関わりながらも法の目をかいくぐる頭脳犯ハル容疑者に賞賛のテチと同時に、セレブはカツ丼なんか要求しないだろ!と突っ込みのテチをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 22:07| 兵庫 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

初黒星(M)

少し前のことになるが、私の実家にハルさんを連れて帰っていたときのことである。
滅法早起きの両親が、いつものようにハルさんを小一時間くらい朝散歩に連れていってくれた後、私たちはまったりと遅い朝食を摂っていた(←完全人任せ)。

実家の散歩道

母「ハルは留守番のときはケージの中?」
私「そーや」
母「なんか可哀相やなー。けど二人が帰ってきたら大喜びするんやろなあ」
私「それはもう!ケージを開ける前から、鼻っ面でゴンゴンと
  ケージをつついて、タイヘンやねんこれがグフー(←嬉しい)」
夫「……え?ハル、そんなことせーへんで」
私「……え?またまたー。するやろ?こうゴンゴンと」
夫「そんなんせーへん。開けるまで待ってる」
私「えっ!?なんで?ハルちゃん??」

思わず横でまったりしているハルさんに問いかける。
一瞬焦った様子だったが、効かない鼻で辺りをクンクンし始めた。
何だかあまり好ましくない事態が勃発したと判断したようだった。
再び目を上げると、そこには哀れみを湛えた夫の視線が。

夫「……妻……ハルにそんなんされてんの……」
私「……」
母「アンタ……」

気になって、家に帰ってから確認しあってみる。
すると、他にもハルさんの態度に違いがあることがわかった。

ハルさんは、夫がトイレに入っている間、外でスタンバっているらしい。
そして夫が出て来て目が合うと、なぜがビシッとフセをするという。

「妻は?」
「……一緒に入ってきて……辺りを『チェックしまち』(←著作権はモモ走ります!に帰属します)って感じでウロウロと」
「……へ、へぇー……」
「……」

段々沈み込んできた妻に、夫は必死で呼びかける。

「で、でも!リビングで寛いでいるときは大抵、妻にピトッて寄り添ってるやん?
 あれええやん!俺、前から羨ましかってんなー」
「それはワタクシがハルちゃんにピトッてしてもらいたいがためにあえて床でゴロゴロしてるからで」
「……えっ……そ、そうやったん……?」
「夫がもう少しカメラいじる時間を減らして床でゴロゴロしたらきっとハルちゃんは」
「……」
「だいたいハルちゃん、ワタクシが必死で走っても、夫のときみたいにアッヒャーって走らへんし。
 『M?大丈夫?』みたいな顔して小走りで併走するだけやし」

M?大丈夫?迎えに来たわ!

それは妻の足が遅いからだろう、と口に出さなかった夫は偉かったと今では思う。
が、このときの私にはそんなことを考える余裕もなく、一直線にネガティブ坂を転がり落ちていった。
しかし、夫はなおも食い下がる。基本はがんばりやさんなのである。

「で、でも!妻が散歩に行くと、ハル、オション場でちゃんとオションするんやろ?
 すごいやんか!俺がこの前、オション場に連れて行っても、ハル、全然オションせんかったで!」
「……それ……励ましてくれてんの?」
「……」

夫婦間の議論では、ほぼ負け無しの夫が珍しく言葉に詰まった瞬間であった。

****************************************

今ではケージ、ゴンゴンしなくなりました。
ケージ出す前にマテするように教えたからですが。
でもこれからも、なんだかんだで甘やかしてしまうのでしょう(←反省してない)。
昨日はたくさんのテチをありがとうございました。
夫は声がかすれるほど「ゴハン」を連呼していました。
近所迷惑だったかもしれません。
もう、あんな約束はしないと言っている夫はともかく、「ゴハン」70連発に耐え切ったハルさんによく頑張ったのテチをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 23:50| 兵庫 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

連呼(Y)

ハルさんはかなりの飽き性である。
新しいおもちゃを買ってきて与えてみると、しばらくはプイプイ遊ぶが、数十分もすると
「これはもういいわ。次の新しいやつ頂戴」
と言わんばかりに買ってきたばかりのおもちゃを放置プレイし始める。
なので、おもちゃが即効で破壊されるいうことはないのだが、放置されたおもちゃの姿を見ていると、いたたまれない。

そんな飽きっぽいハルさんだが、ゴハンだけは別格である。その執着っぷりは凄まじい。
ひとたびゴハンが絡むと、冗談の一切通じないタイヘン扱いづらい犬に変貌し、↓のような笑顔などかけらも見せなくなってしまう。

半笑い

そんなハルさんの変貌キーワードは「ゴハン」と「お腹すいた」。
これは、ゴハン前に
「ハル、お腹すいたゴハンにしようか」
と飼い主が声をかけていることが原因と思われる。

たとえば
「そういえば、ハルのゴハン買いに行かなあかんな」
とか
「もうこんな時間か。お腹すいたなー。何食べに行こう?」
とかいった感じで、ゴハンの時間以外にうっかりキーワードを口にしようものなら、リビングでゴロゴロしていたハルさんはガバッと跳ね起き、舌なめずりをしながら小走りで台所へ向かう。
台所を出たり入ったりしながらゴハンの用意を待つハルさんの表情は真剣そのものである。

ゴハンね

焦った飼い主が「あ、今のゴハンはハルのゴハンのことやなくてウチらのゴハンのことで」と言っても手遅れである。ハルさんは全く聞く耳を持たない。
むしろ、再び三度も繰り返されたキーワードのみを聞き取ったハルさんの興奮度はうなぎのぼりに上昇する。

こうなるともう何を言っても無駄なので、飼い主はハルさんを説得するのを諦め、放っておく。
ハルさんは相変わらず台所に出たり入ったりしている。それ以外にハルさんができることはないのだ。ハルさん、この家では無力な存在なのである。

期待感いっぱいでソワソワしていても一向にゴハンが出てこないと知ったハルさんは、やがて飼い主の正面に鎮座し、ジト目で見つめてくる。

これぞジト目

「ちょっと?今、ゴハンって言ったわよね。
ゴハンということはワタシのゴハンしかありえないのよ。
それなのに、どうしてアナタはそんなところでゴロゴロしているのかしら?
ねえ、早く出しなさいよ。こっちだって慈善事業でやってるわけじゃないのよ!」
(←何を?)

その目は明らかに不満そうな色をたたえている。
しかし、残念ながらハルさんに見られて動じる人間は、この家には存在しない。けれどハルさんはこれ以上のアクションを起こすことができない。さらにジト目攻撃が続く。

「何なのよ。ワタシのゴハンじゃないのなら、気安くゴハン、ゴハン言わないでよね。
こっちはゴハンとは切っても切れない運命共同体なんですから!
ゴハンを出せないのならちょっとしたオヤツでもいいから何か出しなさいよ。さあ、さあさあ!」


とでも言わんばかりにその場を動こうとしない。こんな時のハルさんは実にしつこい。実は粘着気質なのである。

このような経験を経て、我が家ではキーワードの使用が禁止されることになった。
ゴハン」は「GHN(ジー・エイチ・エヌ)」あるいは「例のアレ」へと、その姿を変え、隠語が飛び交う家庭となってしまったのである。
隠語家族の完成であった(←意味不明)。

だがやはり、「ゴハン」のことは「ゴハン」と言いたいのが人情である。奥歯に物が挟まったような代替語では飼い主もストレスが溜まってしまう。
そこで本当のハルさんのゴハンの時間には、一日分の「ゴハン」を連呼してストレスを発散することにしている。

「ハル、お腹すいた?」と言うと、ガバッと起き上がるハルさん。
そこへすかさず、

「ハル、ゴハンやで!」
ゴハン、ゴハン
ゴハンの時間ですよ」
「よかったなー。ゴハン食べれるなー」
ゴーゴーゴ、ゴーハン♪ゴゴゴゴ、ゴーハン♪

「ゴーハーン!!」

もうやりたい放題の飼い主を真剣な眼差しで見つめるハルさんなのであった。

今度こそ本当にゴハンね

****************************************

本日も「ゴハン」の集中砲火を浴びながらゴハンにありついたハルさんでした。
明日は、下のバナーをテチッと押していただいた回数分、連呼するつもりです。(←ハルさん大迷惑)
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2007年01月15日

炸裂(M)

先日、ふくみみの福さんご夫婦と杏ちゃんが、我が家へやって来た。
実は前にも一度、いらっしゃったことがあるのだが、
そのときはなにぶん非常事態だったので、

「部屋の中では、なるべく目のピントを合わせないでください」

という無理難題を押し付け、大変申し訳ないことをした。
この無礼はいつか必ずと言い続けて早5ヶ月、ようやく正式にご招待できたわけである。
年末の大掃除直後だからまだ家も綺麗だし、というウラの動機があったことは否定しない(←黒い大人)。

しかし杏ちゃん、アウェイに充満するハル臭が気に入らなかったらしい。
「なんなのこのケツ毛のニオイは!」
といった感じでなかなかコーフンが収まらず、仕方がないのでハルさんともども隔離されてしまった。
お互い微妙な気配を感じつつも姿は見えないよう配置される。

コレを嗅いだらケツ毛が伸びてしまう!

飼い主同士は食後のコーヒーなど飲みつつ、カメラ談義に花を咲かせる。

コーヒーグッズデビュー(←使いたくて仕方がなかった)

カメラが絡むとなぜか3(福さん、福夫さん、夫)対1(私)になってしまい、謎のカメラグッズ(←このとき初めて夫がカミングアウトした)をあやうく承認決済させられそうになる。なんだか理不尽だ。

その後、福さんご夫婦と一緒にヅカのドッグランへ行く。
ドッグランではハル臭がしないせいか、杏ちゃんもゴキゲンで一緒に走ってくれた。

さわやかなニオイね

この日、ドッグランでは、実はもうひとつ出会いがあった。
ウチのブログに時々コメントを下さるびんとろさんとコギのクルーガーくん(←なんて素敵なお名前)にもお会いしてしまう。

ハルさんはクルーガーくんとも楽しく遊んでもらった。

俺はやるぜ

しかし、ネコパンチの応酬が序々にヒートアップしてきたその時。

ガウッ
ゥゴルァア!!

「あれっ!?」
「今、どの子が吠えたの?」
「2回聞こえたわ」
「2回目は大型犬の声でしたよね」
「ええ、なんか物凄い声だったわ〜」
「……」

察しの良い方ならお分かりかと思うが、1回目の「ガウッ」はコーフンを抑え切れなかったハルさんで、2回目の「ゥゴルァア!!」は夫(←ホモサピエンス)であった。

ハルさんはそのまま地面に組み敷かれる。ドスの聞いた不吉な声が上から降ってくる。
助けを求めて、必死にこちらを見つめるハルさんの体は、恐怖にうち震えていた。
ハルさん可哀相に。ま、がんばって!(←助けない)。

その後ハルさんは遠くドッグランの角で、しばし夫と二人でラヴゥな時間を過ごす。
叱るのは簡単だが、その後のフォローがもう大変なのであった。

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久しぶりのゴルア砲に、おそれおののくハルさんは、面白かったです(←鬼)。まあ本犬はそれどころではなかったと思いますが。
そんなハルさんにお疲れ様のテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 23:55| 兵庫 ☀| Comment(14) | TrackBack(1) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

コギ相撲初場所(Y)

先日の記事でも書いたように、ドッグランではいつも狩られてばかりいるハルさんである。

同じコギ族は大好き

ところが、ハルさんは、同じくらいのサイズの犬に狩られるのは大好きだけれど、肉弾戦があまり得意でないらしく、ほかの犬が取っ組みあいを挑んできても避けたがる傾向にある。
ハルさん、どうやらいっぱしのレディーのように非力らしい。
しかし、そんなハルさんにも対等に渡り合ってくれる心優しい犬というのは存在する。

この日はそんなハートフルコーギーのコジロウ君が途中からやってきてくれた。
こうして、新年初ドッグランにちなみ、コギ相撲初場所が開始されたのである。

まずは立会い。

腰が引けとる!

ハルさん、いきなり弾き飛ばされてしまった。

元々こんな顔という噂もある

完全にパワー負けしているうえに、アタマを強打でもしたのか、目がラリッている。
しかし、ここからが執念深いオンナ、ハルさんの真骨頂である。
追いかけてくるコジロウ君の一瞬の隙をつき、

ここが勝負どこ!

足を狙いに行く。

ようし、いい位置だ。

相撲では「足取り」と呼ばれる立派な技である。
ハルさん、意外とテクニシャンなのだ。
そしてそのまま、体勢の崩れたコジロウ君を押し出しにかかる。

いいぞハル!

押し出す。

一気にケリをつけろ!

さらに押し出す。

なにがしたいんや・・・

・・・・・・どこまで行けば気が済むのだろう。
ここはドッグラン、土俵などないのだ。
まだ土俵がなかった時代の相撲は、どちらか一方の足裏以外の体の一部が地面につくまで勝負が繰り広げられたという。
とすれば、土俵のないこの場では、いにしえの相撲がくりひろげられるべきである。
しかし、帰ってきたハルさんは、「私の勝利よ!」とばかりに満面の笑みをたたえていた。

完勝ね!

自らの勝利を盛大にアピールし、場の雰囲気をなし崩し的に「ハル勝利」へもっていこうという算段なのか。
ハルさん、策士である。(ずる賢いともいう)

だが、そんなハルさんのアンフェアな行為に怒りの炎を燃やすコジロウ君はハル目掛けて頭突きを繰り出し、まだ自分は終わっていないことを周囲に見せつけたのだ。

うーん。いい頭突きだ。

コジロウ君の執念も天晴れである。
こうして、大きな遺恨を残した両者の再戦が決定した。

再び、立会いからぶつかり合う両者。
やはり、パワーはコジロウ君のほうが断然勝っている。
ハルさんは再び弾き飛ばされた。

はっけよい、のこった!

そして、体勢を崩したハルさんの上に馬乗りになるコジロウ君。

ハルが食われそうだ

その表情はまるで阿修羅の如き。
コジロウ君、今度ばかりは本気と書いてマジモードである。
雌犬といえど容赦はしないのだ。
だが、人も犬も、頭に血が上っていると隙が生じてしまうものである。
馬乗りになったのはいいが、効果的な技を繰り出せないコジロウ君の動きを冷静に見切ったハルさんは、するりとコジロウ君の下から抜け出すと、

コジロウ君、冷静にならないと!

投げをうった!

短足下手投げ!

見事な下手投げが決まり、「疑惑技のデパート」ハルさんの勝利が今度こそ確定したのである。
おめでとう、ハルさん!

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なんだか本当にあったことのように書いていますが、実際は、走り疲れて寝ているコジロウ君にテチッとネコパンチをくらわしただけです・・・・・・。
ハルさんがコジロウ君よりスタミナがあるため、こんなシーンが撮影できたわけで、そういう意味ではハルさんの粘り勝ちかもしれません。
いずれにせよ、飼い主の手により相撲を取ったことにされてしまった二匹のコギさん達に、お疲れ様のテチをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:03| 兵庫 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 友達犬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

義務(M)

以前も書いたが、ハルさんはあまり外でオションをしない。
散歩のときはラクで良いのだが、旅行中などは不安になるほど排泄をしないので、それはそれで困る。
しない、というよりできない、と言ったほうが近いかもしれない。

ハルさんを外へ連れ出し始めた頃は、行程の半分くらいはハルさんの排泄に気を取られていたような気がする。
しかし、度重なる実家滞在や旅行を経て、最近ようやく外でもそれなりにオションをするようになった。
飼い主としては一安心である。

やればできるの

そんなハルさんに、近頃「オション場」なるものができた。
家から歩いて数分のところにある小さな小さな草エリアなのだが、
そこへ行くと、なぜか即座にオション体勢に入り、「チッ」とオションをする。
ニオイも嗅がない。もう条件反射なのである。

朝の散歩は私が行くことになっているのだが、何せ時間がないものだから、この草エリアを少しウロウロして家に帰るというのを何度か繰り返しているうちにこういうことになった。
先週の休日もオション場まで出かけてみると、昼間だったにもかかわらず、やはり即座に「チッ」としたので、同行していた夫がいたく感動していた。

しかしニオイも嗅がないとはどういうことだろうか。

犬というのは散歩が好きなのではないのか。
ニオイを嗅ぐのは重要な行為ではないのか。
こんな短い時間、外に出ただけで満足するものだろうか。
だいたい「チッ」としつつもほとんど出ていない(←ガン見)。

見ないで

そういえば最近、朝起きてからの私とハルさんの動きが一定化している気がする。

1.起きる(私が)
2.ハルさんをケージから出す
3.ハルさんとオモチャで遊ぶ
4.ゴハンを食べる(ハルさんが)
5.フンチョス(ハルさんが)
6.散歩に行く
7.オション場でオション
8.帰ってきてケージに入る
9.スペシャルなオヤツをもらう
10.留守番

よく考えてみると、一定時間オモチャで遊んだあとも、ハルさんはピタッと動きを止めてさっさと台所(←フードが置いてある)へ行ってしまう。
「チッ」の後も、ずいぶんと晴れ晴れした顔で、率先して来た道を引き返す。
もしかして、ワタクシが朝の貴重な時間と体力を差し出してがんばっているこの行動はすべて……。

そんなことを考えていると、ニャハッと振り返ったハルさんからこんな声が聞こえてきた(ような気がした)。

ささ、はやく

「はぁ〜やれやれ、朝のお勤めもこれでようやく終了ね!
 さ、とっとと帰るわよM!
 今日のお留守番オヤツはブタ耳をリクエストするわ(ウフ)」


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こんなときは愛犬が話せたらな、と思います。
まあよけいに悲しくなるだけかもしれませんが。
気のせいだ!といってくださる優しい方も、確かにそうかも!と同意してくださる理性的な方も、よろしければテチッとお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 00:16| 兵庫 ☔| Comment(9) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

狩るか狩られるか、それが問題だ。(Y)

日曜日もドッグランへ出向いた。
ハルさんはいつも狩られてばかりだけれど、本当は狩るの大好きなことを飼い主は知っている。
楽しそうにハルさんに狩られる他の犬の姿を飼い主だって見てみたい。
そう思って、毎回ドッグランに行くのだけれど。

ランに入るなり、早速、カーディガンのワカちゃんに狩られるハルさんなのであった。

ワカ姐さん!!

さらに、もはやワカちゃんの獲物と化したハルさんの前に、新たな狩犬、ビーグルが立ちはだかる!

前門のビーグル、後門の狼

ハルさん危うし!と思われたが、ヅカ暴走軍団のヘッド(ただいま勝手に襲名させていただきました)、ワカちゃんの容赦ない特攻は立ちふさがったビーグルにも浴びせられるのであった・・・・・・。

吹き飛ぶビーグル!

実は、このビーグルちゃん、ビーグル犬ココナッツ生活のココちゃんであった。
ご近所ということで、いつかお会いできたらと思っていたのだけれど、新年初走り(初狩られ?)で早速お会いすることができたのである。

ココちゃん

早速、ココちゃんにちょっかいをかけるも、

初対面なのに遠慮なし

やっぱり狩られるハルさんなのであった。

おお、ココ。お前もか・・・

けれど、ハルさんにとってちょうどいいサイズのココちゃんに狩られたハルさん、楽しそうだ。

やっぱり犬は狩られてナンボよね

一方、ハルさんにとっての課題は、自分より大きな犬とも同じように遊べるようになること。
大物に狩られるハルさんを見るのは、飼い主的には楽しいけれど、ハルさんは大きな犬が苦手なので、全然楽しくなさそうなのである。
この日の大物は、サルーキであった。

華麗。カッコイイ。

古代から狩猟犬として活躍してきた高貴な雰囲気を持つ犬である。
初めて見かけたので、嬉しくなって何枚も写真を撮ってしまった。
ハルさんを狩る姿はもちろんのこと。

走る速さが桁違い

ハルさんにネコパンチを浴びせる姿も。

リーチの長さも桁違い

だが、ハルさんはあまり楽しくなさそう、というか、かなり必死に逃げている。
サルーキは遊びたいだけなのに。
もし、遊びたくないのなら、ワカちゃんのように、早々に降参すればことは丸く収まると思うのだけれど、

さすがヘッド、引き際をわきまえてらっしゃる

暢気に傍らを走り抜けるハルさんにそんな思いつきは全くなさそうである。

学習能力ゼロ?

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たまには、ハルさんが他の犬を狩る姿を見てみたい。
そんな飼い主の思いに同感していただける方も、やっぱりハルさんは狩られる姿が一番と思う人も、テチッとクリックしていただければ救世主が姿を現すかもしれません。
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posted by 飼い主YとM at 01:06| 兵庫 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 友達犬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

ソフトクリーム(Y)

ハルさんが華麗に飛んでいたある休日の夜。

跳ねケツ
(まだ昨年の話かよ、というツッコミはなしでお願いします)

この冬の最中、何を思ったか私は家の中でソフトクリームを食べていた。
どこで買ったたのか思い出せないのだけれど、とにかく家のリビングでソフトクリーム食べていた。

ちょうどそのとき、何かの番組を録画しようとしていたのだろう。
床に座って、レコーダーのリモコンを右手で操作しながら、左手には食べさしのソフトクリームを持っていた。
ご存知のように、ソフトクリームを長時間放置すると上のクリームが溶けて垂れ落ちてくる(←これは舐めとればリカバリー可能だ)し、最悪の場合は、コーンの最下部が溶けてクリームが流れ落ちてくる。(←こうなるとソフトクリームの奴隷にならざるをえない。屈辱だ)

なので、それなりにソフトクリームを気にしながらリモコンを操作していのだが、突然、ヌルッとした感触が左手の甲を伝わった。
しまった!
クリームを溶かしてしまったか!?
と、慌ててソフトクリームのほうを見ると、そこにはハルさんの顔があった。

近い・・・

私の顔とソフトクリームの間に。

普段は椅子やソファにかけて食事をすることが殆どなので、ハルさんは飼い主の姿を恨めしそうにジト目で見るしかないのだが、この時はひょいと首を伸ばせる距離に美味しそうな食べ物が漂っていたのである。

思わず、寝ている千秋先輩を見かけてしまった“のだめ”のように、「はぅーん」と口をつけてしまったのだろう。

しかし、ハルさんは何を思ったか、ソフトクリーム本体には口をつけず、私の手を舐めてしまったようだ。
スパルタ教育で培われた理性と、食物を求める本能がせめぎあい、こんな中途半端な行動に出てしまったのだろうか。

いずれにせよ、私と目が合ったハルさんは、

「しまった!!」

と大きく目を見開き、大慌てで自らの「聖域」ケージ内に逃げ込んだ。

あまりの突然の出来事に驚いた私は、ソフトクリームの無事(舐めた形跡はなかった)を確かめるのに気をとられ、ハルさんを叱るタイミングを逸してしまった。
しかし、見つかった後の行動を見る限り、相当反省しているのでないか、そう思い、聖域に逃げ込んだハルさんをそっとしてあげることにしたのである。

しかし。

10分経過してもハルさんは出てこない。
これは相当のショックを受けているのだろうか。
「ああ、ワタシったらご主人様のお召し物に口をつけるなんて・・・。もう生きていけない」
とでも思っているのかもしれない。
そっとハルさんの様子を伺うとケージの先に鼻っ面が見えた。

神妙な気がしないこともない

なんとなく反省している、気がする。
最近、甘やかし気味だし、たまには大いに反省することも必要だ。

そう思い、放置していたのだが。

20分経過しても、ハルさん未だ出てこず。

・・・これは、流石に可哀相だ。
ちょっと放置プレイしすぎたかもしれない。
そう思い、ケージを覗いてみたところ、

「Don't Disturb」

ハルさんはぐっすりと寝ていた・・・・・・。

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そりゃ、この日は走り回って疲れていたのかもしれませんが、見事に期待(?)を裏切られた哀れな飼い主は・・・・・・、もう笑うしかありませんでした。
でも、目の前にある美味しそうなソフトクリームには口をつけなかったハルさんに、一応頑張ったのテチをお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 01:52| 兵庫 ☔| Comment(9) | TrackBack(1) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

カレンダー(M)

このブログをはじめてから、あちこちのブログを読ませていただく機会が増えた。
記事は面白かったり、感動したり、考えさせられたり、実にさまざまで、読んでいてとても楽しい。
記事から影響を受けることも結構ある。
そのなかでもいつかやろうと企んでいたことがある。

それはカレンダー。

なんだか歌謡曲のタイトルみたいになってしまったが、これはもうはっきり「モモ走ります!」の影響である。
毎年作成される(と思われる)モモちゃんカレンダーは、まるで売り物のような出来栄えなのである。
私だってハルさんを売り物にしたいのである(←動機真っ黒)。

売り物

実は昨年の4月も「4月始まりのカレンダーならアリかも」と小さな野望の炎を燃やしていたのだが、いかんせんカレンダーの作り方がよくわからなかった。一体何をどうすると、あんな素敵なブツができるのか、検討がつかなかった。
じゃあ調べるなりなんなりすればよいわけだが、なんというか根本がめんどくさがりなので
「まあおいおい」
と思っているうちに世間がゴールデンウィークに突入する。それで一緒になって浮かれているうちに機を逃してしまった。

ちなみに昨年は「コーギー川柳」カレンダーをトイレに飾っていた。
週めくりカレンダーなので、毎週可愛いコギさんのオンパレードである。

「雨上がり なぜにころがる 風呂上り」
「モデル立ち 目線の先に チーズあり」

そんなコギさんたちは、私たちのトイレ滞在時間をたいへん彩り深いものにしてくれた。
しかしなぜか、夫と私のどちらがページをめくるかで、毎週小さな諍いが発生する。
「今週、めくったやろ!」
トイレのドアをバーンと開けて、おもむろに妻に詰め寄る夫。
「まぁね(フフン)」
「妻、先週もめくったやんか!」
「でもー、夫ー、気づくの遅いしー、仕方なくー、って感じー?」
「……」


しかし最近になって「カレンダー作成キット」なるものが売っているという有力情報を入手し(←実にタイムリーな情報であった)、さっそくヨドバシへ行ってみた。
実はプリンターが壊れていて、むしろそのために行ったのだが、カレンダー作成キットの吟味により多く時間を費やしてしまう。
お正月も近いこの季節、カレンダーよりもレンズよりもCDプレイヤーよりも、実はプリンターのほうが必要だったわけだが、人間というのはなかなか己の欲望を後回しにはできないものである。

そこまでしてカレンダーキットを買ったのに、またしてもめんどくさ星からめんどくさ星人が降りてきて
「まぁおいおい」
というのでぼんやり放置していると、世間がお正月に突入し、一緒になって浮かれているうちに三が日が過ぎてしまう。
このままではゴールデンウィークの二の舞になってしまうと焦った私はおもむろにカレンダー作成にとりかかった。時刻は新年3日の夜12時をまわっていた。思い立った時点で、もう出遅れていた。

「妻……何も今からやらんでも」
「今!今やらないと!もう一生できへんねん……!」
「そんな……なんで突然……」

2時間後、夫に心配されながらも、ようやくカレンダーが完成する。
目も腕もヘロヘロになったが、それなりに仕上がって、とても満足している。

「妻!おつかれさま!すごくよく出来てるよ!」

夫も褒めてくれた。夜中に泣きながら頑張ったかいがあったというものである。

「じゃあコレ、さっそくトイレに飾るね!」

たしかに今までカレンダーと言えばトイレ、トイレと言えばカレンダーだったわけだが、なんだか割り切れない気持ちがこみあげる。
しかしもはや抗う気力も湧いてこず、その日は気を失うように眠りに落ちた。

トイレのカレンダー(涙)

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夜なべしてトイレのカレンダー作りに励んだ飼い主に慰めのテチを。
一方で、売り物にされているハルさんに励ましのテチをお願いします・・・。
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posted by 飼い主YとM at 02:44| 兵庫 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

最後の大物(Y)

新年いきなり昨年の話で恐縮ですが、今日は、大晦日に「走り納め」に行ったハルさんの話を。
本来ならば、昨年のドッグランの話などするべきでないのは重々承知なのだけれど、なんといってもこの日、ハルさんは生涯最大のピンチを迎えたのである。
いや、史上最大の大物を釣り上げたというべきか。

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2006年12月31日。
長らく走る機会がなかったハルさんを不憫に思い、いつものヅカ・ドッグランへと連れていったのだけれど、さすがに一年の最後の日にドッグランに行こうと思う人は少ないらしく、ガラガラ状態であった。

しかし、そこには一匹のコギさんが。
その名はマルちゃん。

ハルさんと同い年

体重はなんと7kgのちびコギさんであった。
他の犬を怖がっていたようであったけれど、ハルさんの執拗なアタックを受け続けた結果、

攻めるハル、守るマル

反撃に転じ、

一体、何なのよー!

ついにはハルさんを追うようになってくれた。

結構楽しいかもー

この様子をみた飼い主さんも「他の犬と遊ぶようになったのは初めてです!」と感慨深げであった。
一方のハルさんは「マル」と「ハル」の区別がつかないらしく、マルちゃんが「マル!」と呼ばれるたびに、マルちゃんよりも早く飼い主さんの元へと駆けつけ、満足気に撫でられていた。

マルちゃん淋しげ・・・

こうして、ハルさんとマルちゃんは、ほのぼのと遊んでいたのだが、そこへ通りがかった黒い影・・・。

これは何だ?

この犬は「グレートデン」といい、古くはイノシシ狩り(!)をしていた犬種である。
なんと、今年の干支を狩る犬であるからその大きさも凄まじい。
人が背中に乗れそうなくらいである。

おそるおそる見学するハルさん

そのグレートデンのところへ、暢気に追いかけっこをしていた二匹のコギ族が向かっていった、その時!

ケツの片道切符

ちょろちょろ走り回るコギ族がうっとうしかったのか、はたまたコギ族が「うりぼう」に似ていたからなのか、グレートデン君がマルちゃんをロック・オンしたのである。

決定的瞬間!

彫像のようにたくましい巨体を躍らせて駆け出すグレートデン。
恐怖に駆られて目を見開くマルちゃん。
そして、木の陰に隠れてやり過ごそうとするハルさん。(←卑怯者)

この決定的瞬間を捉えたカメラが次に捉えたのは、グレートデンに狩られるマルちゃんの姿であった。

食物連鎖?

「ああっ!マルーッ!!」と叫ぶ飼い主さんの声が耳に届く。
ここはサバンナなのか!?
「ドッグラン」が「野生の王国」と化した!!
誰もがそう思った瞬間。

悠々と反転

グレートデンは必死で逃げるマルちゃんに急接近したかと思うときびすを返して走り去った。
急死に一生を得たマルちゃんを出迎える飼い主さん一家。
接近したときに、マルちゃんがうりぼうではないことに気が付いたのだろうか?
いずれにせよ、良かった良かった。
でも、ちょっと面白かった。
と胸を撫で下ろしていた時、なんとグレートデンは木陰に隠れていたハルさんの下へと向かっていたのである。

見つかっちゃったよ、コレ!

その目は、「オマエみたいな卑怯者は天が許しても俺様が許さねえ」とでも語るかのようである。
どうする、どうするよ、ハル!!?
続きはWEBで!
posted by 飼い主YとM at 00:34| 兵庫 ☁| Comment(25) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

あけましておめでとうございます

ハル狩り2007

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もハルさんは狩られ続けると思いますが、

ハル日の出?

ハルケツともどもよろしくお願いします。

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posted by 飼い主YとM at 15:46| 兵庫 | Comment(13) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする