2006年12月19日

意外な一面(Y)

ハルさんは踏切が苦手である。

日常の風景

ウチのマンションから散歩に行くと、大抵の場合、踏切を渡らないといけないのだが、踏切に差し掛かった途端、ハルさんは足取りのピッチをあげ、足早に踏切を通り過ぎようとする。
ハルさんが踏切が苦手な理由について、飼い主は単純に、昔、踏切の溝に足を踏み外したからだと思っていた。
踏切の溝なんて、ホモサピエンスにとってはほんの少しの窪みであるが、コギ族が足を踏み入れると腹を地面に打ち付けてしまう。
そんな悲しい種族(?)ならではの悲哀を体験したことのあるハルさんが、踏切を避けようとしているのだろうと思っていた。

だが、先日、散歩の途中、ハルさんは、踏切の途中で前進を拒否してしまった。

踏ん張ります!

飼い主がいくら呼べども、力を込めてリードを引っ張ろうと、その場所に這いつくばり、動こうとしない。

テコでも動きません!

そうこうしているうちに、踏切の鐘が鳴り出したので、ハルさんを抱えあげて踏切を何とか乗り越えたのだが。

何を見る?

このとき、私はあることに思い当たった。
いや、この場所で起こったことを思い出したというべきか。
個人的に、それはとても悲しく、胸の痛む記憶であるが、ハルさんも同じ記憶を共有しているのかもしれない。
そう思うと、何だかこの足の短い生き物がとても繊細な感受性を持ち合わせているような気がしてきて、切なくなった。

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ハルさんが踏切を苦手な理由については、次回Mが書くでしょう、多分。(未承認ですが)
犬って、案外、感受性が豊かだと思う方も、ハルさんにそんな一面があったなんてと思う方も、よかったらテチッとしていってください。
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posted by 飼い主YとM at 00:06| 兵庫 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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