いつものように(?)ハルさんは中型犬に狩られていた。
まずはボーダーコリーに。

次はラブラドールに。

そしてついにはタッグを組んだ二匹に。
普段のハルさんなら、このまま体力とテンションが落ちていき、最後は飼い主の横でまったりと寛ぎ始めるのだが、この日は様子が違った。
なんだかやたらと人に愛想をまきに行くのである。
とくにこちらの女性に対しては、飼い主も受けたことのないような熱烈な愛を表現する。

初対面であるはずのこの方の、なにがそこまでハルさんを駆り立てるのか。
……ニオイ?(←失礼)
その後、閉園間近になって、1匹のコギさんが、きれいなお姉さんと一緒に入ってきた。
お姉さんがコギさんを誘って走り出す。見かけによらず、なかなかアクティブな方のようである。
しかし。

嬉しそうに後ろから追っていったのは、ウチのハルさんであった。
肝心のコギさんは。
ワタクシの膝元でくつろいでおられました。
どうやらあまりアクティブなタイプではないようである。
飼い主さん、とてもきれいなお姉さんだというのに、そして後から追い回しているのは見知らぬコギだというのに、それはたくさん遊んでくれた。
その間、コギさんはずっと私の膝元でまったりしていた。
耳の後ろの模様がユニークで素敵だ。
その後、戻ってきた飼い主さんにお礼を言って、コギさんのお名前を聞いてみる。
「ピーマンです」
「え?」
「ピーマン、です」
「……あの、野菜の?」
「そうです」(ニッコリ)
「へ、へぇ…」
世の中はまだまだ予想のつかないことがたくさんある。
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でも、こういういろんな意味で予想を裏切ってくれる人って、個人的には大好きです。
ピーマンくん、飼い主さん、ありがとうございました!
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