飼い主としては、非常に身に余る暖かい声援をいただいた、そんな気がするのだが、やはり現実をキチンと見据えることも重要である。
上の写真を見ていただければ、前足が鼻先より前に出ることはない体のつくりになっていることがお分かりいただけると思う(涙)。
犬同士が絡む時にネコパンチを繰り出したりと、非常に重要な機能を持つ犬の前足であるが、ハルさんの前足は、下の写真のようにDonDokoDonの平畠なみの存在感しかなかったりすることも、よくある。
なので、ハルさんは特にコギ以外の犬と絡むとき、非常に不利な立場に立たされることになる。
ハルさんに幾らやる気があっても、他犬種とのリーチの差は如何ともしがたいのである。
しかし。
かのマイク・タイソンはリーチの差を驚異的なダッシュ力で埋めることに成功した。
「はじめの一歩」の幕之内一歩だってそうだ。
相手のパンチをかいくぐり、懐に潜り込んでしまえば、リーチ差など関係なくなるのである。
さらに、接近戦ではリーチの短いほうがパンチを繰り出しやすくなり、圧倒的有利な立場となる。
ハルさん、いや、コギ族が生き残る(←何に?)方法はもうこれしかない!
そう思いながら昔の写真を見ていると、ハルさんの激闘の記録を発見した。
時は春の運動会。
これは、競技の合間にボーダーコリーと繰り広げられた戦いの軌跡である。
同じ牧畜犬とはいえ、容姿端麗、運動神経抜群のボーダーコリーに無謀にも立ち向かうハルさんであったが、やはりボーダーコリーのネコパンチのキレや凄まじく、防戦一方となった。。
しかし、もはやパンチドランカーになるのではないか、誰もがそう思った一瞬の隙を突き、ハルさんが突撃した。
ボーダーコリーも慌ててパンチを繰り出したが、時すでに遅し。
ハルさんのダッシュ力がそれを上回った。
こうして、ついにボーダーコーリーの懐に飛び込むことに成功したのである。
んが。
相手の懐に潜り込んだはいいが、そこから先が続かないハルさん。
結局、ボーダーコリーに上から押しつぶされ、ますます不利な体勢になっていくのであった・・・。
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嗚呼。
せっかくネコパンチをかいくぐったというのに・・・。
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