ニコ村さんとは、同じマンションに住むフレンチブルドッグ、ニコちゃんの飼い主さんである。
時々、朝の散歩でお会いするのだが、ニコちゃんがドッグランデビューを果たしてからは、何度かヅカのドッグランで遊んでもらったこともある。
ニコちゃんはいつも元気で、とっても可愛い。
おまけにとても人懐っこいので、会うとついニコちゃ〜んと駆け寄り一緒にコーフンしてしまう。
ところでハルさんは、基本的に人より犬、犬よりゴハンがモットーである。
概して人好きの犬種であるはずのコギにあるまじき愛想の悪さで、見ているこちらがハラハラする。
そんなハルさんも近頃、オトナになったせいか、好きな人がぽつぽつと増え始めた。
その1人がニコ村さんというわけである。
朝の散歩で偶然お会いしたときなど、ハルさんは必死でニコ村さんににじり寄る。撫でて欲しいのだ。
しかしニコ村さんの前には、常に元気印のニコちゃんがババーンと立ちはだかっており、
「何よこの足の短いオンナは!えいっ!」
とキレの鋭いネコパンチをお見舞いされるので、近づくことができなかった。
このまま一生ニコ村さんの膝下に入り込めないかと思われたある日、幸運の女神がハルさんに微笑んだ。
ヅカのドッグランで偶然、ニコちゃんとニコ村さんに出会ったのである。
いつもの散歩道ならともかく、犬のうごめくドッグラン、ニコちゃんのレーダーには、捕捉すべき対象が多すぎた。
「チャーンス!」
と思ったかどうかはわからないが、ハルさんはニコ村さんの膝下に潜り込むことに成功した。
しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。
ニコちゃんのレーダーが、ハルさんを捕捉したのである。
「またこの足の短いオンナが!何してんのよ!!」
というわけで、結局この日もあまりニコ村さんに近づけなかったハルさんであった。
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ハルさんはあまり、というか全然ヤキモチを焼かない性質なので、こういうの、実はちょっと、いやかなり羨ましいです。
しかし、ハルさんももう少し足が長ければ、ニコちゃんと張り合えるのにね……。
そんなわけで、ハルさんの足が伸びるように、テチっとクリックお願いします〜。



