とても一回では書ききれないほど色んな出来事があったので、まずは、運動会前半の模様から。
運動会の参加者数は前回よりかなり多くなっているような気がするが、
そんな中、普通にドッグランに遊びに来たような場違いな犬が一匹。
いや、もう返上したから、その自称。
こんな勘違い犬のことはさておき、5チームに分かれたチーム内の紹介も終わり、始まったのは恒例の「おすわりゲーム」である。
これは、参加者全員が輪になって歩きながら、10秒以内にオスワリなど、司会の人が出す指示をクリアできた犬が残っていくというもの。
勘違い犬だけれど、一応、飼い主の指示には従順であるハルさんは、前回に引き続き最後まで残った。
そうしてハルさんを「おりこーぅ」と褒めそやした後に始まった種目はパン食い競争。
これも、前回出場して1位になった競技である。
犬がフードを食べてから、飼い主がパンを咥えてゴールへと走るこの競技、ワールドクラスの早食い王のハルさんにとっては、得意中の得意種目なのだ。
今回は、飼い主Y→Mにバトンタッチして挑んだが、何と大好きなフードを食べる前にカメラ目線を送るという余裕を見せながらも、
パンのある位置を行き過ぎて体が宙に浮きながらも、
見事に1位でゴールした。
よそ見しながらもこのダントツのスピード、これからヅカの早食い王と名乗るべきなのだろうか・・・。
そんなことを考えているうちに午前中の競技は終わり、昼休憩を挟んで、いよいよ「ハードルだワン!レース」が始まった。
果たして、今までに飛んだことなどない、このハードルという物体をハルさんは飛ぶことができるのか?
ハルさんも不安だろうが、飼い主も大いに不安である。
だが、不安ではあるけれど、元来がズボラな飼い主のことなので、練習など一切してこなかった。
ま、本音を言うと、ハルさんに何かやらかしてほしいという気持ちがなかったわけではないのだが・・・。
スタートの合図とともに飛び出したハルさん、最初のハードルで、いきなり拒否。
しかし。
(残念ながら写真はないけれど)飛んだ。
飛びましたよ、あの短い足で。
が。
初めての出来事にパニくったハルさん、飼い主に何かを訴えている。
そんなことはいいから、もっと競技に集中しないと・・・
だが、文句を言いながらもハルさんは飛ぶ!!
パニくって飛んだ後も「じょーじょー」文句を言っていたハルさんではあったが、
ぶっつけ本番で挑んだハードルレース。
あの短足犬が飛んだ。宙を舞ったのである。
ニコやんのクララが立った衝撃には比ぶべくもないが、飼い主としては大いに感動した。
最終的に順位は2位か3位。
もう、上出来である。
だが、いちいち、飼い主に何かを訴えているのは非常に気になる。
一緒にレースに挑んだリン君や、
ムク君は、同じ短足種でありながら文句ひとついわず華麗に飛んでいるというのに。
けれども、よっぽど注目していた人でないと、ハルさんの不満そうな顔には気が付かなかったはずである。
最大の難関と思われたハードルレースであったが、皆に「飛べたね」「良かったね」と祝福してもらい、成功裡のうちに終結した。
しかし。
誰が、この後、ハルさんの受難が待ち受けていようと予想したであろうか・・・。
つづく
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またもや引っ張りネタですみませんが、ブツブツ言いながらもハードルを飛び越えたハルさんの頑張りにテチッとクリックお願いします。
