いろいろ企画があって、それをこの日に一気に消化したものだから、人も犬もくたくたになった。
まあそれはともかく。
最初に向かった場所は萌木の村であるが、いつのまにか隣にあるともにこの森に迷い込んでいた。
もともと二人とも適当なので、とくに引き返すこともなく、とうふとかジャムとか、いろいろ見てまわる。
その間ハルさんは。
パーキングに駐車していた。
このときは珍しく、というか初めて、待っている間キュンキュン鳴いていた。休みに入ってからずっとべったりなので、すこし甘えが出てきたのかもしれない。
嬉しさの入り混じった微妙な気持ちを抱きつつ、軽く無視する。
アイドリングは昔も今も許されていないのである。
まあ結局この場所でしかアイドリングはしなかったのだが(←それはそれで淋しい)。
ところでここにはなんと牛がいた。
ハルさん、というかコーギーはもともと牛追い犬である。
尻尾のないプリケツも(←ハルさんはプリケツではないが)、
カミカミが大好きなのも(←ハルさんはたいして好きではないが)、
短い足も(←それはそうだ)、みんな理由があってのことなのである。と、ごりさんも言っておられる。
牛と遭遇したら、ハルさんはどうするのだろう。
これは飼い主夫婦が、いつか確かめたいと思い続けてきた疑問であった。
1. 逃げたい
2. 吠えたい
3. 噛みたい
4. 遊びたい
予想としては、1.が妥当かと思われるが、やはりここは3.を期待したいところだ。
ちなみにすべて「〜たい」になっているのは、結局どれを選んでも飼い主に止められるか牛に拒否されるかで、実現不可能と思われるからである。まあそこは仕方がなかろう。
で、結果。
お?結構興味アリか。と思った次の瞬間。
あれ?
あれれれ?
ということで、この位置から動かなくなった。
1.と3.の狭間で葛藤しているのだろう。たぶん。
ということで牛との出会いで本能は目覚めなかった。
このさき目覚めることも、たぶんないだろう。
その後、ようやく萌木の村に入る。入る、とはいっても入場料があるわけでないが。
牛との出会いで緊張したのか、ハルさん、暑そうだ。
さて、萌木の村にもやはり色々なショップがあるのだが、ここのイチオシはなんといってもメリーゴーラウンド。
森のなかにぽつんとたたずむメリーゴーラウンドは、なかなかに素敵な雰囲気である。
メリーゴーラウンドをじっくり見るなんて、一体何年ぶりだろう。
というか、こんな動物いたっけか?
これは熊だろうか、それともすごく毛深い猫だろうかとメリーゴーラウンドの前で思い悩んでいると、係員さんがやってきた。
「乗ってみませんか?そちらのワンちゃんも一緒に乗れますよ?」
びっくりして入り口の掲示板を見ると、なんとあのソレイユの飼い主、川原亜矢子さんがパグと一緒にダチョウ(←これも乗り物のひとつ)に跨って微笑む写真が。
いくらおりこうとはいえ、さすがにソレイユ(ゴールデンレトリバー)とは一緒に乗れなかったようだ。
しかし川原さんが乗っているならワタクシだって乗らねばなるまい。
というわけで、乗ってみた。もちろんダチョウで。
都合上、人の顔を隠してはいるが、
「素晴らしい笑顔だったよ!ふたりとも!!……プピッ」
とあとで夫が肩を震わせながら褒めてくれた。
褒めてくれたのは嬉しいが、回転が始まった当初はとにかくタイヘン恥ずかしかった。
夫は写真を撮りながら、ひたすら笑いを堪えていたようだ。ダチョウの上からでもカメラを持つ手が震えているのがハッキリ見えた。
4回転ほどした頃に、オバサマの団体客が通りかかった。このときはもうヤケクソになっていたので、激しく愛想を振りまいてみた。ちなみに上の写真はそのとき撮影されたものである。
そのおかげで(?)次の回はオバサマでメリーゴーラウンドが満員になった。
もちろんオバサマたちが廻っている間は、地上でハルさんとオバサマ方に向けて手を振っていた。なんとなく責任を感じたからだ。
最後は萌木の村のパンフレットを模して記念撮影して、次の目的地へ向かう。
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ハルさん第一の試練「牛との遭遇」、第二の試練「メリーゴーラウンド」が終了しました。
この日の試練はまだまだ続きますが、とりあえずハルさんにおつかれさまのテチをお願いします〜。



