2006年08月31日

黒い三連星(Y)

自称「ヅカの暴走王」を名乗るハルさんであるが、その一方で、座右の銘は「長いものには巻かれろ」らしく、自分より大きな犬には逆らわない。
何とも一貫性に欠ける犬である。

そんなハルさん、日本全国津々浦々であまりの暑さにヘバる犬が続出する中、地元ヅカのドッグランでは池に水が張られているので、好調をキープし続けている。
まあ、その分、飼い主の後始末(汚物処理)がタイヘンなわけだが。

前回、そんなハルさんの暴れ写真にセリフを入れてみたところ、好評をいただいた(←本当か?)ので、ネタ不足に喘ぐ今日この頃、画像加工に精を出してみることに。

題材に選んだのは、水中で暴走するハルさんである。
水中でも、いや水中だからこそなのか、ハルさんはお手ごろサイズの犬を見つけると突撃を仕掛けてしまう。
相手が避けてくれることを期待した動きではあるのだが・・・・・・。

アタック開始

アタリ屋ハル

まだ分かっていない

黒い三連星

逃亡者再び


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実際はこんな場面ではなく、このラブちゃんたち、池は初めてだったようですが、とてもフレンドリーに遊んでくれました。
ついつい想像力が沸き立ち、あらぬことばかり加工してしまった飼い主Yに戒めのテチを↓

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ちなみに、何となく「黒い三連星」が思い浮かびましたが、ガンダムはあまり詳しくありませんm(_ _)m
posted by 飼い主YとM at 00:04| 兵庫 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

分離不安(M)

一泊で墓参りに行ってきた。
ウチの両親が一緒だったので、ハルさんはアニー(かかりつけの動物病院)にお泊りである。
あずけに行ったとき、アニー(看板犬のバセット)の熱烈な歓迎を受けていたので、まあ楽しく過ごしたことだろう。

ありし日のアニーとハルさん
喧嘩しているわけではないです

過去のアニーとの絡みはコチラを。

ところで、ウチの両親はわりと熱心にハルさんのことを可愛がってくれる。
実家に帰ったときは、朝の弱い飼い主夫婦に代わって早朝から張り切って散歩に連れていってくれたりもする。
ハルさんが実家に泊まり出してしばらくは、夜、ひとりでケージに入れられるハルさんを不憫に思った父親が、隣で横になって一晩中ハルさんに腕枕をしていたらしい(←過保護)。

実家のハルさん
なんか凛々しい

しかし今回はお墓参りという公式?行事なので、ハルさんをアニーにあずけてきた。
ハルさんはアニーでのんびり過ごしている(と思う)。

それにしても旅行中、なんだか気になって仕方がなかった。
仕事中はさほどハルさんを気にかけないのだが(←ヨユウがないともいう)、
家の軒先でワンコを見かけたり、おいしいご飯を食べたり、トイレに入って一息ついたりするたびに、遠くのハルさんを想う。
とにかく何かにつけて、グズグズ言ってしまうのである。

妻「……ハル、元気かな」
夫「ゴハン食べてる」

妻「……ハル、元気かな」
夫「寝てるよ」

妻「……ハル、元気かな」
夫「アニーと遊んでるわ」

妻「……ハル、元気かな」
夫「寝てるね」

妻「……ハル、元気かな」
夫「爆睡やで」

プチ分離不安の妻を励ます夫。
いちいち自信満々で答えてくれるのが頼もしい。
そんなわけで、旅行から帰ると、しばらくハルさんのそばを離れられない飼い主であった。

一方、ハルさんは・・・・・・
案外冷静


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なんと今回、ホテル(動物病院)は満室でした。
そんな中、
「ハルちゃん、ゴハンは完食したし、
お散歩も元気にしたし、
他の犬が鳴いていても大人しくしてました。お利口さんでしたよー」
と、お褒めのコトバをいただいたハルさんに大きな拍手を!
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いや、ゴハン完食は当たり前か・・・・・・(独り言)。
posted by 飼い主YとM at 00:04| 兵庫 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

意見の押し売り(Y)

共働きで犬を、それもコーギーを飼うということについて、私が調べた限りでは、否定的な意見が多かった。
犬は集団で生活する生き物だから、留守番時間が長いのは苦痛であるらしく、そのことが原因となって様々な問題行動をとったりすることがあるらしい。

特にコーギーは運動量が必要なので、なおさら共働き家庭で飼うのは難しいという訳だ。
確かに、その通りだと思って、一時期、コーギーを飼うという夢を諦めかけたときもあった。

そんな中、「犬は環境に適応する(できる)動物である」という意見をどこかのサイトで見かけた。
犬を飼う」ことについて様々な意見がある中、個人的には、コーギーを飼う決断をするのに、最も私を後押ししてくれた意見ではなかったかと思う。

ハルさんは今日も大人しく留守番をしてくれている。(多分)
ハルさんは、「まあ、よく分からないけど、犬の生活ってこんなものよね」と思って日々を暮らしているのではないだろうか。

これが人間だと、他人と言葉が通じるので、
「え!?昼間も飼い主と一緒に暮らしてんの?ウッソー。マジ信じらんない。ワタシなんて一人ぼっちよ。飼い主のオヤジに文句でも言わないと気がおさまらないわよ!

と、急に吠え出したり、

吠えない犬
※本当はポカーンと口を開けてオヤツを待っているトコロです^^



次のようなやり取りをして・・・

※勝手にクース君を友情出演させちゃいます。
 飼い主さんごめんなさいよ!



誰かに言いたい

犬のいい犬

説明責任

押し売り中

脅迫中

満足か!?

と、このようにニコニコしたりするのかもしれないが、残念ながら言葉の通じない犬同士では、他犬の生活と自分の暮らしを比較することができないので、こんなことは起こらない。
だから、ハルさんにとって「留守番」は幼少の頃から繰り返されてきた生活の一部であり、大人しく飼い主の帰りを待っているのだろう。

とはいえ、やはりハルさんに淋しい思いをさせていることは間違いなく、申し訳ない想いは、やはり残るのである。


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普段の留守番のストレスをドッグランで晴らしまくっているハルさんです。
そんなハルさんの執拗な押し売りに耐え続けたタフガイ、クース君に賞賛のテチをお願いします!
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posted by 飼い主YとM at 23:54| 兵庫 ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月27日

客人を巡る攻防(Y)

普段、人より犬のほうに激しく興味を示すハルさんであるが、家に誰か来たときは話が別である。
玄関のチャイムが鳴ると「ワタシがお出迎えしなくちゃ」とばかりにいそいそ玄関口へと出て行く。

待機中

まあ、ウチに他の犬が来たことはないので、そのときハルさんがどんな反応を示すのか、こればかりは分からないのだが、お客さんに対しては異常に愛想を振りまく犬なのである。
実は、この辺りの様子については以前にも書いたことはあるのだけれど、先日、マンションの浴室乾燥機の点検&部品交換に某ガス会社の人がやってきた。

何でも、浴室乾燥機を使用していて火災が発生した集合住宅が何棟かあるらしい。
これは非常に恐ろしい。
そこで点検当日、会社を昼から休んで家に戻り、平日の昼間、優雅にワイドショーなぞ見つつ、某ガスの人が点検に来るのを待っていたわけである。

すると、予定時間ほぼきっかりに家のチャイムがピンポーンとなった。
アラ、お客さんね
とばかりにいそいそ玄関へと向かうハルさん。
普段なら玄関口で「マテ」をさせて、ハルさんがお客さんの顔を見ながらジリジリするというのがお決まりのパターンなのだが、今日ばかりはハルさんをフリーにさせるわけにはいかない。
某ガスの人につきまとい、点検の邪魔をするに決まっているのである。

なので、とりあえずハルさんを「ハウス」させることにする。
一瞬「なんで!?マジ?」という顔をしたハルさんであるが、残念ながら絶対王政下の臣民である以上、飼い主には逆らえないので、すごすごとケージに入る。
すかさず、ケージに入ったハルさんを褒めちぎり、牛アキレスを投与した後、ガス会社の人を招き入れ、点検作業に入ってもらった。

点検時間は20〜30分くらいかかるらしい。
果たしてハルさんはこれだけの時間、ケージの中で耐え切ることができるのか?

数分後・・・・・・、アキレスをとうに平らげ、家に誰か来ている気配を察したハルさんがキュンキュン鳴き始める。
ハルさんとしては、
「ワタシがお迎えをしないと何事も始まらないのに、どうしてケージの中なの?」
という心境であろうか。
その鳴き声はどこで身に着けたのか知らないが、まるで生まれたての仔犬のような鳴き声である。
知能犯なのである。

しかし、これしきの攻撃に屈する飼い主ではない。
ひんやりと無視を決め込む。

しかし、飼い主の内心は穏やかではなかった。
別にハルさんが悪さをしているわけではなく、愛想を振りまこうとしているだけなのだから。
そこで、鳴き声が治まった頃合を見計らい、スペシャルコングを投入する。
ダイエット中にも係わらず大判振る舞いなのである。

しかし、ほんの少しコングと格闘したハルさんであったが、ほどなくして、またヒュンヒュン鳴きだした。
どうしても、お客さんに挨拶がしたいらしい。

しかも、なんというつぶらな瞳で飼い主を見つめてくるのか・・・・・・
どんな顔つきをすれば一番効果的であるか、本能的に知っているとしか思えない。

無垢な瞳

ああ、もうしょうがない。
「ちょっとだけだよハルさんと」ケージを開け放つ・・・・・・なんてことは一瞬たりとも思わないドS飼い主は、その後も、完全無視を決め込み、ガス会社の人を無事?送り出したのであった。

ケージで待機を命じられた20分ほど。
ハルさんには永遠にも感じられた時間であったかもしれない。

その後、ケージを開け放つと真っ先に玄関へと向かい、必死でお客さんの姿を追い求めるハルさんであった・・・・・・。

しょんぼりハルさん


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挨拶できずにしょんぼりしていたハルさんでしたが、根が単純なのでオヤツを与えるともう今までのことは忘れてしまったようです。
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2006年08月24日

夏祭り(M)

少し前のことになるが、夏祭りに行ってきた。
ハルさん御用達の宝塚ガーデンフィールズの夏祭りである。

夕方に到着したときには、すでにランの中心にやぐらが組まれ、
隣接するパークには夜店が立ち並んでいた。
どちらにも、たくさんの人と犬がうごめいている。

盛況

やぐらは組まれているものの、ランはあと1時間ほど通常営業するという。
せっかくなので、ハルさんを少し走らせようとランに入る。
ここでふと不安に駆られた私は、係員さんに尋ねてみる。

「あの……まさか今日は池に水とか入ってないですよね?」
「え?入ってますよ?たっぷりと
「へー……」

なぜ。
今日はハルさんにおニューの甚平を着せて、祭りを楽しもうと思っていたのに。

「……今日はハル、つないだままでええんちゃう?」
「えっ!?そ、そそぉやんね!祭りってそういうもんやんね!」
「祭りやからね!」
「ね!」

わけのわからない言い訳をしながらリードを持ってランに入る飼い主二人。
しかし結局、ランのなかであまりにジリジリするハルさんを見ていられず、ため息と共に野に放つ。
このときのハルさんはもちろんラ族。おニューの甚平なんて着せられるわけがないのであった。
そんな飼い主の複雑な心境を知ってか知らずか、ハルさんはまっしぐらに池に突入する。

こちらも盛況

池の中もいつも以上にワンコがうごめいていた。なかには浴衣を着たまま果敢に池を攻めるワンコもいる。
そんなわけで、汚物が出来上がるのに数分もかからなかった(涙)。

それだけでは飽き足らず、ウエルシュ・コーギー・カーディガンのワカちゃんと遊び、汚物化をさらに進行させるハルさんであった(号泣)。

ワカちゃんと

ランの営業が終了したあと、併設のペットショップでウェットタオルを購入し、隅の暗がりで泣きながらハルさんの体を拭く。
しかしシッポリと湿ってお世辞にもキレイとはいえない体におニューの甚平を着せるのもためらわれ、結局ハルさんが甚平を着たのは(体が完全に乾いたのは)、祭り終了20分前であった。

もう盆踊りとか終わってるし。
最後のビンゴ始まってるし。

出遅れる

しかしまあ最後に、粋なハッピ姿の柴犬カノンくん(なんと白柴!)と甚平姿で遊べたのが救いだったといえる。

(うまく撮れた写真がありませんでした。すみません……)
カノンくんと

カノンくんだけ

ところで、私にとって夏祭りとは、すなわち「金魚すくい」である。
人生において掬った金魚は数知れず、実家の庭には今もたくさんの金魚が静かに眠っている。
まあ犬と金魚は相容れないだろうから、金魚すくいは無理にしても、「やきそば」とか「フランクフルト」とか「りんごアメ」とか「ベビーカステラ」とか、そういった、いかにもな感じの屋台は出て欲しかったかもしれない。
日常的な場所に、そういった非日常が立ち並ぶ風景にこそ、「祭り」を感じる気がするのだ。

一方夫は「東京コロッケがない……」とションボリしていた。
私は見たことがないのだが、東京コロッケとは、串に刺さった小さなコロッケのことらしい。
コロッケ購入前にパチンコを行い、その結果で串に刺せるコロッケの数が決まるのだそうだ。
パチンコとコロッケというおよそかけ離れた二者の間に生まれるギャンブル的な要素が、子供時代の彼の心を、それはもう熱く震わせたという。
しかしそんなマイナー夜店は「金魚すくい」以上の無茶な要求であると思われるので、まあそれはともかく。

犬用の屋台まで用意してもらって、犬連れで気兼ねなく楽しめるわけだから、あまり贅沢を言ってはいけないのかもしれないが、来年の夏祭りにはもう少し期待したいところである。

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地方限定の不思議な夜店ってありますよね。
先日、会社でも「ハンバーグ」屋台の存在について議論が戦わされました。
ハンバーグが串にささっているらしいです。
私は見たことがありませんが、和歌山と明石と愛媛の人間が主張していました。
ウチにも不思議夜店があるぜ!って方、テチっとよろしくお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 00:32| 兵庫 ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

自我の芽生え(M)

幼いころから共働き夫婦の圧政にさらされて育ってきたせいか、
今もあまりワガママをいわないハルさんだが、最近になってようやく、
自我が芽生えてきたようだ。

ハルさんは典型的な室内犬なので、排泄まわりのことは基本すべて家の中で行う。
散歩に行ってもドッグランに行っても何も出さずに帰ってくることがほとんどである。
実家に帰ったときはしぶしぶ庭で用を足すし、最近のランではやたらとウンが出る(←池につかりすぎてお腹が冷えるらしい)が、まあそういった不可抗力を除くと、いままで殆どといっていいほど外では何も出さなかった。

そんなハルさんが近頃、散歩に行くと自発的にシッコをする。

たいていはじっくりとひとところをクンクンしたあと、ポチッとしぼりだす。
そのあと、「ヤッたった!」とでもいいたげな晴れやかな表情を浮かべる。

んふ

これはもしかして、いわゆるマーキングというやつであろうか。
ハルさんたら、なんだか犬みたいじゃないの。鼻はワタクシのほうが利くけどな。

世間にはあまり知られていないが、ハルさんは実は性格的にはである。
こういった負けず嫌い的傾向は昔からあるにはあった。
しかし。
唐突に芽生えはじめた自我にまだ馴れないハルさん。
マーキングの位置がおかしいのであった。

本日朝のマーキング
図1


クンクン→まっ、他の犬が!→生意気ね→ニオイつけちゃえ→えいっ!

ハルさんの思考の流れはこんなところであろうと思われる。
犬としては悪くない流れだとも思うのだが。

マーキングというのは、他の犬のニオイの上にしないと意味がないのでは……?
ハルさん、シッコが早すぎると思うのよ。
「ニオイつけちゃえ」のあとに、ちょっと動いてみたほうが。

マーキングは素人だが(←当たり前)、ハルさんにはアドバイスしたくなるのであった。

ハルさん、まだまだ自我の確立には程遠い。

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ハルさんこのままドSの道をまっしぐら!?
ということはないと思いますが、とりあえずもう少し犬らしくマーキングを成功させて欲しいと思う飼い主です。
ハルさんに、がんばれのテチをお願いします〜。
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2006年08月22日

激闘の果て・・・(Y)

先日の日曜日、遥か西方より、とあるコーギーがヅカへ出稽古に来るという噂を耳にする。となれば、自称「ヅカの暴走王」の出番である。

フンフンと鼻息も荒く、稽古場であるガーデンフィールズに到着すると、いた。
ふくみみさんのところの杏ちゃんである。

杏ちゃん再び

前回、初めてヅカの地に足を踏み入れた杏ちゃんであるが、初出場らしくフレッシュなアタックを見せたものの、哀れ、暴走王のヒップアタックの餌食となったのである。

ヒップクラッシュ
これはやりすぎだ、ハルさんよ。

しかし、仔犬の成長は早い。
ヅカでの屈辱、忘れまじと、ハルさんへのリベンジに心中穏やかではなかったはずだ。

ランに入るなり、絡みだすハルさんと杏ちゃん。
まるで、新入生をいじめる嫌味な上級生の風情であるが、成長した杏ちゃんも果敢に応対する。

地上戦

杏ちゃんの若々しいパワーがハルさんを圧倒するのか、それともハルさんが老獪かつ粗暴なテクニックで押し切るのか・・・、注目の一戦はハルさんの誘導により水中戦へと持ち込まれた。

しかし、賢明なる読者の方はお分かりだと思うが、これはハルさんの周到なワナである。
馴れない水中で戸惑う杏ちゃんに対し、毎週のように水中稽古に励むハルさんとの経験の差は決定的であった。

独壇場

次々と水中殺法を繰り出すハルさんの攻撃にピンチの連続となった杏ちゃん。

水中殺法

しかし、一瞬の隙をついてハルさんの背後に襲い掛かる!!

リベンジの瞬間

この辺り、キラリと光る攻撃センスを感じる。
きっと、ハルさんも「この子、侮れないわ」と思っただろう。

こうして、2匹は他のドッグランの犬たちとも仲良く遊んでいたわけであるが、ある異変がこの後起こった(らしい)。
現場を見ていないので、何が原因かよく分からないのだが、気がつくと、杏ちゃんは飼い主さんに抱かれ、ドッグランのスタッフの方が周りを取り囲んでいた。

ハルさんを放置して見に行くと、何と杏ちゃんのつま先から出血が。
どうやら、爪が根元のほうで折れたらしい。
こうなると、暢気に遊んでいる場合ではない。

行きつけの動物病院が開いていたので、急行し、処置をしてもらうことになった。

杏ちゃんが診察室に入り、しばらくすると、「ハァウーーーーン」という、何とも切ない声が聞こえてきた。
聞いているこちらも心を痛めてしまう声である。
その後も断続的に聞こえる杏ちゃんの悲鳴。
やはり、相当痛いのだろう。

そんな時、ハルさんはというと・・・・・・。
偶然、フィラリアの薬を貰いにやってきた、コーギーのパンちゃんと遊んでいた。

The Nonkies

ゥオイ!!
少しは杏ちゃんを心配したらどうなのか・・・・・・。


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ハルさんの女豹アタックのせいなのか、杏ちゃん負傷です。
杏ちゃんの怪我が早く治りますように・・・・・・。
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2006年08月21日

誤解(M)

今、テレビでバレーボールが連日放送されている。
「ワールドグランプリ2006」の予選ということだが、どういう大会なのか、実はよくわかっていない。
ゲストに出てくるジャニーズくんたちも、年々わからなくなってきている(涙)。
しかしまあ大会のなんたるかがわからなくても、ジャニーズくんの顔が覚えられなくても、バレーボールの試合にはたいそう熱くなる。もう大騒ぎなのである。

昨日は、夫が出かけていたのでハルさんと二人で韓国戦を観戦していた。
最近、序列ショックがあったばかりなので、ここぞとばかりハルさんとべたべたして過ごしていたのだが、いざ試合が始まると、

「打て!」
「押し込め!」
「ぅオラ!!」
「ガー!!」


という感じになってしまう。
ウルサイうえにガラも悪いのであった。
試合は結局3−0で日本が快勝したわけだが(←この後の落合選手のインタビューで一緒に泣く)、気がつくと横にハルさんがいない。

「あれ?ハル?どこ??」

怒ってるの…?

ハルさんは部屋の隅に避難していた。
今日一日、こつこつ積み上げてきた信頼が、ガラガラと音を立てて崩れていく音が聞こえた。

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これだけ大声が出せるんだったら、実はゴルア砲も習得できたのかもしれません(←ポジティブ)。
今日は負けちゃいましたが、バレーボール、面白いですよね。
ハルさんはちっとも面白くないのでしょうが。そんなハルさんに、励ましのテチをお願いします〜。
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2006年08月20日

序列(M)

以前夫が書いた序列の記事の続編(?)です。

先日、リンくんのしつけ教室を見学に行った帰りのことである。

見学中

リンくんの飼い主さんに連れて行っていただいた三田の公園で、ハルさんとリンくんとわふわふ遊んでいると、

「ハルちゃんは、お二人が別々の場所から呼んだら、どっちに来るんですか?」

と聞かれた。
ハテ。そのようなことを試したことがなかった、というか考えたことがなかった。
普段は夫が呼んでも私が呼んでも来たり来なかったりするハルさんだが、二人が同時に別方向から呼んだことはない。どうするのか、見当もつかない。
どちらでもいいといえばいいのだが、これからコーギースタイルの「お散歩スタイル!」コーナーに出たりしなければいけないので(←妄想)、ここらでひとつ、序列をハッキリさせておいてもいいかもしれない。

そんなわけでハルさんをなかみーさんご夫婦に見てもらい、夫と私は別方向へと離れていく。
途中、私が目一杯ハルさんにラヴビームを送っていたことはいうまでもない。

夫も私も所定位置につく。
すると、

「ダンナさーん!ちょっと距離が近いんじゃないですかー?」

夫、審判(なかみーさん)にファウルをとられる。
しぶしぶ後退する夫。オトナの態度を見せながら、彼も内心、本気と書いてマジモードなのであった。

審判(なかみーさん)の掛け声で試合開始である。

「ハァ〜ルゥ〜!お〜いで〜!!」
「ハルゥ〜!ハルちゃぁぁ〜ん!」


三十路を超えた共働き夫婦、必死の呼びかけ。
あまりにオトナ気ない姿とはいえ、夫も私もゴハンちゃぁ〜んと叫ばなかったことは褒めてもらいたい。

さて、ハルさんはというと、なんとまっしぐらにワタクシのところへ走ってきた。
もう7時を過ぎて、あたりはすっかり暗くなっていたのだけれど、そのときのワタクシには、ハルさんの周りに舞い散る花びらがハッキリ見えた。

(イメージ図)
ハルが来た

勝利を確信したワタクシは、両手を広げ、恍惚の表情を浮かべてハルさんを待つ。
ハルさんとワタクシが抱きあったところで、ジャジャーンという感じの壮大な音楽が流れて、大団円でドラマは終了だ。

(ん) が。

人生とはとかく驚きの連続である。

なにを思ったか、ハルさんが急に方向転換する。
そして、そのまま夫のもとへ駆け込んでしまった。
抱きあう二人。あぁ、夫とハルさんの周りに、バラの花びらが散っている。

帰りの車でがっくりとうなだれる私に気を使って、夫が色々慰めてくれていたが、実はそれもあまり覚えていない(というか聞いていなかった)。

コーギースタイルの記事が思い浮かぶ。

「山田(仮)家が考える“ハル”の序列。
 1位はYさん。やさしいけれど、しつけに厳しくときどき手作りオヤツをつくってくれるから。
 2位はMさん。なんだかわからないけれど、ときどきゴハンをくれたり散歩に連れて行ってくれるから。」

一人で勝手にそんな文章を考えて、ますます落ち込む。
まぁ大切なのはハルさんが最下位であるということだ。夫婦間の序列はそれほど重要ではない。
その日、たまたま夫からゴハン臭がしたのかもしれないし。
そんなわけで、明日からもう少し熱心にハルさんにオヤツをあげることに(←わかっていない)。

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実は予想通りだったりもするんですが、最初にこっちへ走ってきてくれたことで、いらぬ期待を抱いてしまいました。やっぱりハルさん、悪女です。
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2006年08月18日

IQ診断(Y)

今まで、頑なに否定し続けてきたにも関わらず、某波平の毛髪のように根強く残る「ハルさん天才論」。

噂の天才

実際、一緒に暮らしている身としては、そんなことはありえないと思っているのだが、そんな中、愛犬のIQ診断というサイトを発見したので、早速やってみた。

結果・・・

愛犬のIQは犬IQ142です。

愛犬は 天才 タイプです。
●NASAがスカウトに来るかも 天才タイプ●


視覚判断力 IQ31
聴覚判断力 IQ30
社会性適応判断 IQ44
家庭生活の適応性 IQ37

研究所からスカウトが来るくらいの超天才犬。
だれもが認める知能の持ち主で、その能力はあまたの犬たちの中のトップ!
ギネス登録やTV出演犬の才能あり。


ま、まじで〜っ!!

本当にハルさんは天才犬だったのか!?

こんなにも汚かったり

マッドドッグ

こんな目にあったりしているのに・・・

逃亡者

いやいや、やはりこれは夢か幻を見ているだけだ。
ハルさんが天才犬なわけがない。
これでは今までハルさんを弄んできた飼い主の立場がないではないか。

サイトをよくよく見てみると、飼い主IQ診断というのもあったので、早速やってみることに。。

結果・・・

あなたの飼い主IQは128です。

あなたは 頼りがい十分タイプ です。
☆均衡感覚バツグン、愛犬にとって頼りがい十分タイプ☆


おおっ、なかなかいい評価ではないか。

しかしよく考えてみると・・・・・・、ハルさんのIQ142>飼い主のIQ128

・・・・・・・ハルさんのほうが断然IQ上やないかorz

上から目線

でも・・・、来るなら来い、TV局!

Come on NASA!!


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2006年08月16日

リバウンド王(Y)

ギリギリガールズから脱退したという噂で持ちきりだった、売れないアイドル、ハルさん。
当人はそんな噂なんてどこ吹く風という感じで家中を闊歩し、どこかに食べられるものはないかと嗅ぎまわる毎日であるようだが、どうやら最近、めでたくギリギリガールズに復帰できたようである。(9.8kg)

誇らしげ

そこで、復帰を祝ってハルさんのために、手作りオヤツを作ってみた。

オヤツ第一弾は、鶏軟骨をオーブンで焼いたもの。
もはや2個しか残っていないので、凄く貧相に見えるが、ハルさんは非常に気に入っていたようだ。

鳥軟骨

そして、第二弾は、牛スジを湯がいてオーブンで焼いたもの。

牛スジ

これもハルさんは大好物のようで、目の前に差し出すと、たちどころにマーライオンに変身する。
特段の技術など必要としない(オーブンで焼くだけ)、簡単なオヤツであるが、ハルさんは大層気に入ってくれているようだ。
やはり、売っているものと違って、ダイレクトに素材の匂いがするからだろうか。

しかし、調子に乗ってオヤツをあげていると、いずれギリギリガールズを脱退しないといけない日が再びやってくるだろう。

ダイエット→リバウンド→ダイエット→リバウンド→ダイエット→リバウンド・・・・・・。

ダイエット地獄に陥ってしまいそうな予感がプンプンと漂う、妖怪ブタ鼻

豚鼻ルック

いずれは世界のリバウンド王と呼ばれるくらいになってほしいものである(←大バカ)。


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犬の肥満は全て飼い主の責任です。くれぐれも愛犬を太らせないように気をつけましょう!
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2006年08月15日

果て無き闘争(Y)

「コング」
犬を飼っていない人には聞きなれない単語だと思うが、犬飼いにとっては、「ああ、あれね」とすぐに思い浮かぶであろう、犬のおもちゃである。

コング

正式名は「デンタルコング」というらしい。
中にオヤツを詰めれば、オヤツをとりだすことに夢中になり、おとなしく留守番もできる、というような触れ込みで売っている。

ウチでは主に、飼い主の食事中、マーライオンのように涎を垂れ流すハルさんの食欲を逸らすために使用されている。
なので、ある程度の時間、ハルさんがコングと格闘してくれるのが望ましいのだが、やれ鈍感だ、やれケツ毛ボーボーだ、はぁやれやれだと言ってみても、ハルさんの食に対するパッションたるもの凄まじく、コングにいくらオヤツをギュウギュウ詰め込んでも、すぐに出して食べてしまう。

円錐形をしているコングの宿命として、間口が広いので、固形物だとすぐに転がり出てしまうわけである。
ペースト状のものなら、ある程度の時間は稼げる(専用のペーストが売っている)のだが、結構、お高いものなので、買ったことはない。
こうなると、マーライオンに何度も餌を与えている気分になってしまい、翌朝の目覚めも非常に悪くなる。

こうして、編み出されたのが、「コングストッパー」
要は、ほかのおもちゃでコングの穴を塞いでしまうわけである。

こんな風や、
骨型ストッパー

骨装着

こんな風に。
ゴムストッパー

ゴム装着

ここまでくると、一見、中のオヤツが食べられないように思えるが、そこは犬界きっての食通を自認するハルさん(←食いしん坊なだけ)、器用にストッパーの隙間からオヤツを引きずり出して食べている。

コングを咥えて落とす、隙間から舌を差し込む、鼻先で転がす・・・、ありとあらゆるテクニックを駆使して、オヤツをコングから出してしまうその技術たるや、凄まじい。
飼い主が凝視していても、どうやってオヤツが出てくるのか、未だによく分からない程だ。

しかし、やはり、そうはいっても、ストッパーの威力は絶大で、ハルさんが全てのオヤツを平らげるまでには、かなりの時間がかかる。
それが、ちょうど人間の食事の時間と同じくらいなので、飼い主にとって非常に都合がいいのである、

ところが、最近のハルさんは、このストッパーを外してしまうことが非常に多い。
ストッパーが外れてしまうと、ただのコングだから、伝説のマーライオンがすぐに復活してしまう。
飼い主にとって、これは一大事である。
しかし、一体、どうやってストッパーを外しているのか。
人間の手で外そうとしても、なかなか外れるものではないのに。
誰もその現場を見たことはないのだが、最近まで使用していたストッパーを見てみると、ハルさんに齧られてボロボロである。
特に、骨形のストッパーは、コングに入れる方だけが重点的に齧られている。

これはもしや・・・、ハルさんによる巧妙な「仕込み」がなされているのではないだろうか?
この犯行疑惑によって、新たなるストッパーが投入されることになった。
人類の英知を懸けたマーライオンとの闘いはこれからも続く・・・。

しょぼくれマーライオン


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ストッパー投入以後、高みの見物を決め込んでいたのですが、「世界3大がっかり」のはずのマーライオン、案外強敵です。
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posted by 飼い主YとM at 01:20| 兵庫 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月13日

川崎ころん君

8月4日の宝塚花火大会の夜、姿を消した川崎ころん君の捜索について、当ブログでも情報を載せていましたが、リン君のブログに川崎さんよりコメントが寄せられましたので、転載させていただきます。

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みなさんにご心配掛けました、川崎家の末っ子“ころん”が帰ってきました。
でも残念ながら首輪だけになって帰ってきました。
家出した花火の晩に清荒神の先の旧R176でクルマに撥ねられて亡くなっているのを発見されたそうです。
既に霊園で焼かれていて骨も灰もわかりません。
ただ紛れもなく“ころん”の首輪だけが残っていました。
こんなに悲しくて辛い別れがこんなに早く来るとは思ってもみませんでした。
2度めの誕生日も迎えてやることができませんでした。
ごめんなさい。
しばらくは家族全員悲しみに打ち拉がれるでしょうが、早く気持ちを入れ替えて、笑顔でお会いできるよう、頑張ります。
皆さまのご協力本当に、ありがとうございました。


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兵庫県宝塚市で飼われていたビーグルと柴犬のミックス「川崎ころん」くんが、8月4日金曜日の夜、行方不明になってしまったそうです。
花火の音に驚いて、宝塚市川面のご自宅の柵を乗り越え、逃げていったのを目撃された方がいたそうです。
宝塚市の清荒神あたりで目撃されたという情報もあります。

保健所、警察等には連絡済みだそうですが、8月8日現在、まだ見つかっていません。
ころんくんの特徴は以下のとおりです。

(クリックすると大きくなります)
±??±????.jpg

±??±??2.jpg

・ビーグルと柴犬のミックスだが、見た目はほとんど柴犬
・体毛は柴らしい茶色で手足の先が足袋を履いたように白く、その中にビーグルのような茶色い斑点がうっすらと入っている
・尻尾も柴のようにきれいにくるんとまわっていて、先の方がやや黒く、最先端に白い毛が生えている
・耳も柴のようにピンと立っていますが、柴よりは若干大きい
・体長60〜70cm、体高40〜50cm、体重13kg ・おすわり、お手、おかわり、伏せ、待て、ワンっができる
・「川崎ころんクン」と呼ぶと大きな声で「ワンっ」と返事する
・ ベージュの首輪を装着。「DOGDEPT SANTA MONIKA」という文字が縫いこまれたタイプ
・ 犬や猫にとても友好的。よく宝塚ガーデンフィールズのドッグランに遊びに行くそうです。

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これだけご家族に愛されたころん君のこと、きっと天国でも幸せに暮らしていることと思います。
ころん君のご冥福を心からお祈りいたします。

今回のことで、ころん君の他にも花火の音に驚いてパニックなり、逃げ出した犬が何匹もいることを知りました。
ハルさんも雷が苦手です。愛犬がいなくなった飼い主さんのことを思うと、ほんとうに胸が痛みますが、それと同時に、自身の犬の飼い方についても色々考えさせられました。

このブログを読んでくださっている皆様にも、たくさんのご協力をいただきました。ありがとうございました。
posted by 飼い主YとM at 12:30| 兵庫 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

切り返し(Y)

先日、ドッグランで一緒に遊んだクース君の飼い主さんが、一眼レフカメラを持ってきており、ハルさんも被写体として何枚か撮影していただいた。
ひょっとして、デジタル一眼?と思って聞いてみたところ、フィルムカメラだけれど、今では写真をCDに焼いてくれるので、パソコンにも取り込めますよ、と教えていただいた。
なるほど、そういえば、ウチにも数年間使われていない安物の一眼レフがあったなあ、と、忘れ去られていた前世紀の遺物の存在を思い出したのだが、数分後にはそのことを忘れていたような気がする。
自慢ではないが、物事を忘れるのは大得意なのだ。(←大バカ)

そして数日が経ったある日、クース君の飼い主さんよりメールが届いたのだが、そこにはハルさんの写真が添付されていた。
どんな写真なのかなと思い、画像ファイルを開けた途端、体の中心部を衝撃が駆け抜けた。

Wonderful

素晴らしい!!
今まで数多くハルさんの写真を撮ってきたが、こんな風に撮れたことは一度もない。
ハルさんのすました表情が柔らかな日差しに照らし出されており、背景もきれいにぼかされている。
そして、一見、賢そうに見えるけれど、悪女っぽい雰囲気も上手く描写されているような気がする。
これが一眼レフの威力なのか?
今までに自分が撮影したハルさんといえば、

「空飛ぶチキンレッグ」
Flying Chicken Leg

こんなのしかないというのに。

これは早速、長年熟成させた一眼レフを再登場させねばならない。
そう決意した飼い主Yは、ドッグランや堀江に一眼レフを持っていき、撮影に励んだのである。
その結果・・・・・・

作品その1
「ドッグランを闊歩するハルさん」
一眼レフの威力

見事、背景にピントが合い、ハルさんがぼけている(泣)。

作品その2
「クンクンするハルさん」
ケツケツ

我ながら今度は綺麗にピントが合っていると思う。
ハルさんのケツに(号泣)。

こうして、単に一眼レフだからいい写真を撮れるわけではなく、やはり数多く撮影して腕を磨いていく必要性を痛感したわけであるが、やはりフィルムカメラは現像代がかさむ。

ここは、デジタル一眼をドドーンと購入して、修行に励むのが得策ではないだろうか?
そう決意し、妻Mに恐る恐る聞いてみた。

Y「なあなあ、デジタルの一眼レフが欲しいんやけど。それでハルを撮ればもっといい写真がブログにも載せれると思うねん。どう?どう?」

M「ふーん。買えば?

や・・・、買えば?って簡単に言うけど・・・。
え?そんなお金、どこにあったっけ?
いやいや、パソコンも買い換えたところやし、余裕なんてないよな・・・。
そうか、よく考えたら無理やな。
そうやな・・・。

こうして、デジタル一眼の野望を妻Mのたった一言で打ち砕かれた飼い主Yなのであった(号泣)。


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買えば?」の三文字で夫の無心を撃退した妻Mの天才的なやり口に賞賛のテチをお願いします(T△T)
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posted by 飼い主YとM at 01:51| 兵庫 ☀| Comment(8) | TrackBack(1) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

ヒヅメの気持ち(M)

先日、magatamaで派手にひっくり返ったとき、実は左肘をすりむいていた。
家に帰ってお風呂に入るとたいそう沁みるので気づいた(←遅い)。
以前、セルフシャンプー場で鉄の扉に挟まれたときの青アザがようやく消えかけてきた頃だっただけに、少しションボリする。
それももう治りかけているのだが、本日の昼、割り箸で冷麺を食べていて、気がついたら割り箸が赤く染まっていた。
どうやら箸の割り方がまずかったらしく、尖った箇所で口の端を切った模様。
私も驚いたが、一緒にゴハンを食べていた会社の女子たちの方が、もっと驚いていた。
そういえば口の端が痛いかもしれない(←早く気づけよ)。
ヒヅメに熱中するあまり、口の中を切ってしまうハルさんの気持ちが少し分かった気がした。

たしかに


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三十路を過ぎてなお、生傷の絶えないワタクシですが、ハルさんに怪我をさせられたことは一度もありません。本日テチっとしていただくと、ハルさんも飼い主も、傷の治りがはやくなるかもしれません〜。
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posted by 飼い主YとM at 00:22| 兵庫 | Comment(8) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

堀江物語−終章−(M)

4. そして物語は続く

お腹を空かせた飼い主夫婦は、magatamaという店へ行った。
以前、リンくんのブログで紹介されていて、一度行ってみたいと思っていた店である。
ちなみに、またしてもこのお店の所在地は堀江ではない。玉造である。
堀江物語を書くぞと息巻いたわりに、結局、堀江のことを殆ど書いていない。

ところで、こちらのお店は、土日のみワンコOKである。
初めて聞いたときは、土日だけワンコOKというしきたりに、いったいなんのメリットがあるのかと不思議に思った。
しかし、私達のような共働き夫婦にとって、土日だけワンコOKは、ただのワンコOKと変わらないということに、今ごろ気がつく。

magatama

店に入ると、アルコール権を獲得した夫、さっそくビールを注文する。

「 アナタ、ビールでもお飲みになったら?
  帰りは私が運転しますから。
  ……そんな、苦労だなんて。いいんですよ。
  私はアナタのお役に立てれば、それだけで嬉しいんですから 」


そんな夫婦の会話があったのだ。
というのはもちろんウソで、単にワタクシが二日酔い明けだったからである。
(↑普段はジャンケンです)


お店では、こんなものや、
ブルスケッタ


こんなものをいただく。どれもとてもおいしかった。夫はゴキゲンでビールを飲んでいた。
タンドリーチキン


ハルさんはというと、こんな感じで終始まったりモードであった。というか、寝ていた。
炎天下をあれだけ歩き回ったのだ。まあ疲れて当然ではある。
ぐったり


「magatama」ではワンコ用にお水とおやつを出してくれる。なんと無料である。
ワンコオヤツ.JPG


ハルさん、ギリギリガール(←微妙)のくせに、堀江に来てからずいぶん色んなもの食べている。
明日からはウルトラ質素な食生活を送っていただかなくてはなるまい。
まあ普段から大して豪勢な暮らしをしているわけではないが。

帰る前に、お店の人がハルさんの写真を撮ってくれる。
ホームページに載せてくれるそうである(←7月の欄に載っています)。
張り切って席を立ち、店員さんの背後から必死にハルさんに呼びかける。
我ながら、かなり痛々しい客であったと思う。
それでも写真の出来に満足して席へ戻り、腰を下ろそうとすると。

(ゴト、ゴリッ) ガッターン!!

目測をあやまり、椅子から転げ落ちる。
ちなみに、最初のゴトは椅子の端にお尻が引っかかり、椅子が傾いた音、
2つ目のゴリッは、抵抗した腕が壁にぶつかった音、
3つ目のガッターンは、抵抗むなしく頭から床にひっくり返った音である。

幸い、近くに客も店員もいなかったので、とりあえず服についた汚れを払って平然と座りなおし、なにごともなかった感じを装ってみる。
しかし、夫は「大丈夫?」と言いながらも笑い転げているし、ハルさんはボーゼンと飼い主を見上げている。
やはり家族だけあって、この二人はゴマかせなかった(←当たり前)。

まあそんなわけで(?)、ゴキゲンで店を出て、近くにあった玉造温泉の看板にツッコミを入れつつ帰路につく。

明日からまた仕事と留守番の毎日だ。
それでもこうして、時々でも、二人と一匹で楽しい時間を過ごせるというのは、ほかでもない、素敵なことだと思うのである。


夫「塩風呂ってなんやろ」
妻「そーいやウチ、ラドン風呂もよーわからへんわ」
夫「サウナスチームは、まぁ同じやんな」
妻「赤外線寝風呂ってなんかすごそうやわー」

夫妻「……っていうか、朝風呂はちゃうやろ!」(←二人して看板にむかってツッコミの手つき)

んなアホな

(おしまい)

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せっかくオサレにまとめてきた堀江物語、最後の最後でグズグズになってしまいました。
でも、とっても楽しかったです。ハルさんが楽しかったかどうかは謎ですが。
とりあえず、最後までおつきあいくださってありがとうございます。
よろしければ、ご一緒に「朝風呂はないやろ!」とツッコミのテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 00:58| 兵庫 | Comment(10) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

堀江物語−第三章−(Y)

3.犬連れOKカフェについて考える

堀江のゴミ捨て場に打ち捨てられたマネキン。

街角のマネキン

一瞬死体かと思ってぎょっとしたが、こういうものが無造作に落ちているのは、やはり街中ならではだと思う。
こんなところに捨てていいのか、という問題はあるのだろうけど。

何故か、マネキン前で満面の笑みを浮かべるハルさん。
マネキンと笑顔

この後も、飼い主とハルさんはさらに堀江をうろついた。

途中、ややへばりながらも、
へばる

オサレな家の前を通り過ぎ、
オサレ

宝の地図を辿ってたどり着いたのは、レストラン兼カフェ「muse」。
ここもオサレな外見をしている。

muse

しかし、やはりペットOKとはどこにも書いていない。
今まで入った店は、なんとなく犬が入ってもよさそうな雰囲気が漂っていたけれど、この「muse」にはそんな気配が微塵も感じられない。
どこから見ても、人間専用カフェにしか見えない(←普通のカフェともいう)。
なので、果たして犬を連れて中に入ってよいものか、戸惑う。
しかし、店員さんに聞いてみると、いいですよとの返事。
さすが、レアアイテム「ほりえのちず」である。
威力抜群だ。

中に入ると、他に犬連れの方は少しだけで、やはりドッグカフェという感じではなく、普通のオサレなカフェで休んでいる、という感覚である。
こういう店に犬を連れて入れるというのは非常に嬉しい。


私はオーストリアの栄養ドリンク、レッドブル、Mはフルーツドリンクを注文する。

ドリンク

街中のオサレなカフェに犬を連れて入るというのは、なかなかオツなものだなあ、としみじみ感じ入る一方で、漠然としたものではあるけれど、一種の使命感のようなものが心に染み出してきた。

この店に犬を連れて入れるようになった経緯は知らないけれど、いわゆるドッグカフェではない店というのは、いつ犬連れ禁止になってもおかしくないと思う。
他のお客さんに噛み付くのは論外としても、普通の人はカフェで他の人が連れている犬に吠え立てられたり、床に糞尿を垂れ流されたら、決していい気持ちにならないだろう。
今、こうしてハルさんを連れてくつろいでいられるのも、この店で過去に大きなトラブルがなかったからに違いなく、現在、店にいる我々には「犬と過ごせる店」を守り育てていく使命があるのではないか・・・、そんな気持ちになって下のほうを見てみるとハルさんも大人しく床で伏せている。

お利口犬

「店に入って伏せたときにはオヤツをあげる」というトレーニングの成果が徐々に現れてきたのか?と満足しつつドリンクをいただく。

しかし、しばらくして、ふと下を見ると、ハルさんが・・・。

ぐうたら犬

なんとだらしのない。
トレーニングの成果はどこへ行ったのか?
せっかくのオサレカフェなのに。
まあ、でも、他の人に迷惑をかけているわけでもないし、暑い中歩き回ったので疲れたのだろう、と生暖かく見守りつつ休憩する。

こうして、「muse」を出た頃には、だいぶ日も傾いていた。

その後、向かったのは、ドッグウェア専門店「vesta」。
既に服は買ったので、見てまわるだけにしようと思っていたのだが・・・。

vesta

なんと店内には大量の「堀商店」のリード&カラーが並んでいるではないか。
目の前に見せ付けられると、ついつい欲しくなるのが人の性。
いろいろ試着させてもらった結果、1セット購入してしまった。

ニューリード

店を出ると、辺りには夕闇の帳が下りていた。
そろそろお腹もすいてきたし、とキョロキョロしながら歩くと、オサレなレストランを発見。

「Mother’s」
マザーズ

黄昏に照明が煌めき、とても素敵なレストランだったが、あいにく、席はひとつしかなく、となりの席にいた犬がすごく吠え掛かってきた。

ところが、案内してくれた店員さんがよく分かっている人で、「吠える犬が隣になりますけど、いいですか?」と聞いてくれた。
店には是非入りたかったけれど、ハルさんは吠えられ続けると凹むタイプの犬だし、隣になった犬も吠え続けてストレスを溜めるだろうから、ここで食事を摂るのは止めておくことにした。
でも、オサレな雰囲気といい、店員さんの適切な対応といい、次の機会があれば、一度行ってみたい店である。

入りたかったです・・・

さて、そうこうする間に車を止めたパーキングの位置まで戻ってきた。
約半日かけて堀江を一周したことになる。
しかし、それにしてもお腹がすいた。

そこで、飼い主夫婦が向かった先は・・・。

(つづく)

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途中、ミスター・レバーの乱入もありましたが、ようやく、堀江物語も次で最終回の予定です。
最後まで読んでやるよ、と仰る心の広い方は、こちらもテチッとクリックお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:56| 兵庫 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

閑話休題(M)

堀江物語も中盤に突入しました。
いいかげん長いので、ここらでちょっと休憩したいと思います。
休憩になるかどうかはビミョーですが……。


先週の夜の出来事。
ぼんやりとテレビを見ていると、アメリカで開催された「マスコット野球」というイベントのニュースが流れた。
ウサギさん、トラさん、リスさんなど、かわいらしいマスコットたちが頑張って野球をしている。
そんな微笑ましい光景のなか、アナウンサーが記事の続きを読み上げる。

「このマスコット野球で最も活躍したのは、『ミスター・レバー』でした。
 まあ、つまり肝臓ですね(←このヘンの口調がものすごく軽い)。
 この肝臓が、投げてよし打ってよし、実に大活躍でした。
 VTRをごらんください。桃色の大きな体をゆすって、肝臓が走っています……」

画面では、トラやウサギに混じって謎の物体がホームベースへ向かって走っていた。
それは確かに肝臓(特大)であった。
なまじきちんと肝臓の形をしているために、両端がぶらぶらしてトラやウサギよりずっと動きにくそうだった。

常日頃からアメリカのマンガとか雑貨にはあまり共感をもてない私だが、
このときばかりは、もはや絶対にアメリカ人とは分かり合えない気がした、休日の夜であった。

目撃図
レバ

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実は他にも目撃していらっしゃる方がいると思うんですが、どうなんでしょう。
ぼんやり見ていたのでもはや正確なところは確かめようがありませんが、嘘じゃありません。
本当に打って走っていたんです。
肝臓が。
信じる者は救われます・・・・・・、さあ、テチッと下のバナーをクリックして楽になりましょう。
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2006年08月07日

堀江物語−第二章−(Y)

2.ウィズ・ワン

パララパッパッラー♪

〈なんと!ゆうしゃハルはほりえのちずをてにいれた!〉

dog peace」でいただいた、犬と一緒に入れる店が掲載された地図。
ドラクエでダンジョンに入った途端に地図を手いれるような僥倖である。

Mは、私が周到な下調べをして堀江に乗り込んだと思っているようだが、実は、2、3軒のドッグカフェの住所を書いたメモを持っていただけである。
具体的な店の場所となると、当然よく分からなかったのだが、まあ行けばなんとかなる、と軽い気持ちでやって来ただけなのだ。
われながらテキトーな性格をしていると常々思う。

「dog peace」前のハルさん
dog peace

そんな折に手に入れた堀江の地図は宝物のように眩しかった。

これから行こうと思っていたドッグカフェ「paw café」の場所もキチンと載っているので、早速向かうことにする。

「paw café」には看板犬のミニチュアダックスがいた。
名前はデカ君。
ミニチュアダックスにしては大きめなので「デカ」というのか、貴族刑事の「デカ」からとったのか、その辺りはよく分からなかったけれど、最初にちょっとハルさんに向かって吠えた後は、とても大人しかった。

この店で我々はアイスコーヒーをいただき、涼を得たのだが、なんと、店内では犬をリードに繋がなくてもよいとのこと。
他のお客さんもいなかったので、ハルさんを放してみると、店中をクンクン嗅ぎまわっていた。

クンクンするハルさん。ケツが3つ並んでいるようだ。
3ケツ

こちらが看板犬のデカ君。人好きの大人しいダックスである。
デカ君

「dog peace」を出た我々は、堀江を東のほうへ向かう。

途中、オサレな雑貨屋さんの前を通りがかり、
オサレ雑貨

公園で佇むハト達にハルさんが突撃をかましたりしながら、
ハト屋再襲撃

堀江のメインストリートであるオレンジストリートに到着する。
オレンジストリート

数々のショップが立ち並ぶこの道沿いにも、犬と入れる店があった。

「Evoke with Wan」
Evoke

Evoke cafe

ここはペットグッズ、カフェのほかにインテリアも売っており、なんと犬と一緒にインテリアの売り場にも入れるのだ。
しかし、遠くから見たところはただのインテリアショップにしか見えない。

「with Wan」という字面を見て、
「おっ?ここは犬と一緒に入れる店なんや」
と気がつく人の割合は一体どのくらいなのだろう?
「ペットOKです」と大々的に書かないのが、オサレな街、堀江らしさなのだろうけど、地図がなかったら気がつかなかったかもしれない。

インテリア売り場のハルさん
インテリア階

ここのインテリアはさすがペット仕様だけあって、テーブルの足などは齧られないために皆スチール製になっている。
冷房が効いていて心地よかったのだが、ハルさんがカーペットの上で粗相をしないかとハラハラドキドキ、心臓に悪いので早々に退散することに。
帰り際に、店のトイプーと少しからんだ後、店をでる。
やはり、堀江にはトイプーが似合う。

トイプー

なお、ここまでの行程でハルさんより大きい犬に出会うことはなかった。
やはり、街中には小型犬が似合うのか。
それとも、ハルさんに堀江は小さすぎるのか?
そんな馬鹿なことを考えながら、夏の日差しを浴びながら進む我々の眼に飛び込んできた、とある風景。
あれはなんだ!?

都会のオブジェ

(つづく)

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いきなり堀江物語を丸投げされ、戸惑いつつもなんとか次へつなげました(←ホントか?)
なんのオチもない話だし、連載打ち切りにすれば?と思う人も、ちょっと行ってみたくなったからもうちょっと情報を、という人もテチッとクリックお願いします。
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posted by 飼い主YとM at 00:15| 兵庫 ☀| Comment(11) | TrackBack(1) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

堀江物語−第一章−(M)

1.偶然の出会い

ドッグランへいくときこそ、汚れ防止のために服を着るハルさんであるが、基本はラ族である。
ラ族のオサレといえば、実は首輪とリードしかなかったりする。
だから首輪とリードには結構な情熱と金銭をつぎ込んでいるのだが、そんな私たちの最近の旬は「堀商店」である。
雑誌なんかで目に付く首輪は、たいてい堀商店の商品なのである。
種類が豊富で、なんといってもデザインが素敵だ。
今までは通販でしか買ったことがなかったが、堀江には堀商店の店舗があるというので行ってみる。
カーナビで住所をたどって付近までやって来たが、どうもそれらしき店舗が見あたらない。
すこしあたりを歩いてみたが、この日は快晴でとても暑く、飼い主も犬もすぐにバテてしまう。

家宅捜索を行おうとする刑事ハル
不法侵入

飼い主に止められた刑事ハル
空振り

夫はもう少し探したそうだったが、妻のツンドラ目線に負けて堀商店に電話をかける。
堀商店は、定休日だった(涙)。

夫は痛恨のミスにうちひしがれているし、妻はもうクタクタだし、ハルさんも動きが鈍っているので、とりあえず、どこかで休憩しようという話になる。

暑さのあまり給水を求める刑事ハル
暑い


もちろん夫メモには、ドッグカフェもきちんと記載されている。
どこへ行くにも何をするにも、夫は下調べに余念がない。
私は人生のほとんどを、なんとなくなフィーリングで生きているので、いつもほんとうに助けられている。
ただし夫は、興味のない事にはまったく労力を使わない。
その様子は、見ていてもいっそすがすがしいほどだが、それはそれで、妻としては油断がならないときもある。
法事のときなど、その無気力さは傍で見ていてハラハラする。
しかしまあ、それは語ると長くなるので置いておいて。

paw cafe」というカフェがあるらしい。犬を連れて、店内で(←ココ重要)お茶が飲めるという。
テラス席のみOKという店も、気候のいい季節はいいけれど、こんな暑い時期、テラスでお茶を飲んでも休んだ気にならない。
そんなわけで、再びカーナビに住所を入力して移動する。
しかしさすがは都会だ。どこへ行ってもパーキングがある。素晴らしい。
車を降りると、向こうの方に「Dog」という文字が見えた。
あらー、もうカフェ発見?と思って近づいてみると、「Dog Peace」というワンコグッズショップだった。
とりあえず入ってみた。冷気に心も体も癒される。

さて「Dog Peace」はその名のとおり、ペットグッズショップである。山本寛斎プロデュースのドッグウェアも扱っているらしい。
たしかに他でみたことのない服や雑貨が置いてある。
オープンして間もないらしく、店内でセールが行なわれていたが、パッと見は小型犬向きのものが多い。
心はトイプーでも体はしっかりコーギーなので、ハルさんにはちょっと無理かと思っていたが、店員さんがコギ用の服を出してくれた。
ここでハルさん、なぜかペタミーミで店員さんに寄っていく。
こういうことは珍しい。いつもは本当に愛想が悪いので、飼い主がハラハラするのだ。

甘える

店員さんがお好みだったのか。涼しい店内に入って気分がよくなったのか。
とにかく、クッキーだのパスタだのをもらって撫でられまくり、店中にヨダレの池を作りながら(お店の方すみません)、いろいろな服を試着させていただく。

そうなのである。こちらのお店、実は試着ができるのである。
犬の服は難しい。買うときは穴が開くほど見つめて想像力を駆り立てはするが、実際に着せてみるといまいちフィットしないということは、よくある。
今まで試着可能といえばyaccoのTシャツ(試着用が別にある)くらいだと思っていた。
こちらのお店は懐が広い。ありがたい。

で、ハルさんはポロシャツ生地のタンクトップと、甚平を試着させていただいた。
見せてもらっている段階では

(ポロシャツ生地のタンクトップは買ってもいいけど、甚平はナイな。ナイナイ)

と思っていた。
短足の動きを封じる袖があるし、着せるのはタイヘンそうだし、だいたいいつ着ればいいのかわからない。夏祭りか?

しかし。

甚平姿のハルさんに激しくトキメいてしまう。
金沢で、ちびコギだったハルさんと出会ったときのようなトキメキであった。
もう100万トキメキなのであった。

ズキュン

しかも安い。
ポロも甚平も定価が\2,700くらいなのである。しかもセールでさらに30%オーフ!(←淡麗のCM、エセいかりや口調でお願いします)
これはもう買うしかない。夏祭りだってまあどこかでやってるさね。
そんなわけで、ラ族だったハルさんはその場でポロを着せられ(←甚平はさすがに恥ずかしかった)、

ポロ

購入した甚平に、オープン記念の消臭マナー(ウ○チ)袋、クッキーとパスタの試供品(←またもらった)を持って、店を後にする。
偶然入った店とはいえ、なかなかに充実した時間であった。楽しかった。

ところで、店を出る直前、店員さんに呼び止められる。

「これ、ウチで作ったんですけど。
 このあたりでワンちゃんと一緒に行ける店の地図です。
 よかったらどうぞ〜」

ここでゲットした地図(↓)が、その後の「堀江物語」を大きく左右することになるのであった――

クリックすると大きくなります
map

つづく(大げさ)。

****************************************

堀江物語、まだ半分も書けてません……。
これからの道のりを思うと気が遠くなりそうなので、後は夫に丸投げまかせることにしました。
しかも、堀商店の場所は堀江ではなく(Dog Peaceはかろうじて堀江にあった)、まだプロローグやないかと夫に指摘され、少々凹んでいる飼い主Mに慰めのテチをお願いします〜。
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posted by 飼い主YとM at 02:15| 兵庫 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ハル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする