健康優良児といってもいいかもしれない。
しかし、人間でもありがちだけれど、こういうタイプは元気が良すぎて生傷が絶えないのが世の常である。
ハルさんもその例にもれず、よく怪我をする。
特に、「にくきゅー」から血を流していることが多い。
ドッグランから帰ったときなどは、ほぼ100%の確率で出血している。
池の周りの岩場を短い足でダダダッと駆け回っているのだから、怪我するのも、まあ当然だ。
けれど、細かいことにあまり拘らない飼い主二人は、まあそのうち治るだろうと、いつも放置プレイである。
しかし、そろそろ治りかけたかなと思うタイミングで、週末がやってくる。
週末といえばドッグラン。
そうしてハルさんの「にくきゅー」は、またもや血の涙を流すことに・・・・・・。
この負の連鎖を断ち切るべく重い腰を上げた飼い主は、ハルさんを動物病院へ連れて行くことにした。
こういう時は専門家に聞くのが一番だ。
何かいい対策を施してくれるかもしれない。
例えば、「にくきゅー保護クリーム」とか。
本当は、久しぶりに病院の看板犬、アニーに会いたかっただけなのだけれど、病院に到着して受付を済ましたところで、ハタと気がついた。
「結構込んでる・・・」
病院に行くほど大した怪我でもないのに、アニーに会いたいという邪な気持ちだけで、順番を待ち続けるというのは、かなりの苦痛である。
待合室にハルさんだけだと、アニーは出てきてくれる(というか出してもらえる)のだが、こうも混んでいるとアニーの出番はない。
在りし日のアニー
アニーは動物病院の待合室に放つには少しテンションが高すぎる犬なのだ。
そんなこんなで、ようやくハルさんの名前が呼ばれる。
先生はハルさんの足を持ち上げ「にくきゅー」をしげしげと眺めた。
しかし、優しい人なので「こんなしょうもない怪我で来やがって。この過保護野郎!」というような顔はしない。
結果・・・。
基本的には、やはり放置プレイみたいだが、治りきる前に同じところを傷つけるとクセになることもあるらしい。
対処方は靴や靴下を履かせるか、保護テープみたいなものを巻く、ということのようだ。
残念ながら「にくきゅー保護クリーム」はないらしい。
「靴!?」
そういえば、ペットショップに並んでいたのを見たことがあるけれど、なるほど、こういうときに使うのか。
靴を履いたハルさんというのも、なかなか可愛いんでないのか。
と、Mに微笑んでみたところ、あっさり却下されてしまった。
「テープで十分

まあ、そりゃそうか。
そんなわけで、その日、ハルさんは足にテープを巻かれて帰宅の途につくことに。
最初は馴れないテープを気にしていたハルさんだが、
「ハルちゃーん

こういうとき、ハルさんが単純
しかし、実はこの日、病院で衝撃的な事実が発覚していたのである。
その話はまた後日!
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