〜Kainushi・Y〜
恋のから騒ぎのような始まりを迎えた本日の「共働きコーギー」。
今日は特別に、飼い主Yの秘密の小部屋をご覧にいれましょう。
約4ヶ月前のとある休日のこと。
「ジリリリリ!」と執拗になり続ける目覚まし時計の音に、飼い主Yが目覚める。
と、同時に秘密の小部屋の住人、小人さん達も目覚めの時を迎えた・・・・・・。
「隊長!おはようございます」
「おう、おはようさん。早速で悪いが朝の日課、ゴルア砲のスイッチを入れといてくれ」
「ハッ。かしこまりました!」
ゥゴルルルン!!(エンジンが入った音)
ゥゴルゴルゴルゴルゴルゴル・・・・・・・・・・・・
「よし、今日もゴルア砲は快調のようだな」
「ハッ。まだ第一種警戒態勢は解かれておりませんので。しかし、そろそろ敵も堪えてきたようですし、ゴルア砲を封印してもよいのではないかと思うのですが」
「何を言っている。すっかりおとなしくなったとはいえ、相手は元来、吠えるのが仕事のワンコだぞ。油断してはいかん」
「ハハッ。出すぎたことを申しました」
「分かればよい。そうだ、あと脊髄反射スイッチをオンにしておいてくれ。どうやら本体は敵さんとサッカーなぞしたいらしい。敵さんは全く興味を示さんというのに、よく続けられるものだ」
「ハ。全く同感であります」
「ほれ、ボールだけが転々としておるではないか。哀れなものだ」
「おっしゃるとおり・・・・・・」
と、そのとき。
「ワン!」
「た、隊長!ほ、吠えました!ヤツが吠えましたよ」
「慌てるな。脊髄センサーが反応して点滅しておる。発射準備は出来ているか!?」
「ハッ。準備完了です」
「よし。撃てい!!」
(この間約0.001秒)
「ゥゴルア!!」

(このイラストは(A.I.〜Aho Intelligence〜)さんにあったものを使わせていただきました)
ズゴゴゴゴ・・・・・・
「おおっ!これは砲弾(大)が発射された模様。しかし、遠い過去には、火の7日間で世界を焼き払ったといわれるゴルア砲ですぞ。て、敵さんは死んだのではないでしょうかっ!?」
「心配するな。敵さんもそれほどやわではない。ほれ、ゴメンナサイといわんばかりの目つきでこっちを見ているぞ」
「た、確かに。しかし、ゴルア砲の反応速度たるもの、物凄いものがありますな」
「いや、まだまだだ。あと0..0009秒は縮められるはずだ」
「そ、そんなに」
「そうだ。ワンとゴルアが一体となって聞こえてくるくらいにならんとな」
「英語でいうと wanna gorua くらいの感じでしょうか」
「お。なかなか上手いこと言うではないか。そうだな、ワナゴルア」
・・・・・・さあ、皆さんも心の小部屋から聞こえてくる声に耳を傾けてみましょう。
きっと聞こえてくるはずです。
「 I wanna gorua (ゴルアしたい)」という大合唱が。
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