雨に降られて帰るので、当然、帰路は走って帰ったのだが、ハルさんが足元にまとわりつくので、走りづらいことこの上ない。
一回、ハルさんの足を踏んでしまった(ごめんなハルさん)が、何とか無事帰宅。
ハルさんも走り続けたので、割と疲れたようだ。
ハルさんにゴハンをあげたあと、帰ってから食べようと置いておいた、スーパーのおつとめ品刺身を食べる。
刺身とくれば、当然、酒である。
寒いので、性懲りもなく、日本酒をチンとレンジで温めて一人酒だ。
本日、Mは会社の送別会という名の飲み会なのである。
うーん、一人酒というのも、なんか淋しいなあ、と思って傍らを見ると、いるじゃないか、成犬になった(本当か?)ハルさんが。
<回想>
・・・・・・・あれは、ある暑い夏の日のこと。
ハルさんがまだ生後6ヶ月かそこいらの時、ウチにフットサルメンバーが来て酒を飲み、みんな相当酔っ払っていた午前2時か3時ごろ、来客に興奮気味のハルさんはまだ起きており、皆の周りをウロウロしていたわけだが、ある先輩が床に置いていた焼酎水割りのコップを見つけるやいなや、ゴキュゴキュゴキュ!と飲み干してしまった・・・・・・。
そうや、このコはイける口やった。
もう大人になったし、酒好きやし、晩酌の友に最適やないか。
と、思うのはごくごく自然な流れではないだろうか。
一応、大人になるまで、アルコール類は与えないようにしてきたのだ。(当たり前か)
すぐにハルさんのお皿に日本酒を入れて待機させる。
「あらあら、常温で呑むなんて、あんたも酒呑みやねー」
と脳内補完しながら、おもろに「ヨシ!」とハルさんにGOサインを出す。
先ほどから、お皿に入っているモノに興味津々だったハルさんは、早速ペロペロと一気に呑みほす!
はずっだったのだが、一口飲んだ途端、ガバッと顔をあげるハルさん。
「ちょっと、これはあんたが先週私をいたぶった時のにおいと同じにおいがするじゃない!!」とでも言わんばかりの表情である。
ううっ。
身から出た錆とはいえ、何か悲しい
あんた、やっぱり好きなんやねえ。
今度は一緒にのもうねぇ、ハルさん。(抱きしめ)



