2009年05月25日

春とハル(Y)

由来

「春が二階から落ちてきた」

伊坂幸太郎の小説『重力ピエロ』の冒頭の一文である。
過去に記事にしたとおり、当ブログの主人公ハルさんの名前はこの小説の登場人物から拝借したものである。

その『重力ピエロ』が映画化された。
いてもたってもいられなくなり、前売り券を買って(当日券より500円も安い!)封切り当日に映画館へと出向く。
実はここ最近、毎週のように映画を見に行って、毎週のようにがっかりして家路についていたのだけれど、『重力ピエロ』は観にいって本当によかった。

加瀬亮はさすがの安定感だったし、要役となる小日向文世は憎らしいぐらい素敵なお父さんだった。
そして、ハルさんの名付け親(?)となる春君を演じた岡田将生も素晴らしかった。
観終わってから、岡田将生以外に春君の役柄を出来る俳優さんがいるとは思えないくらいほどだった。

泣ける小説というわけではないと思うけれど、映画館では中盤以降、涙が溢れっぱなしだった。
隣の席(Mさん)からはグスグスという音がずっと聞こえていた。
映画ならではの想像力をかきたたせる演出だったのだろうか。
DVDが出たら購入する予定なうえに、エンディングテーマとなったS.R.SのSometimesも気に入ってAmazonで購入してしまった。


Sometimes


伊坂さんの小説の中で最も映画に向いていると思われる『ゴールデンスランバー』も、堺雅人主演で映画化されるらしいので、そちらも今から楽しみでならない。
posted by 飼い主YとM at 01:01| 兵庫 雨| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

文旦さん(M)

22世紀からやってきた・・・・・・らしい


このお話はフィクションであり
登場人物・団体名等は全て
架空のものです。



のび「おなかがすいたよう。たすけて!ぶんたんさーん」

ぶん「なによ」

!!!!!!

のび「あっ!ぶんたんさん!たすけてよ。
   ぼくおなかが空いたんだ」

ぶん「文旦食べればいいじゃん」

のび「いやだよ!ぶんたんさん、文旦ばっかりじゃないか」

ぶん「うるさいな」

のび「文旦飽きたよ。ほかのにしてよ」

ぶん「アタシなんか名前からして『ぶんたんさん』よ。
   アタシのほうがよっぽど飽きてんの!
   のびくんこそ、たまには何とかしてみたらどうなのさ、あぁ!?」

早くヨシって言えよ

のび「ウッ……ぶ、ぶんたんさん……」


夫の高知土産である文旦をおいしくいただいた後、ふと隣をみると、ものほしそうな顔をした生き物がいた。それでついイタズラ心知的探究心が刺激され、文旦帽をかぶせてみる。
意外にマッチしたその姿にふと浮かんできたのがこの話(話?)である。

こんなグズグズした感じで私たちの毎日は過ぎていくのであった――。
posted by 飼い主YとM at 01:22| 兵庫 曇り| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

3月の海(Y)

鈍色の海

潮干狩りに行く。
以前、ガスコンロ用の飯炊き器具を探していたときに見つけたサイトで熱く語られていたのだ。
そこには、人間の本能を刺激する潮干狩り自体の楽しみと、帰宅後の「食」を味わう楽しみが描かれていた。
確かに、アサリは旨いし、いろんな料理に使えて便利でもある。
自称グルメ(←Mさんは只の食いしん坊と言って譲らないが)の私の心に火がついたことは言うまでもない。
ハルさんが食欲犬魔神なのは、飼い主に似たのかもしれない。

涎犬魔神ともいう

早速、潮干狩りの場所を探してみる。
幼い頃に潮干狩りをしたような記憶はかすかに残っているけれど、よく覚えていない。
ひょっとしたら春の風物詩としてローカルニュースで見かけた映像と自分の記憶が入り混じっているのではないかと思うほど記憶が曖昧である。
ネットで検索してみると、近畿地方の潮干狩りスポットはすぐに見つかった。
しかし、どの場所も4月から解禁のようである。
3月は時期尚早なのか。
いや、実はそんなことはないのである。
ネットさんが言うには、アサリは冬だって取れるらしい。
そこで、潮干狩り可能な砂浜を探してネットの海を徘徊する。
ハルさんも連れて行くつもりなので、できれば人のあまりいないところがいい。

こんな感じの

すると、おあつらえ向きの場所が見つかった。
徳島県鳴門市。
高速料金の低額化のおかげで移動コストも抑えられる。
徳島ラーメンも魅力的だ。
ところで、潮干狩りで一番重要なのは潮の引き具合なのだそうだ。
潮見表を調べて決行日を3月最終週と定め、いよいよ鳴門へと旅立つ。

やっぱり、ボンゴレ・ビアンコ?
いやいや酒蒸しも捨てがたい。
おいしそうな魚が手に入ればアクアパッツアだって出来てしまうかも。

「ボンゴレ〜! ボンゴレ〜!!」

妄想にお腹を膨らませながら、私たちは鳴門の砂浜に到着した。
早速砂浜を掘る。
まだ潮が引ききってはいないため、海の中に立ち入り、海中の砂地へと熊手を振り下ろす。
下半身は海パン、上半身はダウンジャケット。

不恰好

なんともアンバランスな格好で掘る。
やっぱり、3月の海はまだ寒かった。
けれども、アサリさえ見つかれば寒さなど吹き飛ぶはずである。
体中に染み渡る冷気を堪えてざくざくと掘り続ける。
ところが、一向にアサリは出てこない。
辺りにはアサリと思しき貝殻が散乱しているというのに、肝心の本体は全くその姿を現さなかった。
熊手は空しく砂地をかき乱すだけであった。

こんなとき、ハルさんが「ココ掘れワンワン!」とアサリを見つけ出してくれればよいのだが、現実は3月の海と同じように冷たいものである。
ハルさんは楽しそうに海べりを走り回っているだけであった。

ニャハーッ

結局、1時間ほどの空しい作業を終えて、砂浜を後にする。
そのまま帰宅するのも何だか悔しいので、徳島ラーメンを食し、名産のレンコンや地元の醤油などを買って帰る。
入念にネット情報を調べて赴いたのだけれど、ネットさんもときには当てにならないことを思い知ることになった。
こうして徒労に終わった1日であったけれど、ハルさんの楽しそうに海岸を走り回る姿、生き生きとした表情を見ていると、少しは遠出した甲斐もあったかなと思い直す。

砂浜は楽しいです

地元で食べた徳島ラーメンはとても美味しかったし、レンコンに挽肉を詰めて焼いてみたら想像以上のいい味だった。
けれど、肝心のボンゴレはおあずけのまま。
食欲犬魔神の飼い主としては当然、このまま引き下がるわけにはいかないのである。

(たぶん)つづく。
posted by 飼い主YとM at 21:53| 兵庫 | Comment(1) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

お久しぶりです。

ずいぶん長い間、ブログを放置してしまい失礼しました。
コメントの返事もなかなかできず、申し訳ありませんでした。

ブログは更新できませんでしたが、ハルさんはいたって元気です。

ドロロン!

更新が滞っていた間にも、西宮に新しくできた阪急百貨店の「ハロードッグ」を訪問して、

百貨店にペットショップが設けられる時代になりました

室内ドッグランを初体験してみたり、

相変わらずの無駄走り

リン君ノアちゃん家と日生へ’かきおこ’を食べにいき、

旨かったです

近くの山で遊んだりと、

おそろいの服でキメていました

今までと変わらない生活を送っています。

今後もブログの更新が出来るかどうかわかりませんが、(謎の)新プロジェクトが進行中なこともあり、せめて月に1回くらいは(←目標低っ!)記事を書ければなと思っています。

なお、コメントのお返事がどうしても遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしてしまうため、コメント欄は閉じさせていただきます。

海にも行ってきました
posted by 飼い主YとM at 21:15| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

4th Birthday!(Y)

待たされ中

昨日、2月2日はハルさんの4回目の誕生日だった。
さすがに4回目ともなると、飼い主2人揃って危うく忘れそうになるところであったが、すんでのところで記念日を思い出し、ハルさんの大好物、肉を買って帰る。

これは!?

そして、この肉をジュウジュウと焼き、赤ワインとともに食す。
もちろん、飼い主たちが(←え)。

ウマイウマイを連呼し、ワインをぐびぐび飲んでいると、なんだか眠たくなってきた。
けれど、今日の主役はハルさんだ。
ハルさんより先にハルさんの誕生日のおこぼれにあずかった私たちが、何もしないまま眠りに落ちてしまっては申し訳がたたない。

そこで、Mさんが前日から水切りをしていたヨーグルト(←一応用意はしていた)をクリーム代わりにしてケーキを作り、

キャベツで作成したミントがアクセント

私は、ニコ村さんから頂いたドッグ用パンに肉をはさみ、ハンバーガーを作成する。

レタス代わりに入れたキャベツがアクセント(←さっきのミントを切り抜いた残りともいう)

こうして何とかメインディッシュとデザートを作り上げ、ハルさんにプレゼントしてみた。

嗚呼、野獣

もちろん、一瞬でカタがついたのは言うまでもない。
そして、なんだか空しい気持ちになったことも言うまでもない。

こんなガサツなハルさんであるけれど、今年もたくさんの方から誕生日プレゼントをいただいてしまった。

ずらり!

ニコ村さん、トモさん&なかみーさん、福さん、ありがとうございました。
ハルさんは自分のモノだというのが分かるのか、興味津々でテーブルの周りをぐるぐると巡っていました。

近頃、なんだか体毛が白っぽくなってきたような気がしますが、ハルさんはまだまだ元気いっぱい。

どりゃー!

4歳になったハルさんとともに、これからも笑顔で暮らしていければと思っています。

スマイル!

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posted by 飼い主YとM at 00:10| 兵庫 雨| Comment(44) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

ドッチ(M)

ある日の午後

ハルさんのブラッシングをし、歯磨きをし、オヤツをあげる。

歯磨きとオヤツが矛盾している気がしなくもないが、まあこれが我が家の日課である。
今日もブラッシングと歯磨きを終え、クッキーを握ってハルさんを見る。
ハルさんは既に万全の態勢(←オスワリ)でクッキーを待っている。

さ、来なさい

そこでふとイタズラ心が湧いてきて、両手ともに握りこぶしを作ってハルさんに言う。

「ハル〜、どっちかなー?」

ハルさんは答える。

(フガフガフガ……フガー!!)

こっちー!

ハルさんは右手を激しく突付き始める。
私は笑顔で右手を開く。

あれ?

「ウフフフ〜ハズレ!残念!!」

背中に手を回して、今度は右手にクッキーを隠す。
そしてふたたび両のこぶしを前に出す。

「ハル〜、どっちかなー?」
(フガフガフガ……フガー!!)

今度はこっちー!

ハルさんは左手を激しく突付き始める。
私は笑顔で左手を開く。

あれれ!?

「ウフフフ〜ハズレ!残念!!」

そして私は再び背中に手を回し、クッキーを右手に移す――。


5分後。



「……どっち」
(フガフガフガ……フガー!!)

「……ハズレ(ため息)」

ションボリ

私たちは暗黒の無限ループに陥っていた。

クッキーはヨレヨレ、手のひらは粉だらけ、飼い主のテンションはすでにダダ下がりである。
ハルさんのテンションはとくに下がっていないとはいえ(←あるイミ立派)、ひたすら交互にクッキーを入れ替えているだけなのに、なんという視野の狭さであろう。というか鼻はどこに置いてきたオマエ。

もう普通にあげてもよかったのだけれど、なんとなく意地になって再び両手を背中に回す。
するとハルさんが突然立ち上がった。何をするつもりか見ていると、フガフガと私の背に回ろうとするではないか。

ええい、こうなれば!

「ちょっと、何やってんの?!
 そんなズルして、犬として恥ずかしくないのアンタ!?」


思わず大きな声が出てしまう。
けれどハルさんは、その後も隙あらば背後にまわり込もうとする。まるで人のような動きである。
犬として当然の能力(鼻とか鼻とか鼻とか)を完全に無視してはいるものの、それなりに問題解決能力を備えた愛犬を褒めるべきか悲しむべきか、迷うところであった。

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2009年01月18日

年末の事件(Y)

容疑者というよりもう犯人

先日、子豚騒動が発端となり颯爽と登場した毛足の長いラグ(通称「長毛」)、実は既にリタイアしている。
デビュー後わずか1ヶ月足らず、あまりにも早い引退であった。

保温力の高い長毛のおかげで、めっきり寒くなったこの時期をぬくぬくと過ごしてきたというのに、愛しいあのヒトはもういない。
心も体も、ついでに懐も寒くて凍えてしまいそうだ。

……なあ、ハルさん?

なんでしょうか!?

そう、長毛をリタイアに追い込んだのは、ほかならぬこのコーギーだ。
長毛でもなく短毛でもない、中途半端な被毛を身に纏ったこの犬が、全ての元凶なのである。

足は半端なく短いが

ハルさんは、事もあろうか、長毛の上にオションをひっかけたのである。
ハルさんだって、いたく長毛を気に入ってゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ、ガツ!(←テーブルの角で頭をぶつけた音)としていたのに、なんてことをしてくれたのか。

これは気持ちがよいです

犯行は、恐らく丑三つ時に行われたと思われる。
長毛のうえでゴロゴロしていた私たちが体を覆っていたブランケットをそのまま放置していたのが悪かったのか、ハルさんはそのままブランケットにくるまってヌクヌクと寝ていたに違いない。

丑三つ時に目覚める。
何で目が覚めたのだろうかと考えるまもなく、下腹部のあたりからツンとした刺激がやってきた。
尿意だ。
いつものハウスで寝ていれば、トイレはすぐ近くにあるのだけれど、ここからはやや離れている。
強い眠気もあって、トイレまでの距離がものすごく遠く感じる。
ここを動くのもなんだか億劫だ。
えい。ここでやってしまおう。

ジョーーーーーー・・・・・・。

ふう、やれやれね。
ま、朝になってハウスに入っていれば、私の仕業とはまさか気づかれまいて。
フフフフフ。


ゴルア!!(←飼い主心の叫び)

オマエ以外にその辺で小便するようなヤツはこの家にはおらん!!
と、烈火のごとく叱り飛ばしたかったが、既に終わったことについて叱っても意味が無い。
泣く泣く後処理をする羽目になったのであった。

ブランケットに残ったオションの染みは洗濯することで綺麗になったが、長毛のほうは洗濯もできない。
仕方がなく、以前敷いていたラグを長毛と交換したのであるが・・・・・・。

なんだか涼やかですね

いかんせん夏用のラグだけあって保温力は皆無に等しい。
自前の毛皮を纏っているハルさんにとってはラグの保温力など大した問題ではないのかもしれないが、私たちは寒い寒い冬を過ごさざるを得ない状況に陥っているのだ。

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ようやく実質的な新年最初の記事を載せることができましたが、このような残念な話になってしまいました・・・・・・。
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2009年01月15日

あけましておめでとうございます(遅)

あけおめ!あけおめ!

ものすごく今更な感じがしますが、あけましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのかたがたに、ほんとうにお世話になりました。
夫も私もハルさんも幸せモノです。ありがとうございました。

さて、長らく放置していたブログですが、ふときっかけを失ってぼんやりしているうちに、1ヶ月も経ってしまいました。
ご心配をおかけしてしまったかたがた、ほんとうに申し訳ありませんでした。
夫も私もハルさんも、昨年と変わらず、元気に暮らしています。

これからも更新は多くはないと思いますが、楽しかったことや嬉しかったこと、ボチボチ書いていきたいと思っています。
コメントも、かならずお返事いたしますので、よろしければ気長にお待ちください。

それでは、今年も皆様やワンコたちに、よいことがたくさんたくさんありますように!
posted by 飼い主YとM at 23:02| 兵庫 曇り| Comment(17) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

ふたたび物語−後編−(Y)

10数年ぶりの出来事

再度山荘で美味しいスペアリブを堪能した後、私たちは再度公園へと向かった。
再度公園も期待通りの紅葉真っ只中である。

水面に映える紅葉

ぶらぶらと公園内を散策してみる。
山中の公園だけあって園内は起伏に富んでいる。
少々乱暴な言い方をすれば、ただの山道を歩いているだけのこともあった。
山の斜面でハルさんを放してみると、それはもう嬉しそうに辺りを走り回る。

イキイキ

短足のくせに(←失礼!)、斜面を上下するのが大好きなのだ。
公園内のあちこちで紅葉が燃えるような美しさを誇っていたので、斜面ランニングで意気上がるハルさんを添えて写真を撮影する。

ええ顔してくれてます

カメラを構える手にも力が入る。
ところが、やっぱりハルさんはカメラが嫌いらしく、何度も撮影しているうちにゴキゲンな表情は徐々に能面のような表情へと退化していった。

コマンドは完璧だけれど

これはいかんと、再びハルさんを斜面ランニングへと連れ出したのだが・・・。

そのさなかに背丈の低い草むらに突入したハルさんは、たっくさんの種を全身にまとわりつかせて帰ってきた(涙)。

ただいまです

泣く泣くハルさんの体にくっついた種を取り除く。
雑草の繁栄に貢献しすぎではないのか、ハルさん。

自然の摂理です

こうしてすっかり疲弊した飼い主とハルさんは六甲山系から神戸市街へと山をくだる。
当初は北野の異人館辺りを散策しようかと考えていたのだけれど、もうすっかり日も暮れようとしていたので、ハーバーランドへと向かう。
ハーバーランド内にある「DOG DEPT」のカフェでまったりと休憩し、暖かいコーヒーで冷えた体を温める。

ポテトは譲れませんでした

一方、飼い主から「雑草犬」とからかわれたハルさんは、山中でかなり疲れたのか店内ではぐったりしていたのだが、

ペタリ

優しい店員さんに可愛がってもらったことにより、随分と元気を取り戻していた。
そんなハルさんを車中において、私たちは夜のハーバーランドへと繰り出す。

カポー(カップル)だらけです

クリスマスを目前に控えて浮き足立つカポーに混じり、思い切って観覧車にも乗ってみる。
観覧車に乗るなんて十数年ぶりの出来事だったけれど、てっぺんから見る神戸の夜景は美しかった。

イルミネーションが煌く通り

車に三脚を積んでいたので、地上からも夜景を撮影してみる。

ベタな夜景

ハルさんも岸壁に連れてきてあげたけれど、モノクロの世界に生きるハルさんにとっては、この色とりどりの光は意味をなさないのだろう。
そういえば、今年は例年以上に紅葉を見に行ったけれど、あの色鮮やか
な景色もハルさんには見えないのだ。

なんだか残念だけれど、こればかりは仕方がない。

謎のシルエット

犬には人間以上の能力を誇る嗅覚だってあるのだから。
いや、ハルさんには何もないのか・・・・・・?

( ↑ 過去記事参照

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2008年12月06日

ふたたび物語−前編−(M)

ふたたび山にて

再度(ふたたび)山へ行ってきた。少し前のことである。再度山は六甲の山々のひとつである(らしい)。
山そのものに動機があったわけではなく、この山にある「再度山荘」という店でスペアリブが食べたかった。
オリジナルのタレに漬け込んで炭火でじっくり焼き上げるというスペアリブは、創業以来数十年、再度山荘の看板メニューとなっている。
確かに店のHPに掲載されている写真は、見ただけでヨダレが出るほど美味しそうである(←ハルさんと同レベル)。

あまりに無防備

というわけで2週間ほど前の休日、ハルさんを連れて再度山へ行くことになった。
再度山荘は六甲の国定公園内にあるので、どこから行っても山の中を歩くことになる。
JR元町駅からでも、徒歩40分程度のハイキングコースがあるそうだが、ハルさんを連れていたので車でモリモリと山道を登っていく。
途中、夜景の名所『ビーナスブリッジ』に寄って風景を楽しみ、恋人達がかける南京錠のためだけにできたオブジェ的なものをまじまじと見つめ、よくわからないポイントで車を止めて歩き出す。

夫がいうには、そのポイントから山に入るのが再度山荘にもっとも近いらしいのだが、私にはよくわからなかった。
でもまあこういうグルメ的な物事にたいする夫の嗅覚は並々ならぬものがあるので、ハルさんと一緒に黙ってついて行く。良妻である(←自画自賛)。

山道も、車道と同じく綺麗に整備されていて、(足の短い)犬連れでもとても歩きやすい。
空は晴れ渡り、木々の隙間から射す光が、紅葉をさらに美しく輝かせる。すばらしく気持ちのよいハイキングである。

楽しそうなハルさん

10分ほど歩いただろうか、目の前に「再度山荘」という大きな看板が出現した。
看板横の階段をさらに上っていくと、肉の焼ける香ばしい匂いが漂ってくる。

早く上へ行きましょう!

ハルさんとともにテラスの一画に腰を落ち着け、素敵ランチをウキウキと待つ。

またカフェマットから大幅にはみ出ている(涙)

テラスからは、明るい日光に照らされた美しい山肌が見える。待っている間も退屈しない。

ガラスに映える紅葉

前もってランチコースを予約していたのだが、まず最初にやってきたのは「香味野菜と海鮮の串焼き香草風味」である。
サラダとパンがついているが、このパンももちろん炭火で焼き上げたものだ。

これは旨そうです!

しかし。
ここへきて一つ問題が発生する。

「……あの、夫?」
「なに?」
「すごーく美味しそうやね」
「うん。それはもう」
「でも……なんか足りなくね?」
「……あー、何かわかるわソレ」

「……」
「……」

「すみませーん、生ビールくださーい!」

というわけでつい生ビールを注文してしまったが、残念ながら今日は車である。
夫婦どちらかはアルコールを控えなくてはならない。
協議の結果、夫が前日飲み会だったことが決め手となり、妻がアルコール権を獲得する(←良妻はどこへ)。

というわけで完全なハーモニーが成立したところでモリモリと食べ始める。
玉葱もウィンナーもパプリカもえびもパンさえも、香ばしくてとても美味しい。

「すみませーん、生ビールくださーい!ウフー」

ビールも進む(←良妻完全消滅)。
夫もいつのまにかノンアルコールビールを注文していた(←不憫)。

こりゃいい!

そうこうしているうちにメイン料理「炭焼きスペアリブ&炭焼きチキン」が登場する。

メインの登場です

これが。
これがもうホントに。

ヤバイくらいに美味しいのである。
ありきたりな表現しかできないのが申し訳ないのだが、表面はカリッと香ばしく、中はジューシーで柔らかい。
焼く前にじっくり漬け込まれるというオリジナルのタレも強すぎず弱すぎず、実に良い塩梅なのだ。
自他共に認める肉好きのワタクシだが、これほど美味しいお肉は人生でもそうそうお目にかかった事がない。
というわけでつい

「すみませーん、ギネスくださーい!ウフフフフフー」

ということになってしまった。帰りの山道を歩けるのかワタシ。

ギネスも置いてあるなんて素晴らしい

その後、心ゆくまで肉を堪能し(←骨からこそげとるのさえ楽しい)、食後のコーヒーをいただきながら、さらにサービスという焼マシュマロを楽しむ。

暖炉で焼く

マシュマロは苦手なのだが、暖炉の火で焼き上げると、表面はカリカリ中身はトロトロでかなり美味しくなる。
夫は「甘すぎてムリかも」と言っていたが、私にはとても美味しくて、ついオカワリしてしまった。

マシュマロの向こうに恨めしそうな目が・・・

食事中から夫が色々写真を撮っていたので、店の方から帰り際に「釜も撮ってくださいよ」といわれる。
つい最近完成した自慢の手作り石釜で、まだこれからいろいろ飾っていこうかと考えておられるという。

この日、初めて火を入れたらしいです

炭火のメニューだけでも十分満足できるけれど、さらに石釜のメニューが加わるのは、今からとても楽しみである。

石釜が素敵に飾り付けられる頃、また山道を通って遊びに行きたいものだ。

私もゴハン食べたかった・・・・・・・

【つづく】

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飼い主二人にとっては大満足な再度山荘でのランチでしたが、ハルさんは、美味しそうな肉の匂いが漂う中、悶々とした時間であったことでしょう。
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そして、ふたたび物語が後半へと続きます。
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posted by 飼い主YとM at 23:37| 兵庫 曇り| Comment(9) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする